3. 平成 18 年度調査内容 3.1 調査時期 春季調査は平成 18 年 5 月 25 日~26 日に、冬季調査は平成 18 年 12 月 19 日~20 日 に実施した。各調査日における実施内容を表-3 に示す。 表-3 各調査日における実施内容 春 季 調 査 平成18年5月25日 底曳網及び刺網設置 平成18年5月26日 刺網回収 冬 季 調 査 平成18年12月19日 底曳網及び刺網設置 平成18年12月20日 刺網回収 3.2 調査対象および調査内容 調査対象及び調査内容は表-4 に示すとおりである。また、現地調査時には、天候、気 温、水温、水深などの環境項目の測定も行った。 考察では、確認された魚類および魚類以外の水生生物の出現状況より、川崎港周辺の 環境の現状と課題を整理した。 表-4 調査対象および調査内容 調査対象 魚類および その他の水生生物 調査内容 市内海域における生物生息状況を把握するため、底曳網、刺網により 採集を行い、地点別の出現状況を整理した。 3 3.3 調査地点 各調査地点における調査内容を表-5 に、実施位置を図-1、2 に示す。 表-5 各地点における調査内容 地点番号 調査地点名 底曳網 刺網 St.1 川崎港内 ― ○ St.2 川崎港外 ○ ○ St.3 多摩川河口 ○ ○ St.3 (多摩川河口) St.1 (川崎港内) St.2 (川崎港外) 4 凡例 刺網 底曳網 0 2000m 図-1 調査実施位置(春季) St.3 (多摩川河口) St.1 (川崎港内) St.2 (川崎港外) 図-2 3.4 調査方法 凡例 刺網 底曳網 調査実施位置(冬季) 2000m 0 出典)国土地理院 1/25,000 地形図(川崎・横浜東部・東扇島・東京国際空港) (1)底曳網 底曳網による採集では、開口約 6.5m、身網 10~15m、袋網約 6m の小型底曳網を 用いて、10 分間曳網した(約 1km)。小型底曳網は、デリックとウインチを備えた専用 の底曳網船で操業を行った。調査の概要と使用器具を図-3(1)に示す。 袖網目合:2寸 袋網目合:7節 5 (日本漁具・漁法図説より複写) 図-3(1) 調査概要・使用器具(底曳網) (2)刺網 刺網による採集では、ハゼ網(目合 15mm) 、カレイ網(目合 53mm)、イシモチ 網(目合 33mm)計 3 反(幅:約 150m、高さ:海底より約 1m)を夕刻設置して翌 朝回収した(約 12 時間) 。刺網の両端には赤旗と灯火(オレンジ色)を取り付けた。 調査の概要と使用器具を図-3(2)に示す。 6 ゼニライトブイ社製 標識灯 L-2 型(2 秒 1 閃) (約 150m) 三 反 刺 網 1 m 図-3(2) 調査概要・使用器具(刺網) 7 <底曳網による採集の様子> <刺網による採集の様子> 8
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