2 清 瀬 市 を 踊 り の ま ち に

ず
か
た に ざ き ち ず み
清 瀬 市 を 踊 り の ま ち に
ち
よさこいソーラン清瀬
ほ ん だ
会長本田千寿香さん・副会長谷﨑千寿さん
2009年に、池袋の「ふくろ祭
回約2時間練習し、2008年と
準備体操や筋トレなども含め週1
て 交 流 す る 仲 の 良 い チ ー ム で す。
どもたちの親世代から 代までが
メンバーは小学生が 人、高校
生が1人、大学生が7人、その子
メンバーへ踊りを教えています。
のをきっかけによさこいソーラン
本田さんと谷崎さんは、前会長
の中村さんに声をかけてもらった
加するようになり、口コミなどで
どもが始めると、その保護者も参
いソーランに引き込みました。子
かったので、その子たちをよさこ
学 校 帰 り な ど に、 ゲ ー ム セ ン
ターに行っている中・高校生が多
かけたことがきっかけです。
を広めたいと思い、商店街に声を
時は、市内の祭りなどに華やかな
何かしたいと思っていました。当
年程前から、行政が青少年健
全育成を推進しており、私たちも
︱︱よさこいソーランのチーム
を設立したきっかけは何ですか?
も、いろいろな面でうまく指導で
いう目的もあるので、踊り以外に
ようになってきます。健全育成と
るのですが、だんだん声を出せる
に抵抗があるようで、最初は照れ
子どもたちも大きい声を出すこと
き て い な い と 厳 し く 指 導 し ま す。
厳しいです。大きい声でのあい
さつや声出し、礼儀がきちんとで
︱︱稽古での雰囲気はどのよう
な感じですか?
で踊っています(笑)
。
ど少しでも時間があれば、鏡の前
に知恵を借りながら試行錯誤して
トに踊りを教え、クラスをまとめ
いた小学生7人程が、クラスメー
うれしいです。よさこいを習って
を教えたり激励したりしていると
また、小さいころからやってい
た子が大きくなり、今度は小学生
るのはすごく楽しいです。
がたくさんあるので、
頑張ります。
大賞、金賞など、敢闘賞以上の賞
の賞を目指したいです。大賞、準
を積み重ねていき、敢闘賞より上
「 ふ く ろ 祭 り 」 が、 私 達 の 最 大
の目標なので、そこに向けて練習
︱︱今後の目標を教えてくださ
い。
を始め、 年目になりました。現
在、小学1年生から 代の幅広い
人程おり、3世代が世代を超え
催し物が少なく、元気の出るもの
考えます。私達は身支度の最中な
り、曲を聴いたイメージの他、皆
り」で特別賞と企業賞を2年連続
広まり、現在 人程のメンバーで
練習しています。
︱︱ ど ん な と こ ろ が 好 き で す
か?
きたらと思います。
いに来てくれたことがあって感動
踊ったと、担任の先生がお礼を言
て卒業式でよさこいソーランを
参加してやりがいを感じてくれる
ま た、 賞 以 外 に 地 域 の 活 性 化、
子どもたちがよさこいソーランに
とが大事です。
す。皆が「上達したい」と思うこ
して聞きなさい」と指導していま
ない」
「人の注意も自分のことと
前で注意されることは恥ずかしく
言 い 訳 ば か り す る 子 に は、
「皆の
また注意されたことを素直に聞
く 耳 を 持 つ 子 は 上 達 が 早 い で す。
受賞。今年の りでは、敢闘賞を
迫力と群舞で敢闘賞受賞
受賞しました。
よさこいソーランは、創作舞踊です。「よさこいソーラン清瀬」でも
楽曲や衣装などすべ て 皆 で 考 え て い ま す 。 毎 年 新 曲 に 挑 戦 し 、 オ リ ジ ナ
ルで振り付けを工夫 し ま す 。 1 つ の 踊 り が 完 成 す る ま で に は 、 約 半 年 か
ザーや市民まつりなど毎週イベン
た瞬間は、驚きを隠しきれないほ
階を踏んで振り付けを工夫できる
ま た、 踊 り を 創 作 で き る の で、
年相応の振り付けを考えたり、段
感じます。
いので、初めはなかなか踊れない
かないなど、分からないことが多
は集中力が続かず左右の判別も付
長しているのを感じます。小学生
たちの変化としては、短期間で成
自分のなかでは、明るく、常に
元気になった気がします。子ども
本田☎ ・1855・7384へ
※詳細は、よさこいソーラン清瀬・
見学・体験に来てください。
よさこいは年齢や性別に関係な
くいつでも始められます。気軽に
標にしているので、地域が盛り上
どびっくりしました。
踊る前の
「気
ことも一つの面白さだと思いま
のですが、だんだんとできるよう
ら選んでいただきました。受賞し
いです。
をつけ、
構え」の瞬間に「わぁっ」
す。また、同じ曲でも子どもは元
に な り、
「楽しい」というのが伝
チームが出場し、そのなかか
と い う 歓 声 が 聞 こ え た の で、
「も
気に、若い子は激しく、年配の方
わ っ て く る と、
「成長したな」と
だめです。祭りの本番前の最後の
こと、老人ホームの小さな祭りで
出場するイベントは年間で 程
あ り、 7 月 末 か ら 月 ま で は バ
かりますが、「きれいにそろえる、気持ちを合わせる」などを考慮すると、
完成という形がなく 、 奥 が 深 い 踊 り で す 。
トに出場し、現在大忙しのお二人
です。
しました。踊りを通じて人との交
︱︱敢闘賞を受賞されたときの
お気持ちは?
練習など、
皆が一体化したときは、
高齢の方に喜んでもらうことも目
池袋の「ふくろ祭り」開催中に
行われる「東京よさこいコンテス
角度をそろえることなどが徹底さ
こ と み ん な 好 き ~」
、 そ う、 好 き 尽くし「アリの町の神父」として
流が増える点も好きです。
ト」でいただいた賞が、敢闘賞で
れていて、一致団結しているのを
迫力があって元気なところや群
舞です。踊りは一人だけ上手でも
な人や好きなことがあれば人生は 有 名 に な り ま し た。「 弱 い 人 を 愛
す。今年は北海道や九州、四国か
がるお手伝いができれば一番嬉し
充 実 し ま す。「 好 き こ そ 物 の 上 手 し、人間同士が生きる幸せを作っ
ら
ことわざ
︱︱よさこいを始めて何か変化
はありましたか?
なれ」という諺 がありますが、転 ていく大きな愛こそが一番豊かな
じれば「好きこそ人生の上手なれ」 幸せである」としたゼノ修道士の
です。それを遺憾なく発揮したの 口 ぐ せ は「 ゼ ノ は 死 ぬ ひ ま な い
が清瀬市文化協会創立 周年記念 ね」だったそうです。そのゼノ修
市民文化祭でした。田中文化協会 道 士 が 清 瀬 の ベ ト レ ヘ ム の 園 病
1981年に来日されたローマ法
会長はじめ関係者の皆さん、本当 院 で 晩 年 の 3 年 余 り を 過 ご さ れ、
にありがとうございました。
し か し た ら …」 と 思 い ま し た が、
は美しくつややかにと、創作でき
ますが、なんとなくやっている人
す。運動神経や体力の関係もあり
じ動作をしていてもうまく見えま
表現力が豊かな子は、視線や手
の先まで力が入っているので、同
好きこそものの上手なれ
感じます。
声出しや一致団結している点、皆
が心から楽しんで踊ったことが評
価 し て い た だ け た の か な。
「笑顔
をつくりなさい」と言っても本人
が本当に楽しいと思ってやってく
れないと表情って硬くなるんで
す。
︱︱振り付けはどのように考え
ていますか?
◆竹丘地域防災交流会
日時
月 日㈰午後1
分~1時 分
時
場所
時
竹丘公園(竹丘三丁
わり市は、
日㈯・
分~午
※いずれも直接会場へ。
場所 コミュニティプラ
ザひまわり
後3時)
月1日㈰午前9時
月
日時
月1日㈰午後0
分~1時(きよせひま
市
◆第3回きよせひまわり
目)
17
今号では、元気な 踊 り で 地 域 を 盛 り 上 げ る 、 よ さ こ い ソ ー ラ ン 清 瀬 の
本田会長と谷﨑副会 長 に お 話 を 伺 い ま し た 。
「来る人をこばまず 去る人を
追わず 花の姿を 見 な が ら 花 と
語り合いながら 八 十 路 の 坂 を ゆ
こう 越せるかな 穏 や か に 歩 も
う 穏やかにゆきたい」。「感謝し
て 努力して 辛 抱 し て 一 寸 休
んで 感謝して 努 力 し て 感 謝
して あきらめて 感 謝 し て あ
りがとうございます」。
さてもう一つ、ケーブルテレビ 王に謁見を受けました。
のJ:COMが「歴史百景」とい 「 人 々 の 善 意 の 運 び 屋 」 と 自 称
う全国向けの番組で清瀬を取りあ さ れ た ゼ ノ 修 道 士 は そ の 1 年 後、
す。こうした実に尊い歴史が重な
げてくれました(J:COMテレ 清 瀬 の 地 か ら 天 に 旅 立 っ た の で
日
ひとり暮らしの 歳 の 篠 原 賴 子
さんの作品です。 石 田 波 郷 直 筆 の
日・
ビの放送日時= 月
分 ~)
。 そ の た め 清 瀬 の 昭 和 り、
人間同士が生きる幸せを作り、
史を改めて調べたら、尊いことが 文化薫る「手をつなぎ こころを
また1つ分かりました。
つむぐ みどりの清瀬」が生まれ
ポーランド出身のカトリック教 てきたのでしょう。
会のゼノ修道士は1930年に来
清瀬市長
時
3枚の色紙を市に 寄 贈 し て 頂 い た
折にお宅におじゃ ま し 、 障 子 に 張
日 以 来、 長 崎 で 被 爆 し な が ら も
12
り付けてあったの を 書 き 写 し て き
人生 年をどう 生 き る か の 時 代
に入りつつあると 改 め て 思 わ さ れ
人々を助けて回り、戦後は戦災孤
090
35
20
ました。そこで浮 か ん で き た の が
と、本当に好きでやっている人と
ぜ ひ 見 に 来 て く だ さ い
11
「松の木小唄」です。「好き好き好
ました。
50
70
15
70
12
ふくろ祭りのコンテスト
では、
気持ちの入れ方が違います。
~ イ ベ ン ト に 出 場 し ま す ~
祭
30
14
110
今 ま で 見 た 写 真 の ポ ー ズ や、
踊ってきた経験のなかからの振
30
30
24
児や恵まれない人々の救済活動に
池袋西口でのステージの踊り
50
17
11
12
11
55
11
30
きよ みんな好き あ な た の す る
90
30
87
本田会長(左)と谷﨑副会長
17
2
25・11・15