スライド 1

Aided Eyes:
Eye Activity Sensing for Daily Life
後藤祐斗
はじめに
 ライフログと眼球運動
 組込式眼鏡型眼球センサーのデザイン
 検出手法の候補
 眼球計測機の試作
 ライフイベント抽出システム
 事例研究
 有用性と将来性の実現について
ライフログと眼球運動
 ライフログとは
 人の行動を記録しデータとして残すこと
 人の動作や経験の追体験の実現
 眼球運動との関係性
 人が何を見たか,誰と会ったか,何に興味をもったか
 人の感情の知覚
 まばたきによる集中力の変化
ライフログの概念
1. 情報の検出
2. オブジェクトの抽出および検索
3. ライフログへ記憶
眼球運動について
 注視方向
 複数のオブジェクトのある画像から注視対象を判別
 眼球移動
 高速で自発的な動き
 人の対象への関心に依存
 まばたき頻度
 頻度により人の集中力の推定
組込式眼鏡型眼球センサー
 要求される仕様
 眼球運動とまばたきを正確に区別
 まばたきは速度約150msで運動
 日常生活で使用する上で支障のないシステム
 画像処理を組み合わせた情報抽出
検出手法の候補
 カメラベースシステム
 注視画像を捉える最も一般的な手法
 サーチコイルおよびオプティカルレバー
 特定の実験環境が必要で被験者に高負担な手法
 眼電図(EOG)
 電極で眼球電位を捉える手法
 赤外線角膜輪郭追跡
 赤外線LEDとセンサーを使った手法
眼球計測機の試作
 4つのトランジスタと2つの赤外線LED
 前面に周囲状況を記録する小型カメラ
キャリブレーション
 測定前にカメラとセンサーに校正データを記憶
 対象240点(等間隔横20点,縦12点)
ライフイベント抽出システム
 まばたきと眼球運動の区別
 あらかじめ登録されたオブジェクトの認識
 顔,文字,物体など
 SURFによる高速な特徴点検出
 検出領域を注視域に限定することで処理の軽減