難病患者のIT利用を 支援する新テクノロジー 視線入力意志 - 島津製作所

医
副
院
長
、
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
リ
ー
ダ
ー
・
中
島
孝
同
病
院
神
経
内
科
医
長
︶
と
共
同
で
開
発
し
、
製
品
化
し
た
。
製
作
所
が
厚
生
省
の
﹁
特
定
疾
患
患
者
の
生
活
の
質
︵
Q
O
L
︶
の
向
上
に
関
す
る
研
究
班
︵
﹂
班
長
・
福
原
信
義
同
病
院
脳
の
動
き
は
ま
っ
た
く
衰
え
な
い
。
こ
の
よ
う
な
四
肢
麻
痺
患
者
を
支
援
す
る
た
め
の
新
た
な
テ
ク
ノ
ロ
ジ
ー
を
、
島
津
に
よ
り
、
長
生
き
で
き
る
。
重
症
化
す
る
と
、
体
は
思
い
ど
お
り
に
動
か
せ
ず
、
車
い
す
生
活
や
寝
た
き
り
に
な
る
が
、
能
に
な
っ
た
。
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
を
操
作
す
る
事
が
可
れ
る
人
た
ち
も
、
文
字
入
力
や
イ
動
な
ど
の
影
響
を
取
り
除
き
な
が
働
き
が
あ
る
。
こ
う
し
た
固
視
微
す
ぎ
て
見
え
な
く
な
る
の
を
防
ぐ
れ
た
。
全
身
の
筋
肉
が
次
第
に
衰
え
て
い
く
神
経
難
病
の
筋
萎
縮
性
側
索
硬
化
症
︵
A
L
S
︶
は
、
人
工
呼
吸
器
の
利
用
足
を
動
か
す
こ
と
が
で
き
な
く
な
っ
た
南
舘
さ
ん
は
、
視
線
入
力
に
よ
る
意
志
伝
達
装
置
﹁
愛
言
葉
﹂
を
そ
う
評
し
て
く
う
に
寝
た
き
り
の
生
活
を
強
い
ら
術
に
よ
り
、
A
L
S
患
者
さ
ん
の
よ
ば
れ
、
特
定
の
視
細
胞
が
興
奮
し
揺
れ
動
い
て
い
る
。
固
視
微
動
と
呼
で
き
る
な
ん
て
す
ご
い
。
こ
の
装
置
で
世
界
が
広
が
っ
た
﹂
神
戸
大
の
大
学
院
生
だ
っ
た
五
年
前
に
発
病
し
、
両
腕
、
両
わ
た
っ
て
イ
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
に
熱
中
し
て
楽
し
ん
で
い
た
。
﹁
視
線
で
文
章
を
打
ち
込
ん
だ
り
、
イ
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
を
利
用
波
長
の
光
を
使
っ
て
い
る
。
こ
の
技
つ
め
て
い
て
も
、
実
際
に
は
細
か
く
最
新
情
報
新
恵
理
さ
ん
︵
二
十
八
歳
︶
は
ベ
ッ
ド
に
寝
た
ま
ま
、
友
人
と
電
子
メ
ー
ル
の
や
り
と
り
を
し
た
り
、
一
時
間
以
上
に
れ
る
心
配
の
な
い
可
視
光
に
近
い
の
視
線
は
じ
っ
と
一
点
だ
け
を
見
用
潟
県
南
部
の
日
本
海
沿
岸
の
町
、
大
潟
町
に
あ
る
国
立
療
養
所
犀さ
い
潟が
た
病
院
で
、
多
発
性
硬
化
症
患
者
の
南
舘
性
を
考
慮
し
、
水
晶
体
が
加
熱
さ
の
熊
澤
良
彦
・
主
任
技
師
。
人
間
と
開
発
を
担
当
し
た
島
津
製
作
所
難病患者のIT利用を
支援する新テクノロジー
視線入力意志伝達装置
位
置
の
検
出
に
適
し
て
い
る
。
安
全
く
、
改
良
を
重
ね
て
大
変
だ
っ
た
﹂
が
得
ら
れ
る
た
め
、
瞳
孔
の
中
心
虹
彩
の
間
に
明
瞭
な
輝
度
の
違
い
判
定
す
る
。
近
赤
外
光
は
瞳
孔
と
ど
こ
を
見
つ
め
て
い
る
か
、
瞬
時
に
球
の
動
き
を
撮
影
し
、
文
字
盤
の
き
る
必
要
が
あ
り
、
か
な
り
難
し
精
度
で
安
定
し
て
視
線
を
検
出
で
ん
の
実
用
に
耐
え
る
た
め
に
は
、
高
上
に
大
き
か
っ
た
。
多
く
の
患
者
さ
て
患
者
さ
ん
の
個
人
差
は
予
想
以
だ
高
性
能
の
C
C
D
カ
メ
ラ
が
、
眼
個
人
差
、
特
に
健
常
者
に
比
較
し
眼
を
照
ら
し
、
H
M
D
に
組
み
込
ん
進
め
て
い
く
中
で
、
眼
球
の
動
き
の
る
。
L
E
D
の
微
弱
な
近
赤
外
光
で
い
た
が
、
実
際
に
試
作
し
評
価
を
文
字
盤
な
ど
の
画
面
が
表
示
さ
れ
﹁
最
初
は
簡
単
に
で
き
る
と
考
え
て
が
あ
る
よ
う
に
見
え
、
パ
ソ
コ
ン
の
め
て
い
る
。
賞
な
ど
広
い
分
野
で
利
用
さ
れ
始
セ
ン
チ
先
に
一
四
イ
ン
チ
の
画
面
テ
ー
マ
パ
ー
ク
や
テ
レ
ビ
・
ビ
デ
オ
観
︵
H
M
D
︶
を
固
定
す
る
と
、
八
十
ヘ
ッ
ド
・
マ
ウ
ン
ト
・
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
用
し
て
い
る
。
患
者
の
目
の
前
に
野
で
実
用
化
が
始
ま
り
、
最
近
は
ル
リ
ア
リ
テ
ィ
ー
︵
仮
想
現
実
︶
の
分
H
M
D
は
、
航
空
機
や
バ
ー
チ
ャ
﹁
愛
言
葉
﹂
は
こ
の
眼
球
運
動
を
利
眼
球
だ
け
は
動
く
ケ
ー
ス
が
多
い
。
な
っ
た
神
経
難
病
の
患
者
さ
ん
も
可
能
に
す
る
眼
で
開
く
心
の
扉
手
足
が
麻
痺
し
て
声
が
出
な
く
難
病
患
者
の
意
志
伝
達
を
応
用
し
た
視
線
入
力
が
航
空
機
用
技
術
を
13
デジタルイメージングバリュー
新しい超音波診断環境の
始まりです
フルデジタルカラー超音波診断装置
人にやさしいシステムで
充実した診断環境を
`97
年
に
コ
ン
セ
プ
ト
モ
デ
ル
を
開
発
可
能
性
が
見
え
て
き
た
と
言
え
る
。
や
障
害
者
の
Q
O
L
を
向
上
さ
せ
る
込
め
て
3
年
が
か
り
で
完
成
し
た
。
⋮
﹂
、
開
発
担
当
者
た
ち
の
願
い
を
ん
の
社
会
へ
の
扉
と
な
れ
れ
ば
度
的
に
進
む
I
T
化
の
中
で
、
患
者
ン
を
可
能
に
し
た
。
﹁
難
病
患
者
さ
を
取
り
戻
す
の
に
も
役
立
つ
。
加
速
よ
う
に
す
る
も
の
で
、
人
間
の
尊
厳
界
中
の
人
と
の
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
分
の
意
志
を
確
実
に
伝
え
ら
れ
る
や
イ
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
を
通
し
て
世
ま
で
治
療
方
針
に
つ
い
て
患
者
が
自
の
会
話
だ
け
で
な
く
電
子
メ
ー
ル
い
う
こ
と
だ
。
﹁
愛
言
葉
﹂
は
、
最
後
語
る
。
﹁
愛
言
葉
﹂
は
身
近
な
人
と
な
説
明
と
同
意
︶
に
使
え
な
い
か
と
れ
ば
、
生
き
る
意
欲
が
わ
く
﹂
と
イ
ン
フ
ォ
ー
ム
ド
コ
ン
セ
ン
ト
︵
十
分
者
さ
ん
達
は
、
﹁
人
と
会
話
が
で
き
科
医
ら
が
期
待
す
る
の
は
、
患
者
の
医
療
現
場
を
あ
ず
か
る
神
経
内
4
5
0
0
人
と
い
わ
れ
て
い
る
。
患
国
内
の
A
L
S
患
者
は
現
在
約
に
使
い
こ
な
せ
る
人
も
い
た
。
◆
は
共
通
で
、
健
常
者
と
同
じ
よ
う
機
構
に
よ
り
圧
迫
感
を
軽
減
し
た
。
で
き
た
。
通
常
の
パ
ソ
コ
ン
と
機
能
軽
量
化
と
H
M
D
の
荷
重
を
支
え
る
患
者
さ
ん
が
簡
単
な
文
章
を
入
力
使
用
し
て
い
た
だ
き
、
二
十
一
人
の
の
H
M
D
を
採
用
し
、
H
M
D
の
小
型
療 の
養 患
所 者
犀さいさ
潟がたん
病 二
院 十
な 三
ど 人
四 に
病 、
院 国
で 立
者
の
表
情
が
見
え
る
オ
ー
プ
ン
タ
イ
プ
に
、
本
製
品
の
開
発
に
お
い
て
は
、
患
製
品
の
検
証
と
し
て
A
L
S
な
ど
指
摘
も
あ
っ
た
。
こ
れ
ら
の
結
果
を
基
き
る
よ
う
に
し
た
。
ん
の
表
情
が
見
え
な
い
と
困
る
﹂
と
の
盤
の
位
置
を
高
い
精
度
で
判
定
で
う
に
工
夫
し
て
、
注
視
し
た
文
字
ら
、
速
い
動
き
に
も
追
従
す
る
よ
ん
や
言
語
療
法
士
等
か
ら
﹁
患
者
さ
に
圧
迫
感
が
あ
り
、
ま
た
看
護
婦
さ
し
発
表
し
た
当
時
は
、
H
M
D
装
着
時
患者さんの日常生活が
大きく変わります
島津インバータ式X線撮影システム
視線入力で
コミュニケーション
[ エクシー ]
やさしく撮れる
コンパクト
X線撮影システム
EYE−COTOBAは、視線入力機能を組み込んだヘッド・マウント・ディスプレイを
用いた意志・情報伝達装置です。手足等が麻痺し発声が困難な筋萎縮性側索硬化
症(ALS)の患者さんのQOL(生活の質)の向上を目的とし、周囲とのコミュニケー
ションの他、知的な創造的活動および社会参加を支援します。HMDは固定用具で
保持されるため、頚部の筋力が低下した患者さんも使用できます。筋ジストロフィー
の患者さん、頚椎損傷等により肢体が不自由な方にもご利用いただけます。
視線入力意志伝達装置 EYE−COTOBA—
開業のための
最新の情報を
お届け
しています
HMD表示部
HMD眼球撮影部
視線検出方法
視線入力確定方法
操作コンピュータ
視線入力ソフトウェア
電源定格
開業ガイド
愛言葉 —
両眼、オープンタイプ、視野の広さ、水平20°
×垂直15°
表示焦点距離 約0.8m、表示画素数 640×480(VGA)
近赤外LED、CCDカメラ
瞳孔重心法、間欠的位置補正法(2種類より選択)
スイッチによる確定、注視による確定(2種類より選択)
DOS/Vパーソナルコンピュータ、Microsoft Windows98
ワープロ(文字盤による文書作成・編集・保存・読上げ)電子メール、インターネットWWW
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※本装置は、厚生省特定疾患対策研究「特定疾患患者の生活の質(QOL)の向上に関する研究班」と(株)島津製作所との共同で開発され、その臨床的評価については、
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