平成23年1月11日 連雀学園三鷹市立第六小学校 校長 小 山 富 子 『辛卯年(かのとう) ・・・ 前へ』 平成23年、辛卯年が明けました。皆様には、ご 家族おそろいでよい年をお迎えのことと心からお喜 び申し上げます。 「 う さぎ 追い し か の山 こぶ な釣 り し かの 川・・・」童謡・ふるさとの一節です。 私の母は青梅市に生まれ80歳を超えましたが、 子どものころ聞いた覚えのあるうさぎ狩りのことを、 このお正月に改めて聞いてみました。兄弟や幼なじ みとの懐かしい思い出です。まず、うさぎの通り道 の山の下に罠の網を仕掛けます。そして、子どもた ちは、山の上からうさぎを追っておりていくのです。 「うさぎの登り坂」の言葉があるように、うさぎは 登るのが得意です。前足が短く後ろ足が長いからで す。捉えた獲物は、ごちそうになりました。 今の子どもたちの育つ環境とのあまりの違いに豊 かな国への急速な日本の変貌に考えさせられます。 知識や情報、物が限られた生活でしたが、季節の移 り変わりやゆっくりした時間の流れの中での生活、 母の時代がうらやましくも思えます。 「うさぎの登り坂」も生活の中で、うさぎを観察す ることから生まれた知識だからこそ、うさぎ狩りの 知恵が生まれ、活きているのでしょう。 校長 小山 富子 自然の中の摂理を自分の目で、耳で、触って、感 じとって、考えて、知識・知恵として豊かに育んで きました。困難に出会ったとき、よく観察すること、 知恵を使って条件を整理すること、その中で解決へ の糸口を見出すことができました。 今、私たちの周りには知識があふれています。こ の知識を活用し、行動する力にしていかなければな りません。来年度から実施される指導要領でも活用 力の育成があげられています。子どもたち一人一人 が学んだ知識を、友達とのかかわりを楽しみ、互い に成長することを喜び合える。また、挑戦する勇気 を持てる・・・行動する力を育てていきたいと考え ます。 2学期に総合的な学習で取組んだ5年生のテレビ 番組作り、6年生のクレイアニメ作り、子どもたち がこれまで学んできた学習を活用したすばらしい活 動が見られました。これから取り組む4年生の2分 の1成人式も楽しみです。 皆様からいただいた学校評価を活かして、学校も 前へと、さらに教育の充実に努めてまいります。保 護者の皆様にはご理解とご支援をお願いいたします。 2010年度「地球・夢・未来-石油の作文コンクール」 学校賞部門 優秀学校賞 全国小学校社会科研究協議会会長賞 受賞 日本国内外467校の中から選ばれました。石油を通して、環境問題や 資源について地球の未来を考えた子どもたちの作文が評価されたもので す。副賞としていただいた図書カードは、調べ学習に役立てていきます。 また、個人賞として6年伊藤理菜さんが賞をいただきました。 ~・~・~ 1 月 の 11 日(火) A週 始業式 4時間授業 給食開始 大掃除(2校時前半) 14 日(金) 保護者会(145 年 3 の 2) 1/2 成人式(4 年) 16 日(日) 市ニューイヤーコンサート出演(合唱団) 17 日(月) B週 19 日(水) 委員会活動 市図工展~22 日 20 日(木) 集会 保護者会(26 年 3 の1、3) 22 日(土) 連合学芸会(ふじみ) ※保護者会の時刻等については、別紙 のお知らせをご覧ください。 予 定 ~・~・~ 24 日(月) A週 【5時間授業】 5の2研究授業(6校時)★ 振替休業日(ふじみ) 25 日(火) 社会科見学(6年) 26 日(水) クラブ活動 27 日(木) 保護者会(ふじみ) 28 日(金) 作って遊ぼう集会 31 日(月) B週 【5時間授業】 6の2研究授業(6校時) ★ ★ どうぞ、ご参観ください 1月の生活目標 『新年の目標をたて、規則正しく生活しよう』 生活保健部 坂本 千波 あけましておめでとうございます。古くから、 『一日の計(はかりごと)は朝にあり、一年の計は元旦 にあり』と言い伝えられてきました。一日、そして、一年、それぞれの始めの大切さが強調されること ばです。 新しい年を迎え、子ども達は、 「今年はこれをがんばろう」という思いを心に決めていることでしょう。 このやる気を大切にしながら、これまでの学習や生活を振り返り、自分の課題は何かを考えて今年の目 標を立てていってほしいと思います。そして、この目標を達成するために日々の生活の中での具体的な 取り組み方を考え、意識していけるよう支援していきたいと思います。 新学期のスタートでもあります。子ども達が早寝早起きなどの生活のリズムを整え、学習用具の準備 や家庭学習の確認を行うなどして3学期の学校生活がスムーズに送れますよう保護者の皆様のご協力も よろしくお願いいたします。 校内研究紹介 ~授業力向上を目指して~ 研究部 福島 健明 今年度は、連雀学園研究のまとめの年ということで、各分科会を構成しての従来の校内研究ではなく、教 師ひとりひとりの授業実践の向上を目指して取り組んできました。実践するにあたってのテーマは「自ら考 え、学びあう児童の育成」とし、 「自分とは違う立場や考えの人を相手に、お互いの考えや感情を伝え合った り理解し合ったりしながら、自分の考えをより深めていくことのできる子。」を目指す児童像と設定しました。 一人一授業、テーマに沿った授業実践を提案していきました。 「習得」をねらいに定め、国語科での実践、習 得した力を算数・社会などで「活用」をねらいに定めた実践と多種多様な実践提案がありました。普段、身 近にいながらも授業を見合う場面が少ないため、教師それぞれの良さや課題などをお互いに確認するよい機 会になりました。授業の様子からは「答えはいっしょでも考え方が違う。なんか算数っておもしろい」 「あま り自信がなかったけど、友達からすごい、なるほどって言われてうれしくなった」などと、自分の考え・思 いを深めるためには友達の存在が不可欠ということを子どもたちは肌で感じていました。教師からの一方的 な知識の教え込みではなく、子どもたちのひらめきや・思いをいかに引き出し、子どもたち同士が学び合え る・深め合える手立てをこれからも追究模索していきます。 U U 学年紹介(1年生) 交流活動の取り組みについて 第1学年担任 白石 華子 1 年生は入学以来、主に 6 年生や 2 年生、ふじみ学級の子ど もたちと交流し、いろいろなことを教えてもらったり、優し く接してもらったりしました。この『うれしかった気もち』 が 1 年生の『頑張る気もち』を大きくしてくれています。 右の写真は、2 年生とのけん玉交流の時のものです。六小で は例年、2年生が入学式にけん玉を披露しています。今年の 1年生も、入学式に2年生のけん玉を見て、自分たちが挑戦 するのを楽しみにしていました。この日も丁寧に教えてもら い、入学式に向けて頑張ろうという意欲が高まったようです。 他にも、地域の農家の方や、お年寄りの方々等との交流活 動を通してたくさんの『知恵』や、 『心のふれあい』を学んで います。
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