大学病院に勤務しています。入院患者さんのなかには大学の教授や VIPの方々がたくさんいます。とくに言葉遣いなどには気をつけていますが、これらの方々の場合、いろんな意味で「難しい」のです。例えばアナムネをとるとき、プライベートなことにも立ち入って聞かなければなりません。それに対してムッとされることがあります。あるときなどは、「信仰はおもちですか？」と聞いたらショックを受けたような方がいらっしゃいました。一第12回体どのような聞き方をしたら、失礼にならずにすむのでしょうか。（呼吸器内科いプライドを尊重すること歩んできた社会的背景と、高に一人ひとりの患者さんがしたがってナースは、今以上ているということです。んの患者の多くを占める時代が近づい会的地位の高い年配の方々が、みなさす。つまり、高学歴をもつうえに、社歳以上の﹁超高齢社会﹂になるそうであと 15 年もすると、 4 人に 1 人が 65 解決します！た事情通。快刀乱麻な語り口で、ナースの悩みを一挙にて、 30 年近くさまざまな立場のナースの相談を受けてきメディカ出版ナースセミナーの秘 ○ スーパーバイザーとしマダム・ソヴィ PROFILE が求められてくるわけです。 MY）﹁のプアラナイムドネのが高難いし患い者でさすん﹂部あてにお便りください。てうれしくなるものです。への賛成、反対意見でも O K 。編集いなことでもかまいません。マダム仕事と家庭のこと ⋮ ⋮ 。どんなささのつきあい、病院のなかで思うこと、ると、患者さんは大事にされていると感じさりげない優しさのひと言が添えられていが、﹁ゴトンとするから、気をつけて ⋮ ﹂と、﹁ゴトンとしますよ﹂は、よく言うでしょうと思います。例えば、車椅子を押すときに、いものですね。るかもしれません。お互いに、気をつけた患者さんにとっては最大の不幸と考えられいないナースに出くわすことがあります。知も、黙っているだけの判断をも、もって質問大募集 !! の人間関係、ドクターや患者さんとし、謙虚な気持ちで使わなければならないが、時として、上手にしゃべるだけの機私たちは、言葉のもつ大きな意味を理解その人のありのままの姿を映します。解決します！ナースステーション発した人の心を隠せないということです。言葉遣いは、心遣いなのです。まさに、マダム・ソヴィが、あなたの悩みをす。また、言は﹁心の声﹂ともいわれます。口から出たとたんに魂が宿るともいわれまんです。また、人の言葉は﹁言霊﹂といい、ります。﹁言葉は神の道具﹂といわれるゆえ聖書には、﹁はじめに、言葉ありき﹂とあけると、患者さんは感謝するものです。なるべく痛みを緩和するような表現を心がしますよ。でも、すぐ済みますからね﹂と、で、いきなりブスッ！ではなく、﹁チクッと注射を打つときでも、﹁痛いですからね﹂多くの人が冠婚葬祭のときにしか宗教の引ける設問ですよね。今の日本ではトな事柄に土足で踏み入るようで、気が、大方の患者の思いです。いかに相に入り込まないでもらいたいというのの琴きん殊こと線せんにに信触仰れにるつ問い題てではも、魂あにり触、れ無る遠、慮心とくに宗教の話などは、プライベー﹃ケアリでンすグ。﹄︵出版刊︶ヘルガ・クーゼ著／メディカてアナムネをとればいいのか。そのような状況のなかで、いかにしけ、共感する態度です。う。ちなみに、マダムおすすめの本は、されてくると思います。であっても、その話に耳を傾ど看護の知を深めることも必要でしょ本をよく読んで、看護倫理・人間観なさんを﹁ ○ ○ さま﹂と呼ぶ教育も徹底その基本姿勢は、相手が誰の言い渡し書﹂にならないためにも、いるでしょう。しかし、これまでのよわけですから、味気なさを覚える人もょ厳んしまなう粛ゅくしけ。にてれ敬けい後ば虔けんろなな暗り態いま度気せでん持慎。みち罪深な悪くど感聞無やき用気まで後しすれ。、でも、職業上の役割とあらば、尋ねことはできなくなるでしょうし、患者ちゃん﹂﹁おばあちゃん﹂などとくくるうに誰も彼も一緒くたにして﹁おじいげこします。信仰への問いかけが、﹁死へ言葉が共鳴を生み出し、信頼を呼び起しています。生きた言葉、命をもった何たるかを知ることにある﹂と書き記ヒポクラテスも、﹁医学とは、人間の提供者という一線を画した関係になるの気安い関係が、サービスの利用者とある意味では、患者さんとのあいだ者さんもいるかもしれません。く﹂＝﹁死が間近﹂と、とりかねない患のお世話になりませんから、﹁宗教を聞いのではないでしょうか。きるか、ナース同士で話し合ってもよ手にショックを与えないアナムネがで