法法 華華 経経 教学 学入 入門 門編 編 教 11 ※過去問題は繰り返し出される場合が多いので、しっかり押さえましょう。 にぜんきょう 問一、法華経について、次の各問いに答えなさい。 ❶釈尊の説いた経典のうち、法華経が、他の経典に比べて決定的に違うのはどんな点ですか。 ( ) ❷法華経以前の教え(爾前経)で成仏できないとされた衆生を三つ挙げなさい。 ( )( )( ) ❸戸田先生が「三種の法華経」と呼ばれた、正法時代の法華経、像法時代の法華経、末法の法華経 について、次の表の空欄を埋めて完成させなさい。 《教 主》 《説かれた法華経》 ・正法時代の法華経…( ア )――法華経二十八品 ・像法時代の法華経…( イ )――摩訶止観 (まかしかん) ・末法の法華経………日蓮大聖人―――( ウ ) ❹法華経について説明した次の文章の空欄に後の語群から適当な語句を選んで埋めなさい。 ひ ゆ ぼ ん に んき ぼ ん 【解答例】 問一 ❶万人の成仏を説く点 ❷二乗、女人、悪人 ❸ア釈尊 イ天台大師 ウ南無妙法蓮華経 【解説】 「 同じ法華経にも、 仏と、時と、衆生の機根と によって、その表現が違うの である」―戸田先生 しゃくもん ( 過去 類似出 題) ❹①c 迹 門 ②b本門 ③f諸法実相 ・法華経は八巻二十八品から成り立っていますが、天台大師は、この二十八品の前半十四品を ( ① )、後半十四品を( ② )と分類しました。前半十四品の中心的法理は、方便品で にしょさんえ ⑦g 霊 鷲 山 りょうじゅせん ⑧d虚空 しじょうしょうかく くおんじつじょう ④a二乗作仏 に じょ うさ ぶつ ⑤h久遠実成 ざ ぼさつ ぐつう ⑥o始 成 正 覚 え ゆ ほっけきょう 説かれる( ③ )であり、加えて譬喩品から人記品で( ④ )が説かれることで十界互具 ・一念三千の法理が明らかになります。また後半十四品の中心的法理は( ⑤ )であり、 これによって釈尊が今世ではじめて成仏したという( ⑥ )の立場が打ち破られました。 まっぽう ・法華経の会座では、( ⑦ )と( ⑧ )という二つの場所で、3回の説法の集まりがあり ほうとうぼん じ ますので、これを( ⑨ )といいます。( ⑩ )品からは釈尊の滅後末法の法華経の弘通 じゅりょう くおんじつじょう )会が始まります。( ⑬ )品から( ② )に入り、地涌の菩薩が ほっし ゆじゅつ にしょさんえ しょほうじっそう りょうじゅせん しじょうしょうかく ⑬k涌出 ⑭e寿量 ⑮i上行 ゆじゅつ をテーマに展開され、宝塔品からは空中に巨大な宝塔が浮かび、その中に( ⑪ )と( ⑫ ) ⑨l二処三会 ⑩j法師 ⑪m釈迦 ⑫n多宝如来 びょうざ の二仏が並座し( ⑦ ふぞく しゃくもん 出現したことを受け、( ⑭ )品では久遠実成が明かされ、如来神力品で( ⑮ )菩薩への 付嘱が行われます。 じょうぎょう 《語群》 a二乗作仏 b本門 c迹 門 d虚空 e寿 量 f諸法実相 g霊 鷲 山 h久遠実成 i上 行 j法師 k涌出 l二処三会 m釈迦 n多宝如来 o始 成 正 覚 p不軽 ❺次のア~クに最も関係の深い語句を後の語群から選んでその記号を( )の中に書き入れなさい。 ( 過去 類似出 題) ❺ ほうべんぽん けんほうとうぼん か んじ ぼ ん じゅうちゆじゅっぽん ア(f)イ(c)ウ(a) ア.方便品( ) イ.見宝塔品( ) ウ.提婆達多品( ) エ.勧持品( ) オ.従地涌出品( ) にょらいじゅりょうほん にょらいじんりきぼん や く お う ぼ さ つ ほ ん じ ほん エ(h)オ(b)カ(e) キ(g)ク(d) にょにんじょうぶつ じ ゆ ぼさつ しょほうじっそう ろくなんくい ふぞく さんるい こうせん る ふ ごうてき ずいほうびに カ.如来 寿 量 品 ( ) キ.如来神力品( ) ク.薬王菩薩本事品( ) くおんじつじょう 《語群》 a女人 成 仏 b地涌の菩薩 c六難九易 d広宣流布 ゆ ぼさつ しんじん ほ けき ょ う ほ けき ょ う しゅぎょう しゅっせ かんじん ほんかい にちれん そうらい いちもん あなかしこあなかしこ ひと ) くおんじつじょう ふ ぎょ うぼ さつ ❼a行者 b地涌の菩薩 c不軽 d不軽菩薩 e人の振る舞い f賢き gはかなき 浄行菩薩・安 立 行 菩 薩 あんりゅうぎょうぼさつ ⅲ上 行 菩 薩 →不軽菩薩 過去問題 上行菩薩・無辺行菩薩・ じょうぎょうぼさつ ⅱ始 成 正 覚 →久遠実成 しじょうしょうかく e久遠実成 f諸法実相 g付嘱 h三類の強敵 i随方毘尼 過去問題 一切の現象は 《過去問題》諸法実相について簡潔に説明しなさい。 (二〇〇四年初級・三級試験) すべて妙法蓮華経の現れ ( ) であるということ。(諸法 ❻次の各文章に、一か所づつ誤りがあります。その言葉を( )の中で修正しなさい。 とは一切の現象、実相と ⅰ.宝塔品では、宝塔の中の竜女が釈尊の法華経の説法の真実であることを証明します。( ) は、究極の真理であり妙法 しじょうしょうかく じょうじゅう ⅱ.始 成 正 覚 が説かれたことにより、仏界の 常 住 とともに九界の常住も明かされた。( ) 蓮華経を指す) じょうぎょう ぼ さ つ ❻ ⅰ竜女→多宝如来 じ ⅲ. 上 行 菩薩が一切衆生を礼拝しながら説いたのは「二十四文字の法華経」である。( 《過去問題》地涌の菩薩の導師である「四菩薩」の名前を書きなさい。 (1994年初級出題) ( )( )( )( ) こんど どうい ほ けき ょ う うやま ❼次の御文の(a)~(e)の中に後の語群から選んで適当な語句を書き入れなさい。 にちれん かんじん そうろう 信心をいたして法華経の( a ) 「いかにも今度・ にてとおり、日蓮が一門となりとおし たま いちだい 給うべし、日蓮と同意ならば( b ) たらんか」 ちく きょうしゅしゃくそん 法華経の修 行 の肝心は( c ) 「一代の肝心は法華経・ 品にて 候 なり、( d ) の人を 敬 いしは にん いかなることぞ、教 主 釈 尊 の出世の本懐は( e ) にて 候 けるぞ、穴 賢 穴 賢 、 ( f )を人といい( g ) を畜という」 《語群》 人の振る舞い 信者 行者 不軽菩薩 地涌の菩薩 賢き 寿量 はかなき おろか 不軽 神力 多宝如来 3 ゆたおんしつ き ょう めつ どご 2 日 日蓮 蓮大 大聖 聖人 人と と法 法華 華経 経 2 問二、❶「猶多怨嫉。況滅度後」について、次の問いに答えなさい。 (ア)法華経の何品に出てきますか。( ) (イ)「怨嫉」を簡潔に説明しなさい。 ( (ウ)御文の主旨を簡潔に説明しなさい。 ( ろくなんくい ❷「六難九易」について、次の問いに答えなさい。 (エ)法華経の何品で説かれましたか。( ) (オ)「六難」と「九易」のそれぞれから、知っているものを一つずつ挙げなさい。 「六難」…( ) 「九易」…( ) さんるい ごうてき ほ けき ょ う ただ G ) ) けんほうとうほん 【解答例】 問二❶ア法師品 イ反発・敵対のこと ウ釈尊在世よりも滅後末法 は激しい怨嫉を受ける ぞくしゅうぞうじょうまん ❷エ=見宝塔品 オ= (六難→)滅後に法華経を 説くこと、書くこと等 (九易→)乾いた草を背負 って大火の中に入っても焼 けないこと等 ❸カ=勧持品 しゅら か し かん しょうもん えんかく イ=摩訶止観 ❷ⅰ.地獄・餓鬼・畜生・ ま 問三 ❶ア=天台大師 キ= 俗 衆 増 上 慢 、 ❸「三類の強敵」について、次の問いに答えなさい。 どうもんぞうじょうまん せんしょうぞうじょうまん 道 門 増 上 慢・僣 聖 増 上 慢 (カ)法華経の何品で説かれましたか。(キ)「三類の強敵」を書きなさい。 ( )( )( ) 過去問題Ⅰ聖者のように せんしょうぞうじょうまん 装っている高僧で、悪心を 《重要過去問題》Ⅰ. 僭 聖 増 上 慢 について簡潔に説明しなさい。 (二〇〇四年初級・三級試験) 抱いて権力者を動かし、法 ( ) 華経の行者を迫害する者 Ⅱ.次の文中の( )に適切な言葉を書き入れなさい。 じょうぎょう げ ゆう ⅡA= 上 行 ・日蓮大聖人は、外用 外 じじゅゆうほうし (面の姿 は)地涌の菩薩の上首である( A )菩薩にあたりますが、 ごないしょう く おん がん じょ B=自受用報身 御内証 内 B )如来です。その御内証 (心の悟りの境涯 に)おいては久遠元初の( C=文永八年九月十二日 ぼんぷ きょうちゅう あらわ をご自身の凡夫の 胸 中 に 顕 されたのは、( C=年月日 )に起きた( D ) D=竜ノ口の法難 ほっしゃくけんぽん の時です。このことを( E )と言います。 E=発 迹 顕 本 ・大聖人が弘通された法は、釈尊の残した法華経28品ではありません。そのことを大聖人は、 F=末法 )なるべし」 G=南無妙法蓮華経 よ きょう 「今( F )に入りぬれば余 経 も法華経もせんなし、但( と仰せられています。 3 一 一念 念三 三千 千と と十 十界 界互 互具 具 3 問三、一念三千の法理について、次の各問に答えなさい。 ❶一念三千は、(ア)誰が、(イ)何という書の中で、体系化したものですか。 れんそしょうにん ⅱ そく ね は ん 即涅槃 ぼんのう ❻ⅰ=煩悩 ⅱ=生死 しょうじ ❷ⅰ.十界を書きなさい。( )( )( )( )( )( )( )( )( )( ) 修羅・人・天・声 聞・縁覚・ ⅱ.十界のどの衆生にも十界が欠けることなくそなわっていることを何と言いますか。 菩 薩 ・ 仏 ( ) ⅱ . 十 界 互 具 《重要過去問題》Ⅰ ⅰ.次の文を完成させなさい。 (二〇〇四年初級・三級試験) 過 去 問 題 Ⅰ ⅰア=互具 「一念三千は、十界( ア )と十如是と( イ )を総合したものです」 イ=三世間 ⅱ.十如是をすべて挙げなさい。 ⅱ.如是相 如是性 ( ) 如是体 如是力 如是作 Ⅱ 十如是に関する次の文の( )の中に正しい言葉を書き入れなさい。 (1994年初級出題) 如是因 如是縁 如是果 十如是のうち、諸法の機能面に関するものが如是(a)・如是(b)・如是(c)・如是(d)・ 如是報 如是本末究竟等 如是(e)・如是(f)の六如是で、諸法の本体面を表しているのが如是(g)・如是(h)・ Ⅱa力 b作 c因 d縁 如是(i)の三如是です。そしてそれらが地獄界ならば地獄界、仏界ならば仏界として一体性 e果 f報g相 h性 を保っていることを如是(m)といいます。 i体 m本末究竟等 ごおんせけん ❸三世間を書きなさい。( )( )( ) ❸五陰世間、衆生世間 ❹次の表は、法華経以外の諸経と法華経の成仏観を、それぞれA、B、Cの視点から違いを対比 国土世間 したものです。この表の空欄を埋めて、表を完成させなさい。 《法華経以外の諸経の成仏観》―A「仏という特別な存在に成ること」 ―B悪人は善人に、女性は男性に生まれ変わってから成仏 ❹ りゃっこうしゅぎょう ―C 歴 劫 修 行 (何度も生まれ変わってから成仏) a=開く b=即身 《法華経の成仏観》――――――A「仏という生命を a こと」「成は a 義なり」 c=一生 ―B凡夫が凡夫のままで成仏= b 成仏 ―C c 成仏 ❺日寛上人が述べた次の御文の( )の中に適当な語句を書き入れなさい。 しんじゅ なむみょうほう れんげきょう とな たてまつ ❺ 「我等この( イ )を信受し南無妙法蓮華経と唱え 奉 れば( ロ )即ち一念三千の本尊、 イ=本尊 ロ=我が身 そく ぼ だ い 即菩提 蓮祖上人なり」 ❻悩みや迷いを断ずることなく直ちに仏の境涯を開くことを表わす次の言葉を完成させなさい。 ⅰ 4 じゅ ゅじ じそ そく くか かん んじ じん ん じ ゅ じ そ く か ん じ ん じ 受持 持即 即観 観心 心 4 御 御本 本尊 尊と と受 4 ア にちれん なり日蓮がたましひは か いんが あらわ ゆず ウ あた たてまつ たま を譲り与え給う」 エ しん せ たま ほとけ み こころ ) す、我等この五字を オ に・すぎたるはなし」 をすみにそめながして・かきて 候 ぞ信じさせ給へ、 仏 の御 意 は そうろう 問四、❶次の各御文の( )の中に適当な言葉を書き入れなさい。 (過去類似出題) A「 イ いんぎょうかとく じねん はた あらわ の旗じるしとして 顕 し 奉 るなり」 カ B「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に ほっけ キ すれば自然に彼の因果の C「法華 はた え かい え )本門です。 ぐそく 【解答例】 問四、 ❶ア=日蓮がたましひ イ=法華経 ウ=南無妙法蓮華経 ぐつう エ=具足 オ=受持 カ=功徳 かんじん キ=弘通 ❷御本尊 めいそう ❷Cの御文の「旗じるしとして 顕 し」たものは、何ですか。 ( ❸次の各文章の( )の中に適当な言葉を書き入れなさい。 そく ほどこ の( ケ )によってなされるのです。この法理を「 ( ケ )即( ク ) 」 といいます。 ◇日蓮大聖人の仏法は、成仏するために必要不可欠な根本法である仏種を説くので、 ほうり ( ク )の修行によっていましたが、日蓮大聖人の仏法では南無妙法蓮華経 なむみょうほう れんげきょう ◇成仏のための修行は、これまでの仏法では、瞑想して自身の心を見つめていく ❸ク=観心 ケ=受持 サ=下種 シ=脱 ス=本尊 セ=題目 ソ=文底独一 じゅくやく たいとく じょう その利益を( サ )益といいます。一方、釈尊の教えは、過去に 施 された仏種を さ んだ いひ ほう 成熟させ、成仏に至らせる 塾 益 ・( シ )益の教えにとどまります。 さんがく ◇三大秘法は、仏道を志す人が学び、実践し、体得すべきものとされた戒・ 定 ・慧の じょう 三学に準じて、三つに分けて説かれたものです。三大秘法のうち、本門の戒壇が戒、 ソ 本門の( ス )が 定 、本門の( セ )が慧にあたります。ここで言う「本門」は、 もんじょう 法華経28品の 文 上 の本門ではなく、日蓮大聖人が明かされた( じ ゆ ゆ じ ゆ じ ごしょ 地涌 涌の 5 地 の使 使命 命と と実 実践 践 5 にどう そうろう ほっけぐつう いちもん い っ く ❷ⅰ.ア=法華弘通 イ=大願 ⅱ.ウ=仏法 エ=信心 ほうぼう オ=一文一句 ⅲ.カ=謗法 だ い ば だっ た ❸A.a善知識 b善知識c=強敵 ごうてき 問五、❶「御書」について、次の各問いに答えなさい。 問五、 ご ろうそう ❶a日興上人 a.日蓮大聖人御入滅後、五老僧が御書をないがしろにしたのに対し、大聖人の著作を b立正安国論、開目抄など 「御書」と呼んで最も尊重した人は誰ですか。その名前を書きなさい。 (過去類似出題) c御書の刊行を禁止する院達を出し ( ) たこと又は十四か所に及ぶ御文の b.御書の十大部のうち、知っているものを二つ挙げなさい。 削除を通達したこと ( )( ) d戸田城聖第二代会長 ほうぼう こ う い ほつがんしゃ c.日蓮正宗宗門が戦時中に軍部権力の弾圧を恐れてなした謗法行為を一つ挙げなさい。 ( ) d.昭和二十七年四月二十八日に創価学会から発刊された「日蓮大聖人御書全集」の たいがん 発願者の名を挙げなさい。 ( ) ❷次の御文の( )の中を埋め、御文を完成させなさい。 (過去類似出題) ぎょうがく ⅰ「大願とは( ア )なり」 「願くはわが弟子( イ )ををこせ」 きょうけそうら ⅱ「 行 学 の二道をはげみ 候 べし、行学たへなば( ウ )はあるべからず、 たも 我もいたし人をも教化 候 へ、行学は( エ )よりをこるべく候、力あらば ( オ )なりともかたらせ給うべし」 提婆達多がなぜ第一の善知識 【 解説】 せ たず になるのかといえば、強盛な信心を奮 ⅲ「( カ )を責めずして成仏を願はば火の中に水を求め水の中に火を尋ぬるが ごと い起こして、魔を魔と見破ればもはや 如くなるべしはかなしはかなし」 魔ではなくなる。むしろそれを乗り越 ❸A.次の御文の( )の中に適当な語句を書き入れなさい。 えるために境涯を一段と高めていけ 「されば仏になるみちは( a )にはすぎず」 る。つまり強盛な信心さえあれば、悪 し ゃ か にょらい おん だ い ば だっ た 「釈迦如来の御ためには提婆達多こそ第一の( b )なれ、今の世間を見るに人を 知識も善知識に変えていけるのです。 よくなすものはかたうどよりも( c )が人をばよくなしけるなり」 B.涅槃経には、悪象よりも悪知識を恐れよと説かれています。その理由を簡潔に 述べなさい。 ) ( B.悪象に殺されても肉体が破壊さ れるだけで自身の心までは破壊され ないから三悪道に堕ちないが、悪知 識に心を破壊されたら三悪道に堕ち る原因を作ることになるから。 5 ずいほうびに ❹「随方毘尼」について、その意味を簡潔に説明しなさい。 ( か ばんき しゅう ) ) 重要過去問題 ①次の文の( )の中に適当な語句を書き入れなさい。 (2000年初級試験) ・「物質面・肉体面の働きと精神面の働きが不二であることを( a )不二 といいます。また、環境・国土と主体が不二であることを( b )不二と いいます」 ②次の御文の( )の中に、「依」または「正」の字を書き入れなさい。 ・「( )報は影のごとし( )報は体のごとし・身なくば影なし ( )報なくば( )報なし」 6 日 日顕 顕宗 宗を を破 破す す 6 し 問六、久遠元初の「三宝」を挙げなさい。 (1994年初級試験類似問題) 仏宝( ) 法宝( ) 僧宝( 問七、❶次の御文を読んで後の問いに答えなさい。 ほ けき ょ う せ んま ん ぶ よ しょしゃ いちねんさんぜん かんどう え ひと 「如かず彼の万祈を 修 せんよりは此の( ア )を禁ぜんには」( 立正安国論) だいぜん ほ けき ょ う かたき そうい かま これ もち べ こと 「いかなる大善をつくり法華経を千万部読み書写し一念三千の観道を得たる人 かたき なりとも法華経の 敵 をだにも・せめざれば( イ )ありがたし」 ⅰ.御文の( )の中に適当な語句を書き入れ御文を完成させなさい。 ほ けき ょ う いえど ⅱ.文中傍線の「法華経の 敵 」について、(A)日蓮大聖人御在世当時と、 (B)現代のそれぞれの時代で該当する人物の名前を書きなさい。 (A)日蓮大聖人御在世当時…( ) (B)現代…( ) ❷次の御文を読んで後の問いに答えなさい。 かんず た かんず つ ) ) ) ) 「時の貫首為りと 雖 も ( ア に )相違して イ ( を )構えば之を用う可からざる事」 ⅰ.御文の( )の中に適当な語句を書き入れ御文を完成させなさい。 ⅱ.この御文の著者を書きなさい。( ) ご ぎゃくざい ⅲ.文中傍線部分の「時の貫首」を簡潔に説明しなさい。 ( ) ⅳ.この御文の主旨から、日顕宗の法主絶対論を破折しなさい。 ( ❸日顕の大罪について、次の各問いに答えなさい。 ほ けき ょ う ⅰ.日顕が犯した最大の罪を、五 逆 罪の中から挙げなさい。( ⅱ.日顕宗が邪教化した最大の要因と言える邪義一つ挙げなさい。( ⅲ.またその邪義を簡潔に破折しなさい。 ( ❹次の御文を読んで後の問いに答えなさい。 エ )と 「日本国の( ア )に法華経を信ぜしめて仏になる( イ )を継がしめん とする」 ⅰ.御文の( )の中に適当な語句を書き入れなさい。 ⅱ.日顕宗の法主信仰の根拠となっているものを挙げなさい。 ( ) ⅲ.日蓮大聖人の仏法における「血脈」とは何ですか。 ( ) ⅳ.大聖人の僧俗の平等観を説かれた次の御文の空欄を埋めて完成しなさい。 なんにょそう に 「此の世の中の男女僧尼は( ア )べからず」 「僧も(イ)も尼も(ウ)も一句をも人に語らん人は( 見えたり」 ずいほう 【解答例】 ❹成仏・ 不成仏という仏法の根本の法理に 違わない限り各国・ 各地域の風俗や習慣等 を尊重し、それに従うべきであるということ び に 随方」 【解説】 「 とは地方の風習に従うことで 「毘尼」 とは戒律。 重要過去問題 ①a=色心 b=依正 ②依 正 正 依 ぎ 問六、仏宝=日蓮大聖人 法宝=南無妙法蓮華経の御本尊 僧宝=日興上人 問七、❶ ⅰ.ア=一凶 イ=得道 ⅱ.A=極楽寺良観 B=日顕 こ にっこうゆいかいおきぶみ ❷ⅰ.ア=仏法 イ=己義 ⅱ.日興上人 ※(書名 )日興遺誡置文 は わ ご う そう ⅲ.時の法主のこと ⅳ.この御文は、法主であっても仏法に 反して自分勝手な主張をする場合が あるので、絶対視してはならないこと を明言しており、法主絶対論はこれに 違背している。 ❸ⅰ.破和合僧 ⅱ.法主信仰の邪義 ⅲ.法主が大御本尊と不二の尊体である とし、御本尊に法主を加えて「根本の二 つに対する信心が絶対」としているのは、 大聖人の御本尊根本の信心に背く邪義で ある。 ❹ ⅰ.ア一切衆生 イ血脈 ⅱ.法主から法主にだけに伝えられると する神秘的血脈観 ⅲ.「信心」のこと。 ⅳ.ア=きらう イ=俗 ウ=女 エ=如来の使い 《教学に関するご指導》★受験者の皆さまは、特に青年部の諸君は、 「もうこれ以上勉強できない」というくらい学んでほしい。 その「限界を破る」挑戦が、一生涯の宝となって光っていく。先輩方も「 『広布の次の五十年』を切り開くのだ」という思いで、 全力で応援し、力ある広布の人材を育成していただきたい。 ★研鑽にあたっては、ぜひ、 「直接、御書を繙 ひ(もと く)」ことを心がけてほしい。講義録や解説などは、あくまで補助にすぎ ない。御書の本文も読まずに「わかったつもり」になることが一番怖い。少々苦労しても、王道を行くことだ。直接、御書 と格闘する刻苦奮闘こそが、信心の合格者への大道である。 (随筆・人間世紀の光九九から) 【試験当日の心構え】●当たらずといえども遠からず。知っていることは全部書いて来よう。 ●漢字がわからない時はひらがなで書く。 ●最後まであきらめずに頑張れば思い出すこともある。 6
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