平成25年度豊島区立文成小学校 教育課程より抜粋

平成25年度豊島区立文成小学校 教育課程より抜粋
第1表
学校名
豊島区立 文成 小学校
1 教育方針
(1) 教育目標及び教育目標を達成するための基本方針
人間尊重の精神を基本とし、「豊島区教育ビジョン2010」の実現に向け、心
身共に健康で、広く国際社会を担う人間性豊かな児童の育成をめざすために次の目
標を設定します。
教育目標
みんな考えて(自ら考え、創造する喜びをもつ個性豊かな子供)
○みんななかよく(思いやりの心と広い視野をもって行動する子供)
みんな元気に(明朗で心身ともに健康な子供)
学校は、児童に人間として生きていく上で必要な力を身に付けさせる人間教育の
ためにあります。そのために「豊島教員ミニマム」を常に携帯し毎日読み、教職員
一丸となって教育に当たります。本校は公立学校として、長期的に継続可能な方策
を推進するとともに、児童のために全力を尽くします。さらに、学習指導要領の具
現化のために、児童にかかわる時間や授業時数の確保に努め、児童に向き合い「生
きる力」を育てる教育活動を進めていきます。また、「豊島の子七か条」を校内の
各所に掲示し、学級指導を行うことを通して、豊島の子であることの自覚をもたせ
ます。
○ねらいを明確にし、教育活動全体を通じて体系的・計画的に、防災教育を行いま
す。その際、家庭や地域との連携を図り、効果的に推進します。地域防災訓練に
は、児童全員が参加します。
○「としま土曜公開授業」を始め、学校公開の仕方を工夫・改善して実施すると
ともに、保護者による授業評価等の学校評価を充実させます。さらに、学校・
保護者・地域が共に児童を育てていこうとする意識を高めるため、より開かれ
た学校づくりを目指します。
○学習に向かう児童の目が輝いていなければなりません。そのためには、まず授業
教育目標を
の充実が必要です。確かな学力を身に付けるために、基礎・基本を重視し、学ぶ
達成するため
意欲を高めることのできる分かる授業・魅力ある授業を日々実践します。そし
の基本方針
て、教師が教育者としての誇りをもち、研究・研修を充実し、保護者や地域の人
々に学校を開き情報を発信する中で、どんな時にも全教職員が学び合い、高め合
い、児童のためによりよい教育活動の創造に努める、活力のある学校づくりを目
指します。
○児童一人一人の学力定着を図るために、基礎的・基本的学習内容の定着を土台に
した学力の向上を目指し、「授業改善推進プラン」を十分活用し、指導方法・指
導体制・指導の場の工夫などを行い、個を生かした魅力ある授業を進めます。
○児童の学習に対する興味・関心を喚起し、主体的に学習に取り組む態度を養うた
め、体験的な学習や問題解決的な学習を積極的に取り入れることにより、思考力
・判断力・表現力を育成するとともに、多様なICT機器の活用による効果的な
学習過程や評価方法を工夫し、情報活用能力や情報モラルの育成に向けた指導の
改善を図ります。
○国語教育における基礎・基本の定着と、コミュニケーション能力を育成するた
めに、教育活動全体を通して言語活動を充実させます。
○今年度をもって閉校し、池袋第二小学校と統合するため、児童相互の心の結び付
きを重視する見地から、「みんななかよく」を重視し、人と豊かに関わり、共に
楽しく生活が送ることができる力をもった児童を育てます。そのために、教育活
動を充実させる中で好ましい人間関係や信頼関係を構築させます。また、特別支
援教育を意図的・計画的に進めるとともに、教育相談を重視し、児童の悩みや問
題に迅速・的確に対応する全校体制を確立します。さらに、協力・協働が必要な
学習や活動を意図的に計画し、実践を通して互いのよさを認め合う心を育てま
す。一方、新校の立ち上げに向けて、教員が知恵を絞り教育計画の作成に当たり
ます。
○自他の命を大切にし、規範意識を身に付け、正しい行動を進んで行う児童を育て
るため、心の育成を重視した教育活動を充実させます。そのために、道徳の時間
はもとより、日常より道徳教育を重視し、道理をわきまえた言動を身に付けさせ
ます。また、学級経営を基盤とした実践的生活指導を行い、児童に望ましい生活
習慣や学習規律を身に付けさせます。さらに、集団行動の仕方を身に付けさせる
指導を通して、秩序ある集団活動ができ安全に高い関心をもつ児童を育てます。
○児童に体力の必要性を理解させるとともに、体力向上の効果を実感し進んで体力
づくりに努める児童を育てます。そのために家庭との連携を図ります。
○健康な心身の発達のために、自分の心や体に関心をもち、自ら進んで健康な体づ
くりに努められるよう、食育を重視し家庭と連携をしながら食への関心の高い児
童を育てます。
○特別支援教育コーディネーターを中核とし、配慮を要する児童への指導や個別
の教育支援計画及び個別指導計画の作成及び指導の共通理解を図る等、特別支
援教育を全教職員で意図的・計画的に推進します。
(2)
本校の教育の特色(特色ある教育活動、家庭・地域との連携など)
「豊島区教育ビジョン2010」の趣旨を生かし、本校の特色ある教育活動を推進します。ま
た、一人一人の児童の力を引き出し、それを鍛え、さらに、発揮できるよう、魅力ある教育活動
を展開することを目指します。そのために、教職員が児童に向き合う時間を確保するとともに、
児童の実態に即した教育活動を意図的・計画的・継続的に行います。また、社会の変化や保護者
の要請を把握し、それに応える誠意ある学校経営を進めていきます。
○文成小学校の閉校にあたり、閉校式の準備を通して文成小の歴史を振り返り、全校児童が文成
小学校に誇りと感謝の気持ちをもつことができるような取組を工夫していきます。
○地域の人材を発掘した「文成小授業協力者リスト」を活用し、体験学習を重視した学習活動を
行います。また、読書ボランティアなど家庭の協力を得て教育活動を充実させます。
○学習習慣を確立し基礎学力を身に付けるため、毎日10分間の「基礎学習の時間」を設定し、
漢字の読み書きの練習や音読・朗読、及び算数の計算練習等を行い、家庭との連携を図りま
す。特に、「文成小家庭学習のすすめ」を活用し、家庭学習を推進します。
○昨年度より小中一貫連携教育推進校として豊島区教育委員会研究指定を受けていることを踏ま
え、校内研究と一体化させて研究を推進していきます。
○理科・生活科の時間の充実を目指し、区内の大学や企業との連携を継続・推進します。また、
教科の教育と関連させ、児童が環境に関心を高めるために、総合的な学習の時間でキッズISO
の取組を行うと共に、地球温暖化防止(CO2削減)に向けた活動及び緑のカーテンの活動・エコ
キャップの回収活動を行い、環境教育を推進します。
○個に応じた学力の向上を目指し、放課後には「午後学習」を行います。また、夏季休業中に、
全学級共に3日間の「補習」を実施します。
○ユネスコスクールへの加盟を視野に入れ、藍染めを中心としたESD教育を推し進めます。
○児童に正しい心のあり方を身に付けさせるため、道徳教育推進教師を中心として、問題意識を
もたせる指導の工夫により、授業の充実・改善を図ります。また、道徳授業地区公開講座で
は、保護者や地域の人々と道徳教育のあり方を共に考え、児童の道徳性及び実践力の向上を目
指します。
○お年寄りの皆様との交流を図るため、おたっしゃ給食に給食委員会の子供たちが参加します。
○「一人一鉢栽培活動」を通して、自然を愛する心豊かな児童を育てます。人権の花の栽培も行
います。
○8時25分から8時40分までの15分間の豊島区教育委員会推薦図書120冊を活用した
「朝読書」を週3回実施するとともに、各学期に「読書旬間」「ブックフェスタ」を設定した
り、保護者等による読み聞かせ活動等を、意図的・計画的に実施したりするなどして、読書に
親しむ心豊かな児童の育成を図ります。
○JRC(青少年赤十字)に加盟したことを受け、その一員としての活動を広げていきます。
○毎月一~二回の音楽朝会により、内容をこれまで以上に充実させること、また、隔年で二学期
に音楽会を実施することにより、歌と音楽を愛する児童を育てます。
○異年齢集団活動の中での関わりを通して、好ましい人間関係の育成を目指します。そのため、
年一回の「文成まつり」を始め、縦割り班遊びや交流給食を定期的に実施します。
○児童と教師の信頼関係や学級集団の好ましい人間関係の確立を目指すため、日常的なふれ合い
の他に、隔週の金曜日の休み時間に子供と教師全員による「みんなで遊ぶ日」を設定します。
○体力向上をめざし、「一校一取組」運動として、二学期に「文成持久走記録会~走れ文成ジャ
パン~」に取り組みます。休み時間には、一定期間、「走れ文成ジャパンタイム」を設け、全
校で持久走に取り組みます。さらに、運動会(一学期)、親子新体力テスト(一学期)、文成
水泳記録会(二学期)、なわとび月間(三学期)を実施します。また、毎月一回行う体育朝会
を有効に活用し、意欲的に体力づくりをする児童を育てます。
○健康な体つくりに関心をもたせるために食育指導を推進し「給食月間」に取り組みます。
○児童の抱える心配や悩みに対応するため、全教員が対応する「ニコニコ相談室」を、放課後等
を活用して常時開設する等、いつでも相談できる環境をつくります。
(3)
幼小中一貫教育連携について
○「小中の連携を通して、確かな学力の定着と豊かな人間性の育成を目指す」を研究テーマに、
池袋中学校を基軸に、池袋第一小学校・池袋第二小学校・文成小学校の4校で、豊島区初の併
設型校舎における小中一貫連携教育を推進していきます。義務教育9年間の「学びの連続性」
「育ちの連続性」を考慮し、「小中一貫教育連携プログラム」を作成します。
○「4校合同ごみゼロデー」「4校合同挨拶標語作り」「4校合同いじめ防止アピール」などに
取り組み、豊かな人間性の育成を目指します。
○校内でもこれを研究テーマとし、算数・道徳・総合的な学習の時間を軸に研究を推進していき
ます。
第2表の1
学校名
豊島区立
文成 小学校
2 指導の重点
(1) 各教科、道徳、外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動
各教科
道
徳
○文部科学省・東京都・豊島区の学力調査等を基に、学力向上への課題解決に向け
た授業改善推進プランに基づき、各教員が授業改善プランの実践改善報告を作成
します。さらに、各教員の「週の計画・報告」を充実・徹底させ、分かる授業・
楽しい授業を進めます。
○国語科を中心として、記録、要約、説明、論述等の多様な言語活動を積極的に教
科等の学習に取り入れ、互いに関連させながら思考力、判断力、表現力を育てま
す。また、伝統や文化に関する教育の充実を図っていきます。
○豊島区教育委員会作成の「国語力向上キット」の活用により、学習状況をより丁
寧に把握するとともに、学習計画の充実・改善を図ります。
○思考力や判断力や表現力を伸ばすために、実生活に生きる問題解決学習を各教科
で積極的に取り入れます。
○個に応じた指導を推進し、基礎的・基本的内容の定着を図るために、算数指導に
おいて、1・2学年ではティーム・ティーチング、3・4・5・6学年では少人
数指導を実施します。また理科の指導においては、3・4・5・6学年でティー
ム・ティーチングによる指導を行い、理数教育の充実を図ります。さらに、体育
科の指導においては、全学年を通してティーム・ティーチングによる指導を行
い、体力向上を目指します。
○授業公開や自己評価・授業診断を行うことで授業改善を図るとともに、学習後の
評価を適切に行い、授業と評価の一体化により、授業の質の向上を図ります。
○体育科の学習との関連を重視し、「がんに関する教育」「薬物乱用防止教育」の
指導の充実を図ります。
○6年生は、社会科の政治学習との関連から「租税教室」を実施し、税に関する関
心を高めます。
○各教科の指導においては、多様なICT機器を活用し、分かりやすい授業の工夫
により学習効果を高めます。
○道徳の指導を充実するために、「道徳教育の全体計画」に基づき、道徳教育推進
教師が中心となり、全教職員で組織的・継続的に道徳教育を推進します。今年度
は特に、効果的な資料の活用に焦点を当て、研究を進めていきます。なお、本年
度は、低学年では、気持ちのよいあいさつ、言葉遣いなどに気を付けて、明るく
接すること、中学年では、友達と互いに理解し、信頼し、助け合うこと、高学年
では、謙虚な心をもち、広い心で自分と異なる意見や立場を大切にすることを指
導の重点とします。
○豊かな心をもち、自ら正しい判断と行動ができる児童を育てるため、感動を与え
る教材を吟味し、児童が確かな問題意識をもち、道徳的価値について考えること
のできる授業の充実・改善を図ります。
○全教育活動を通して、児童に、人間尊重の精神や自然・生命に対する畏敬の念を
養い、社会のために尽くそうとしたり、自然を愛護したりする実践力やコミュニ
ケーション能力を育てます。
○道徳的実践力を育てるために、高齢者や障害者、また、幼稚園児及び保育園児と
の交流や地域清掃、宿泊行事など、さまざまな体験活動を行います。
○道徳授業地区公開講座を通して、保護者や地域との連携を深めながら、よりよい
道徳教育のあり方を追究します。
○児童が、自分を見つめる機会の一つとして「心のノート」(文科省)の活用を図
ります。
○「朝読書」「ブックフェスタ」「読書旬間」を通して、豊かな心を育てます。
○自然や生命を大切にする児童を育てるために、理科・生活科・総合的な学習の時
間との関連を図りながら、「一人一鉢栽培活動」を行います。
外国語活動
総合的な
学習の時間
特別活動
○児童が、積極的にコミュニケーションを図ったり言語・文化に対する理解を深め
たりするため、その発達段階に応じた外国語活動を行います。その際、
低学年では、人と主体的に関わる児童、
中学年では、互いに英語で考えを伝え合う児童、
高学年では、豊かな国際性を身に付ける児童の育成を目指して取り組みます。
○クラスルームイングリッシュを教室に掲示し、環境を整えます。(Look at me.
Please. Thank you.など)
○ALTを交えた学級活動等日常表現の機会を実施する場の設定をします。
「豊かな関わり」を視点とし、地域の文化や自然を取り入れた学習、国際理解、
福祉・ボランティア学習などを通して、児童に、「課題を設定する力」「情報を収
集し、整理分析する力」「表現する力」など、主体的に問題の解決や探究的な活動
に取り組む資質や能力を育てます。また、学習のねらいや到達目標を明確にして進
めるために、評価規準を作成し、指導します。
○名称を「生き生きタイム」とします。
○具体的な活動や体験を通して、考え方・生き方を学ぶため、各学年で身に付けた
基礎的・基本的な力を基にした探求的な学習を展開します。
○総合的な学習の時間の具体的な活動により、中学年では、「解決の見通しをもっ
て、事象を比較したり、関係付けたりする力」を、またそれを受け、高学年では
「問題状況に応じて、事象間の因果関係を分析したり、推論したりする力」を育
成します。次に、育てたい子供像を挙げます。
3年:友だちや地域の人とのふれあいを通して、様々な人と積極的に関わり、
コミュニケーションを図る子供
4年:友だちや地域の人とのふれあいを通して、自己と相手を認め、良さを発
見し、様々な考えができる子供
5年:周りの人や地域の人と積極的に関わり、新しいことにチャレンジする子
供
6年:周りの人や地域の人と積極的に関わり、自己を表現できる子供
○伝統や文化を大切にする教育・環境教育・国際理解教育・人権教育・キャリア教
育・防災教育を柱としてESD(持続可能な教育)に取り組んでいきます。
○情報教育については、計画的にタッチタイピングの検定に取り組ませると共にイ
ンターネットの活用などを通してメディアリテラシーと情報モラルを育てます。
○地域の高齢者・障害者・異学年や、留学生との交流、異年齢児との交流、植物の
栽培活動などの人と関わる体験活動を通して、児童の人間力を育てるとともに、
自尊感情や相手意識をもち、豊かなコミュニケーションができる児童の育成を目
指します。
○教科・道徳・特別活動との関連を図り、児童に、地域の人材や環境と関わりなが
ら、「生命尊重」を柱に、食・環境・福祉・情報・国際理解を中心題材にした主
体的な学習に取り組ませます。
○JRCの一員としての活動を広げるため、JRC委員会を発足させ、憲章の精神
を理解し、思いやりの気持ちを育てます。
○異年齢学年の交流を目指した縦割り班の活動を充実させ、好ましい人間関係や仲
間と共に生きることの素晴らしさを体験させます。
○児童と教師、及び児童相互のふれ合いを重視した学級活動や集団活動を進め、互
いに協力し、よりよい生活を築こうとする心と態度を育てます。
○クラブ活動(年間14回・各60分)により、自主的・実践的態度を育てます。
ESD教育の視点・池二小の伝統を引き継ぐ視点からクラブでも藍染めを行いま
す。
○児童集会や読み聞かせ集会などの集会活動、遠足、及び移動教室などの学校行事
では、児童の体験を豊かにするとともに参加への意欲を高め、自発的な活動が展
開できるようにします。
第2表の2
学校名
豊島区立
文成小学校
(2) 生活指導、進路指導
生活指導
進路指導
○基本的生活習慣や規範意識を身に付け、きまりを守って学校生活を送ることが
出来る児童を育てるため、進んであいさつすることやはき物をそろえること等
の礼儀作法をしっかりと身に付けさせるとともに、学年・学級経営を基盤とし
た生活指導の充実を図ります。そのために、代表委員会・JRC委員を中心に
あいさつ運動に取り組み、あいさつ月間には、全教員が校門付近に立って率先
してあいさつの指導をします。
○生活指導主任は、全校朝会で月1回以上話し、児童の生活習慣の向上を目指し
ます。
○安全指導計画に基づき、学校内外で安全な生活が送れるよう指導の徹底を図り
ます。
○毎月の避難訓練を危機感のある内容とし、安全迅速に避難できる体制を作り、
自分の命を守ることの大切さを指導します。
○教師と児童の心のふれ合いを大切にし、児童が、よりよい生活を築くことので
きるよう、信頼関係を確立します。
○児童に、いじめや不登校のない充実した学校生活を送らせるため、児童に対す
る日常的な観察と指導の徹底を軸として校内の教育相談機能を充実させるとと
もに、スクールカウンセラーの活用に努めます。また、実態調査を行うととも
に、「ふれあい月間」・生活指導夕会(週一回)・生活指導全体会(年間六回)を実
施し、児童の抱える問題解決に全校体制で取り組みます。さらに、必要に応じ
て本校の学校サポートチームと連携し、学校の主体性を発揮して問題の早期解
決を図ります。
○児童の抱える心配や悩みの早期発見・早期対応をするため、常に校長室や保健
室を相談窓口として開放するとともに、全教員が対応する教育相談室を常時活
用し、いつでも相談できる環境を充実させます。また、特別支援委員会を毎月
行います。
○保護者会や個人面談・家庭訪問を有効に活用するとともに、保護者や地域の人
々とのつながりを深め、ともに児童を見守り、育てていく好ましい関係を確立します。
○児童の命を守るため、スクールサポーター等の関係機関をはじめ、保護者や地
域の人々と連携し、防犯体制の強化を図るとともに、日常の学級指導やセーフ
ティ教室において、安全指導を行います。また、交通安全教室の実施や、安全
マップづくりと、その発表を通して、児童の安全への意識を高めます。さら
に、体育科保健領域(6年)の学習の一環として薬物乱用防止教室を行います。
○児童の放課後、及び休日や休業日の過ごし方についての問題点や課題を、個人
面談や家庭訪問などの機会を通して把握に努め、学級での指導に生かすように
します。
○ネチケットなど情報モラルの向上を目指し、悪質サイト・チェーンメール・個
人情報の保護などについて指導します。
○主に学級担任による日常的な指導の充実により、一人一人の児童が、自己理解
を深め、個性や特性を伸ばし、生き方を主体的に考え、将来への夢や希望・抱
負をもてるよう、キャリア教育を推進します。本年度の目標は、低学年では、
学校のみんなと仲良くしよう、中学年では、働く人たちから生き方を学ぼう、
高学年では未来に向かって夢や希望をもとうとし、主体的に自分の将来を見据
えて進路を選択できるようにしていきます。
○児童に、ボランティア活動や勤労体験活動を通して奉仕や感謝の心を育て、社
会の一員として生きていく態度を身に付けさせます。
○児童に、学習活動を通して、互いの違いやよさに気付かせることで、共に心豊
かに生きていこうとする態度を育てます。
○近隣中学校との交流を深め、児童に、進学への夢と希望をもたせます。