HCLPカラム(P28-43) 02.9.6 10:07 AM ページ 39 R HPLCカラム PRODIGY R R R Prodigy PH-3(Polar Phenyl-Ethyl Column) ● フェニルエチルグループをポリメリック結合しました。 ● 極性分離選択性を加えました。 ● Prodigy ODS-3の高純度シリカを基材としています。 ● 芳香族,極性化合物および難易度の高い医薬品分析に 最適です。 ● C8, C18やCNとは異なる分離選択性です。 ● USP L11カラムに準拠します。 一般的なC8やC18のアルキル結合相はサンプルと固 定相間の疎水性相互作用を通じて化合物の分離を行い ますが,プロディジ PH-3のフェニルエチルグループは芳 香族環や2重結合を含んだサンプルとπ-π相互作用を 行います。 (右図参照) プロディジPH-3は,このπ-π相互 作用による特異な分離選択性をもちC8やC18では分離 することができない化合物に利用することができます。 通常プロディジPH-3の保持力はC18カラムの約半分, およびC8カラムより若干弱い程度です。そしてCNカラム に比べては,よりは強い保持力をもっています。しかし,特 定の芳香族化合物に対してはπ-π相互作用により,C8 やC18カラムよりも,より強い保持力を示す場合がありま す。 アルキル結合固定相では保持が弱い強極性芳香族や 同じく保持力の落ちる無極性化合物に対し,プロディジ PH-3の分離選択性は,複雑な極性/無極性化合物を分 離するためのよい選択肢になり得るでしょう。 ■ 極性固定相の分離選択性 π-π相互作用をするプロディジPH-3は,C8やC18カラ ムでは得られない分離選択性があります。例えば,プロ ディジPH-3の場合,エチルベンゼンとナフタレンの溶出 順序は,ナフタレンのニ環芳香族の作用により,C8カラ ムと下記のように異なります。 VS. SHIMADZU GLC LTD. 39 URL : https://solutions.shimadzu.co.jp/glc
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