(57)【要約】 【課題】安全なトリプターゼ活性阻害剤とそれを配合した、掻痒

JP 2007-186457 A 2007.7.26
(57)【 要 約 】
【課題】安全なトリプターゼ活性阻害剤とそれを配合した、掻痒、しわ、肌荒れ、全身ア
ナフィラキシー、喘息、間質性肺疾患、間質性膀胱炎、アトピー、疼痛、歯肉炎、慢性間
接リウマチ、関節炎、歯周病、花粉症等の疾患の治療又は予防のための外用剤、服用剤、
飲食品を提供する。
【解決手段】カテキン類、フラボン類、フラボノール類、フラバノン類、タンニン類、又
はケンジン、アルトカルパス、カシ、ビンロウジ、余甘子、セイヨウシロヤナギ、ターメ
リック、オウバク、トルメンチラ、高梁、ソウズク、ナガバギシギシ、ザクロ、ヒメフウ
ロ、チユ、リョウキョウ、チョウトウコウ、シラカバ、ビルベリー、フクボンシ、ユーカ
リ、緑茶、シモツケ、サンペンズ、胡桃仁、サルオガセ、セイヨウハゴロモソウ、カッコ
ン、カイカ、ガラナ、ウオルナット、フユボダイジュ、コウボクカ、オトギリソウ等の植
物又はその抽出物を有効成分とするトリプターゼ活性阻害剤。
10
(2)
JP 2007-186457 A 2007.7.26
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カテキン類および/又はその配糖体、フラボン類および/又はその配糖体、フラボノー
ル類および/又はその配糖体、フラバノン類および/又はその配糖体、タンニン類を有効
成分とするトリプターゼ活性阻害剤。
【請求項2】
カテキン類が、カテキン、エピカテキン、エピガロカテキンガレートから選ばれるもの
で あ り 、 ま た フ ラ ボ ン 類 が 、 ル テ オ リ ン 、 2-フ ェ ニ ル ク ロ モ ン 、 ア ピ ゲ ニ ン か ら 選 ば れ る
ものであり、またフラボノール類が、クエルセチン、ミリセチン、ケンフェロールから選
ばれるものであり、フラバノン類がナリンゲニン、フラバノン、ヘスペリジンから選ばれ
10
るものである請求項1記載のトリプターゼ活性阻害剤。
【請求項3】
ケンジン、アルトカルパス、カシ、ビンロウジ、余甘子、セイヨウシロヤナギ、ターメ
リック、オウバク、トルメンチラ、高梁、ソウズク、ナガバギシギシ、ザクロ、ヒメフウ
ロ、チユ、リョウキョウ、チョウトウコウ、シラカバ、ビルベリー、フクボンシ、ユーカ
リ、緑茶、シモツケ、サンペンズ、胡桃仁、サルオガセ、セイヨウハゴロモソウ、カッコ
ン、カイカ、ガラナ、ウオルナット、フユボダイジュ、コウボクカ、オトギリソウ、ヒシ
ノミ、インヨウカク、イチイヨウ、シュクシャ、イザヨイバラ、レンゲ、レモンバーム、
コウホネ、バラ、セイヨウニワトコの中から選ばれる植物またはそれら植物の溶媒抽出物
を有効成分とするトリプターゼ活性阻害剤。
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【請求項4】
請求項1から3記載のトリプターゼ活性阻害剤を配合してなる、掻痒、しわ、たるみ、
肌荒れ改善のための外用剤、及び全身アナフィラキシー疾患、アスピリン過敏性喘息、喘
息、間質性肺疾患、間質性膀胱炎、過敏性腸症候群、アレルギー性疾患、アトピー性疾患
、皮膚水疱症、知覚過敏症、疼痛、掻痒症、歯肉炎、浮腫、乾癬、肺繊維症、慢性間接リ
ウマチ、関節炎、歯周病、血液凝固障害、腎間質線維化、X線造影剤の副作用としての血
管透過性亢進又は肺浮腫、及び花粉症からなる群から選ばれる疾患の治療又は予防のため
の外用剤、服用剤または飲食品組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
30
【0001】
本発明は、トリプターゼ活性阻害剤とそれを配合した外用剤、服用剤又は飲食品組成物
に関する。さらに詳しくは、特定な成分、植物または植物の抽出物を有効成分とする安全
なトリプターゼ活性阻害剤とそれを配合し、掻痒、しわ、たるみ、肌荒れ改善のための外
用剤、及び全身アナフィラキシー疾患、アスピリン過敏性喘息、喘息、間質性肺疾患、間
質性膀胱炎、過敏性腸症候群、アレルギー性疾患、アトピー性疾患、皮膚水疱症、知覚過
敏症、疼痛、掻痒症、歯肉炎、浮腫、乾癬、肺繊維症、慢性間接リウマチ、関節炎、歯周
病、血液凝固障害、腎間質線維化、X線造影剤の副作用としての血管透過性亢進又は肺浮
腫、及び花粉症からなる群から選ばれる疾患の治療又は予防のための外用剤、服用剤また
は飲食品組成物を提供するものである。
40
【背景技術】
【0002】
ト リ プ タ ー ゼ は 、 1984 年 に ス ミ ス ( Smith) ら に よ っ て ヒ ト の 肺 か ら 単 離 精 製 さ れ た 細
胞内のトリプシン型プロテアーゼである。
【 非 特 許 文 献 1 】 T.J.Smith,M.W.Hougland,D.A.Johnson,J.Biol.Chem. 259, P11046(1984
)
トリプターゼは、1)トリプシンと同様に塩基性アミノ酸(特にアルギニン)のC末
端を切断すること、2)一般のトリブシン人工基質を分解すること、3)トリプシンイン
ヒビター群によりプロテアーゼ活性が阻害されること、からトリプシン型プロテアーゼに
属すると考えられている。しかし、トリプターゼは、1)トリプシンが非常によく分解す
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る人工基質であるArg−MCA(アルギニン−メチルクマリンアミド)やArg−bN
A ( ア ル ギ ニ ン − β -ナ フ チ ル ア ミ ド ) を 分 解 で き な い こ と 、 2 ) ト リ プ シ ン に よ っ て 分
解 さ れ に く い 血 液 凝 固 第 X a因 子 の 人 工 基 質 で あ る B o c − I l e − G l y − A r g − M
CA(t−ブトキシカルボニル−イソロイシン−グリシン−アルギニン−メチルクマリン
アミド)を非常によく分解すること、3)トリプシンがプロトロンビンを非限定分解して
大部分を分解してしまうに反してプロトロンビンを限定分解してトロンビンを生成するこ
とからトリプシンとは性質の異なるファミリーとして分類されている。また、トリプター
ゼとその他のプロテアーゼ(例えば、プラスミン、トロンビン、カリクレイン、エラスタ
ーゼ等)とは、構造、局在細胞および生理作用などの点でまったく異なる。
【0003】
10
トリプターゼは、他のトリプシン様セリンプロテイナーゼの活性を調節する天然の抗プ
ロテアーゼ、例えば粘液プロテアーゼ阻害剤(=抗ロイコプロテアーゼ又はHUSI−I
)、抗トロンビンIII、α1−プロテイナーゼ阻害剤、α2−マクログロブリン、又は
C 1− エ ス テ ラ ー ゼ 阻 害 剤 に よ っ て は 阻 害 さ れ な い と さ れ て い る 。
【0004】
また、トリプターゼは以下の細胞に存在することが知られているが、局在する細胞によ
って構造が異なっている。
(1)マスト細胞のトリプターゼ(トリプターゼM)
トリプターゼM は定型(結合織)マスト細胞、非定型(粘膜)マスト細胞および好塩基
球類のヒスタミン顆粒内に可溶状態で局在している。ヒトトリプターゼM はシュバルツ
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( Schwartz ) ら に よ り 単 離 精 製 さ れ た 。
【 非 特 許 文 献 2 】 L.B.Schwartz,R.A.Lewis,K.F.Ansten: J.Biol.Chem. 256, P11939(1981
)
こ の 酵 素 は 分 子 量 37,000 の サ ブ ユ ニ ッ ト 2 分 子 と 分 子 量 35,000の サ ブ ユ ニ ッ ト 2 分
子 か ら 構 成 さ れ る 分 子 量 144,000 の ヘ テ ロ テ ト ラ マ ー で あ る 。
(2)T4リンパ球の
ト リ プ タ ー ゼ ( ト リ プ タ ー ゼ T L 1, T L 2, T L 3) ト リ プ タ ー ゼ T L 1, T L 2, T L 3は
T 4 リ ン パ 球 の 一 種 で あ る Molt4,clone8 株 の 大 量 培 養 細 胞 か ら 木 戸 、 勝 沼 ら に よ っ て 単
離精製された。
【 非 特 許 文 献 3 】 H.Kido,A.Fukutomi,N.Katunuma: J.Biol.Chem. 265, P21979(1991)
ト リ プ タ ー ゼ T L 1お よ び ト リ プ タ ー ゼ T L 2は 細 胞 膜 か ら 、 ト リ プ タ ー ゼ T L 3は ゴ ル ジ
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体からそれぞれ精製された。(3)クララ細胞のトリプターゼ(トリプターゼクララ)ト
リプターゼクララは気管支粘膜分泌細胞(クララ細胞)から木戸、勝沼らによって単離精
製された。
【 非 特 許 文 献 4 】 H.Kido,Y.Yokogoshi,K.Sakai,M.Tashiro,Y.Kishino,A.Fukutomi,N.Katu
numa: J.Biol.Chem. 267, P13573(1992)
この酵素の分子量は還元剤存在下にSDS−
P A G E ( S D S − ポ リ ア ク リ ル ア ミ ド ゲ ル 電 気 泳 動 ) で 30,000、 ゲ ル ろ 過 で 180,000で
ある。
【0005】
トリプターゼと各種疾患の関係に関しては、下記の如き患者においてトリプターゼ濃度
が通常より増加しているとの報告がなされている。
40
・ 肥 満 細 胞 症 を 有 す る 患 者 、 及 び 全 身 ア ナ フ ィ ラ キ シ ー 後 の 患 者 ( Schwartz Metcalfe, 1
987; Schwartz Yunginger, 1989) 。
・アスピリン過敏性喘息を有する患者のアスピリン攻撃後の全身応答の最中の患者(特に
そ の 血 漿 中 に ) ( Bosso Schwartz, 1991) 。
・ 喘 息 を 有 す る 患 者 ( Broide Gleich, 1991; Bousquet Chanez, 1991, WenzelFowler, 19
88) 。
・ 間 質 性 肺 疾 患 を 有 す る 患 者 ( Walls Bennett, 1991) 。
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・ 間 質 性 膀 胱 炎 を 有 す る 患 者 ( Theoharides TC, Kempuraj D, Sant GR., 2001) 。
・ 過 敏 性 腸 症 候 群 を 有 す る 患 者 ( Pang X, Boucher W, Triadafilopoulos G, Sant GR, Th
eoharides TC, 1996) 。
・ ア レ ル ギ ー 性 患 者 の 抗 原 攻 撃 感 染 後 の 患 者 ( 特 に そ の 気 管 支 肺 胞 洗 浄 液 中 ) ( Castells
, 1988; Butrus, 1990) 。
・アトピー性及びアレルギー性皮膚を有する患者(特に、皮膚抗原チャレンジ後の皮膚水
疱 液 中 ) ( Shalit Schwartz, 1990; Atkins Schw-artz, 1990) 。
10
・季節性アレルギー性鼻炎を有する患者(特に、局所抗原チャレンジ後の鼻洗浄液中)(
Juliusson Holmberg, 1991) 。
・ 歯 肉 炎 及 び 歯 周 炎 を 有 す る 患 者 ( 特 に 、 そ の 歯 肉 滲 出 液 中 ) ( Cox Eley, 1989, J Peri
od Res; Eley Cox, 1992, J Dent) 。
・ 乾 癬 を 有 す る 患 者 ( 特 に 、 そ の 病 変 皮 膚 中 ) ( Harvima Naukkarinen, 1989) 。
【0006】
20
さ ら に は 、 ト リ プ タ ー ゼ が 肥 満 細 胞 関 連 疾 患 の 病 因 に 直 接 関 係 し て い る こ と は 、 in vit
ro試 験 的 に も 確 認 さ れ て お り 、 そ れ に よ れ ば 、 ト リ プ タ ー ゼ は 、 気 道 平 滑 筋 の 収 縮 性 を 増
大 さ せ ( Sekizawa, 1989) 、 血 管 作 用 性 腸 ペ プ チ ド を 不 活 性 化 さ せ る こ と に よ っ て 、 そ の
気 管 支 拡 張 作 用 を 破 壊 す る こ と が 知 ら れ て い る ( TamCaughey, 1990; TamFranconi, 1990
; Franconi, 1989) 。 こ の こ と か ら 、 ト リ プ タ ー ゼ は 、 喘 息 の 病 原 性 媒 介 物 質 で あ る と 提
唱された。またトリプターゼは、繊維芽細胞の有力な分裂促進剤であることが示され、喘
息 や 間 質 性 肺 疾 患 の 肺 繊 維 症 に 関 係 し て い る と の 報 告 も あ る ( Ruoss Hartmann, 1991; Ha
rtmann Ruoss, 1992) 。 慢 性 間 接 リ ウ マ チ 部 位 に 認 め ら れ る 肥 満 細 胞 か ら 放 出 さ れ る ト リ
プターゼがコラゲナーゼ活性を増強することが知られている。(非特許文献5)
30
【 非 特 許 文 献 5 】 Gruber BL: J.Immunol 140, P3936-3942(1988)
【0007】
ま た 、 ト リ プ タ ー ゼ が 、 プ ロ ス ト ロ メ リ シ ン ( = MMP-3) を 活 性 化 し 、 プ ロ ス ト ロ メ リ
シンが次いでコラーゲナーゼを活性化して、軟骨や歯周結合組織の破壊を開始させること
から、それぞれ関節炎や歯周病の病因にも関係があるとされている。
【 非 特 許 文 献 6 】 Gruber Marchese, 1989; Gruber Schwartz, 1990; Cox Eley, 1989, J.
Period Res; Eley Cox, 1992, J Dent) 。
そしてまた、高分子量キニノーゲンのプロ
凝 固 剤 ( 凝 固 剤 前 駆 体 ) 機 能 を 不 活 性 化 し ( Maier Spragg, 1983) 、 フ ィ ブ リ ノ ー ゲ ン を
開 裂 さ せ る こ と に よ り ( Schwartz Bradford Littman, 1985) 、 血 液 凝 固 障 害 を 促 進 さ せ
得ることも知られている。
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【0008】
トリプターゼは、トリプシン様プロテイナーゼの一般的阻害剤、例えばジイソプロピル
フルオロホスフェート、フェニルメチルスルホニルフルオリド及びトシル−L−リジンク
ロ ロ メ チ ル ケ ト ン に よ り 阻 害 さ れ る と の 報 告 も あ る ( Smith Hougland, 1984; Harvima Sc
hechter, 1988) が 、 そ れ ら 化 合 物 は 、 毒 性 も 高 く 、 安 定 性 も 悪 い た め 、 生 体 内 用 途 に は
不 適 当 で あ り 、 in vitro試 験 用 と し て さ え も 不 適 当 で あ る と い わ れ て い る 。 更 に 、 ト リ プ
ターゼ阻害作用を有することが知られているペプチド−アルギニンアルデヒドのロイペプ
チ ン 及 び ア ン チ パ イ ン ( Cromlish Seidah, 1987) 、 ( Caughey, 1993) も 、 ト リ プ タ ー ゼ
の阻害効果が弱く、有用性が限定されていた。
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【0009】
ポリペプチドである精製されたヒトトリプターゼ阻害剤分子、及びヒルの抽出物から得
られたトリプターゼ阻害剤が記載された文献もある。
【 特 許 文 献 1 】 特 表 平 9 -5 0 0 5 3 2 号
【0010】
トリプターゼと各種疾患の関係については上記のとおりだが、更に、次のようなことも
知られている。例えば、腎間質線維化については、肥満細胞が関与しており、その主要蛋
白分解酵素であるトリプターゼが、線維芽細胞増殖や細胞外基質合成促進に関与している
との報告もなされている。
【 非 特 許 文 献 7 】 J.Am.Soc.Nephrol 12, P1668-1676(2001)
10
【0011】
花粉症に関しても、次のような報告がある。まず、空気中の花粉(抗原)が鼻や目の粘
膜 に は り つ き 体 内 に 侵 入 す る と 、 生 体 は 抗 原 を 異 物 と み な し 、 IgE抗 体 を 作 る 。 特 に 花 粉
症 の 人 は 、 こ の IgE抗 体 が 過 剰 に 作 ら れ て し ま う 。 IgE抗 体 は 、 ま ず 細 胞 の 表 面 に 付 着 す る
。そこに更に抗原が侵入してくると、抗体と結合して「抗原抗体反応」が生じ、細胞内か
らヒスタミン、へパリン、トリプターゼなどの化学伝達物質が放出される。これらの化学
伝達物質は、知覚神経の末端を刺激したり、粘膜の浮腫をおこしたり、粘液の分泌をひど
くする作用がある。そのため鼻水が過剰に出たり、目がかゆくなったり、鼻詰まりが起こ
る。
【0012】
20
また、炎症やX線造影剤による副作用とトリプターゼの関係について、次のような報告
もなされている。炎症細胞に関しては、肥満細胞、好塩基球、好酸球及び気道上皮細胞の
活性化機序について多角的な検討が行われている。まず、X線造影剤の副作用の発症メカ
ニズムであるが、高浸透圧性X線造影剤はヒト好塩基球からヒスタミン遊離をひき起こし
、さらにこの遊離率は免疫学的刺激によるそれと有意に相関することが明らかになった。
アレルギー患者では免疫学的ヒスタミン遊離能が亢進していることはよく知られているの
で、特にアレルギー患者においてX線造影剤の副作用の発生頻度が高い理由は、このよう
な現象に起因している可能性が示唆された。また、代表的なX線造影剤であるイオキサグ
ル酸に対するIgE抗体の検出が行われた結果、副作用を示した患者の約30%にIgE
抗体が検出できたとの報告もある。しかし、その量は非常に僅かであるので、この特異I
30
gE抗体の意義については、検討すべきところである。X線造影剤でショック症状を起こ
した患者の血清中にはトリプターゼの濃度が増加していたので、激しい副作用の際には肥
満細胞からメディエーターが遊離されているかもしれない。
【0013】
次に、アスピリン喘息の発症機序であるが、このような患者にアスピリンの負荷試験が
なされ、経時的に尿を採集して各種のメディエーターの代謝産物を測定してみると、ロイ
コトリエンE4、11b−pGF2a及びメチルヒスタミンの有意な増加が認められたと
する報告もある。これによる結果から、アスピリン喘息患者ではアスピリンによって少な
くとも肥満細胞からのメディエーター遊離が起きていることを示すと共に、アスピリン喘
息の治療にも貢献すると考えられる。
40
【0014】
以上のような知見から、トリプターゼを阻害する薬剤は、全身アナフィラキシー疾患、
アスピリン過敏性喘息、喘息、間質性肺疾患、アレルギー性疾患、アトピー性疾患、皮膚
水疱症状、歯肉炎、乾癬、肺繊維症、慢性間接リウマチ、関節炎、歯周病、血液凝固障害
、腎間質線維化、X線造影剤の副作用、花粉症等、トリプターゼに起因する各種疾患の治
療剤として有効であると考えられる。
【0015】
皮膚の基底膜では、基底細胞が耐えず分裂を繰り返し、この分裂した基底細胞が順次上
方に押し上げられ、表皮の最上層にある角質層を形成している。角質層は美容上の肌の性
質とも関わりが極めて深いことから、基底膜の肌への影響もまた大きい。基底膜は細胞外
50
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マ ト リ ッ ク ス ( 後 述 ) の 一 種 と さ れ 、 タ イ プ IVコ ラ ー ゲ ン 、 プ ロ テ オ グ リ カ ン 、 ラ ミ ニ ン
、フィブロネクチン等を含む。また、真皮は結合組織からなり、細胞外空間はおもに、細
胞 外 マ ト リ ッ ク ス ( ECM: extracellular matrix) と 呼 ば れ る 巨 大 分 子 の 網 目 構 造 に よ っ
て満たされている。細胞外マトリックス(ECM)は、繊維性タンパク質(コラーゲン、
エラスチン等)や、細胞接着性タンパク質(グリコサミノグリカン、プロテオグリカン、
フィブロネクチン、ラミニン等)からなり、こうした構造により、真皮は皮膚の弾力、張
りなどに大きく影響している。
【0016】
皮膚においては紫外線により皮膚中のトリプターゼが増加することが知られている。
10
【 非 特 許 文 献 8 】 Bosset S et al.: British J Dermatol 149,P826-835(2003)
【0017】
また、トリプターゼは4型コラーゲン(非特許文献9)、フィブロネクチン(非特許文
献10)を分解し、基底膜を損傷する(非特許文献11)。
【 非 特 許 文 献 9 】 Lohi et al.: J Cell Biochem 50,P337-349(1992)
【 非 特 許 文 献 1 0 】 J.Invest.Dermatol 113(4),P567-573(1999 Oct.)
【 非 特 許 文 献 1 1 】 J.Clin.Invest 88,P493(1991)
【0018】
ま た 、 1型 コ ラ ー ゲ ン の 分 解 ( 非 特 許 文 献 1 2 ) 、 さ ら に 末 梢 血 管 の 透 過 性 亢 進 作 用 に
よる好中球の遊走を引き起こし、好中球由来エラスターゼによるエラスチンの分解を促進
20
する(非特許文献13)ことも報告されている。
【 非 特 許 文 献 1 2 】 Fajardo et al.: J immumol 171,P1493(2003)
【 非 特 許 文 献 1 3 】 He S et al.: Eur. J. harmacol 328,P89(1997)
【0019】
トリプターゼは、創傷治癒における角化遅延を引き起こす(非特許文献12)。したが
ってこれらの知見からトリプターゼは、紫外線による真皮でのコラーゲン、エラスチン等
の細胞外マトリックス成分(ECM)の減少・変性、さらには基底膜損傷や表皮肥厚によ
る皮膚の老化すなわち、しわ、きめの消失、弾力性の低下等に関与していることが考えら
れる。また、肥満細胞の脱顆粒促進作用が報告されており(非特許文献13)、紫外線に
よる炎症にも大きな役割を果たしていると考えられる。
30
【 非 特 許 文 献 1 2 】 Exp dermatol. 9, P258(2000)
【 非 特 許 文 献 1 3 】 Shaogeng HE: J Pharmacol Exp Therapeutics 286, P289-297(1998)
このようなことから、トリプターゼの阻害は紫外線による皮膚の炎症、かゆみ、肌荒
れ、たるみ、しわ等の予防及び改善にも有用と思われる。
【0020】
一 方 、 最 近 に な っ て ト リ プ タ ー ゼ が 、 preteinase activated receptor-2( P A R − 2
)に対して特異的な刺激作用を有する事が明らかにされている。プロテイナーゼ活性化型
受容体(PAR)はG蛋白共役型受容体の一種であり、アゴニストプロテイナーゼによっ
て受容体分子のN末細胞外ペプチド鎖が特定部位で切断され、露出された受容体活性化配
列が受容体分子の別の部位に結合することによって活性化する。1991年、PAR−1
40
がヒト血小板のトロンビン受容体としてクローニングされ、そのユニークな活性化メカニ
ズムが明らかにされ、その後、今日に至るまでにPAR−2、PAR−3、PAR−4が
クローニングされた。4つのPARのうち、PAR−1、PAR−3、PAR−4はトロ
ンビン受容体であるのに対し、PAR−2はトロンビンでは全く活性化されず、トリプシ
ン、トリプターゼなどいくつかのプロテイナーゼが内因性アゴニスト酵素候補として同定
される。PAR−1はヒト血小板の活性化に重要に機能し、神経系、消化器系、呼吸器系
、血管系その他に広く分布し、様々な機能の制御に関与する。また、PAR−2もPAR
−1同様,生体内に広く分布し、PAR−1とは異なる種々の機能を修飾する。
【0021】
50
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更に、「日本薬理学雑誌」(岡山大・医・薬理 西堀正洋)によれば、次のような報告
がされている。血小板と並んで重要なPARs発現細胞は、血管内皮細胞と血管平滑筋で
ある。PAR−lあるいはPAR−2刺激は内皮(NO)依存性の血管拡張反応を惹起す
る。血管内皮細胞におけるPAR−2発現はLPS、IL−lβ、TNF−αで著明に増
加 し ( 非 特 許 文 献 1 4 ) 、 septicshockに は P A R − 2 が 関 与 す る こ と が 示 唆 ( 非 特 許 文
献 1 5 ) さ れ て い る 。 血 管 内 皮 及 び 好 中 球 の P A R − l 刺 激 は 両 細 胞 の selectin発 現 を 亢
進する。このように、血管破綻に伴うトロンビンの生成は、PAR−l刺激を介して、血
管拡張、好中球の集積浸潤を惹起し、炎症反応の進行に密接に関与している。PAR−l
、PAR−2刺激により培養血管内皮細胞と平滑筋細胞は増殖亢進がおこるが、冠動脈の
バルーン再狭窄モデルでは、血管内膜と中膜層にPAR−2受容体が強発現し、内膜の増
10
殖性肥厚にPAR−2受容体刺激が関与することが示唆された。PAR−2受容体刺激プ
ロテイナーゼとしてこれまでトリプシンの他に肥満細胞トリプターゼが同定されている。
【 非 特 許 文 献 1 4 】 J Biol Chem 271, P14910-14915(1996)
【 非 特 許 文 献 1 5 】 Circulation 99, P2590-2597(1999)
【0022】
更にまた、PAR−2の生理的役割に関して、呼吸器上皮に存在するPAR−2はイノ
シトールリン脂質代謝を介して情報を伝達し、特に気道上皮細胞ではLPS作用を修飾し
、肺上皮細胞では好中球の接着を促進するなど多彩な生理作用を惹起し、感覚神経系に存
在するPAR−2が炎症性疼痛の発現に関与する一方、胃粘膜ではCGRPやタキキニン
類の遊離を介して粘液分泌を促進し胃粘膜に対して保護的に作用するとの報告もある。
20
【0023】
このように、PAR−2が、痛覚過敏、疼痛、気道収縮、浮腫など様々な病態生理に関
与していることはよく知られたところであり、PAR−2に対して特異的な刺激作用を有
するトリプターゼを効果的に阻害できるならば、PAR−2受容体が関与する様々な疾患
への適用、すなわち、知覚過敏の抑制や鎮痛作用、抗掻痒作用(PAR−2は知覚神経終
末 に あ り 、 ト リ プ タ ー ゼ の 刺 激 に よ り CGRPや substance P を 遊 離 、 ト リ プ タ ー ゼ や P A
R−2アゴニストペプチドにより痛覚過敏発症)、抗浮腫作用、抗喘息作用(気道におけ
るPAR−2刺激により気管収縮)など多岐にわたる効果が期待できる。特に、軟膏剤と
してアトピー性皮膚炎の時の抗掻痒剤としての適用、神経痛や帯状疱疹後痛などの知覚過
敏に対する抑制剤としての適用が大いに期待できる。
30
【0024】
上記のとおり、トリプターゼ阻害活性を有する化合物として、ジイソプロピルフルオロ
ホスフェート、フェニルメチルスルホニルフルオリド及びトシル−L−リジンクロロメチ
ルケトン等が既に知られてはいるものの、未だ活性が十分ではなく、より強力な阻害作用
を有する化合物が待ち望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0025】
以上のことを鑑み本発明は、安全性および効果の優れたトリプターゼ活性阻害剤を提供
40
すること、特にはトリプターゼの酵素活性を確実に阻害し得るトリプターゼ活性阻害剤と
、そのトリプターゼ活性阻害剤を配合してなる、掻痒、しわ、たるみ、肌荒れ改善のため
の外用剤、及び全身アナフィラキシー疾患、アスピリン過敏性喘息、喘息、間質性肺疾患
、間質性膀胱炎、過敏性腸症候群、アレルギー性疾患、アトピー性疾患、皮膚水疱症、知
覚過敏症、疼痛、掻痒症、歯肉炎、浮腫、乾癬、肺繊維症、慢性間接リウマチ、関節炎、
歯周病、血液凝固障害、腎間質線維化、X線造影剤の副作用としての血管透過性亢進又は
肺浮腫、及び花粉症からなる群から選ばれる疾患の治療又は予防のための外用剤、服用剤
または飲食品組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0026】
50
(8)
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本発明は、カテキン類、特にカテキン、エピカテキン、エピガロカテキンガレートおよ
び / 又 は そ れ ら の 配 糖 体 、 フ ラ ボ ン 類 、 特 に ル テ オ リ ン 、 2-フ ェ ニ ル ク ロ モ ン 、 ア ピ ゲ ニ
ンおよび/又はそれらの配糖体、フラボノール類、特にクエルセチン、ミリセチン、ケン
フェロールおよび/又はそれらの配糖体、フラバノン類、特にナリンゲニン、フラバノン
、ヘスペリジンおよび/又はそれらの配糖体、タンニン類を有効成分とするトリプターゼ
活性阻害剤、ケンジン、アルトカルパス、カシ、ビンロウジ、余甘子、セイヨウシロヤナ
ギ、ターメリック、オウバク、トルメンチラ、高梁、ソウズク、ナガバギシギシ、ザクロ
、ヒメフウロ、チユ、リョウキョウ、チョウトウコウ、シラカバ、ビルベリー、フクボン
シ、ユーカリ、緑茶、シモツケ、サンペンズ、胡桃仁、サルオガセ、セイヨウハゴロモソ
ウ、カッコン、カイカ、ガラナ、ウオルナット、フユボダイジュ、コウボクカ、オトギリ
10
ソウ、ヒシノミ、インヨウカク、イチイヨウ、シュクシャ、イザヨイバラ、レンゲ、レモ
ンバーム、コウホネ、バラ、セイヨウニワトコの中から選ばれる植物またはそれら植物の
溶媒抽出物を有効成分とするトリプターゼ活性阻害剤、これらトリプターゼ活性阻害剤を
配合してなる、掻痒、しわ、たるみ、肌荒れ改善のための外用剤、及び全身アナフィラキ
シー疾患、アスピリン過敏性喘息、喘息、間質性肺疾患、間質性膀胱炎、過敏性腸症候群
、アレルギー性疾患、アトピー性疾患、皮膚水疱症、知覚過敏症、疼痛、掻痒症、歯肉炎
、浮腫、乾癬、肺繊維症、慢性間接リウマチ、関節炎、歯周病、血液凝固障害、腎間質線
維化、X線造影剤の副作用としての血管透過性亢進又は肺浮腫、及び花粉症からなる群か
ら選ばれる疾患の治療又は予防のための外用剤、服用剤または飲食品組成物をもって課題
を解決する。
20
【発明の効果】
【0027】
本発明による有効成分は、トリプターゼの酵素活性を確実に阻害し得る安全性の高いト
リプターゼ活性阻害剤として評価される。そのため、掻痒、しわ、たるみ、肌荒れ改善の
ための外用剤、及び全身アナフィラキシー疾患、アスピリン過敏性喘息、喘息、間質性肺
疾患、間質性膀胱炎、過敏性腸症候群、アレルギー性疾患、アトピー性疾患、皮膚水疱症
、知覚過敏症、疼痛、掻痒症、歯肉炎、浮腫、乾癬、肺繊維症、慢性間接リウマチ、関節
炎、歯周病、血液凝固障害、腎間質線維化、X線造影剤の副作用としての血管透過性亢進
又は肺浮腫、及び花粉症からなる群から選ばれる疾患の治療又は予防のための外用剤、服
用剤または飲食品組成物として利用可能であり、それら疾患の改善、緩和、予防に有効で
30
ある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本発明によるトリプターゼ活性阻害剤として使用する植物について補足する。
ケ ン ジ ン と は 、 タ デ 科 ( Polygonaceae) イ ブ キ ト ラ ノ オ ( Polygonum bistorta L.) の 根
茎 ( 拳 参 ) 、 ア ル ト カ ル パ ス と は 、 ク ワ 科 Artocarpus lakoochaの 材 、 カ シ と は 、 シ ク ン
シ 科 ( Combretaceae) ミ ロ バ ラ ン ( Terminalia chebula) の 果 実 、 ビ ン ロ ウ ジ 刻 と は 、 ヤ
シ 科 ( Palmae) ビ ン ロ ウ ( Areca catechu L.) の 種 子 、 余 甘 子 と は 、 ト ウ ダ イ グ サ 科 ( Eu
phorbiaceae) ア ン マ ク ロ ( Phyllanthus emblica L.) の 果 実 、 セ イ ヨ ウ シ ロ ヤ ナ ギ と は
、 ヤ ナ ギ 科 ( Salicaceae) セ イ ヨ ウ シ ロ ヤ ナ ギ ( Salix alba L.) の 樹 皮 、 タ ー メ リ ッ ク
40
と は 、 シ ョ ウ ガ 科 ( Zinghiberaceae) タ ー メ リ ッ ク ( Curcuma longa L.) の 根 茎 ( ウ コ ン
) 、 オ ウ バ ク と は 、 ミ カ ン 科 ( Rutaceae) キ ハ ダ ( Phellodendron amurense Ruprecht)
又 は そ の 他 同 属 植 物 の 周 皮 を 除 い た 樹 皮 、 ト ル メ ン チ ラ と は 、 バ ラ 科 ( Rosaceae) ト ル メ
ン チ ラ ( Potentilla tormentilla vulgaris L.) の 根 、 高 梁 と は 、 イ ネ 科 ( Gramineae)
モ ロ コ シ ( 蜀 黍 、 唐 黍 、 ソ ル ガ ム ) ( Sorghum vulgare) の 種 子 、 ソ ウ ズ ク と は 、 シ ョ ウ
ガ 科 ( Zingiberaceae) 草 荳 蒄 ( Alpinia katsumadai Hay.) の 成 熟 種 子 、 ナ ガ バ ギ シ ギ シ
と は 、 タ デ 科 ( Polygonaceae) ナ ガ バ ギ シ ギ シ ( 長 葉 羊 蹄 ) ( Rumex crispus L.) の 根 茎
、 ザ ク ロ と は 、 ザ ク ロ 科 ( Punicaceae) ザ ク ロ ( Punica granatum) の 果 皮 、 ヒ メ フ ウ ロ
と は 、 フ ウ ロ ソ ウ 科 ( Geraniaceae) ヒ メ フ ウ ロ ( 姫 風 露 ) ( Geranium robertianum) の
全 草 、 チ ユ と は 、 バ ラ 科 ( Rosaceae) ワ レ モ コ ウ ( Sanguisorba officinalis) の 根 茎 、
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(9)
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根 、 リ ョ ウ キ ョ ウ と は 、 シ ョ ウ ガ 科 ( Zingiberaceae) コ ウ リ ョ ウ キ ョ ウ ( 良 姜 ) ( Alpin
ia officinarum Hances) の 根 茎 、 チ ョ ウ ト ウ コ ウ と は 、 ア カ ネ 科 ( Rubiaceae) カ ギ カ ズ
ラ ( Uncaria rhynchophylla Miquel) 又 は ( Uncaria sinensis Oliver) 又 は そ の 他 近 縁
植 物 の 鈎 棘 が 付 着 し た 茎 枝 、 シ ラ カ バ と は 、 カ バ ノ キ 科 ( Betulaceae) シ ラ カ バ ( 白 樺 )
( Betula platyphylla var. japonica) の 材 、 ビ ル ベ リ ー と は 、 ツ ツ ジ 科 ( Ericaceae)
ビ ル ベ リ ー ( Vaccinium myrtillus ) の 葉 、 果 実 、 フ ク ボ ン シ と は 、 バ ラ 科 ( Rosaceae)
ナ ガ バ モ ミ ジ イ チ ゴ ( Rubus palmatus Thunb.) の 未 熟 果 実 (偽 果 ) 、 ユ ー カ リ と は 、 フ ト
モ モ 科 ( Myrtaceae) ユ ー カ リ ( Eucalyptus globulus) の 葉 、 緑 茶 と は 、 ツ バ キ 科 ( Thea
ceae) チ ャ ( Camelia sinensis) の 葉 、 シ モ ツ ケ と は 、 バ ラ 科 ( Rosaceae) セ イ ヨ ウ ナ ツ
ユ キ ソ ウ ( Filipendula ulmaria Maxim) の 花 、 サ ン ペ ン ズ と は 、 マ メ 科 ( Leguminosae
10
) カ ワ ラ ケ ツ メ イ ( Cassia nomame Honda、 Cassia mimosoides L.var.nomame Makino) の
帯 果 期 の 茎 葉 、 胡 桃 仁 と は 、 ク ル ミ 科 ( Juglandaceae) セ イ ヨ ウ グ ル ミ ( Juglans regia
) の 種 子 、 サ ル オ ガ セ と は 、 サ ル オ ガ セ 科 ( Usneaceae) サ ル オ ガ セ ( Usnea longissima
Ach.) の 全 草 、 ハ ゴ ロ モ ソ ウ は バ ラ 科 ( Rosaceae) ハ ゴ ロ モ ソ ウ ( セ イ ヨ ウ ハ ゴ ロ モ ソ ウ
、 ア ル ケ ミ ラ 、 レ デ ィ ー ス マ ン ト ル ) ( Alchemilla vulgaris) の 全 草 、 カ ッ コ ン と は 、
マ メ 科 ( Leguminosae) ク ズ ( Pueraria lobata(Willd.)Ohwi) の 周 皮 を 除 い た 根 、 カ イ カ
と は 、 マ メ 科 ( Leguminosae) エ ン ジ ュ ( Sophora japonica) の 蕾 、 ガ ラ ナ と は 、 ム ク ロ
ジ 科 ( Sapindaceae) ガ ラ ナ ( Paulinia Cupana) の 種 子 、 ウ オ ル ナ ッ ト と は 、 ク ル ミ 科 (
Juglandaceae) ウ ォ ル ナ ッ ト ( Juglans nigra) の 種 子 、 フ ユ ボ ダ イ ジ ュ と は 、 シ ナ ノ キ
科 ( Tiliaceae) フ ユ ボ ダ イ ジ ュ ( Tilia cordata) の 花 序 、 コ ウ ボ ク カ と は 、 モ ク レ ン 科
20
( Magonoliaceae) ホ ウ ノ キ ( Magnolia obovata Thunb) の 花 、 オ ト ギ リ ソ ウ と は 、 オ ト
ギ リ ソ ウ 科 ( Guttiferae) オ ト ギ リ ソ ウ ( 弟 切 草 ) ( Hypericum erectum) の 全 草 、 ヒ シ
ノ ミ と は 、 ヒ シ 科 ( Trapaceae) ヒ シ ( Trapa bispinosa Roxb.var.NAKANO) ま た は そ の 同
属 植 物 の 果 実 、 イ ン ヨ ウ カ ク と は 、 メ ギ 科 ( Berberidaceae) ホ ザ キ イ カ リ ソ ウ ( Epimedi
um sagittatum Baker) の 花 蕾 を 含 む 葉 と 茎 ( 全 草 ) 、 イ チ イ ヨ ウ と は 、 イ チ イ 科 ( Taxac
eae) イ チ イ ( Taxus cuspidata Sieb.et Zucc) の 葉 、 シ ュ ク シ ャ と は 、 シ ョ ウ ガ 科 ( Zin
giberaceae) シ ュ ク シ ャ ( 縮 砂 ) ( Hedychium coronarium var. chrysoleucum) の 果 実 、
イ ザ ヨ イ バ ラ と は 、 バ ラ 科 ( Rosaceae) イ ザ ヨ イ バ ラ ( Rosa roxburghii Tratt. f. norm
alis Rehd. et Wils.) の 果 実 、 レ ン ゲ と は 、 マ メ 科 ( Leguminosae) レ ン ゲ ソ ウ ( Astrag
alus sinicus L.) の 全 草 、 種 子 、 レ モ ン バ ー ム と は 、 シ ソ 科 ( Labiatae) セ イ ヨ ウ ヤ マ
30
ハ ッ カ 、 コ ウ ス イ ハ ッ カ (Melissa officinalis L.)の 全 草 、 コ ウ ホ ネ と は 、 ス イ レ ン 科
( Nymphaeaeceae) コ ウ ホ ネ ( 河 骨 ) ( Nuphar japonicum) の 根 茎 、 バ ラ と は 、 バ ラ 科 ( R
osaceae) バ ラ ( Rosa centifolia) の 花 、 セ イ ヨ ウ ニ ワ ト コ と は 、 ス イ カ ズ ラ 科 ( Caprif
oliaceae) セ イ ヨ ウ ニ ワ ト コ ( Sambucus nigra) の 花 、 漿 果 を 使 用 す る こ と が で き る 。
【0029】
これら植物は、そのまま又は乾燥物を細切、粉砕等の加工をして使用されるのが望まし
い。また植物からの抽出は、溶媒で常温∼溶媒沸点温にて抽出する。利用可能な溶媒は、
水、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、ブタノール等の低級アルコール、
プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 1,3− ブ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 グ リ セ リ ン 等 の 多 価 ア ル コ ー ル ) 、
40
アセトン等のケトン類、エチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチル等の
エステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルム等の有機溶媒を単独又は2種以上任意に
組み合わせて使用することができる。
【0030】
抽 出 方 法 は 、 通 常 、 植 物 1 に 対 し て 溶 媒 1 ∼ 20を 使 用 し 、 常 圧 下 に お い て 室 温 ∼ 溶 媒 沸
点 温 に て 1時 間 ∼ 1週 間 浸 漬 抽 出 す る 。 ま た 常 圧 下 の み な ら ず 高 圧 下 や 超 臨 界 流 体 を 使 用 す
ることもできる。抽出後はろ過して溶液を回収し、必要に応じ脱臭、脱色等の精製を行う
。このようにして得た抽出液は、そのままでトリプターゼ活性阻害剤として利用すること
ができるが、さらに用途目的に応じて希釈又は溶媒を留去してペースト状としたり乾燥末
等に加工してもよい。
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(10)
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【0031】
本 発 明 に よ る 外 用 剤 と は 、 1)局 所 又 は 全 身 用 の 薬 用 外 用 剤 、 皮 膚 洗 浄 料 、 皮 膚 化 粧 料 類
、 2)頭 皮 ・ 頭 髪 に 適 用 す る 薬 用 又 は 化 粧 用 の 製 剤 類 、 3)浴 湯 に 投 じ て 使 用 す る 薬 用 又 は 化
粧 用 の 浴 用 剤 、 4)人 体 用 の 消 臭 ・ 防 臭 剤 、 5)歯 み が き 剤 、 洗 口 剤 、 含 嗽 剤 等 の 薬 用 又 は 化
粧 用 の 口 腔 用 剤 、 6)皮 膚 貼 付 用 シ ー ト 、 化 粧 用 シ ー ト 、 化 粧 用 コ ッ ト ン 、 衛 生 用 品 、 衛 生
綿類、ウエットティッシュなどを意味し、アンプル、カプセル、粉末(パウダー)、顆粒
、固形、溶液、ゲル、気泡、エマルジョン、シート、ミスト、スプレー剤など利用上の適
当な形態とすることができる。
【0032】
具体的には、クリーム、ゲル、軟膏、液状等の薬用外用剤類、化粧水、乳液、クリーム
10
、軟膏、ジェル、ローション、オイル、パック、ミスト、顔面用化粧シートなどの基礎化
粧料、ひげ剃り用剤、洗顔料、皮膚洗浄料(石けん類を含む)、シャンプー、リンス、ヘ
アートリートメント、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの
薬用又は化粧用頭髪料、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、
マスカラなどのメークアップ化粧料、香水類、皮膚用消臭剤、制汗剤、入浴剤、マウスウ
ォッシュ、歯磨き剤、口中清涼剤等が上げられる。
【0033】
また本発明による服用剤または飲食品組成物とは、全身アナフィラキシー疾患、アスピ
リン過敏性喘息、喘息、間質性肺疾患、間質性膀胱炎、過敏性腸症候群、アレルギー性疾
患、アトピー性疾患、皮膚水疱症、知覚過敏症、疼痛、掻痒症、歯肉炎、浮腫、乾癬、肺
20
繊維症、慢性間接リウマチ、関節炎、歯周病、血液凝固障害、腎間質線維化、X線造影剤
の副作用としての血管透過性亢進又は肺浮腫、及び花粉症からなる群から選ばれる疾患の
治療又は予防のための内服剤、薬剤をはじめ、美容や健康志向の飲食品等を意味し、形態
的には、アンプル、カプセル、丸剤、錠剤(ペレット)、粉末、顆粒、固形、液体、ゼリ
ー(ゲル)又は気泡等任意とすることができる。
【0034】
美容や健康志向の飲食品の具体例としては、栄養補給、滋養強壮、疲労回復、体質改善
、美白、美肌、美髪、養毛・育毛、痩身、精神安定等の美容・健康志向の加工食品や飲料
の他、ガム、キャンディ、ヨーグルト、タブレット、清涼飲料水等の嗜好食品又は飲料が
上げられる。
30
【0035】
本発明によるトリプターゼ活性阻害剤を外用剤に配合する場合は、有効成分濃度として
0.0001∼ 5% 程 度 含 有 す る よ う に 、 ま た 服 用 剤 ま た は 飲 食 品 組 成 物 に 配 合 す る 場 合 に は 、 1
日 当 た り の 有 効 成 分 の 摂 取 量 が 5m g ∼ 20g 程 度 に な る よ う に 調 整 さ れ る の が よ い 。
【実施例1】
【0036】
[植物の溶媒抽出物を有効成分とするトリプターゼ活性阻害剤の製造]
植 物 ( 100g) を 粉 砕 し た 後 、 溶 媒 ( 1kg) を 加 え 常 温 ∼ 加 温 下 に て 浸 漬 抽 出 し 、 次 い で
吸 引 濾 過 し て 抽 出 液 ( 約 1kg) を 得 る 。 こ の 操 作 に よ り ト リ プ タ ー ゼ 活 性 阻 害 剤 を 得 た 。
【実施例2】
40
【0037】
[トリプターゼ活性阻害作用の評価]
各種フラボノイド及びタンニンは、また各種植物抽出物は前記実施例で製造した抽出液
の 溶 媒 を 蒸 発 乾 固 し て DMSOに 溶 解 ( 各 種 フ ラ ボ ノ イ ド 、 タ ン ニ ン に あ っ て は 1mg/mL、 各 種
植 物 抽 出 物 に あ っ て は 50μ g/mL) し 、 試 験 試 料 と し た 。 対 照 は DMSOの み と し た 。 ト リ プ タ
ー ゼ は ヒ ト 扁 桃 腺 か ら ス ミ ス (T.J.Smith)ら に よ る 方 法 に 従 っ て 精 製 し た 。 ( J.Biol.Chem
. 259, P11046(1984))
1mM-CaCl2 , 1%DMSOを 含 む 50mMト リ ス 塩 酸 緩 衝 液 (pH8)を 用 い て 、 2.5μ Mに な る よ う に Bo
c-Phe-Ser-Arg-MCA (Peptide institute INC製 )を 溶 解 し 、 160μ Lを 96ウ ェ ル プ レ ー ト へ
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(11)
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添 加 し た 。 試 験 試 料 ( 25μ L) , 精 製 ヒ ト ト リ プ タ ー ゼ (0.25U / mL)を 20μ L加 え 、 37℃ で
15分 間 イ ン キ ュ ベ ー ト し た 。 反 応 後 の 蛍 光 強 度 ( Ex360nm, Em450nm) を 測 定 し 、 以 下 の 式
(数1)にてトリプターゼ阻害率(%)を算出した。
【0038】
(数1)
ト リ プ タ ー ゼ 阻 害 率 ( % ) =100*(1-試 料 の 蛍 光 強 度 /対 照 の 蛍 光 強 度 )
【0039】
表1∼表4はトリプターゼ活性阻害作用の評価結果である。尚、表2∼4における抽出溶
媒 の 「 EtOH」 と は エ タ ノ ー ル 、 「 PG」 と は プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 「 1,3-BG」 と は 1,3−
10
ブチレングリコールを指す。
【0040】
【表1】
【0041】
20
(12)
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【表2】
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【0042】
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(13)
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【表3】
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【0043】
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(14)
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【表4】
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【0044】
本発明の有効成分であるトリプターゼ活性阻害剤を配合した外用剤、服用剤または飲食
品組成物には、必要に応じて下記に例示する成分や添加剤を任意に選択し配合することが
できる。
【0045】
(1)各 種 油 脂 類
アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレ
ンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂
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(15)
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脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウ
モロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミン
ク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、スクワレン、ス
クワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。
【0046】
(2)ロ ウ 類
ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノ
リン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス等。
【0047】
(3)鉱 物 油
10
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタ
ンワックス等。
【0048】
(4)脂 肪 酸 類
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リ
ノ ー ル 酸 、 リ ノ レ ン 酸 、 ド コ サ ヘ キ サ エ ン 酸 、 エ イ コ サ ペ ン タ エ ン 酸 、 12-ヒ ド ロ キ シ ス
テアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸
、 カ プ ロ ン 酸 、 2-エ チ ル ブ タ ン 酸 、 イ ソ ペ ン タ ン 酸 、 2-メ チ ル ペ ン タ ン 酸 、 2-エ チ ル ヘ キ
サン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
【0049】
20
(5)ア ル コ ー ル 類
エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコ
ール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、
フ ェ ノ キ シ エ タ ノ ー ル 等 の 天 然 ア ル コ ー ル 、 2-ヘ キ シ ル デ カ ノ ー ル 、 イ ソ ス テ ア リ ル ア ル
コ ー ル 、 2-オ ク チ ル ド デ カ ノ ー ル 等 の 合 成 ア ル コ ー ル 。
【0050】
(6)多 価 ア ル コ ー ル 類
酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポ
30
リエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコ
ー ル 、 1,3-ブ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 ペ ン チ ル グ リ コ ー ル 、 グ リ セ リ ン 、 ペ ン タ エ リ ト リ ト ー
ル、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビ
トール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール等。
【0051】
(7)エ ス テ ル 類
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリ
ン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリ
スチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリ
スチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレ
40
ングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコ
ール等。
【0052】
(8)金 属 セ ッ ケ ン 類
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウン
デシレン酸亜鉛等。
【0053】
(9)ガ ム 質 、 糖 類 又 は 水 溶 性 高 分 子 化 合 物
アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤ
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ゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、シ
ョ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチ
ン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイ
ド 等 の ア ル キ レ ン (C2 ∼ C4 )オ キ サ イ ド が 付 加 さ れ た ヒ ド ロ キ シ ア ル キ ル (C2 ∼ C4 )キ チ ン 又
はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン
酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイ
チン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶
セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン
10
、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロ
ピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニル
ポリマー、ポリエチレンイミン等。
【0054】
(10)界 面 活 性 剤
アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エ
ステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アル
キル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、
ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エ
ステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテ
20
ルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型
非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活
性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活
性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
【0055】
(11)各 種 ビ タ ミ ン 類
ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタ
ミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩、
チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタ
ミンB6)、
30
シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチ
ン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:ビタミンC酸又はその誘導体、ビタミン
D群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3
)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンE又はその誘導体、ユビキノン類
、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナ
ジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミ
ンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチ
ン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。
【0056】
(12)各 種 ア ミ ノ 酸 類
40
バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリ
プトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システ
イン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミ
ン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、
リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等
。
【0057】
(13)植 物 又 は 動 物 系 原 料 由 来 の 種 々 の 添 加 物
これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、
粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造
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粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種
の素材から任意に選択して供すれば良い。
【0058】
尚、抽出に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、或いは後に行う加工
処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水、メタノール、エタノール、プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール等の低級アルコ
ー ル 或 い は 含 水 低 級 ア ル コ ー ル 、 プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 1,3-ブ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 グ リ
セリン等の多価アルコール或いは含水多価アルコール、アセトン、酢酸エチル等の各種有
機溶媒の中から選ばれる1種若しくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、用途
により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽
10
出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良
く、又、搾取抽出したものでも良い。
【0059】
尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供す
る場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の
緩和、芳香によるストレスの緩和、細胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質
の改善、肌荒れ防止及びその改善、発毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労
の緩和、血流促進、温浴効果等の美容的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等
の効果も期待できる。
【0060】
20
又、飲食品においては、栄養補給、疲労回復、強壮、細胞賦活(細胞老化防止)等の健
身並びに美容的効果をはじめ、味覚の改善、色調や芳香、光沢の付与、安定化、増粘、防
腐等の目的で使用することができる。更にこの他にも、これまでに知られている各原料素
材の様々な美容的、薬剤的効果を期待し、これらを組合わせることによって目的とする効
果の増進を図ったり、多機能的な効果を期待した製品とすることも可能である。
【0061】
原 料 と す る 具 体 的 な 植 物 (生 薬 )と し て は 、 例 え ば 、 ア ー モ ン ド (へ ん 桃 )、 ア イ (藍 葉 )、
ア オ カ ズ ラ (清 風 藤 )、 ア オ キ (青 木 )、 ア オ ギ リ 又 は ケ ナ シ ア オ ギ リ (梧 桐 )、 ア オ ツ ヅ ラ フ
ジ (木 防 巳 )、 ア オ テ ン マ 、 ア カ シ ア 、 ア カ シ ョ ウ マ (赤 升 麻 )、 ア カ ス グ リ 「 果 実 」 、 ア カ
ツ メ ク サ 、 ア カ ブ ド ウ 、 ア カ ミ ノ キ (ロ グ ウ ッ ド )、 ア カ メ ガ シ ワ (赤 芽 柏 )、 ア カ ミ ノ ア カ
30
ネ 又 は セ イ ヨ ウ ア カ ネ 又 は ア カ ネ (茜 草 根 )、 ア カ ヤ ジ オ ウ 又 は ジ オ ウ (地 黄 )、 ア ギ (阿 魏 )
、 ア キ カ ラ マ ツ 、 ア キ ニ レ (榔 楡 皮 )、 ア グ ア イ ー ・ グ ァ ス ー 、 ア グ ア ヘ (オ オ ミ テ ン グ ヤ
シ )、 ア ケ ビ (木 通 )、 ア サ (麻 子 仁 )、 マ ル バ ア サ ガ オ 又 は ア サ ガ オ (牽 牛 子 )、 ア ジ サ イ (紫
陽 花 )、 ア シ タ バ (明 日 葉 )、 ア ズ キ (赤 小 豆 )、 ア ス ナ ロ 、 ア セ ロ ラ 、 ア セ ン ヤ ク (阿 仙 薬 )
、 ア チ ラ (シ ョ ク ヨ ウ カ ン ナ )、 ア ニ ス 、 ア ビ ウ 、 ア ビ ウ ラ ー ナ 、 ア ブ ラ ナ 、 ア ベ マ キ 「 果
実 」 、 ア ボ カ ド 、 ア マ 、 ア マ チ ャ (甘 茶 )、 ア マ チ ャ ヅ ル 、 ア マ ド コ ロ (玉 竹 )、 ア マ ナ (光
慈 姑 )、 ア マ ラ ン サ ス (ヒ ユ 、 ハ ゲ イ ト ウ 、 ヒ モ ゲ イ ト ウ 、 セ ン ニ ン コ ク 、 ス ギ モ リ ゲ イ ト
ウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、アオスズラン、アマラントウス・ヒポ
コ ン ド リ ア ク ス )、 ア ミ ガ サ ユ リ 又 は バ イ モ (貝 母 )、 ア リ ス ト ロ メ リ ア (ユ リ ズ イ セ ン )、
ア ル カ ナ (ア ル カ ン ナ )、 ア ル ガ ロ ー ボ (キ ャ ベ )、 ア ル テ ア 、 ア ル ニ カ 、 ア ル ピ ニ ア 又 は カ
40
ツ マ ダ イ (ソ ウ ズ ク )、 ア ロ エ (蘆 薈 )、 ア ロ エ ベ ラ 、 ア ン ジ ェ リ カ 、 ア ン ズ 又 は ホ ン ア ン ズ
(杏 仁 )、 ア ン ソ ッ コ ウ (安 息 香 )、 イ エ ロ ー サ ポ テ 、 イ ガ コ ウ ゾ リ ナ (地 胆 頭 )、 イ カ リ ソ ウ
又 は ヤ チ マ タ イ カ リ ソ ウ (イ ン ヨ ウ カ ク )、 イ グ サ (灯 心 草 )、 イ タ ド リ (虎 杖 根 )、 イ チ イ (
一 位 )、 イ チ ゴ 、 イ チ ジ ク (無 花 果 「 果 実 、 葉 」 )、 イ チ ハ ツ (一 初 )、 イ チ ビ (冬 葵 子 )、 イ
チ ヤ ク ソ ウ (一 薬 草 )、 イ チ ョ ウ (銀 杏 「 種 子 、 葉 」 )、 イ ト ヒ メ ハ ギ (遠 志 )、 イ ナ ゴ マ メ 、
イ ヌ ナ ズ ナ (テ イ レ キ シ )、 イ ヌ ビ ユ (ホ ナ ガ イ ヌ ビ ユ )、 イ ネ 「 種 子 、 種 皮 」 、 イ ノ ン ド 「
種 子 」 、 イ ブ キ ジ ャ コ ウ ソ ウ 、 イ ラ ク サ 、 イ ラ ン イ ラ ン 、 イ ワ タ バ コ (岩 萵 苣 )、 イ ワ ヒ バ
又 は イ ワ マ ツ (巻 柏 )、 イ ン ゲ ン マ メ 、 ウ ー ロ ン 茶 、 ウ イ キ ョ ウ (茴 香 )、 ウ ィ ー ト (チ ブ サ
ノ キ )、 ウ キ ヤ ガ ラ (三 稜 )、 ウ グ イ ス カ グ ラ 「 果 実 」 、 ヒ メ ウ イ キ ョ ウ 、 ウ コ ン (鬱 金 )、
ウ キ ク サ (浮 萍 )、 ウ ス バ サ イ シ ン 又 は ケ イ リ ン サ イ シ ン 又 は オ ウ シ ュ ウ サ イ シ ン (細 辛 )、
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ウ ス ベ ニ ア オ イ 、 ウ ス ベ ニ タ チ ア オ イ 、 ウ チ ョ ウ ラ ン 、 ウ ツ ボ グ サ (夏 枯 草 )、 ウ ド 又 は シ
シ ウ ド (羌 活 、 独 活 、 唐 独 活 )、 ウ ニ ャ デ ガ ト (ウ ン カ リ ア 、 キ ャ ッ ツ ク ロ ー )、 ウ バ 茶 、 ウ
メ (烏 梅 「 種 子 、 果 肉 」 )、 ウ ラ ジ ロ ガ シ 、 ウ ワ ウ ル シ (ク サ コ ケ モ モ )、 ウ ン シ ュ ウ ミ カ ン
(陳 皮 )、 ウ ン ボ ク 、 エ ス ト ラ ゴ ン 、 エ ゾ ウ コ ギ (蝦 夷 五 加 )、 エ ゾ ス ズ ラ ン 、 エ チ ナ シ (ホ
ソ バ ム ラ サ キ バ レ ン ギ ク )、 エ ニ シ ダ 、 エ ノ キ タ ケ (榎 茸 )、 エ ビ ス グ サ 又 は カ ッ シ ア ・ ト
ー ラ (決 明 子 )、 エ ル カ ン プ レ 、 エ ル ダ ー ベ リ ー 「 果 実 」 、 エ レ ミ 、 エ リ ン ギ ィ 又 は プ レ ロ
ー タ ス エ リ ン ジ 、 エ ン ジ ュ (槐 花 、 槐 花 米 )、 エ ン ド ウ 、 オ ウ ギ 又 は キ バ ナ オ ウ ギ (黄 耆 )、
ナ ル コ ユ リ 又 は カ ギ ク ル マ バ ナ ル コ ユ リ ( 黄 精 )、 オ ウ ヒ サ サ ノ ユ キ 又 は サ サ ノ ユ キ 、 オ
ウ レ ン (黄 連 )、 オ オ ガ タ ホ ウ ケ ン 、 オ オ カ ラ ス ウ リ (カ ロ コ ン )、 オ オ グ ル マ (土 木 香 )、 オ
オ ツ ヅ ラ フ ジ (防 己 )、 オ オ バ コ (車 前 子 、 車 前 草 )、 オ オ バ ナ ア ザ ミ (祁 州 漏 芦 、 白 頭 翁 )、
10
オ オ ハ シ バ ミ (榛 子 )、 オ オ ハ シ ラ サ ボ テ ン 、 オ オ バ ナ オ ケ ラ 又 は オ ケ ラ (白 朮 )、 オ オ バ ナ
サ ル ス ベ リ ( バ ナ バ ) 、 オ オ バ ヤ シ ャ ブ シ 「 果 実 」 、 オ オ ホ シ グ サ (穀 精 草 )、 オ オ ミ ア カ
テ ツ 、 オ オ ミ サ ン ザ シ 又 は サ ン ザ シ (山 査 子 )、 オ オ ミ ヤ シ 、 オ オ ム ギ (大 麦 )、 オ カ 、 オ カ
ゼ リ (蛇 床 子 )、 オ ク ラ 「 果 実 」 、 オ グ ル マ (旋 覆 )、 オ ク ル リ ヒ ゴ タ イ (禹 州 漏 芦 、 藍 刺 頭 )
、 オ タ ネ ニ ン ジ ン 又 は ト チ バ ニ ン ジ ン (人 参 )、 オ ト ギ リ ソ ウ 又 は コ ゴ メ バ オ ト ギ リ ソ ウ
又 は セ イ ヨ ウ オ ト ギ リ ソ ウ (弟 切 草 )、 オ ド リ コ ソ ウ (続 断 )、 オ ナ モ ミ (蒼 耳 子 )、 オ ニ グ ル
ミ 、 オ ニ ド コ ロ 又 は ト コ ロ 又 は ナ ガ ド コ ロ (ヒ カ イ )、 オ ニ ノ ヤ ガ ラ (天 麻 )、 オ ニ ユ リ 又 は
サ サ ユ リ 又 は ハ カ タ ユ リ (百 合 )、 オ ノ エ ラ ン 、 オ ノ ニ ス 、 オ ヒ ョ ウ (裂 葉 楡 )、 オ ミ ナ エ シ
(敗 醤 )、 オ ユ ー コ 、 オ ラ ン ダ カ ラ シ (ク レ ソ ン )、 オ ラ ン ダ ゼ リ 、 オ ラ ン ダ ビ ユ 、 オ ラ ン ダ
ミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、カイケイジ
20
オ ウ (熟 地 黄 )、 カ カ オ 「 果 実 、 果 皮 、 種 子 」 、 カ キ (柿 蒂 「 葉 」 )、 カ ギ カ ズ ラ (釣 藤 鈎 )、
カ キ ド オ シ 又 は カ ン ト リ ソ ウ (蓮 銭 草 )、 カ キ ラ ン 、 ガ ク ア ジ サ イ 、 カ シ ア 、 カ ジ ノ キ (楮
実 「 果 実 」 )、 ガ ジ ュ ツ (莪 朮 )、 カ シ ワ (槲 樹 、 槲 葉 )、 カ ス カ リ ラ 、 カ ス カ ラ サ グ ラ ダ 、
カ ス ミ ソ ウ 、 カ セ ン ソ ウ 、 カ ニ ク サ (金 沙 藤 )、 カ ニ ー ワ 、 カ ー ネ ー シ ョ ン 、 カ ノ コ ソ ウ (
吉 草 根 )、 カ バ 、 カ バ ノ キ 又 は シ ダ レ カ ン バ (白 樺 )、 ガ ー ベ ラ 、 カ ボ チ ャ 、 カ ポ ッ ク ノ キ
「 種 子 」 、 カ ホ ク サ ン シ ョ ウ (蜀 椒 )、 ガ マ (蒲 黄 )、 カ ミ ツ レ 又 は ロ ー マ カ ミ ツ レ 、 カ ミ ヤ
ツ デ (通 草 )、 カ ム カ ム (カ モ カ モ )、 カ ラ ー 、 カ ラ ク サ ケ マ ン 、 カ ラ ス ウ リ 又 は シ ナ カ ラ ス
ウ リ (王 瓜 )、 カ ラ ス ビ シ ャ ク (半 夏 )、 カ ラ ス ム ギ 、 ガ ラ ナ 「 種 子 」 、 カ ラ ホ オ (厚 朴 )、 カ
ラ ヤ 、 ガ リ ュ ウ 、 カ リ ン (木 瓜 )、 ガ ル シ ニ ア 、 カ ワ ミ ド リ 、 カ ワ ラ サ イ コ (委 陵 菜 、 翻 白
草 )、 カ ワ ヂ シ ャ 、 カ ワ ラ タ ケ 、 カ ワ ラ ナ デ シ コ (石 竹 )又 は エ ゾ カ ワ ラ ナ デ シ コ (瞿 麦 、 瞿
30
麦 子 )、 カ ワ ラ ニ ン ジ ン (青 蒿 )、 カ ワ ラ ヨ モ ギ (茵 チ ン 蒿 )、 カ ン ス イ (甘 遂 )、 カ ン ゾ ウ (甘
草 )、 カ ン タ ラ ア サ 、 カ ン デ リ ラ 、 カ ン ト ウ 、 カ ン ナ 、 カ ン ラ ン 、 キ イ チ ゴ (エ ゾ イ チ ゴ 、
オランダイチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ヨーロッパキイチゴ
)、 キ ウ イ 「 果 実 、 葉 」 、 キ カ ラ ス ウ リ (瓜 呂 根 )、 キ キ ョ ウ (桔 梗 、 桔 梗 根 )、 キ ク (菊 花 、
シ マ カ ン ギ ク 、 チ ョ ウ セ ン ノ ギ ク )、 キ ク タ ニ ギ ク 、 キ サ サ ゲ (梓 実 )、 ギ シ ギ シ (羊 蹄 根 )
、 キ ジ ツ (枳 実 )、 キ ズ タ 、 キ ダ チ ア ロ エ 、 キ ダ チ ハ ッ カ 、 キ ナ 、 キ ナ ノ キ (シ ン コ ー ナ 、
ア カ キ ナ ノ キ )、 キ ヌ ア (キ ノ ア )、 キ ハ ダ (黄 柏 )、 キ マ メ 、 ギ ム ネ マ ・ シ ル ベ ス タ 、 キ メ
ン カ ク 、 キ ャ ベ ツ 、 キ ャ ベ ブ 「 未 熟 果 」 、 キ ャ ラ ウ ェ ー 、 キ ュ ウ リ 、 ギ ョ リ ュ ウ (西 河 柳
、 て い 柳 )、 キ ラ ジ ャ ・ サ ポ ナ リ ア 、 キ ラ ヤ 、 キ ラ ン ソ ウ (金 瘡 小 草 )、 キ ン カ ン 「 果 実 」
、 キ ン キ ジ ュ 、 ギ ン セ カ イ 、 キ ン ブ セ ン 、 キ ン マ 、 キ ン ミ ズ ヒ キ (仙 鶴 草 )、 キ ン ラ ン 、 ギ
40
ンラン、キンリョウヘン、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、
ク ェ ル ク ス ・ イ ン フ ェ ク ト リ ア (没 食 子 )、 ク ク イ ナ ッ ツ 、 ク ゲ ヌ マ ラ ン 、 ク コ (枸 杞 、 枸
杞 子 、 枸 杞 葉 、 地 骨 皮 )、 ク サ ス ギ カ ズ ラ (天 門 冬 )、 ク ズ (葛 根 )、 ク ス ノ キ 、 グ ー ス ベ リ
ー 「 果 実 」 、 ク ソ ニ ン ジ ン (黄 花 蒿 )、 ク テ ィ テ ィ リ バ ー 、 ク チ ナ シ (山 梔 子 )、 ク ヌ ギ (樸
ソ ウ )、 ク プ ア ス 、 ク ベ バ 、 ク マ ザ サ 、 ク マ ツ ヅ ラ (馬 鞭 草 )、 ク ラ ラ (苦 参 )、 ク ラ ン ベ リ
ー「果実」、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープ
フ ル ー ツ 「 果 実 ・ 葉 」 、 ク ロ ウ メ モ ド キ 、 ク ロ ガ ネ モ チ (救 必 応 )、 カ メ バ ヒ キ オ コ シ 又 は
ク ロ バ ナ ヒ キ オ コ シ 又 は ヒ キ オ コ シ (延 命 草 )、 ク ロ ー ブ (丁 子 、 丁 香 )、 グ ン バ イ ナ ズ ナ (
セ キ メ イ 、 セ キ メ イ シ )、 ケ イ ガ イ (荊 芥 、 荊 芥 穂 )、 ケ イ ト ウ (鶏 冠 花 、 鶏 冠 子 )、 ゲ ッ カ
ビ ジ ン 、 ゲ ッ ケ イ ジ ュ (月 桂 樹 )、 ケ ナ シ サ ル ト リ イ バ ラ (土 茯 苓 、 山 帰 来 )、 ゲ ン チ ア ナ 、
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ゲ ン ノ シ ョ ウ コ (老 鸛 草 )、 ケ ン ポ ナ シ (キ グ シ )、 コ ウ キ セ ッ コ ク 、 キ シ ュ ウ ミ カ ン (コ ウ
ジ 、 タ チ バ ナ 、 オ オ ベ ニ ミ カ ン 、 フ ク レ ミ カ ン 、 サ ガ ミ コ ウ ジ 、 ポ ン カ ン 、 サ ン タ ラ (橘
皮 ))、 コ ウ シ ン バ ラ (月 季 花 )、 コ ウ ス イ ハ ッ カ 、 コ ウ ゾ 「 果 実 」 、 コ ウ チ ャ (紅 茶 )、 コ ウ
ホ ネ (川 骨 )、 コ ウ ホ ン (藁 本 、 唐 藁 本 )、 コ ウ リ ャ ン 、 コ ウ リ ョ ウ キ ョ ウ (高 良 姜 )、 コ エ ン
ド ロ 「 果 実 」 、 コ オ ウ レ ン (胡 黄 連 )、 コ ガ ネ バ ナ (黄 ゴ ン )、 コ ケ モ モ (越 橘 )、 コ コ ヤ シ 「
果 実 」 、 ゴ シ ュ ユ (呉 茱 萸 )、 ゴ シ ョ イ チ ゴ (覆 盆 子 )、 コ シ ョ ウ (胡 椒 )、 コ ス モ ス 、 コ パ イ
バ バ ル サ ム 、 コ ー ヒ ー 「 種 子 、 葉 」 、 コ ブ シ 又 は モ ク レ ン (辛 夷 )、 ゴ ボ ウ (牛 蒡 、 牛 蒡 子 )
、 コ ボ タ ン ヅ ル 、 ゴ マ (胡 麻 )、 ゴ マ ノ ハ グ サ (玄 参 )、 ゴ ミ シ (五 味 子 )、 サ ネ カ ズ ラ 又 は ビ
ナ ン カ ズ ラ 又 は マ ツ ブ サ 、 コ ム ギ (小 麦 )、 米 又 は 米 糠 「 赤 糠 、 白 糠 」 、 コ メ 油 、 コ ー ラ ・
アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コロニーリャ、コロハ「果実」、コロンボ
10
、 コ ン ズ ラ ン ゴ 、 コ ン ブ 、 コ ン ニ ャ ク 、 コ ン フ リ ー (鰭 張 草 )、 サ イ ザ ル (サ イ ザ ル ア サ )、
サ イ ハ イ ラ ン 、 サ カ ネ ラ ン (エ ゾ サ カ ネ ラ ン )、 サ キ シ マ ボ タ ン ヅ ル 又 は シ ナ ボ タ ン ヅ ル 又
は シ ナ セ ン ニ ン ソ ウ (威 霊 仙 )、 サ ク ラ (オ オ シ マ ザ ク ラ 、 ヤ マ ザ ク ラ 、 オ オ ヤ マ ザ ク ラ 、
エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、
コ ヒ ガ ン 、 サ ト ザ ク ラ 、 カ ン ザ ク ラ 「 葉 、 花 、 果 実 、 樹 皮 (桜 皮 )」 )、 サ ク ラ ン ボ 、 ザ ク
ロ 、 サ サ 、 サ サ バ ギ ン ラ ン 、 サ ザ ン カ 、 サ ジ オ モ ダ カ (沢 瀉 )、 サ ツ マ イ モ 、 サ ト ウ キ ビ 、
サ ト ウ ダ イ コ ン 、 サ ネ ブ ト ナ ツ メ (酸 棗 仁 )、 サ フ ラ ン (番 紅 花 、 西 紅 花 )、 サ ポ ジ ラ 、 サ ポ
テアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サーモンベリー「果実」、サラシナショウマ
(升 麻 )、 サ ラ ン シ ト ウ (砂 藍 刺 頭 )、 サ ル ビ ア (セ ー ジ )、 サ ワ ギ キ ョ ウ (山 梗 菜 )、 サ ワ グ ル
ミ (山 胡 桃 )、 サ ン カ ク サ ボ テ ン 、 サ ン グ レ デ グ ラ ー ド (ク ロ ト ン )、 サ ン シ ク ヨ ウ ソ ウ 、 サ
20
ン シ チ ニ ン ジ ン (三 七 人 参 )、 サ ン シ ュ ユ (山 茱 萸 )、 サ ン シ ョ ウ (山 椒 )、 サ ン ズ コ ン (山 豆
根 )、 シ ア (カ リ テ )、 シ ア ノ キ 「 果 実 」 、 シ イ タ ケ (椎 茸 )、 シ オ ン (紫 苑 )、 シ カ ク マ メ 、
ジ キ タ リ ス 、 シ ク ン シ (使 君 子 )、 シ ソ 又 は ア オ ジ ソ 又 は チ リ メ ン ジ ソ 又 は カ タ メ ン ジ ソ (
紫 蘇 葉 、 紫 蘇 子 )、 シ タ ン 、 シ ナ ノ キ 、 シ ナ ホ オ ノ キ 、 シ ナ レ ン ギ ョ ウ (連 翹 )、 シ メ ジ (ヒ
ンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シ
ロ タ モ ギ タ ケ )、 シ モ ク レ ン (辛 夷 )、 シ モ ツ ケ ソ ウ 、 ジ ャ ガ イ モ 、 シ ャ ク ヤ ク (芍 薬 )、 シ
ャ ジ ン (沙 参 )、 ジ ャ ス ミ ン ( マ ツ リ カ ) 、 ジ ャ ノ ヒ ゲ (麦 門 冬 )、 ジ ュ ウ ロ ク サ サ ゲ 、 シ ュ
ク コ ン カ ス ミ ソ ウ 、 シ ュ ク シ ャ ミ ツ (砂 仁 、 縮 砂 )、 ジ ュ ズ ダ マ 、 シ ュ ロ 「 果 実 」 、 シ ュ ン
ラ ン 、 ジ ョ ウ オ ウ ヤ シ 、 シ ョ ウ ガ (生 姜 )、 ジ ョ ウ ザ ン ア ジ サ イ (常 山 )、 シ ョ ウ ブ (菖 蒲 、
菖 蒲 根 )、 シ ョ ズ ク 「 果 実 」 、 シ ラ カ シ 「 種 子 」 、 シ ラ ン (ビ ャ ッ キ ュ ウ )、 シ ロ ゴ チ ョ ウ
30
「 種 子 」 、 シ ロ ツ メ ク サ (ク ロ ー バ ー )、 シ ロ ト ウ ア ズ キ (鶏 骨 草 )、 シ ロ バ ナ イ リ ス (ニ オ
イ イ リ ス )、 シ ロ バ ナ ツ タ 「 花 」 、 シ ロ バ ナ ル ー ピ ン 、 シ ロ ミ ナ ン テ ン (南 天 実 )、 シ ン コ
ナ サ ク シ ル ブ ラ 、 ジ ン チ ョ ウ ゲ (瑞 香 、 瑞 香 花 、 沈 丁 花 )、 シ ン ナ モ ン 、 シ ン ナ モ ム ム ・ カ
ッ シ ア ( 桂 皮 ) 、 ス イ カ (西 瓜 )、 ス イ カ ズ ラ (金 銀 花 、 忍 冬 )、 ス イ バ (酸 模 )、 ス イ ム ベ リ
ー 「 果 実 」 、 ス タ ー ア ッ プ ル 、 ス テ ビ ア 、 ス ト ロ ベ リ ー 「 果 実 」 、 ス ズ サ イ コ (徐 長 卿 )、
ス ギ ナ (問 荊 )、 ス ベ リ ヒ ユ (馬 歯 け ん 、 馬 歯 け ん 子 )、 ス モ モ 「 果 実 」 、 ス ル ガ ラ ン (オ ラ
ン )、 セ イ ヨ ウ ア カ マ ツ 「 球 果 」 、 セ イ ヨ ウ カ ラ マ ツ 、 セ イ ヨ ウ キ ズ タ 、 セ イ ヨ ウ グ ル ミ
、 セ イ ヨ ウ サ ン ザ シ 、 セ イ ヨ ウ ス ノ キ 、 セ イ ヨ ウ タ ン ポ ポ 、 セ イ ヨ ウ ト チ ノ キ (マ ロ ニ エ )
、 セ イ ヨ ウ ナ シ 「 果 実 」 、 セ イ ヨ ウ ナ ツ ユ キ ソ ウ 、 セ イ ヨ ウ ニ ワ ト コ (エ ル ダ ー )、 セ イ ヨ
ウ ネ ズ (ジ ュ ニ パ ー 、 杜 松 )、 セ イ ヨ ウ ノ コ ギ リ ソ ウ (ミ ル フ ォ イ ル )、 セ イ ヨ ウ バ ラ 、 セ イ
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ヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカ又はセイヨウヤマハッカ、セイ
ヨ ウ ワ サ ビ 、 セ キ シ ョ ウ (石 菖 根 )、 セ ッ コ ク (サ ク ラ セ ッ コ ク 、 コ ウ キ セ ッ コ ク 、 オ オ バ
ナセッコク、オキナワセッコク、ホンセッコク、コチョウセッコク、シカクセッコク、キ
バ ナ ノ セ ッ コ ク )(デ ン ド ロ ビ ウ ム 、 石 斛 )、 セ ド ロ ン (ボ ウ シ ュ ウ ボ ク )、 ゼ ニ ア オ イ 、 ヒ
ロ ハ セ ネ ガ 、 セ ネ ガ 、 セ リ 、 セ ロ リ 、 セ ン キ ュ ウ (川 キ ュ ウ )、 セ ン シ ン レ ン (穿 心 連 )、 セ
ン ダ ン 、 セ ン ニ ン サ ボ テ ン 、 セ ン ナ 「 果 実 、 葉 」 、 セ ン ニ ン ソ ウ (大 蓼 )、 セ ン ブ リ (当 薬 )
、 セ ン ボ ク 、 ソ ウ カ (草 果 )、 ゾ ウ ゲ チ ュ ウ 、 ソ シ ン ロ ウ バ イ 、 ソ バ 「 種 実 」 、 ソ メ モ ノ イ
モ 、 ソ ラ マ メ 、 ダ イ オ ウ (大 黄 )、 大 根 、 大 豆 、 ダ イ ダ イ (橙 皮 、 枳 実 )、 タ カ サ ゴ ル リ ヒ ゴ
タ イ (東 南 藍 刺 頭 )、 タ カ サ ブ ロ ウ (旱 蓮 草 )、 タ カ ト ウ ダ イ (大 戟 )、 タ カ ワ ラ ビ (狗 脊 )、 ダ
ー ク ス ィ ー ト チ ェ リ ー 「 果 実 」 、 タ チ ア オ イ 、 タ チ ジ ャ コ ウ ソ ウ (タ イ ム 、 百 里 香 )、 タ チ
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ド コ ロ (ヒ カ イ )、 タ チ ヤ ナ ギ 、 タ マ リ ン ド 「 種 子 」 、 タ マ ネ ギ 、 タ ム シ バ (辛 夷 )、 タ ラ ノ
キ 「 果 実 、 葉 、 根 皮 」 、 タ ラ ヨ ウ (大 葉 冬 青 、 一 葉 茶 、 苦 丁 茶 、 苦 灯 茶 )、 ダ リ ア (テ ン ジ
ク ボ タ ン )、 タ ル ウ ィ 、 タ ン キ リ マ メ 、 タ ン シ ウ チ ワ 、 タ ン ジ ン (丹 参 )、 タ ン ポ ポ (蒲 公 英
)又 は シ ロ バ ナ タ ン ポ ポ 又 は モ ウ コ タ ン ポ ポ 、 ダ ン マ ル 、 チ ェ リ ー 「 果 実 」 、 チ ガ ヤ 「 果
実 、 根 、 芽 」 、 チ ク セ ツ ニ ン ジ ン (竹 節 人 参 )、 チ コ リ
、 チ ャ ン カ ピ エ ド ラ (キ ダ チ コ ミ カ ン ソ ウ )、 チ ュ ー リ ッ プ 、 チ ョ コ ノ ス テ イ 、 チ ョ ウ セ ン
ア ザ ミ (ア ー テ ィ チ ョ ー ク )、 チ ョ ウ セ ン ダ イ オ ウ (大 黄 )、 チ ョ ウ セ ン ニ レ (蕪 夷 )、 チ ョ ウ
セ ン ヨ モ ギ (艾 葉 )、 チ ョ レ イ マ イ タ ケ (猪 苓 )、 チ ョ ロ ギ 、 ツ キ ミ ソ ウ 、 ツ ク シ サ カ ネ ラ ン
、 ツ ク リ タ ケ (マ ッ シ ュ ル ー ム )、 ツ チ ア ケ ビ 、 ツ バ キ 、 ツ ボ ク サ 、 ツ メ ク サ (漆 姑 草 )、 ツ
ユ ク サ (鴨 跖 草 )、 ツ ル ア ズ キ (赤 小 豆 )、 ツ ル ツ チ ア ケ ビ 、 ツ ル ド ク ダ ミ (何 首 烏 )、 ツ ル ナ
10
(蕃 杏 )、 ツ ル ニ ン ジ ン (四 葉 参 )、 ツ ル マ メ 、 ツ ワ ブ キ 、 デ イ コ 、 テ ウ チ グ ル ミ 、 デ ュ ベ リ
ー 「 果 実 」 、 テ ン グ サ 、 テ ン チ ャ (甜 茶 )、 テ ン ダ イ ウ ヤ ク (烏 薬 )、 ト ウ ガ (冬 瓜 子 )、 ト ウ
カ ギ カ ズ ラ 、 ト ウ ガ ラ シ (番 椒 )、 ト ウ キ (当 帰 )、 ト ウ キ ン セ ン カ (マ リ ー ゴ ー ル ド )、 ト ウ
サ イ カ チ 、 ト ウ ナ ベ ナ (川 断 )、 ト ウ モ ロ コ シ 又 は ト ウ モ ロ コ シ 毛 (南 蛮 毛 )、 ト ウ ネ ズ ミ モ
チ (女 貞 子 )、 ト ウ リ ン ド ウ 又 は チ ョ ウ セ ン リ ン ド ウ (竜 胆 )、 ト ク サ (木 賊 )、 ド ク ダ ミ (十
薬 )、 ト コ ン (吐 根 )、 ト シ シ 又 は マ メ ダ オ シ 又 は ネ ナ シ カ ズ ラ 、 ト チ ュ ウ (杜 仲 「 樹 皮 、 葉
、 根 」 )、 ト ネ リ コ (秦 皮 )、 ト マ ト 、 ト ラ ガ ン ト 、 ト リ ア カ ン ソ ス 「 種 子 」 、 ト ル コ キ キ
ョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、トンカマメ、ナイゼリアベリー「果実」
、 ナ ガ イ モ 又 は ヤ マ ノ イ モ (山 薬 )、 ナ ギ イ カ ダ (ブ ッ チ ャ ー ブ ル ー ム )、 ナ ギ ナ タ コ ウ ジ ュ
、 ナ ズ ナ 、 ナ タ ネ 、 ナ タ マ メ 又 は タ テ ハ キ (刀 豆 )、 ナ ツ ミ カ ン 、 ナ ツ メ (大 棗 )、 ナ ニ ワ イ
20
バ ラ (金 桜 子 )、 ナ ベ ナ (続 断 )、 ナ メ コ 、 ナ ン キ ン マ メ (落 花 生 )、 ナ ン テ ン (南 天 実 )、 ナ ン
バ ン カ ラ ム シ (苧 麻 )、 ニ オ イ ス ミ レ 、 ニ ガ キ (苦 木 )、 ニ ガ ヨ モ ギ (苦 艾 )、 ニ ク ズ ク 、 ケ イ
又 は ニ ッ ケ イ 又 は セ イ ロ ン ニ ッ ケ イ 又 は ヤ ブ ニ ッ ケ イ (桂 皮 )又 は ケ イ シ (桂 枝 )、 ニ ョ ホ ウ
チ ド リ 、 ニ ラ (韮 子 )、 ニ ワ ト コ (接 骨 木 「 果 実 、 花 、 茎 、 葉 」 )、 ニ ン ニ ク (大 蒜 )、 ヌ ル デ
(五 倍 子 )、 ネ ギ 、 ネ ム ノ キ 又 は ネ ブ 又 は ネ ビ 又 は ネ ム リ ノ キ 又 は ジ ゴ ク バ ナ (合 歓 )、 ノ ア
ザ ミ (大 薊 )、 ノ イ バ ラ (営 実 )、 ノ ウ ゼ ン カ ズ ラ (凌 霄 花 )、 ノ ゲ イ ト ウ 、 ノ コ ギ リ ソ ウ 、 ノ
ダ ケ (前 胡 )、 ノ バ ラ 、 ノ モ モ 、 パ イ ナ ッ プ ル 「 果 実 」 、 ハ イ ビ ス カ ス (ブ ッ ソ ウ ゲ 、 フ ウ
リ ン ブ ッ ソ ウ ゲ 、 ロ ー ゼ ル )、 ハ イ リ ン ド ウ 、 ハ ウ チ ワ 、 パ ウ ・ ド ー セ 、 ハ カ マ ウ ラ ボ シ (
骨 砕 補 )、 ハ ク カ ユ マ ト ウ 、 ハ ク サ ン チ ド リ 、 ハ ク セ ン (白 癬 皮 )、 ハ ク ル ベ リ ー 「 果 実 」
、 ハ コ ベ (繁 縷 )、 ハ シ バ ミ (榛 子 )、 ハ シ リ ド コ ロ (ロ ー ト 根 )、 バ ジ ル 、 ハ ス (蓮 、 蓮 肉 、
30
蓮 子 )、 パ セ リ (オ ラ ン ダ ゼ リ )、 ハ ダ カ ム ギ 、 バ タ タ 、 ハ チ ク 又 は マ ダ ケ (竹 茹 )、 パ チ ョ
リ ー 、 ハ ッ カ (薄 荷 、 薄 荷 葉 )、 ハ ッ シ ョ ウ マ メ 、 ハ ト ム ギ (ヨ ク イ ニ ン )、 ハ ナ ス ゲ (知 母 )
、 バ ナ ナ 、 ハ ナ ハ ッ カ 、 ハ ナ ビ シ (シ ツ リ シ 、 シ シ ツ リ )、 バ ニ ラ ビ ン ズ 、 パ パ イ ヤ 、 ハ ハ
コ グ サ (鼠 麹 草 )、 パ ハ ロ ボ ボ 、 ハ ブ 「 全 草 、 茎 、 葉 」 、 パ プ リ カ 、 ハ マ カ キ ラ ン 、 ハ マ ゴ
ウ 又 は ミ ツ バ ハ マ ゴ ウ (蔓 荊 子 )、 ハ マ ス ゲ (香 附 子 )、 ハ マ ビ シ (シ ツ 莉 子 )、 ハ マ ナ ス (マ
イ カ イ 花 )、 ハ マ ボ ウ フ ウ (浜 防 風 )、 ハ マ メ リ ス 、 パ ー ム 、 バ ラ (薔 薇 )、 バ ラ ー タ 、 バ ラ
タ ゴ ム ノ キ 、 ハ ラ タ ケ (ハ ラ タ ケ 、 シ ロ オ オ ハ ラ タ ケ 、 ウ ス キ モ リ ノ カ サ )、 ハ ラ ン 、 パ リ
ウ ル ス (セ イ ヨ ウ ハ マ ナ ツ メ )、 パ リ エ タ リ ア 、 ハ ル カ ン ラ ン 、 バ ル サ ミ ー ナ (ツ ル レ イ シ
、 ニ ガ ウ リ )、 ハ ル ニ レ (楡 皮 、 楡 白 皮 、 楡 葉 )、 バ ル バ ス コ 、 ハ ル リ ン ド ウ 、 ハ ン ダ イ カ
イ (胖 大 海 )、 パ ン ノ キ 、 ヒ オ ウ ギ (射 干 )、 ヒ カ ゲ ツ ル ニ ン ジ ン (党 参 )、 ピ ー カ ン ナ ッ ツ 、
40
ヒ ガ ン バ ナ (石 蒜 、 蔓 珠 沙 華 )、 ヒ グ ル マ ダ リ ア 、 ヒ ゴ タ イ 、 ヒ シ (菱 実 )、 ピ ス タ チ オ 、 ビ
ー ト 、 ヒ ト ツ バ (石 葦 )、 ヒ ト ツ バ エ ニ シ ダ 、 ヒ ナ ギ ク (デ ー ジ ー )、 ヒ ナ タ イ ノ コ ズ チ (牛
膝 )、 ヒ ナ チ ヨ ド リ 、 ヒ ノ キ 、 ヒ バ 、 ヒ マ シ 、 ヒ マ ワ リ 、 ピ ー マ ン 、 ヒ メ ウ ズ (天 葵 )、 ヒ
メ ガ マ (香 蒲 )、 ヒ メ マ ツ タ ケ (カ ワ リ ハ ラ タ ケ 、 ヒ ロ マ ツ タ ケ )、 ヒ メ ム ヨ ウ ラ ン 、 ピ メ ン
タ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ヒヨコマメ、ヒラマメ、ビロウド
ア オ イ 、 ヒ ロ ハ オ キ ナ グ サ (白 頭 翁 )、 ビ ワ 「 果 実 、 葉 、 茎 」 、 ビ ン ロ ウ (大 服 皮 、 檳 榔 子 )
、 プ ー ア ル 茶 ( 普 ?茶 ) 、 フ ウ ト ウ カ ズ ラ (南 籐 )、 フ キ 、 フ キ タ ン ポ ポ (款 冬 花 、 款 冬 葉 )
、 フ ジ バ カ マ (蘭 草 )、 フ ジ マ メ (扁 豆 )、 フ ジ モ ド キ (チ ョ ウ ジ ザ ク ラ 、 芫 花 )、 ブ ド ウ 「 果
実 、 果 皮 、 種 子 、 葉 」 、 ブ ナ 、 フ ユ ム シ ナ ツ ク サ タ ケ (冬 虫 夏 草 )、 ブ ラ ジ ル カ ン ゾ ウ 、 ブ
ラジルニンジン、ブラジルヤシ、ブラジルゾウゲヤシ、ブラックカーラント「果実」、ブ
50
(21)
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ラ ッ ク ベ リ ー 、 ブ ラ ー ニ ェ ン 、 プ ラ ム 「 果 実 」 、 フ ル セ ラ リ ア 、 ブ ル ー ベ リ ー (セ イ ヨ ウ
ヒ メ ス ノ キ )、 プ ル ー ン 、 フ ロ ー ラ ル ブ ラ ン カ 、 ブ ロ ン ド サ イ リ ウ ム 、 ブ ン ド ウ (緑 豆 )、
ヘ ー ゼ ル ナ ッ ツ 、 ヘ チ マ 、 ヘ ツ カ ラ ン 、 ベ ニ バ ナ (紅 花 )、 ヘ ネ ケ ン 、 ベ ラ ド ン ナ 、 ベ リ ー
「果実」、ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソ
ウ 又 は イ キ ク サ (景 天 )、 ボ イ セ ン ベ リ ー 「 果 実 」 、 ホ ウ キ ギ 又 は ニ ワ ク サ 又 は ネ ン ド ウ 又
は ハ ハ キ ギ ・ コ キ ア (地 膚 子 )、 ホ ウ サ イ ラ ン 、 ホ ウ セ ン カ (鳳 仙 、 急 性 子 、 透 骨 草 )、 ポ ウ
テ リ ア ・ サ ポ タ 、 ポ ウ テ リ ア ・ ル ク マ 、 ホ ウ ノ キ 、 ボ ウ フ ウ (防 風 )、 ホ ウ レ ン ソ ウ 、 ホ オ
ズ キ (登 呂 根 )、 ホ オ ノ キ (和 厚 朴 、 朴 )、 ボ ケ (木 瓜 )、 ホ ソ バ ア ブ ラ ギ ク (苦 ヨ ク )、 ホ ソ バ
オ グ ル マ 、 ホ ソ バ ナ オ ケ ラ (蒼 朮 )、 ホ ソ バ ノ キ リ ン ソ ウ (景 天 三 七 )、 ホ ソ バ バ レ ン ギ ク 、
ボ ダ イ ジ ュ (菩 醍 樹 )、 ボ タ ン (牡 丹 「 花 、 葉 、 茎 、 樹 皮 」 )、 ボ タ ン ピ (牡 丹 皮 )、 ホ ッ プ 、
10
ホ ホ バ 、 ボ リ ジ (ル リ チ シ ャ )、 ボ ル ド ー 、 ホ ワ ー ト ル ベ リ ー 「 果 実 」 、 ホ ン オ ニ ク (肉 じ
ゅ 蓉 、 大 芸 )、 ホ ン セ ッ コ ク (鉄 皮 石 斛 、 雀 山 石 斛 )、 マ イ ズ ル テ ン ナ ン シ ョ ウ (天 南 星 )、
マ イ タ ケ (舞 茸 )、 マ オ ウ (麻 黄 )、 マ カ 、 マ カ デ ミ ア ナ ッ ツ 、 マ ー ガ レ ッ ト (モ ク シ ュ ン ギ
ク )、 マ ク リ (海 人 草 )、 マ グ ワ (桑 白 皮 「 樹 皮 、 葉 」 )、 マ グ ノ リ ア ・ ス プ レ ン ゲ リ 、 マ サ
ラ ン ヅ ー バ 、 マ サ ラ ン ズ ー バ ・ ド ・ セ ア ラ ー 、 マ シ ェ イ ラ ・ デ ・ ボ イ 、 マ シ ュ ア (タ マ ノ
ウ ゼ ン ハ レ ン 、 キ ュ ウ コ ン キ ン レ ン カ )、 マ タ タ ビ (木 天 蓼 )、 マ ツ カ サ 、 松 「 葉 、 樹 皮 、
根 」 、 マ ッ タ ・ オ ー リ ョ 、 マ ツ ホ ド (茯 苓 )、 マ テ ィ コ (コ ル ド ン シ ー ジ ョ )、 マ ヨ ラ ム (ハ
ナ ハ ッ カ )、 マ ル バ ノ ジ ャ ジ ン (苦 参 )、 マ ル ベ リ ー 「 果 実 」 、 マ ル メ ロ 、 マ レ イ ン (ビ ロ ウ
ド モ ウ ズ イ カ )、 マ ン ゴ ー 、 マ ン ゴ ス チ ン 、 マ ン サ ー ニ ャ (ア ン デ ス カ ミ ツ レ )、 マ ン シ ュ
ウ グ ル ミ 、 マ ン ダ リ ン 「 果 実 」 、 マ ン ネ ン タ ケ (霊 芝 )、 キ ジ ツ (枳 実 「 果 実 」 )、 ミ シ マ サ
20
イ コ (柴 胡 )、 ミ ズ オ オ バ コ 又 は ミ ズ ア サ ガ オ (竜 舌 草 )、 ミ ゾ カ ク シ (半 辺 蓮 )、 ミ ソ ハ ギ (
千 屈 菜 )、 ミ チ ヤ ナ ギ 又 は ニ ワ ヤ ナ ギ (篇 蓄 )、 ミ ツ ガ シ ワ 、 ミ ツ バ 、 ミ ド リ サ ポ テ 、 ミ ド
リハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワ
ラ ギ ク 、 ム ク ゲ (木 槿 )、 ム ク ノ キ 、 ム ク ロ ジ (延 命 皮 )、 ム ニ ャ 、 ム ラ サ キ (紫 根 )、 ム ラ サ
キ シ キ ブ 又 は オ オ ム ラ サ キ シ キ ブ (紫 珠 )、 ム ラ サ キ ト ウ モ ロ コ シ 、 ム ラ サ キ ナ ツ フ ジ (昆
明 鶏 血 藤 )、 メ ガ カ ン サ ・ オ プ ン テ ィ カ 、 メ ハ ジ キ (益 母 草 )、 メ ボ ウ ギ 、 メ ラ ロ イ カ 、 メ
リッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジ
ェ (コ シ ョ ウ ボ ク )、 モ チ ノ キ 、 モ ッ コ ウ (木 香 )、 モ ミ ジ バ ダ イ オ ウ 、 モ モ (桃 「 葉 、 種 子
、 花 、 果 実 」 )、 モ ヤ シ 、 モ レ ロ チ ェ リ ー 「 果 実 」 、 モ ロ ヘ イ ヤ (黄 麻 )、 ヤ カ ワ ム ラ サ キ
イ モ 、 ヤ ク チ (益 智 )、 ヤ グ ル マ ソ ウ (ヤ グ ル マ ギ ク )、 ヤ グ ル マ ハ ッ カ 、 ヤ ー コ ン 、 ヤ シ ャ
30
ブ シ (矢 車 )又 は ヒ メ ヤ シ ャ ブ シ 又 は オ オ バ ヤ シ ャ ブ シ 「 果 実 、 果 皮 、 果 穂 」 、 ヤ チ ヤ ナ ギ
、 ヤ ツ デ (八 角 金 盤 )、 ヤ ド リ ギ (柳 寄 生 )、 ヤ ナ ギ (カ ワ ヤ ナ ギ 、 タ チ ヤ ナ ギ 、 シ ダ レ ヤ ナ
ギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウ
ヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネ
ヤ ナ ギ 、 ド ロ ノ キ )、 ヤ ナ ギ タ デ 「 葉 、 茎 」 、 ヤ ブ ガ ラ シ 、 ヤ ブ コ ウ ジ (紫 金 牛 )、 ヤ ブ タ
バ コ (鶴 虱 、 天 名 精 )、 ヤ マ ゴ ボ ウ (商 陸 )、 ヤ マ ハ ン ノ キ (山 榛 )、 ヤ マ モ モ (楊 梅 皮 )、 ヤ マ
ヨ モ ギ 、 ユ ー カ リ 、 ユ キ ノ シ タ (虎 耳 草 )、 ユ ッ カ 又 は フ レ ビ フ ォ リ ア 、 ユ ズ 「 果 実 」 、
ユ リ 、 ヨ ロ イ グ サ 、 ヨ モ ギ (艾 葉 )、 ラ イ ガ ン (雷 丸 )、 ラ イ ム 「 果 実 」 、 ラ イ ム ギ 、 ラ カ ン
カ 「 果 実 」 、 ラ ズ ベ リ ー 「 葉 、 果 実 」 、 ラ タ ニ ア (ク ラ メ リ ア )、 ラ ッ キ ョ ウ 又 は エ シ ャ ロ
ッ ト (薤 白 )、 ラ ベ ン ダ ー 、 リ ュ ウ ガ ン (竜 眼 肉 )、 リ ュ ウ ゼ ツ ラ ン (ア オ ノ リ ュ ウ ゼ ツ ラ ン
40
、 フ ク リ ン リ ュ ウ ゼ ツ ラ ン )、 リ ョ ク チ ャ (緑 茶 )、 リ ン ゴ 「 果 実 、 種 子 、 葉 、 根 」 、 リ ン
ド ウ 、 ル バ ス 又 は ス ア ビ シ ム ス (甜 涼 )、 ル リ タ マ ア ザ ミ (ウ ラ ジ ロ ヒ ゴ タ イ 、 新 彊 藍 刺 頭 )
、 レ イ シ (茘 枝 、 茘 枝 核 )、 レ タ ス (チ シ ャ )、 レ ッ ド カ ー ラ ン ト 「 果 実 」 、 レ ッ ド ピ タ ヤ 、
レ モ ン 「 果 実 」 、 レ モ ン グ ラ ス 、 レ ン ギ ョ ウ 又 は シ ナ レ ン ギ ョ ウ (連 翹 )、 レ ン ゲ ソ ウ 、 ロ
ウ バ イ (蝋 梅 )、 ロ ウ ヤ シ 、 ロ コ ン (ヨ シ 、 蘆 根 )、 ロ ー ガ ン ベ リ ー 「 果 実 」 、 ロ ー ズ マ リ ー
(マ ン ネ ン ロ ウ )、 ロ ー ズ ヒ ッ プ (ノ バ ラ )、 ワ サ ビ 、 ワ タ フ ジ ウ ツ ギ (密 蒙 花 )、 ワ レ モ コ ウ
(地 楡 )等 が 挙 げ ら れ る 。
【0062】
海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、ク
50
(22)
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ロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、
ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻類:コンブ(
マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカ
メ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグ
リフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウチワ、ウスバ
ウミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オキナウチワ、
ウ ス ユ キ ウ チ ワ 、 エ ツ キ ウ ミ ウ チ ワ ] 、 海 藻 [ 紅 藻 類 : ヒ ジ リ メ ン 、 マ ク サ (テ ン グ サ )、
ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、
トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ
、 ツ ノ マ タ 、 オ オ バ ツ ノ マ タ 、 ト チ ャ カ (ヤ ハ ズ ツ ノ マ タ )、 エ ゾ ツ ノ マ タ 、 ト ゲ ツ ノ マ タ
10
、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラコトジ、スギノリ
、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウス
バノリ、アカモミジノリ]等が代表的なものとして挙げられる。
【0063】
又、その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、アカユキモ
、ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワノミモ属:
クワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、ヨツメモ属
、アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒビミドロ、
アオサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フリッチエラ
属、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、バロニア
20
属:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属:フサイワ
ヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、クロミル、
サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フトジュズモ
、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、キッコウグ
サ属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ
、モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホシミドロ属
、フシナシミドロ属等)。
【0064】
藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオコ属、ネンジュモ属:カワタケ、イ
シ ク ラ ゲ 、 ハ ッ サ イ 、 ユ レ モ 属 、 ラ セ ン モ (ス ピ ル リ ナ )属 : ス ピ ル リ ナ 、 ト リ コ デ ス ミ ウ
30
ム (ア イ ア カ シ オ )属 等 ) 。
【0065】
褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イ
ソブドウ、イソガワラ属:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ
属:カシラザキ、ムチモ属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグ
サ、サキビロアミジ、サナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモ
ングサ、ヤハズグサ属:エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガ
ミグサ、ウミウチワ属:ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属
:ヒルナミマクラ、ソメワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメ
ン属:モツキチャソウメン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモ
40
ズク属:オキナワモズク、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズ
ク、イシモズク属:イシモズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク
属:モズク、イシゲ属:イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ
、ウミボッス属:ウミボッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、
コンブモドキ属:コンブモドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セ
イヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:
エゾブクロ、フクロノリ属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノ
リ、カゴメノリ属:カゴメノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ
、イワヒゲ属:イワヒゲ、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、
ウイキョウモ属:ウイキョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジ
50
(23)
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メ、ミスジコンブ属:ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、
カキジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミ
コンブ、トロロコンブ属:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ
、ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコ
ンブ、クロシオメ属:クロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラ
メ、アイヌワカメ属:アイヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、
ヤバネモク属:ヤバネモク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジ
ョロモク、ヒエモク、ホンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク
、シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、
ウミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリ
10
モク、オオバノコギリモク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ
属:ブルウキモ、カヤモノリ属:カヤモノリ等)。
【0066】
紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノリ属:アサクサノリ、ス
サビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ロドコルトン
属:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ属:ハイコナハダ、ヨゴ
レコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノ
リ、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:カサマツ、フサノリ属:
フサノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデガラミ、ガラガラ属:ガ
ラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ属:
20
タマイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ属:ヒメテングサ、ハイ
テングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド属:ヒビロウ
ド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミチガエソウ属:ミチガエ
ソウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ属:ニセカ
レキグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ、マルバアカバ、ナミノ
ハナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラガラモドキ、シオグサゴ
ロモ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カイノカワ属:カイノカワ
、カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属:ムカデノリ、スジムカ
デ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツル
ツル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデ
30
ノリ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、キントキ属:チャボキン
トキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、フシキントキ、ツノム
カデ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキントキ、イトフノリ属:イト
フノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、
カレキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモ
ドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、ユウソラ、
エツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモドキ、キヌハダ属:キヌハ
ダ、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハ
ナガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト、ウスギヌ、
ニクホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ススカケベニ属:ススカケ
40
ベニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバミリン、トサカノリ属:
キクトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモッカ、ユカリ属:ユカリ
、ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ
、キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツバノリ属:アツバノリ、
オゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、
ベニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバノリ、トゲカバノリ、カ
タオゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツギヌ、ユミガタオゴノリ
、クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモドキ属:ハチジョウテング
サモドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナミイワタケ、カイメンソ
ウ属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イタニグサ、サイミ、ハリ
50
(24)
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ガネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、
クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソ
ウ、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソ
ウ属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナギ、スジコノリ、ハナノ
エダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属:ダルス、マサゴシバリ
、アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ、フシツ
ナギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツナギソウ属:ヒラワツナ
ギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、
アミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエダ、チリモミジ属:チリ
モミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ属:ウスベ
10
ニ、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ、スジギヌ属:スジ
ギヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウス
バノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ、アヤニシキ属:アヤ
ニシキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマダジア属:イソハギ、シ
マダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイトグサ、フトイグサ、マク
リ属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギ
コリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノ
ハナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネモ、イソムラサキ、ホソ
コザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属:キクヒオドシ、ヒオド
シグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジナシグサ属:スジナシグ
20
サ、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ、ノコギリヒバ属:ハケ
サキノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデ
ユコゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イトグサ属、チノリモ属:
チノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)。
【0067】
車軸藻類(シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス
属、フラスコモ属:ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒ
カリモ属:ヒカリモ等)等。
【0068】
30
又、動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物、牛又は豚、人の胎盤抽出物、牛又は
豚の胃、十二指腸、腸、脾臓の抽出物若しくはその分解物、牛又は豚の脳組織の抽出物、
牛・豚又は魚類のコラーゲン加水(酸、アルカリ、酵素等)分解物や水溶性コラーゲン又
はアシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、牛又は豚のエラスチン又はエラスチン加水
分解物(酸、アルカリ、酵素等)又は水溶性エラスチン誘導体、ケラチン及びその分解物
又はそれらの誘導体、シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導体、豚又は牛血球蛋白
分解物(グロビンペプチド)、牛又は豚へモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、
プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導体、脱脂粉乳
及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、鶏卵成分、魚肉分
解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等。
40
【0069】
又、植物又は動物系原料由来の素材としては、遺伝子組み替え体や細胞融合体由来の任
意の部位、細胞、組織、器官、代謝物等も使用することができる。更に、任意の部位、細
胞、組織、器官等を細胞培養することで得られる、例えば未分化細胞群や分化途中の細胞
群等も使用することができる。
【0070】
(14)海 洋 成 分
深層水等の海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海又は大西洋又は太平洋の海より
得 た 無 機 塩 ( 塩 化 ナ ト リ ウ ム 、 塩 化 マ グ ネ シ ウ ム 、 塩 化 カ リ ウ ム 等 )、 海 泥 又 は 泥 ( フ ァ
ンゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフェルファンゴ、フライブ
50
(25)
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ルグファンゴ等の各地の海泥又は泥(含有成分:二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミ
ニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸
化カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム
、クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)、聖徳石等。
【0071】
(15)微 生 物 培 養 代 謝 物
酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、細菌代謝物、細菌抽出エキス、カビ又は放線菌代謝物
、カビ又は放線菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米発酵エキス、米糠(赤
糠、白糠)発酵エキス、ユーグレナ抽出物又はその分解物又はそれら水溶性誘導体、トレ
ハロース又はその誘導体、生乳又は脱脂粉乳の乳酸発酵物、マメ科植物の乳酸菌発酵物、
10
ココヤシ属植物の乳酸菌発酵物等。
【0072】
(16)α -ヒ ド ロ キ シ 酸 類
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等。
【0073】
(17)無 機 顔 料
無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チ
タン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、
酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。
20
【0074】
(18)紫 外 線 吸 収 / 遮 断 剤
ベ ン ゾ フ ェ ノ ン 誘 導 体 ( 2-ヒ ド ロ キ シ -4-メ ト キ シ ベ ン ゾ フ ェ ノ ン 、 2-ヒ ド ロ キ シ -4-メ
ト キ シ ベ ン ゾ フ ェ ノ ン -5-ス ル ホ ン 酸 、 2-ヒ ド ロ キ シ -4-メ ト キ シ ベ ン ゾ フ ェ ノ ン -5-ス ル
ホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベ
ン ゾ フ ェ ノ ン − ス ル ホ ン 酸 ナ ト リ ウ ム 、 2,4-ジ ヒ ド ロ キ シ ベ ン ゾ フ ェ ノ ン 、 テ ト ラ ヒ ド ロ
キシベンゾフェノン等)、パラアミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ
安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、
パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸
エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ
30
桂 皮 酸 2-エ ト キ シ エ チ ル 、 パ ラ メ ト キ シ 桂 皮 酸 ナ ト リ ウ ム 、 パ ラ メ ト キ シ 桂 皮 酸 カ リ ウ ム
、 ジ パ ラ メ ト キ シ 桂 皮 酸 モ ノ -2-エ チ ル ヘ キ サ ン 酸 グ リ セ リ ル 等 ) 、 サ リ チ ル 酸 誘 導 体 (
サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロ
ピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸
メチル等)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(
ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾト
リアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオ
キサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラント
イン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、
桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、
40
スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイ
カリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク
、カオリン等。
【0075】
(19)美 白 剤
パラアミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導
体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン
誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロ
ン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンC又はその誘
導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミン
50
(26)
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E又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブ
チン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス
、エラグ酸、ルシノール等。
【0076】
(20)チ ロ シ ナ ー ゼ 活 性 阻 害 剤
ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグ
ルコシド等)、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、
コウジ酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、N−アセチルチロシン又はその誘
導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ル
シノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、クワ、クチナシ、トウキ、ワレモコウ
10
、クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ
、ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ
、ハマメリス、ヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ド
ッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、牡丹皮、シャクヤク、ゲンノショ
ウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)等。
【0077】
(21)メ ラ ニ ン 色 素 還 元 / 分 解 物 質
フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸
化亜鉛、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル)等。
【0078】
20
(22)タ ー ン オ ー バ ー の 促 進 作 用 / 細 胞 賦 活 物 質
ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、
アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロ
エ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、
ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソ
ウ、キュウリ、タチジャコウソウ、ローズマリー、パセリ)等。
【0079】
(23)収 斂 剤
コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、パラフェノール
スルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カ
30
テキン化合物を含む)等。
【0080】
(24)活 性 酸 素 消 去 剤 SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。
【0081】
(25)抗 酸 化 剤
ビタミンC又はその塩、ステアリン酸エステル、ビタミンE又はその誘導体、ノルジヒ
ドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソー
ル(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、
セサモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。
40
【0082】
(26)過 酸 化 脂 質 生 成 抑 制 剤
β -カ ロ チ ン 、 植 物 エ キ ス ( ゴ マ 培 養 細 胞 、 ア マ チ ャ 、 オ ト ギ リ ソ ウ 、 ハ マ メ リ ス 、 チ
ョウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア、ローズマリー、南天実、エイジ
ツ、イチョウ、緑茶)等。
【0083】
(27)抗 炎 症 剤
イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリ
チ ル 酸 メ チ ル 、 ア セ チ ル サ リ チ ル 酸 、 塩 酸 ジ フ ェ ン ヒ ド ラ ミ ン 、 d-カ ン フ ル 、 dl-カ ン フ
ル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、
50
(27)
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グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩、甘草エキス、シコンエキス
、エイジツエキス、プロポリス等。
【0084】
(28)抗 菌 ・ 殺 菌 ・ 消 毒 薬
アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルフ
ァミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物、塩化アルキルジアミノ
エチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨ
ウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸又はその塩、サルチル
酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウ
リ ル 硫 酸 塩 、 チ ア ミ ン ラ ウ リ ル 硝 酸 塩 、 フ ェ ノ ー ル 、 ク レ ゾ ー ル 、 p-ク ロ ロ フ ェ ノ ー ル 、
10
p-ク ロ ロ -m-キ シ レ ノ ー ル 、 p-ク ロ ロ -m-ク レ ゾ ー ル 、 チ モ ー ル 、 フ ェ ネ チ ル ア ル コ ー ル 、
O-フ ェ ニ ル フ ェ ノ ー ル 、 イ ル ガ サ ン CH3565、 ハ ロ カ ル バ ン 、 ヘ キ サ ク ロ ロ フ ェ ン 、 ク ロ ロ
ヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、
エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 2-フ ェ ノ キ シ エ タ ノ ー ル 、 1,2-ペ ン タ ン ジ
オール、ジンクピリジオン、クロロブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオ
ン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤、アニ
オン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオ
ン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼ
トニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリ
20
ーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャーマル、感光素101号、感
光 素 2 0 1 号 、 感 光 素 4 0 1 号 、 N-長 鎖 ア シ ル 塩 基 性 ア ミ ノ 酸 誘 導 体 及 び そ の 酸 附 加 塩 、
酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジン、プロポリス等。
【0085】
(29)保 湿 剤
グ リ セ リ ン 、 プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル 、 1,3-ブ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 ヒ ア ル ロ ン 酸 又 は そ の
塩、ポリエチレングリコール、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン又はその誘
導体或いはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム、ミニサ
サニシキエキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、ヘチマ水、シラカバ(白樺)又は赤松
の樹液
30
【0086】
(30)エ ラ ス タ ー ゼ 活 性 阻 害 剤
フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウゴン、オトギリソウ、クララ、桑の
葉、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、
ボタンピ)、海藻エキス等。
【0087】
(31)頭 髪 用 剤
二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、
チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ
、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸等。
40
【0088】
(32)抗 ア ン ド ロ ゲ ン 剤
卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール等)、イソ
フラボン、オキセンドロン等。
【0089】
(33)末 梢 血 管 血 流 促 進 剤
ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエ
キス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキ
シジル等。
【0090】
50
(28)
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(34)刺 激 剤
トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、
ハ ッ カ 油 、 l-メ ン ト ー ル 、 カ ン フ ル 、 ニ コ チ ン 酸 ベ ン ジ ル 等 。
【0091】
(35)代 謝 活 性 剤
感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体、アラントイン、胎盤
エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。
【0092】
(36)抗 脂 漏 剤
ピリドキシン又はその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。
10
【0093】
(37)角 質 溶 解 剤
レ ゾ ル シ ン 、 サ リ チ ル 酸 、 乳 酸 ,尿 素 等 。
【0094】
(38)酸 化 剤
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化
尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸
カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリ
ウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付
加 体 、 β -チ ロ シ ナ ー ゼ 酵 素 液 、 マ ッ シ ュ ル ー ム 抽 出 液 等 。
20
【0095】
(39)除 毛 剤
硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウム等の無機系還元
剤、チオグリコール酸又はその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナ
トリウム、チオグリコール酸リチウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール
酸ストロンチウム)等。
【0096】
(40)毛 髪 膨 潤 剤
エタノールアミン、尿素、グアニジン等。
【0097】
30
(41)染 料 剤
5-ア ミ ノ オ ル ト ク レ ゾ ー ル 、 2-ア ミ ノ -4-ニ ト ロ フ ェ ノ ー ル 、 2-ア ミ ノ -5-ニ ト ロ フ ェ ノ
ー ル 、 1-ア ミ ノ -4-メ チ ル ア ミ ノ ア ン ト ラ キ ノ ン 、 3,3′ -イ ミ ノ ジ フ ェ ノ ー ル 、 塩 酸 2,4ジ ア ミ ノ フ ェ ノ キ シ エ タ ノ ー ル 、 塩 酸 2,4-ジ ア ミ ノ フ ェ ノ ー ル 、 塩 酸 ト ル エ ン -2,5-ジ ア
ミ ン 、 塩 酸 ニ ト ロ パ ラ フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 塩 酸 パ ラ フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 塩 酸 N-フ ェ ニ
ルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢
酸 N − フ ェ ニ ル パ ラ フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 1,4-ジ ア ミ ノ ア ン ト ラ キ ノ ン 、 2,6-ジ ア ミ ノ ピ
リ ジ ン 、 1,5-ジ ヒ ド ロ キ シ ナ フ タ レ ン 、 ト ル エ ン -2,5-ジ ア ミ ン 、 ト ル エ ン -3,4-ジ ア ミ ン
、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレン
ジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピク
40
ラ ミ ン 酸 ナ ト リ ウ ム 、 N,N′ -ビ ス ( 4-ア ミ ノ フ ェ ニ ル ) -2,5-ジ ア ミ ノ -1,4-キ ノ ン ジ イ ミ
ン 、 5-( 2-ヒ ド ロ キ シ エ チ ル ア ミ ノ ) -2-メ チ ル フ ェ ノ ー ル 、 N-フ ェ ニ ル パ ラ フ ェ ニ レ ン
ジ ア ミ ン 、 メ タ ア ミ ノ フ ェ ノ ー ル 、 メ タ フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 硫 酸 5-ア ミ ノ オ ル ト ク レ ゾ
ー ル 、 硫 酸 2-ア ミ ノ -5-ニ ト ロ フ ェ ノ ー ル 、 硫 酸 オ ル ト ア ミ ノ フ ェ ノ ー ル 、 硫 酸 オ ル ト ク
ロ ル パ ラ フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 硫 酸 4,4′ -ジ ア ミ ノ ジ フ ェ ニ ル ア ミ ン 、 硫 酸 2,4-ジ ア ミ ノ
フ ェ ノ ー ル 、 硫 酸 ト ル エ ン -2,5-ジ ア ミ ン 、 硫 酸 ニ ト ロ パ ラ フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 硫 酸 パ
ラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフ
ェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫
酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン、カテコール、ジフェニルアミン
、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、レゾルシ
50
(29)
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ン 、 タ ン ニ ン 酸 、 2-ヒ ド ロ キ シ -5-ニ ト ロ -2′ ,4′ -ジ ア ミ ノ ア ゾ ベ ン ゼ ン -5′ -ス ル ホ ン
酸ナトリウム、ヘマテイン等。
【0098】
(42)香 料
ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油
、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カ
ナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文
字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリア
ンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャ
ーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ
10
精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油
、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ
精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリ
ン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油
、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その他合成香料等。
【0099】
(43)色 素 ・ 着 色 剤
赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、
エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、
タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色
20
素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ
色素、ラック色素、ルチン等。
【0100】
(44)甘 味 料
砂糖、甘茶、果糖、アラビノース、ガラクトース、キシロース、ステビア、マンノース
、麦芽糖、蜂蜜、ブドウ糖、ミラクリン、モネリン、甘草抽出物等。
【0101】
(45)栄 養 強 化 剤
貝殻焼成カルシウム、シアノコバラミン、酵母、小麦胚芽、卵黄粉末、ヘミセルロース
、ヘム鉄等。
30
【0102】
(46)乳 製 品
牛乳、チーズ、生クリーム、バター、マーガリン、粉乳、ホエー、練乳等。
【0103】
(47)そ の 他
ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、
安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物
、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、抗炎症剤・消炎剤・抗アレルギー剤
、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、酵素、精製水(電子水、小クラスター化等を含む)、口
腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料等が上げられ、これらと併用することによって、
40
本発明効果又は他の美容的効果の相加的又は相乗的向上が期待できる。
【実施例3】
【0104】
[安全性試験(皮膚累積刺激性試験)]
前記表1で示した各種フラボノイド及びタンニンは、また植物抽出物を試料とし、それ
2
ぞ れ 固 形 分 濃 度 が 約 1.0% に な る よ う に 溶 液 を 調 製 し 、 こ れ を 側 腹 部 を 剪 毛 ( 2 × 2 cm )
2
し た ハ ー ト レ ー 系 モ ル モ ッ ト ( 雌 性 , 1 群 3 匹 , 体 重 330g前 後 ) の 皮 膚 2 × 2 cm 当 た り
、 1 日 1 回 、 週 5 回 、 0.03mLを 各 動 物 に 塗 布 し た 。 塗 布 は 2 週 に わ た っ て 、 又 、 剪 毛 は 適
時行った。判定は、各塗布日及び最終塗布日の翌日に一次刺激性の評点法により紅斑及び
浮腫を指標として行った。その結果、全ての動物において、塗布後2週間にわたって、何
50
(30)
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等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。
【実施例4】
【0105】
[安全性試験(単回投与毒性試験)]
前記表1で示した各種フラボノイド及びタンニンは、また植物抽出物を固形分濃度が約
1.0% に な る よ う に 水 溶 液 を 調 製 し 、 一 匹 に つ き 16mL/ kg量 を 、 試 験 前 、 16時 間 絶 食 さ せ
た ddy系 マ ウ ス ( 雄 性 及 び 雌 性 、 1 群 5 匹 、 5 週 齢 ) に 経 口 に て ゾ ン デ を 以 て 投 与 し 、 毒
性 症 状 の 発 現 、 程 度 等 を 経 時 的 に 観 察 し た 。 そ の 結 果 、 全 て の マ ウ ス に お い て 14日 間 、 何
等 異 常 を 認 め ず 、 解 剖 の 結 果 も 異 常 が な か っ た 。 LD5 0 は 2,000mg/ kg以 上 で あ り 、 安 全 な
物質と判定した。
10
【実施例5】
【0106】
[各種製剤の製造]
本発明によるトリプターゼ活性阻害剤を使用して外用剤、服用剤または飲食品組成物を
各 種 製 造 し た 。 そ の 処 方 例 は 以 下 の と お り で あ る 。 尚 、 エ タ ノ ー ル は EtOH、 1,3− ブ チ レ
ン グ リ コ ー ル は 1,3-BGと 略 記 す る 。
【0107】
1 )ロ ー シ ョ ン の 製 造 例
次の処方により美白ローションを製造した。
重量%
20
1.ソルビット 2
2 . 1,3-BG 2
3 . ポ リ オ キ シ エ チ レ ン オ レ イ ル エ ー テ ル ( 25E.O.)
2
4 . EtOH 20
5.アスコルビン酸グルコシド 30
0.2
6.エピガロカテキンガレート 0.01
7 . ア ピ ゲ ニ ン 0.01
8 . ア ル ト カ ル パ ス 30% -EtOH抽 出 液 ( 固 形 分 1.4% ) 2
9 . pH調 整 剤 適 量
10.防腐剤(フェノキシエタノール) 適量
40
1 1 . 精 製 水 100と す る 残 余
【0108】
2 )乳 液 の 製 造 例
次の処方によりエモリエント乳液を製造した。
重量%
1.スクワラン 3
2.ワセリン 1
3.ステアリルアルコール 0.3
50
(31)
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4.ソルビタンモノステアレート 1.5
5 . ポ リ オ キ シ エ チ レ ン (20)ソ ル ビ タ ン モ ノ オ レ ー ト 3
6 . 1,3-BG 10
7.ルテオリン 0.01
8 . ビ ン ロ ウ ジ 刻 30% -1,3-BG抽 出 液 ( 固 形 分 0.9% ) 5
9 . ア ス コ ル ビ ン 酸 リ ン 酸 エ ス テ ル マ グ ネ シ ウ ム 塩 0.1
1 0 . ヒ ア ル ロ ン 酸 ナ ト リ ウ ム 0.0005
10
11.防腐剤(メチルパラベン) 適量
1 2 . 精 製 水 100と す る 残 余
【0109】
3 )ヘ ア ー シ ャ ン プ ー の 製 造 例
次の処方によりヘアーシャンプーを製造した。
重量%
1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5
20
2 . ポ リ オ キ シ エ チ レ ン ラ ウ リ ル エ ー テ ル 硫 酸 Na 12
3 . 1,3-BG 4
4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2
5.クエルセチン 0.05
6 . 2-フ ェ ニ ル ク ロ モ ン 0.01
30
7 . ビ ル ベ リ ー 30% -EtOH抽 出 液 ( 固 形 分 1.1% ) 5
8 . ア ル ギ ニ ン 又 は そ の 塩 0.2
9.防腐剤(エチルパラベン) 適量
1 0 . 精 製 水 100と す る 残 余
【0110】
4 )ボ デ ィ ー ソ ー プ の 製 造 例
次の処方によりボディーソープを製造した。
40
重量%
1 . ラ ウ リ ン 酸 カ リ ウ ム 15
2.ミリスチン酸カリウム 5
3.プロピレングリコール 5
4 . ビ ル ベ リ ー 30% -1,3-BG抽 出 液 ( 固 形 分 1.3% ) 5
5 . ウ ォ ル ナ ッ ト 30% 1,3-BG抽 出 液 (固 形 分 1.4% ) 5
6 . ヘ ス ペ リ ジ ン 0.001
7 . 乳 酸 ナ ト リ ウ ム 0.1
50
(32)
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8 . pH調 整 剤 適量
9.防腐剤 適量
1 0 . 精 製 水 100と す る 残 余
【0111】
5 )ヘ ア ー リ ン ス の 製 造 例
次の処方によりヘアーリンスを製造した。
重量%
1.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2
10
2.セトステアリルアルコール 2
3.ポリオキシエチレンラノリンエーテル 3
4.プロピレングリコール 5
5 . ケ ン ジ ン 50% 1,3-BG抽 出 液 (固 形 分 1.4% ) 5
6 . pH調 整 剤 適 量
20
7 . 精 製 水 100と す る 残 余
【0112】
6 )ヘ ア ー リ キ ッ ド の 製 造 例
次の処方によりヘアーリキッドを製造した。
重量%
1 . EtOH 30
2 . ポ リ オ キ シ プ ロ ピ レ ン ブ チ ル エ ー テ ル リ ン 酸 10
3.ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル 5
30
4.トリエタノールアミン 1
5 . シ モ ツ ケ 50% -EtOH抽 出 液 ( 固 形 分 1.4% ) 5
6 . イ チ イ ヨ ウ 30% -EtOH抽 出 液 ( 固 形 分 1.1% ) 5
7 . カ テ キ ン 0.01
8 . 精 製 水 100と す る 残 余
【0113】
40
7 )顆 粒 浴 用 剤 重量%
1.炭酸水素ナトリウム 60
2 . 無 水 硫 酸 ナ ト リ ウ ム 32
3.ホウ砂 3
4 . セ イ ヨ ウ シ ロ ヤ ナ ギ 50% -EtOH抽 出 末 5
【0114】
50
(33)
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8 )健 康 向 け 食 品 ( 錠 剤 )
次の添加物を含有する組成物を打錠し、錠剤とした。
重量%
1 . ガ ラ ナ 50% -EtOH抽 出 末 5
2.ウォルナット熱水抽出末 5
3 . カ テ キ ン 、 エ ピ カ テ キ ン 、 エ ピ ガ ロ カ テ キ ン ガ レ ー ト 複 合 30
4.ローヤルゼリー粉末 5
5.コラーゲン末 10
5
6 . 乳 糖 25
7 . ト ウ モ ロ コ シ デ ン プ ン 20
8.ヒドロキシプロピルセルロース 4
9.ステアリン酸マグネシウム 1
【0115】
9 )健 康 向 け 飲 料
次の処方により健康飲料を製した。
20
重量%
1 . ザ ク ロ 水 抽 出 液 ( 固 形 分 1.1% ) 20
2 . バ ラ 熱 水 抽 出 液 ( 固 形 分 0.9% ) 20
3 . フ ラ バ ノ ン 0.05
4 . ハ チ ミ ツ 15
5 . ク エ ン 酸 0.1
6 . dl-リ ン ゴ 酸 0.1
30
7 . D-ソ ル ビ ト ー ル 液 (70% ) 10
8 . 安 息 香 酸 ナ ト リ ウ ム 0.05
9.香料 適量
1 0 . 精 製 水 100と す る 残 余
【0116】
1 0 )歯 み が き 剤
次の処方により歯みがき剤を製した。
40
重量%
1.無水ケイ酸 20.0
2.ソルビット液 50.0
3.グリセリン 10.0
4 . ケ ン ジ ン 50% -BG抽 出 液 ( 固 形 分 1.1% ) 5.0
50
(34)
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5 . ア ル ト カ ル パ ス 50% -PG抽 出 液 ( 固 形 分 1.4% )
5.0
6 . ヒ メ フ ウ ロ 50% -BG抽 出 液 ( 固 形 分 1.2) 5.0
7.ラウリル硫酸ナトリウム 2.0
8.サッカリンナトリウム 0.05
9.カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5
10
10.香料(カルダモン水) 適量
1 1 . 精 製 水 100と す る 残 余
【実施例6】
【0117】
[使用試験]
実施例で製造した乳液、顆粒浴用剤、健康向け食品(錠剤)、健康向け飲料、歯みがき
剤を使用し、モニターによる使用試験を実施した。
(モニター)
・アトピー性皮膚、ひじ・ひざ等に乾癬症状を持つ男女6名
20
・花粉症で悩む男女15名
・歯肉炎,歯周病である男5名
(試験方法)
(1)ア ト ピ ー 性 皮 膚 、 ひ じ ・ ひ ざ 等 に 乾 癬 症 状 を 持 つ 男 女 6 名 に 対 し て は 、 実 施 例 で 製 造
した乳液を朝・就寝前の1日2回連続14日間患部全体への使用及び、実施例で製造した
顆 粒 浴 用 剤 (1 回 分 40g)を 毎 日 入 浴 時 連 続 1 4 日 間 併 用 使 用 し て も ら い ア ン ケ ー ト を 行 っ
た。
(2)花 粉 症 で 悩 む 男 女 1 5 名 に 対 し て は 、 実 施 例 で 製 造 し た 健 康 向 け 食 品 ( 錠 剤 1 回 2 g
分 ) 、 健 康 向 け 飲 料 ( 1 回 100mL分 ) を 連 続 1 4 日 間 食 後 に 服 用 し て も ら い ア ン ケ ー ト を
行った。
30
(3)歯 肉 炎 , 歯 周 病 で あ る 男 5 名 に 対 し て は 、 実 施 例 で 製 造 し た 歯 み が き 剤 を 使 用 し 、 朝
、昼、晩(就寝前)の1日3回歯みがきを連続14日間実施してもらいアンケートを行っ
た。
(結果)
それぞれのモニターに対し、使用後にに行ったアンケート結果は表5の通りであった
【0118】
【表5】
40
【産業上の利用可能性】
【0119】
本発明によるトリプターゼ活性阻害剤は、安全性が高くトリプターゼの酵素活性を確実
に阻害し得る。外用剤、服用剤または飲食品組成物等の日常的な利用形態に配合または製
50
(35)
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剤化することによって、掻痒、しわ、たるみ、肌荒れ改善、又は全身アナフィラキシー疾
患、アスピリン過敏性喘息、喘息、間質性肺疾患、間質性膀胱炎、過敏性腸症候群、アレ
ルギー性疾患、アトピー性疾患、皮膚水疱症、知覚過敏症、疼痛、掻痒症、歯肉炎、浮腫
、乾癬、肺繊維症、慢性間接リウマチ、関節炎、歯周病、血液凝固障害、腎間質線維化、
X線造影剤の副作用としての血管透過性亢進又は肺浮腫、花粉症等の疾患の治療又は予防
に適用できる。
(36)
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(51)Int.Cl.
FI
A61Q 5/00
A61Q 19/10
A61Q 11/00
A61K 36/18
(2006.01)
(2006.01)
A61Q
(2006.01)
(2006.01)
A61K 36/70
A61K 36/73
A61K 36/00
A61P 43/00
A61P 17/04
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A61P 37/08
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A61P 25/04
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A61P 29/00
A61P 19/02
テーマコード(参考)
5/00
A61Q 19/10
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A61K 35/78
C
(2006.01)
(2006.01)
A61K 35/78
E
A61K 35/78
H
(2006.01)
(2006.01)
A61K 35/78
X
A61P 43/00
111 (2006.01)
(2006.01)
A61P 17/04
A61P 17/00
(2006.01)
(2006.01)
A61P 11/06
A61P 11/00
(2006.01)
(2006.01)
(2006.01)
A61P
1/04
A61P 37/08
A61P
1/02
(2006.01)
(2006.01)
A61P 25/04
A61P 17/06
(2006.01)
(2006.01)
A61P 29/00
101 A61P 19/02
A61P
A23L
7/02
1/30
(2006.01)
(2006.01)
A61P
7/02
A23L
1/30
Z
C12N
9/99
(2006.01)
A23L
1/30
B
C12N
9/99
(72)発明者 木戸 博
徳島市蔵本町3丁目18番地の15 国立大学法人徳島大学分子酵素学研究センター内
Fターム(参考) 4B018 MD08 MD42 MD60 ME07 ME14
4C083 AA072 AA111 AB152 AB172 AB312 AB352 AC012 AC022 AC072 AC102
AC122 AC132 AC182 AC242 AC302 AC312 AC442 AC482 AC542 AC582
AC642 AC692 AC782 AC792 AC841 AC842 AC862 AC902 AD272 AD282
AD332 AD432 AD512 AD642 CC04 CC05 CC23 CC25 CC32 CC38
CC39 CC41 DD16 DD22 DD23 DD31 EE12
4C086 AA01 AA02 BA08 MA01 MA04 MA17 MA22 MA28 MA41 MA52
MA63 NA14 ZA08 ZA54 ZA59 ZA67 ZA68 ZA89 ZA96 ZB11
ZB13
4C088 AB02 AB12 AB43 AB51 AB55 AC04 AC05 AC06 BA08 BA14
BA32 CA03 MA52 MA63 NA14 ZA08 ZA54 ZA59 ZA67 ZA68
ZA89 ZA96 ZB11 ZB13