平成22年度 美 濃 加 茂 市 水 道 事 業 会 計 に 関 す る 決 算 審 査

平成22年度
美 濃 加 茂 市 水 道 事 業 会 計
に 関 す る 決 算 審 査 意 見 書
平成23年8月24日
美濃加茂市監査委員
発監第23号
平成23年8月24日
美濃加茂市長
渡
辺
直
由
様
美濃加茂市監査委員
髙
井
英
敏
同
片
桐
美
良
平成22年度美濃加茂市水道事業会計決算審査意見の提
出について
地 方 公 営 企 業 法( 昭 和 2 7 年 法 律 第 2 9 2 号 )第 3 0 条 第 2 項 の 規 定
に 基 づ き 、審 査 に 付 さ れ た 平 成 2 2 年 度 美 濃 加 茂 市 水 道 事 業 会 計 決 算 に
ついて審査した結果、別添のとおり意見を提出します。
平成22年度美濃加茂市水道事業会計決算意見書題目
第1章
審査の対象
------------------
第2章
審査の日時及び場所
第3章
第4章
1
--------------
1
審査の方法
------------------
1
決算の概要
------------------
2
業務概要
------------------
2
-----------------
2
第1節
第1款
業務実績
第2款
施設利用率等
---------------
3
第3款
施設整備状況
---------------
3
----------------
4
第2節
予算執行状況
第1款
収益的収入及び支出
------------
4
第2款
資本的収入及び支出
------------
4
------------------
5
第3節
経営成績
第1款
総収益総費用比率
第2款
経営比率
第3款
水道料金の収入状況
第4節
-------------
5
-----------------
5
------------
6
--------------
7
-----------------
7
----------------
8
要素別費用等分析
第1款
受水費等
第2款
減価償却費
第3款
人件費と労働生産性
第4款
支払利息等
第5節
第5章
財政状態
------------
8
----------------
9
------------------
10
審査の結果及び所見
別表(決算審査資料)
--------------
12
-----------------
13
1
金額を千円単位で表示した場合には、その単位未満については、四
捨五入とした。
また、構成比、増減率のパーセント表示については、原則として小
数点以下2位を四捨五入した。
したがって、金額合計又は構成比率について、それぞれの内訳数値
の合計と一致しない場合がある。ただし、年度間の金額の比較にあた
っての「増減額」については、比較の対象とする金額の四捨五入後の
金額の差引額を表示した。
2
増減率は、特記がある場合を除き、前年度に対する増減率である。
3
元号を省略表示した年度の当該元号は、すべて「平成」である。
4
次の用語又は記号の意義は、それぞれ次に掲げるとおりである。
(1) 「 ポ イ ン ト 」 … 比 率 又 は 指 数 に つ い て 、 年 度 間 比 較 等 を 行 っ た
場合の単純差引数値をいう。
(2) 「 - 」 … 該 当 す る 数 値 の な い 場 合
(3) 「 △ 」 … 年 度 間 の 数 値 比 較 で マ イ ナ ス と な る 場 合
第1章
審査の対象
地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第2項の規定に基
づき、美濃加茂市長から審査に付された美濃加茂市水道事業会計の平成22
年度決算について同法の定めるところにより審査を実施した。
第2章
審査の日時及び場所
(1) 決算概要ヒアリング
平成23年6月15日
(2) 決算書の書面審査
平成23年6月1日から同年7月29日まで
第3章
監査委員事務局
監査委員事務局
審査の方法
審査は、市長から送付を受けた次に掲げる書類に基づき実施したほか、その執行状
況について関係職員から直接説明を受けるとともに、必要な聞き取りを行った。
また、審査に当たっては、その運営が経済性を発揮するとともに公共の福祉を増進
するよう行われているかについて、特に意を用いて実施した。
(1) 決算報告書
(2) 損益計算書
(3) 剰余金計算書
(4) 剰余金処分計算書
(5) 貸借対照表
(6) 事業報告書
(7) 収益費用明細書
(8) 消費税及び地方消費税明細書
(9) 固定資産明細書
(10) 企業債明細書
(11) その他説明のために提出された関係書類
-1-
第4章 決算の概要
第1節 業務概要
第1款 業務実績
業務実績は、表1-1及び表1-2のとおりである。
表 1 - 1 業務実績(1)
区
分
H18
H19
H20
H21
㎥当たり給水収益(円)
(供給単価-給水原価)
54,284
1.4
53,850
1.4
15,001
1.8
22,980
5,637,164
3.3
5,183,065
3.3
17,933
8.1
15,444
3.3
181.68
△5.1
231.29
△2.6
49.61
7.7
55,083
1.5
54,703
1.6
15,256
1.7
22,980
6,100,867
8.2
5,631,086
8.6
18,900
5.4
16,669
7.9
173.38
△4.6
216.17
△6.5
42.79
△13.7
55,398
0.6
55,021
0.6
15,488
1.5
22,980
6,569,359
7.7
5,958,662
5.8
20,328
7.6
17,998
8.0
182.47
5.2
200.05
△7.5
17.58
△59.0
55,219
△0.32
54,845
△0.32
15,678
1.23
22,980
6,236,266
△5.07
5,755,689
△3.41
19,117
△5.96
17,086
△5.07
182.35
△0.07
199.50
△0.27
17.15
△2.45
55,162
△0.10
54,539
△0.56
15,819
0.90
22,980
6,305,252
1.11
5,763,757
0.14
19,155
0.20
17,275
1.11
182.92
0.31
199.18
△0.16
16.26
△5.19
職 員 数 ( 人 )
16
16
14
11
9
損益勘定職員数(人)
11
12
11
9
7
総 人 口 ( 人 )
給 水 人 口 ( 人 )
給 水 件 数 ( 件 )
配水能力(㎥/日)
配水量(㎥/年)
有収水量(㎥/年)
最大配水量(㎥/日)
平均配水量(㎥/日)
給
水
原
価
(㎥当たり費用:円)
供
給
単
価
(㎥当たり収益:円)
H22
各項目とも、下段の部分は対前年度増減率(%)
表1-2
区
業務実績(2)
分
H18
(単位:%)
H19
H20
H21
H22
同 類 型
団体平均
普
及
率
99.20
99.31
99.32
99.32
98.87
93.63
有
収
率
91.94
92.30
90.70
92.29
91.41
88.43
「同類型団体平均」とは、社団法人日本水道協会が作成した水道事業経営指針(21
年度)において、都市の規模に応じた各項目の平均値を示すものである。
-2-
「普及率」は、給水人口を市内人口で除して得た数値で、ここ数年99%台で推移
していたが、22年度においては98.87%と99%台を割り込んだ。
一方、「有収率」とは、年間配水量に対し、収入となった年間有収水量の割合を示
すもので、前年度より若干下回るものの、同類型団体平均値を3ポイント近く上回っ
ている。
第2款 施設利用率等
施設利用率等は、表1-3のとおりである。
表 1 - 3 施設利用率等
区
分
(単位:%)
同類型
H18
H19
H20
H21
H22
施設利用率
67.2
72.54
78.32
74.35
75.17
60.32
最大稼働率
78.0
82.25
88.46
83.19
83.36
70.32
算
団体平均
式
1日平均配水量/配水
能力×100
1日最大配水量/配水
能力×100
「施設利用率」とは,配水能力に対する平均配水量の割合を示すもので,水道施設
が効率よく運営されているかを判断するものであり、指数が高いほど良い状態である
ことを示す指標となっており、同類型団体平均値と比べ15ポイント近く上回ってい
る。
一方、「最大稼働率」とは、配水能力に対する稼動状況をみるものであり、配水状
況が配水能力に対して有効に稼動しているかを判断する指標であり、同類型団体平均
値を13ポイント近く上回っている。
第3款 施設整備状況
施設整備状況は、次の表1-4のとおりである。
表1-4 施設整備状況(消費税を含む。)
区
分
H18
H19
H20
(単位:千円)
H21
H22
配水設備拡張費
1,107,720
1,012,082
409,261
334,845
167,326
配水設備改良費
123,319
100,561
64,236
87,540
37,391
営 業 設 備 費
1,184
6,416
3,683
856
1,469
建設改良費合計
1,232,223
1,119,059
477,180
423,241
206,186
設備拡張費では、加茂野地区支援連絡管布設工事や日西洞調整池耐震補強工事等の
第3期拡張事業に167,326千円(全体の81.2%)、設備改良費では、蜂屋
幹線配水管布設替など老朽管の布設替工事に37,391千円(同18.1%)、営
業設備費では、量水器の増備等に1,469千円(同0.7%)を執行している。
-3-
第2節
予算執行状況
第1款 収益的収入及び支出
収益的収入及び支出の予算執行状況は、表2-1のとおりである。
表 2 - 1 収益的収入及び支出(消費税を含む。) (単位:千円・%)
執行率
年 度
区 分
予算額(A) 決算額(B)
(B)/(A)
収益的収入
1,327,357
1,245,651
93.8
21
収益的支出
1,311,193
1,098,636
83.8
収益的収入
1,291,001
1,232,678
95.5
22
収益的支出
1,291,001
1,111,809
86.1
収益的収入
△36,356
△12,973
増減額
収益的支出
△20,192
13,173
第2款 資本的収入及び支出
資本的収入及び支出の予算執行状況は、表2-2のとおりである。
表 2 - 2 資本的収入及び支出(消費税を含む。)
(単位:千円・%)
予 算 額
決 算 額
執行率
年度
区 分
翌年度繰越額
(A)
(B)
(B)/(A)
資本的収入
145,990
159,605
109.3
6,115
資本的支出
890,843
545,236
61.2
資本的収入
118,035
98,275
83.3
22
43,136
資本的支出
594,853
333,539
56.1
資本的収入
△27,955
△61,330
増減額
37,021
資本的支出
△295,990
△211,697
資 本 的 収 入 の 予 算 額 に 対 し 、執 行 率 8 3 .3 % で 1 9 ,7 6 0 千 円 の 減
21
と な っ て い る 。減 額 の 要 因 は 、新 規 給 水 申 し 込 み に 伴 う 工 事 負 担 金 及 び 分
担金の収入が予測以上に落ち込んだためである。
一方、資本的支出の予算額に対し、執行率は56.1%で261,31
4千円の減となっている。執行率が低いのは、道路改良等に伴う配水管布
設替工事の減、新規給水申込に伴う配水管布設工事の減、入札差金等が主
な要因である。
資本的収入の決算額98,275千円に対し、資本的支出の決算額33
3,539千円との差額235,264千円の不足額は、当年度分消費税
及び地方消費税資本的収支調整額4,436千円、減債積立金127,0
00千円及び過年度分損益勘定留保資金103,828千円で補てんして
いる。
な お 、翌年度繰越額4 3 ,1 3 6 千 円 は 、中 蜂 屋 区 画 整 理 関 連 配 水 管 布 設
工事等4件の工事を23年度に繰り越したものである。
-4-
第3節
経営成績
第1款 総収益総費用比率
経営成績を示す総収益総費用比率は、表3-1のとおりである。
表 3 - 1 総収益総費用比率(消費税を除く。)
(単位:㎥・千円・%)
区
分
H18
有 収 水 量
総
収
益
総
費
用
純
利
益
総収支比率
H19
H20
H21
H22
5,183,065
5,631,086
5,958,662
5,755,689
5,763,757
3.3
8.6
5.8
△3.4
0.1
1,230,612
1,257,866
1,235,935
1,187,771
1,174,663
0.7
2.2
△1.7
△4.8
△1.1
944,882
980,538
1,094,737
1,054,093
1,058,607
△2.0
3.8
11.6
△3.7
0.4
285,730
277,328
141,198
133,678
116,056
10.7
△2.9
△49.1
△5.3
△13.2
130.24
128.28
112.90
112.68
110.96
有収水量から純利益までの区分の下段部分は、対前年度比を示す。
「総収支比率」とは、総費用に対する総収益の割合を示し、100%を超える場合
は、収益が費用を上回っている状態を示す。
なお、総収支比率の当市を含む同類型団体平均値は、105.97%である。
「 有 収 水 量 」と は 、配水量のうち料金徴収の対象となった水量を示すが、前年度
に比べ8,068㎥増加した。
「総収益」は、年間の「営業収益」及び「営業外収益」の合計で、前年度に比べ1
3,108千円減少となっている。
「総費用」は、年間の「営業費用」及び「営業外費用」の合計で、前年度に比べ4,
514千円増加となっている。
このことにより、「純利益」は、前年度に比べ17,622千円の減少となった。
この主な要因として、不況による企業の経営縮小や節水型機器の普及が要因として
あげられる。
しかし、「総収支比率」は、前述したように総収益対総費用比率の同類型団体平均
値105.97%と比較し、22年度の指標は110.96%と依然として高い数値
であり、他団体に比べて良好な状況と考えられる。
第2款 経営比率
事業に投下された資本が、効率的に運用されているかを示す指標を算出
すると、表3-2のとおりである。
-5-
表 3 - 2 経営比率
区
分
(単位:%・回)
H18
H19
H20
H21
H22
同 類 型
団体平均
算
式
総
利
資
本
益
率
(%)
1.84
1.69
0.85
0.74
0.70
0.70
(経常利益-経常損失)
/(期首負債資本+期末
負債資本)/2×100
総
回
資
本
転
率
(回)
0.079
0.076
0.074
0.070
0.070
0.111
(営業収益-受託工事
収益)/(期首負債資本
+期末負債資本)/2
総収支比率
(%)
130.24
128.28
112.90
112.68
110.96
105.97
総収益/総費用×10
0
「総資本利益率」は、投下された総資本に対して当該年度における処分
可能利益(純利益)がどれだけ生じたかを示す指標で、数値が高いほど収
益性が高いことを示す。
2 2 年 度 は 、 前 年 度 に 比 べ 0 . 0 4 ポ イ ン ト 低 下 し 、 同類型団体平均値と
同水準になった。
これは、営業外収益(受取利息等)で3,411千円の減、固定資産売
却利益(11,772千円)の皆減等で13,107千円減収したのが大
きな要因である。
ま た 、 「 総資本回転率」とは、効率性を分析するための指標で、資産額の何倍
の売上高があるのかを示し、回転率が大きいほど少ない資産で大きい売上高を獲得
できていることとなる。同類型団体平均値と比較すると当市はこの数値を下回って
いる。
一方、「総収支比率」は、指数が100%を上回った場合は、利益が生じた状態、
であり、下回った場合は欠損が生じた状態となる。同類型団体平均値と比較すると
当市はこれを5ポイント近く上回っている状況である。
第3款 水道料金の収入状況
本年度の収入状況は、表3-3のとおりである。
22年度の当年度分の収納率は92.53%となり、前年度に比べて0.2ポイ
ント下回っている。また、過年度分の収納率は88.33%となり、前年度に比べ
て0.75ポイント上回っている。
当年度分及び過年度分の全体の収納率は92.20%となり、前年度に比べ0.
09ポイント下回っている。なお、20年10月から口座振替日を毎月22日から
月末に変更したことにより、3月分の口座振替額が年度を越えた4月に収納される
ため、当年度の口座振替額の1箇月分が未収入の状態になった収入状況である。
不納欠損額については、所在不明、地方自治法施行令第171条の5に規定する
法人休止等の理由により処分をしたもので、22年度は前年度より123千円少な
い1,194千円を欠損したものである。
-6-
表3-3 収入状況
(単位:千円・%)
年 度
区 分
調定額
収入額
不納欠損額
収納率
当年度分
1,251,570
1,155,120
92.29
H20
過年度分
51,778
28,508
4,055
55.06
計
1,303,348
1,183,628
4,055
90.81
当年度分
1,205,572
1,117,928
92.73
H21
過年度分
115,342
99,863
1,317
86.58
計
1,320,914
1,217,791
1,317
92.19
当年度分
1,205,356
1,115,293
92.53
H22
過年度分
101,806
88,868
1,194
87.29
計
1,307,162
1,204,161
1,194
92.12
過年度分の収納率が上がっているのは、未納者に対して徹底した給水停止処分を取
り入れたことが大きな要因である。
また、前述したように口座振替のシステム上加算されなかった23年3月分の口座
振替額を加えて計算した場合は、当年度分の収納率は98.53%に達する。
収納方法を最近3年間で比較すると表3-4のとおりである。
表3-4
収納方法の推移
H20
区 分
数 値
構成比
集
金
0
0
納 付 通 知
19,600
10.6
口 座 振 替
165,056
89.4
合
計
(調定件数)
収
納
率
184,656
数
100.0
H21
値
構成比
0
0
19,158
10.3
167,694
89.7
186,852
100.0
92.73
92.29
第4節
受
分
水
費
受 水 費 対
総費用比率
有 収 水 量
1 ㎥ 当 り
県水依存率
188,790
100.0
92.53
要素別費用等分析
第1款 受水費等
受水費等は、表4-1のとおりである。
表4-1 受水費等(消費税を除く。)
区
(単位:千円・%)
H22
数 値
構成比
0
0
20,237
10.7
168,553
89.3
(単位:千円・%・円)
同 類 型
団体平均
H18
H19
H20
H21
H22
391,639
420,992
464,370
469,322
475,923
41.60
43.12
42.71
44.72
44.96
37.73
75.6
74.8
77.93
81.54
82.57
73.26
67.61
70.08
70.67
69.25
69.25
-7-
算
式
受水費/総費用
×100
受水費/有収水
量
県受水量/年間
配水量×100
「受水費」とは、自己水源だけでは不足する場合、県などの他の地方公共団体か
ら供給を受ける原水、水道水等の受水(購入)に要する費用を示し、当市では県水
である岐 阜 県 東 部 広 域 水 道 事 務 所 か ら の 購 入 費 用 が こ れ に 当 た る 。
新規の給水加入及び既存加入者の需要増に伴う給水分は、すべて県水に
依存するため、22年度の受水費は、前年度に比べ6,601千円増加し
ている。
また、「受水費対総費用比率」は、総水道事業費用の額に対する受水費
の割合を示すが、総水道事業費用の増加に比べ受水費の伸び率が大きいた
め、45%弱を占めるまでに至っている。
なお、当市の年間配水量に対する受水量の割合を示す「県水依存率」は、前年度
同様の数値であった。
第2款 減価償却費
減価償却費等は、表4-2のとおりである。
表 4 - 2 減価償却費等(消費税を除く。)
区
分
(単位:千円・%)
同類型
団体平均
H18
H19
H20
H21
H22
減
価
償 却 費
252,565
247,204
231,722
250,528
309,956
対総費用
比
率
26.82
25.32
21.31
23.87
29.28
25.80
減価償却費/総
費用×100
対給水収
益 比 率
21.07
20.31
19.44
21.82
27.00
25.98
減価償却費/給
水収益×100
算
式
等
22年度の減価償却費には、前年度に比べて59,428千円の増となっ
た。これは、森山浄水場等の資産の増加によるものである。
「対総費用比率」とは、総費用に対する減価償却費の割合を示し、また「対給水収
益比率」は、給水収益に対する減価償却費の割合を示すもので、同類型団体と比較す
ると「対総費用比率」は3.48ポイント、「対給水収益比率」は1.02ポイント
それぞれ平均値を上回っている。
第3款 人件費と労働生産性
人件費等は、表4-3のとおりである。
表 4 - 3 人件費等
区
人
分
件
H20
費
84,736
H21
60,317
H22
51,106
(単位:千円・%)
同 類 型
団体平均
算
式
職員給与費
人件費(職員給与費)は、地方公営企業決算状況調査の職員給与費である。
-8-
職員数が年々減少している中、人件費も当然ながら減少を続けており、2
2年度は前年度と比べて9,211 千円減の51,106千円であった。
このような人件費の特徴を分析するために、事業の労働生産性を示す指標
を算出すると、表4-4のとおりである。
表 4 - 4 職員1人当り有収水量等
(単位:千㎥・千円・人)
H18
H19
H20
H21
H22
同 類 型
団体平均
471.19
469.26
541.70
639.52
823.39
426.10
有収水量/損益勘定職
員数
職員1人当り
110,769
営業収益
103,166
110,058
128,589
165,659
84,701
(営業収益-受託工事収
益)/損益勘定職員数
4,559
5,002
6,094
7,791
3,867
区
分
職員1人当
り有収水量
職員1人当り
給水人口
4,895
算
式
給水人口/損益勘定職
員数
ここで言う職員とは、損益勘定所属職員である。
「 職 員 1 人 当 り 有 収 水 量 」 は 、 職 員 1 人 に 対 す る 料金収入に還元される水量
を、「職員1人当り営業収益」とは、職員1人に対する営業収益の額を、また「職員
1人当り給水人口」は、職員1人当りの給水を受ける人口を表す。
3つの指標とも大きく数値は増加しており、同類型団体平均値と比較しても、いず
れの数値も大きく上回っている。
第4款 支払利息等
支払利息等は、表4-5のとおりである。
表 4 - 5 支払利息等(消費税を除く。)
区
支
利
分
払
息
対総費用
比
率
企業債償還金
対給水収益比率
H18
H19
H20
H21
70,119 72,952 62,729 55,537
H22
(単位:千円・%)
同 類 型
団体平均
算
式
51,694
7.45
7.47
5.77
5.29
4.88
7.34
10.50
19.71
15.29
10.62
11.09
18.99
支払利息/総費
用×100
企業債償還元金/
給水収益×100
22年度の営業外費用の「支払利息」は、51,694千円となり、前年
度と比べて3,843千円の減となっている。
「対総費用比率」は、支払利息の総費用に占める割合で、22年度は4.
88%と、同類型団体平均値よりも2.46ポイント低い。
一方、「企業債償還金対給水収益比率」は、企業債償還金の給水収益に占
める割合によって企業債発行額の事業規模に対する規模の適正を判断する指
標で、指標数値が低いほど良好な状況を示す。
-9-
22年度は11.09%で、同類型団体平均値18.99%に比べ7.9
ポイント低くなっている。
企業債の推移は、次の表4-6のとおりである。
表 4 - 6 企業債の推移(消費税を含む。)
(単位:千円)
区
分
H18
H19
H20
H21
H22
企業債借入額
416,600
147,400
44,600
0
0
企業債償還額
125,846
239,923
182,285
121,995
127,353
借 入 資 本 金
2,387,444
2,294,921
2,157,236
2,035,241
1,907,888
「企業債借入額」は21年度及び22年度においては、借入れされていな
い。
「企業債償還額」は、前年度に比べて5,358千円増の127,353
千円となっている。
「借入資本金」は、発行総額2,897,000千円から、22年度の企
業債償還額127,353千円を加えた償還高累計989,112千円を除
いて得た額の1,907,888千円となっている。
第5節
財政状態
正 味 運 転 資 本 等 の 推 移 は 、 表5-1のとおりである。
表5-1 正味運転資本等
区
分
流
資
動
産
流
負
動
債
H18
H19
H20
H21
H22
(単位:千円)
算
式
3,221,068 2,384,200 1,930,369 1,776,394 1,955,175
859,755
507,641
472,048
243,050
210,692
正味運
流動資産-流動負
2,361,313 1,876,559 1,458,321 1,533,344 1,744,483
転資本
債
「流動資産」とは、資産のうちいつでも換金可能な資産又は1年以内に収入若しく
は収益化が可能な資産をいう。現金預金、未収金、貯蔵品、前払金などがある。
一方、「流動負債」とは、負債のうち1年以内に支出又は費用化される負債をいい、
未払金、前受金などがある。
また、「正味運転資本」とは、流動資産と流動負債との差額をいい、この正味運転
資本が増加していれば資金繰りは良好であり、減少していれば資金繰りは悪化してい
- 10 -
ると判断される。
当市の「正味運転資本」は、対前年度比211,139千円増の1,744,48
3千円となっている。
また、財政状態を示す主な財務比率等の推移を示すと、表5-2のとおりである。
表5-2 財務比率等
(単位:%)
H21
H22
同 類 型
団体平均
流 動 比 率 374.65 469.66 408.93 730.88
927.98
639.29
区
分
H18
H19
H20
算
式
流動資産/流動負債
×100
(自己資本金+剰余
自己資本
構成比率
79.99
負債比率
32.60
17.92
15.73
8.01
6.73
負債合計/自己資本
金×100
固定資産対長
期資本比率
84.71
88.24
90.96
90.59
89.36
90.60 +資本金+剰余金)×
82.89
84.08
86.14
87.16
69.59 金 ) / 負 債 資 本 合 計
×100
固定資産/(固定負債
100
「流動比率」は、流動負債に対する流動資産の割合を示し、短期債務に対
する支払能力を表す指標であって、100%を下回った場合は不良債務が発
生している状況を示すことになる。
「自己資本構成比率」は、事業の安定性を判断する指標であり、総資本に
対する自己資本の割合が高いほど経営が安定しているものであり、50%以
上が適当とされている。
「負債比率」は、自己資本に対する負債の大きさを表す指標で、負債比率
は低いほど良好な状況を示す。
「固定資産対長期資本比率」は、固定資産がどの程度長期資本(自己資本
及び長期借入金)によって調達されているかを示すもので、100%以下の
数値で、かつ、低い方が望ましいとされている。
- 11 -
第5章
審査の結果及び所見
平成22年度の美濃加茂市水道事業会計の決算について、地方公営企業関
係法令等の規定に基づき、関係諸帳簿等と符合し、審査した結果、その計数
は正確であるとともに、当年度の経営状況及び年度末の財政状態はおおむね
適正であると認める。
なお、同会計の決算に関する所見は、次のとおりである。
1
経営成績について
22年度の損益は、総収益1,174,663,613円に対し、総
費用1,058,607,460円で、差し引き116,056,15
3円の純利益となっている。
この結果、当年度未処分利益剰余金は、前年度繰越利益剰余金2,3
69,819円を加えて118,425,972円となり、これに減債
積立金460,932,949円と建設改良積立金200,000,0
00円を加えた779,358,921円が利益剰余金となった。
2
財政状態について
資金繰りの状況を判断する指標である正味運転資本は、前年度に比べ
211,139千円増加し、比率にして13.77%好転している。
また、事業の安定性を判断する指標である自己資本構成比率は、前年
度を1.02ポイント上回った87.16%であり、自己資本に対する
負債の大きさを示す負債比率においても前年度を1.28ポイント下回
る6.73%となっている。
なお、固定資産の調達度を示す「固定資産対長期資本比率」について
も、前年度より1.23ポイント好転した89.36%を示すなど、良
好な財政状況にあるといえる。
3
今後に向けて
当 市 の 水 道 事 業 は 、給 水 人 口 の 減 少 や 市 民 の 節 水 意 識 の 高 揚 等 に よ り 、
大幅な収益増加が期待できない状況である。このことは、水道事業の運
営に極めて大きな影響を与えることから、将来の給水需要の予測を把握
するとともに、現状でも実施しているような効率化と、事業収益の根幹
である水道料金を確実に徴収することが、水道事業にとって必要不可欠
なことであると考えられる。
今後も、第5次総合計画及び美濃加茂市水道ビジョンに基づき、安心
して飲める安全な水を安定的に供給できるよう計画的な老朽管の更新や
配水池の整備等を推進されるよう要望するとともに、財政の健全化と企
業経営の効率性をより一層高められるよう努力されることを期待するも
のである。
- 12 -
別表(決算審査資料)
別表1
平成22年度水道事業会計予算決算対照表
別表2
水 道 事 業 会 計 の 損 益 計 算 書 (消 費 税 抜 き )
別表3
水 道 事 業 会 計 の 貸 借 対 照 表 (消 費 税 抜 き )
別表4
事業費用経年比較表
別表5
事業収益経年比較表
別表6
経営比率経年比較表
別表7
財務比率経年比較表
別表1
22年度水道事業会計予算決算対照表
収 益 的 収 入
予 算 現 額
構成比
予算現額に
対する決算
額の増減
収入率
金 額
(円)
(%)
(円)
(%)
決 算 額
区 分
金 額
(円)
水道事業収益
営業収益
給水収益
受託工事収益
その他営業収益
営業外収益
受取利息及び配当金
雑収益
構成比
(%)
収 益 的 支 出
予 算 現 額
備 考
決 算 額
区 分
(うち、仮受
消費税及び地
方消費税:円)
1,291,001,000
100.0 1,232,677,732
100.0 △ 58,323,268
95.5
(58,071,061)
水道事業費用
1,278,410,000
99.0 1,221,985,157
99.1 △ 56,424,843
95.6
(58,051,986)
1,260,393,000
97.6 1,205,356,566
97.8 △ 55,036,434
95.6
(57,326,441)
原水及び浄水費
構成比
金 額
構成比
(円)
(%)
(円)
(%)
不 用 額
執
行
率
(円)
(%)
備 考
(うち、仮払消費税
及び地方消費税:円)
1,291,001,000
100.0 1,111,808,868
100.0 179,192,132
86.1
(30,609,071)
1,200,183,000
93.0 1,036,169,910
93.2 164,013,090
86.3
(30,604,946)
620,730,000
48.1
542,061,269
48.8
78,668,731
87.3
(25,671,188)
114,694,000
8.9
76,355,951
6.9 38,338,049
66.6
(2,275,729)
5,962,000
0.5
4,535,091
0.4
1,426,909
76.1
(215,951)
総係費
106,480,000
8.2
87,152,875
7.8 19,327,125
81.8
(2,442,078)
減価償却費
313,424,000
24.3
309,956,153
資産減耗費
38,893,000
3.0
営業外費用
85,818,000
支払利息
営業費用
5,962,000
0.5
4,535,091
0.4
△ 1,426,909
76.1
(215,951)
配水及び給水費
12,055,000
0.9
12,093,500
1.0
38,500
100.3
(509,594)
受託工事費
12,591,000
1.0
10,692,575
0.9
△ 1,898,425
84.9
(19,075)
11,920,000
0.9
10,054,744
0.8
△ 1,865,256
84.4
671,000
0.1
637,831
0.1
△ 33,169
95.1
(19,075)
金 額
3,467,847
98.9
16,108,571
1.4 22,784,429
41.4
6.6
75,638,958
6.8 10,179,042
88.1 ※22,663,500
51,695,000
4.0
51,694,375
4.6
消費税
31,123,000
2.4
22,663,500
2.0
8,459,500
72.8
雑支出
3,000,000
0.2
1,281,083
0.1
1,718,917
42.7
5,000,000
0.4
0
0.0
5,000,000
0.0
5,000,000
0.4
0
0.0
5,000,000
0.0
予備費
予備費
27.9
(4,125)
625 100.0
(4,125)
※は、平成22年度における消
費税及び地方諸費税納付額で
ある
資 本 的 収 入
予 算 現 額
金 額
構成比
予算現額に
対する決算
額の増減
(円)
(%)
(円)
決 算 額
区 分
金 額
(円)
資本的収入
構成比
(%)
118,035,000
100.0
98,274,944
100.0 △ 19,760,056
工事負担金
27,000,000
22.9
18,264,944
18.6
分担金
91,035,000
77.1
80,010,000
資 本 的 支 出
予 算 現 額
備 考
収入率
(%)
決 算 額
区 分
(うち、仮受
消費税及び地
方消費税:円)
83.3
(4,632,126)
△ 8,735,056
67.6
(822,126)
81.4 △ 11,025,000
87.9
(3,810,000)
資本的支出
金 額
構成比
金 額
構成比
(円)
(%)
(円)
(%)
執
行
率
翌 年 度
繰 越 額
(円)
(%)
(円)
備 考
(うち、仮受
消費税及び地
方消費税:円)
594,853,000
100.0
333,539,174
100.0 218,177,826
56.1
43,136,000
(9,068,247)
466,500,000
78.4
206,186,185
61.8 217,177,815
44.2
43,136,000
(9,068,247)
配水設備拡張費
286,594,000
48.2
167,325,473
50.2 101,668,527
58.4
17,600,000
(7,594,388)
配水設備改良費
177,064,000
29.8
37,391,397
11.2 114,136,603
21.1
25,536,000
(1,436,644)
2,842,000
0.5
1,469,315
0.4
1,372,685
51.7
0
(37,215)
128,353,000
21.6
127,352,989
38.2
1,000,011
99.2
0
128,353,000
21.6
127,352,989
38.2
1,000,011
99.2
0
建設改良費
営業設備費
企業債償還金
企業債償還金
○資本的収入、資本的支出の予算現額は、地方公営企業法第26条による繰越額に係る財源充当額、繰越額を含むもの ○資本的収支差引不足額は、98,274,944円 - 333,539,174円
である。
不 用 額
= △ 235,264,230円 である。
○その補てん財源は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額 4,436,121円、減債積立金 127,000,000円、過
年度分損益勘定留保資金 103,828,109円である。
○不用額は、予算現額から決算額と翌年度繰越額を差し引いた金額である。
別表2
水道事業会計の損益計算書 (消費税抜き)
収 益 の 部
21年度
22年度
科 目
額
構成比
(円)
(%)
金
額
構成比
(円)
(%)
21年度
前年度
対 比
比較増減
金
営業収益
費 用 の 部
(円)
金
(%)
97.8
1,163,933,171
99.1
2,075,991
100.2
1,148,234,960
96.7
1,148,030,125
97.7
△ 204,835
100.0
受託工事収益
4,553,829
0.4
4,319,140
0.4
△ 234,689
94.8
その他営業収益
9,068,391
0.8
11,583,906
1.0
2,515,515
127.7
14,141,673
1.2
10,730,442
0.9
△ 3,411,231
75.9
総係費
11,876,061
1.0
10,054,744
0.9
△ 1,821,317
84.7
0
0.0
0
0.0
0
-
2,265,612
0.2
675,698
0.1
△ 1,589,914
29.8
11,772,100
1.0
0
0.0 △ 11,772,100
0.0
支払利息
11,772,100
1.0
0
0.0 △ 11,772,100
0.0
雑支出
営業外収益
受取利息及び配当金
他会計補助金
雑収益
特別利益
固定資産売却益
営業費用
100.0
1,174,663,613
100.0 △ 13,107,340
98.9
金 額
構成比
(%)
(円)
(%)
比較増減
前年度
対 比
(円)
(%)
94.2
1,005,564,964
95.0
12,473,551
101.3
原水及び浄水費
501,907,201
47.6
516,390,081
48.8
14,482,880
102.9
配水及び給水費
73,420,815
7.0
74,080,222
7.0
659,407
100.9
4,553,829
0.4
4,319,140
0.4
△ 234,689
94.8
98,175,724
9.3
84,710,797
8.0 △ 13,464,927
86.3
減価償却費
250,528,610
23.8
309,956,153
資産減耗費
64,505,234
6.1
61,001,690
受託工事費
営業外費用
当年度純利益
1,187,770,953
構成比
993,091,413
小 計
合 計
額
(円)
1,161,857,180
給水収益
22年度
科 目
合 計
29.3
59,427,543
123.7
16,108,571
1.5 △ 48,396,663
25.0
5.8
53,042,496
5.0 △ 7,959,194
87.0
55,536,768
5.3
51,694,375
4.9 △ 3,842,393
93.1
5,464,922
0.5
1,348,121
0.1 △ 4,116,801
24.7
1,054,093,103
100.0
1,058,607,460
100.0
4,514,357
100.4
133,677,850
116,056,153
△ 17,621,697
86.8
1,187,770,953
1,174,663,613
△ 13,107,340
98.9
別表3
水道事業会計の貸借対照表 (消費税抜き)
負 債 及 び 資 本 の 部
資 産 の 部
21年度
22年度
科 目
固定資産
構成比
(円)
(%)
金 額
構成比
(円)
(%)
21年度
前年度
対 比
比較増減
金 額
(円)
(%)
負債
14,757,896,348
89.3
14,654,028,319
88.2
△ 103,868,029
99.3
13,758,772,348
83.2
13,654,750,319
82.2
△ 104,022,029
99.2
土地
436,750,757
2.6
436,750,757
2.6
0
100.0
建物
895,154,534
5.4
880,386,179
5.3
△ 14,768,355
98.4
11,021,926,845
66.7
10,944,537,898
65.9
△ 77,388,947
99.3
1,390,040,063
8.4
1,363,917,534
8.2
△ 26,122,529
98.1
車両及び運搬具
1,313,475
0.0
1,085,100
0.0
△ 228,375
82.6
その他流動負債
工具器具及び備品
7,086,674
0.0
7,004,851
0.0
△ 81,823
98.8
建設仮勘定
6,500,000
0.0
21,068,000
0.1
14,568,000
324.1
999,124,000
6.0
999,278,000
6.0
154,000
100.0
999,124,000
6.0
999,278,000
6.0
154,000
100.0
1,776,394,072
10.7
1,955,174,606
11.8
178,780,534
110.1
1,643,473,708
9.9
1,833,901,422
11.0
190,427,714
111.6
未収金
129,805,622
0.8
106,366,713
0.6
△ 23,438,909
81.9
貯蔵品
1,924,851
0.0
1,320,631
0.0
△ 604,220
68.6
前払金
5,671
0.0
12,630,000
0.1
12,624,329 222,712.0
1,184,220
0.0
955,840
0.0
△ 228,380
有形固定資産
構築物
機械及び装置
投 資
投資有価証券
流動資産
現金預金
その他流動資産
80.7
固定負債
修繕引当金
16,609,202,925
100.0
74,912,505
100.5
(円)
(%)
金 額
構成比
(円)
(%)
比較増減
前年度
対 比
(円)
(%)
257,049,812
1.6
224,691,578
1.4
△ 32,358,234
87.4
14,000,000
0.1
14,000,000
0.1
0
100.0
0.1
14,000,000
0.1
0
100.0
1.5
210,691,578
1.3
△ 32,358,234
86.7
未払金
224,034,436
1.4
193,732,624
1.2
△ 30,301,812
86.5
前受金
1,715,688
0.0
1,465,889
0.0
△ 249,799
85.4
17,299,688
0.1
15,493,065
0.1
△ 1,806,623
89.6
資本金
5,245,482,990
31.7
5,245,130,001
31.6
△ 352,989
100.0
3,210,241,814
19.4
3,337,241,814
20.1
127,000,000
104.0
固有資本金
119,177,228
0.7
119,177,228
0.7
0
100.0
繰入資本金
1,007,860,586
6.1
1,007,860,586
6.1
0
100.0
組入資本金
2,083,204,000
12.6
2,210,204,000
13.3
127,000,000
106.1
2,035,241,176
12.3
1,907,888,187
11.5
△ 127,352,989
93.7
2,035,241,176
12.3
1,907,888,187
11.5
△ 127,352,989
93.7
11,031,757,618
66.7
11,139,381,346
67.1
107,623,728
101.0
10,241,454,850
61.9
10,360,022,425
62.4
118,567,575
101.2
自己資本金
借入資本金
企業債
剰余金
資本剰余金
809,446,816
4.9
809,446,816
4.9
0
100.0
工事負担金
補助金
7,032,413,325
42.5
7,049,124,512
42.4
16,711,187
100.2
分担金
2,359,103,191
14.3
2,435,303,191
14.7
76,200,000
103.2
40,491,518
0.2
66,147,906
0.4
25,656,388
163.4
790,302,768
4.8
779,358,921
4.7
△ 10,943,847
98.6
減債積立金
454,255,099
2.7
460,932,949
2.8
6,677,850
101.5
建設改良積立金
200,000,000
1.2
200,000,000
1.2
0
100.0
当年度未処分利益剰余金
100.0
構成比
14,000,000
利益剰余金
16,534,290,420
金 額
243,049,812
流動負債
受贈財産評価額
資 産 合 計
22年度
科 目
負 債 資 本 合 計
136,047,669
0.8
118,425,972
0.7
△ 17,621,697
87.0
16,534,290,420
100.0
16,609,202,925
100.0
74,912,505
100.5
別表4
事業費用経年比較表
区 分
人
件
費
給料・手当
賃 金
法定福利費
退手組合負担金
委
託
料
受託工事費委託料
修
繕
費
動
力
費
受
水
費
減 価 償 却 費
固定資産除却費
企 業 債 利 息
そ
の
他
合 計
17年度
金 額
構成比
(円)
(%)
103,752,817
10.8
68,828,692
7.1
13,927,817
1.4
10,936,648
1.1
10,059,660
1.0
35,065,247
3.6
2,774,941
0.3
24,538,948
2.5
22,467,235
2.3
379,708,030
39.4
247,016,280
25.6
48,392,267
5.0
74,203,958
7.7
25,978,762
2.7
963,898,485 100.0
18年度
金 額
構成比
(円)
(%)
105,966,133
11.2
68,370,605
7.2
16,777,814
1.8
11,354,699
1.2
9,463,015
1.0
36,711,367
3.9
3,243,709
0.3
19,698,797
2.1
22,995,810
2.4
391,638,702
41.4
252,565,484
26.7
15,935,872
1.7
70,118,572
7.4
26,007,072
2.8
944,881,518 100.0
19年度
金 額
構成比
(円)
(%)
119,233,673
12.2
78,808,649
8.0
17,467,339
1.8
13,123,090
1.3
9,834,595
1.0
36,080,934
3.7
4,197,501
0.4
26,365,222
2.7
21,014,239
2.1
420,991,636
42.9
247,203,696
25.2
6,384,652
0.7
72,952,478
7.4
26,114,067
2.7
980,538,098 100.0
20年度
金 額
構成比
(円)
(%)
94,194,040
8.6
71,214,853
6.5
3,798,000
0.3
10,492,907
1.0
8,688,280
0.8
41,228,166
3.8
7,482,954
0.7
22,423,954
2.0
24,619,153
2.2
464,369,917
42.4
231,722,221
21.2
112,133,281
10.2
62,728,690
5.7
33,834,923
3.1
1,094,737,299 100.0
21年度
金 額
構成比
(円)
(%)
67,828,163
6.4
48,704,728
4.6
3,750,864
0.4
8,341,163
0.8
7,031,408
0.7
65,243,849
6.2
4,553,829
0.4
20,023,825
1.9
22,488,875
2.1
469,322,288
44.5
250,528,610
23.8
64,505,234
6.1
55,536,768
5.2
34,061,662
3.2
1,054,093,103 100.0
18年度
金 額
構成比
(円)
(%)
1,221,705,773
99.3
1,198,782,080
97.4
3,243,709
0.3
19,679,984
1.6
8,905,970
0.7
5,333,697
0.4
1,381,398
0.1
2,190,875
0.2
0
0.0
0
0.0
1,230,611,743 100.0
19年度
金 額
構成比
(円)
(%)
1,242,190,340
98.8
1,217,293,392
96.8
4,197,501
0.3
20,699,447
1.6
15,675,356
1.2
13,429,063
1.1
0
0.0
2,246,293
0.2
0
0.0
0
0.0
1,257,865,696 100.0
20年度
金 額
構成比
(円)
(%)
1,218,126,429
98.6
1,192,041,430
96.4
7,482,954
0.6
18,602,045
1.5
17,808,146
1.4
14,876,268
1.2
0
0.0
2,931,878
0.2
0
0.0
0
0.0
1,235,934,575 100.0
21年度
22年度
金 額
構成比
金 額
構成比
(円)
(%)
(円)
(%)
1,161,857,180
97.8 1,163,933,171
99.1
1,148,234,960
96.7 1,148,030,125
97.7
4,553,829
0.4
4,319,140
0.4
9,068,391
0.8
11,583,906
1.0
14,141,673
1.2
10,730,442
0.9
11,876,061
1.0
10,054,744
0.9
0
0.0
0
0.0
2,265,612
0.2
675,698
0.1
11,772,100
1.0
0
0.0
11,772,100
1.0
0
0.0
1,187,770,953 100.0 1,174,663,613 100.0
22年度
金 額
構成比
(円)
(%)
57,783,795
5.5
41,295,244
3.9
4,099,660
0.4
7,002,171
0.7
5,386,720
0.5
62,836,503
5.9
4,319,140
0.4
29,305,656
2.8
22,756,704
2.1
475,923,173
45.0
309,956,153
29.3
16,108,571
1.5
51,694,375
4.9
27,923,390
2.6
1,058,607,460 100.0
別表5
事業収益経年比較表
区 分
営
業
収
益
給 水 収 益
受 託 工 事 収 益
その他営業収益
営 業 外 収 益
受取利息・配当金
他 会 計 補 助 金
雑
収
益
特
別
利
益
固定資産売却益
合 計
17年度
金 額
構成比
(円)
(%)
1,214,136,432
99.4
1,192,240,700
97.6
2,774,941
0.2
19,120,791
1.6
7,785,477
0.6
3,433,264
0.3
296,920
0.0
4,055,293
0.3
0
0.0
0
0.0
1,221,921,909 100.0
別表6
経営比率経年比較表
区 分
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
(A)
営
業
収
益 (円)
1,214,136,432
1,221,705,773
1,242,190,340
1,218,126,429
1,161,857,180
1,163,933,171
(B)
営
業
費
用 (円)
887,847,934
871,092,097
905,014,381
1,027,524,519
993,091,413
1,005,564,964
益 (円)
326,288,498
350,613,676
337,175,959
190,601,910
168,765,767
158,368,207
C(A-B)
営
業
利
区 分
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
(D)
資
産 (円)
期 (E) 建 設 仮 勘 定 ( 円 )
14,259,950,938
14,727,494,137
16,300,751,240
16,460,498,197
16,603,611,404
16,534,290,420
215,918,704
316,796,555
887,923,917
1,681,656,132
1,876,957,386
6,500,000
首 (F) 投 資 合 計 ( 円 )
G(D-E-F)期首経営資本 ( 円 )
0
0
299,534,000
498,538,000
998,062,000
999,124,000
14,044,032,234
14,410,697,582
15,113,293,323
14,280,304,065
13,728,592,018
15,528,666,420
(H)
資
産 (円)
期 (I) 建 設 仮 勘 定 ( 円 )
14,727,494,137
16,300,751,240
16,460,498,197
16,603,611,404
16,534,290,420
16,609,202,925
316,796,555
887,923,917
1,681,656,132
1,876,957,386
6,500,000
21,068,000
末 (J) 投 資 合 計 ( 円 )
K(H-I-J)期末経営資本 ( 円 )
0
299,534,000
498,538,000
998,062,000
999,124,000
999,278,000
14,410,697,582
15,113,293,323
14,280,304,065
13,728,592,018
15,528,666,420
15,588,856,925
L(G + K)/2) 平 均 経 営 資 本 ( 円 )
14,227,364,908
14,761,995,453
14,696,798,694
14,004,448,042
14,628,629,219
15,558,761,673
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
益 ( 円 )
1,214,136,432
1,221,705,773
1,242,190,340
1,218,126,429
1,161,857,180
1,163,933,171
(M) 受 託 工 事 収 益 ( 円 )
2,774,941
3,243,709
4,197,501
7,428,954
4,553,829
4,319,140
1,211,361,491
1,218,462,064
1,237,992,839
1,210,697,475
1,157,303,351
1,159,614,031
区 分
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
経営資本営業利益率(C/L) ( % )
2.3
2.4
2.3
1.4
1.2
1.0
経 営 資 本 回 転 率 (N/L) ( 回 )
0.085
0.083
0.084
0.086
0.079
0.075
営業収益営業利益率(C/N) ( % )
26.9
28.8
27.2
15.7
14.6
13.7
区 分
(A) 営
(N)
業
収
( A - M ) (円)
別表7
財務比率経年比較表
区 分
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
備 考
A 流 動 資 産 合 計 (円)
2,850,881,193
3,221,067,761
2,384,200,393
1,930,368,626
1,776,394,072
1,955,174,696
B 流 動 負 債 合 計 (円)
291,137,873
859,755,437
507,640,716
472,048,384
243,049,812
210,691,578
C(A-B)正味運転資本 (円)
2,559,743,320
2,361,312,324
1,876,559,677
1,458,320,242
1,533,344,260
1,744,483,118
979.22
374.65
469.66
408.93
730.88
流
動
比
率 (%)
区 分
17年度
18年度
22年度
9,765,984,682 10,359,309,659 10,733,694,255 10,870,084,623 11,031,757,618 11,139,381,346
F 負 債 資 本 合 計 (円)
14,727,494,137 16,300,751,240 16,460,498,197 16,603,611,404 16,534,290,420 16,609,202,925
82.89
84.08
3,210,241,814
備 考
E 剰 余 金 合 計 (円)
79.99
3,090,241,814
21年度
2,559,681,228
83.69
2,910,241,814
20年度
D 自 己 資 本 金 合 計 (円)
自 己 資 本 構 成 比 率 (%)
2,680,241,814
19年度
927.98 A/B×100
86.14
3,337,241,814
87.16 (D+E)/F×100
区 分
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
債
計 (円)
305,137,873
873,755,437
521,640,716
486,048,384
257,049,812
224,691,578
D 自 己 資 本 金 合 計 (円)
2,559,681,228
2,680,241,814
2,910,241,814
3,090,241,814
3,210,241,814
3,337,241,814
11.92
32.60
17.92
15.73
8.01
G 負
負
債
合
比
率 (%)
区 分
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
備 考
6.73 G/D×100
22年度
H 固 定 資 産 合 計 (円)
11,876,612,944 13,079,683,479 14,076,297,804 14,673,242,778 14,757,896,348 14,654,028,319
E 剰 余 金 合 計 (円)
9,765,984,682 10,359,309,659 10,733,694,255 10,870,084,623 11,031,757,618 11,139,381,346
I 資 本 金 合 計 (円)
4,656,371,582
5,067,686,144
5,205,163,226
5,247,478,397
5,245,482,990
5,245,130,001
J 固 定 負 債 合 計 (円)
14,000,000
14,000,000
14,000,000
14,000,000
14,000,000
14,000,000
長 期 資 本 比 率 (%)
82.27
84.71
88.24
90.96
90.59
備 考
89.36 H/(E+I+J)×100
別表8
事業費用要素別費用比較表 19年度
区 分
人件費
金 額
構成比
金 額
(円)
(%)
(円)
21年度
構成比 前年度比
(%)
(%)
金 額
(円)
22年度
構成比 前年度比
(%)
(%)
金 額
(円)
構成比 前年度比
(%)
(%)
前年増減額
(円)
119,233,673
12.2
94,194,040
8.6
79.0
67,828,163
6.4
72.0
57,783,795
5.5
85.2 △ 10,044,368
給 料 ・ 手 当
78,808,649
8.0
71,214,853
6.5
90.4
48,704,728
4.6
68.4
41,295,244
3.9
84.8
△ 7,409,484
賃
金
17,467,339
1.8
3,798,000
0.3
21.7
3,750,864
0.4
98.8
4,099,660
0.4
109.3
348,796
法 定 福 利 費
13,123,090
1.3
10,492,907
1.0
80.0
8,341,163
0.8
79.5
7,002,171
0.7
83.9
△ 1,338,992
退手組合負担金
9,834,595
1.0
8,688,280
0.8
88.3
7,031,408
0.7
80.9
5,386,720
0.5
76.6
△ 1,644,688
料
36,080,934
3.7
41,228,166
3.8
114.3
65,243,849
6.2
158.3
62,836,503
5.9
96.3
△ 2,407,346
委
受
20年度
託
費
4,197,501
0.4
7,482,954
0.7
178.3
4,553,829
0.4
60.9
4,319,140
0.4
94.8
△ 234,689
手
数
料
4,641,676
0.5
5,191,520
0.5
111.8
5,024,433
0.5
96.8
5,228,313
0.5
104.1
203,880
修
繕
費
26,365,222
2.7
22,423,954
2.0
85.1
20,023,825
1.9
89.3
29,305,656
2.8
146.4
9,281,831
費
3,832,845
0.4
4,433,187
0.4
115.7
5,460,086
0.5
123.2
4,598,588
0.4
84.2
△ 861,498
通
託
工
信
事
運
搬
動
力
費
21,014,239
2.1
24,619,153
2.2
117.2
22,488,875
2.1
91.3
22,756,704
2.1
101.2
267,829
薬
品
費
1,858,490
0.2
2,194,678
0.2
118.1
2,418,009
0.2
110.2
2,754,200
0.3
113.9
336,191
受
水
費
420,991,636
42.9
464,369,917
42.4
110.3
469,322,288
44.5
101.1
475,923,173
45.0
101.4
6,600,885
材
料
費
1,012,072
0.1
2,000,826
0.2
197.7
1,268,272
0.1
63.4
1,455,814
0.1
114.8
187,542
品
3,050,401
0.3
3,638,164
0.3
119.3
3,253,863
0.3
89.4
2,518,648
0.2
77.4
△ 735,215
備
消
耗
賃
借
料
4,259,636
0.4
5,210,481
0.5
122.3
4,627,781
0.4
88.8
3,822,530
0.4
82.6
△ 805,251
負
担
金
1,257,735
0.1
1,710,987
0.2
136.0
1,380,386
0.1
80.7
1,354,262
0.1
98.1
△ 26,124
保
険
料
1,331,835
0.1
1,418,090
0.1
106.5
1,217,278
0.1
85.8
1,349,505
0.1
110.9
132,227
費
247,203,696
25.2
231,722,221
21.2
93.7
250,528,610
23.8
108.1
309,956,153
29.3
123.7
59,427,543
減
価
償
却
固定資産除却費
企
そ
業
債
の
合 計
利
6,384,652
0.7
112,133,281
10.2
1,756.3
64,505,234
6.1
57.5
16,108,571
1.5
25.0 △ 48,396,663
息
72,952,478
7.4
62,728,690
5.7
86.0
55,536,768
5.3
88.5
51,694,375
4.9
93.1
△ 3,842,393
他
4,869,377
0.5
8,036,990
0.7
165.1
9,411,554
0.9
117.1
4,841,530
0.5
51.4
△ 4,570,024
100.0 1,094,737,299
100.0
111.6 1,054,093,103
100.0
96.3 1,058,607,460
100.0
100.4
4,514,357
980,538,098