お内仏のお世話⑥ か り では電球に取って代わっていま いましたが、今ほとんどのお宅 に油をはり、灯芯に火をつけて するためです。以前までは油皿 ます。これはご本尊が見やすく 勤めをするときには蝋燭も灯し す。また、ご命日の日などのお は輪灯などの明かりをつけま ご本尊にお参りをするときに 照らしてくださっていることを 自覚ができるのです。ご本尊が 初めて照らしてくださっている の光も鏡のようなものがあって きるかも知れませんが。ご本尊 かうと眩しいと感じることはで 蝋燭の取り扱いについて は全くありません。ご本尊に向 に照らしていただいている自覚 ます。蝋燭などの灯と同じよう ちを照らし続けてくださってい いうことでもあるのです。 ことはご本尊のお徳を讃えると しょうか。ご本尊を飾るという ろうそく す。また蝋燭も火事を恐れられ 知らしむる鏡について善導大師 大谷派では朱色 貼ったもの ・銀 (銀箔を貼ったもの) ) ダメ を 使 用 い た し ま す。 そ れ ぞ れ の 蝋 燭 の 代 用として白色の蝋燭を用います。 住職が個人的に開設しているホームページ http://www.ctt.ne.jp/~aoi/ ろうそく 電球にされるお宅もあります は、「 経 教 は こ れ を 喩 ふ る に 鏡 鏡によって初めてご本尊の光に 金 ( 箔を し、ほとんどが和蝋燭ではなく のごとし」とおっしゃっておら 蝋燭や輪灯の灯は本尊を照ら よって照らされている自分が見 赤 ( )・ 金 ダ メ 洋蝋燭になっています。私は灯 れます。お釈迦さまのお説教が すためのものなのですが、でも え る と い う こ と な の で し ょ う。 かがみ 芯に点火して灯すのも、和蝋燭 おさめてある「御経」というも もうひとつ照らしているものが またお釈迦様のお説教だけが鏡 れてきた方々、歴史も私にとっ 燭でもよいと思います。しかし改まったときは和蝋燭の方 たと う をとぼすのも個人的には好きで のが私たちにとって鏡のような あります。それは本尊の反対が の は た ら き を す る の で は な く、 灯は反射板がない限り全方向を て避けようのない事実を映し出 蝋燭は伝統的には和蝋燭を使いますが、平時は電気や洋蝋 きょうきょう す。その光を見つめていると味 はたらきをしてくださる、この 側のものです。といっても自分 お釈迦様のお説教を、お説教と 照らしています。本尊を照らす してくださっているのではない すための道具なのですが、それ がおもむき的はよいのではないでしょうか あ わい深いものです。 が振り向いてこれかなって思う と同時に私をも照らしているは でしょうか。 も の で は た ぶ ん 違 う で し ょ う。 して、尊い教えをしていただか ずなのです。しかしこのままで とはできません。鏡のようなも だけではなく、ご本尊が我が身 は照らされている自分は見るこ 蝋燭や輪灯はご本尊を映し出 のがあって初めて私を照らして を照らしてくださっている事を 指し示しているのではないで いることがわかります。 ご本尊なる阿弥陀如来も私た 色 朱色 代用 白色 朱色 白色 慶事 弔事 ( 結婚式など ) (葬儀から満中陰 : 納骨まで) 金色 銀色 白色 白色 年期法要 / 報恩講 平時 目的 2006 年 5 月1日 ごぼはんだより 第 128 号 発 行 : 真宗大谷派 常 入 寺 富山市東老田 787 番地 電 話(076)436-0816 FAX(076)436-2766 携 帯090-3764-3983 発行責任 : 青 井 和 成 第 128 号 ごぼはんだより 2006 年 5 月1日 祠 堂 経 会 厳 修 7 月 2 日 ( 日 ) 午前 10 時から ~ 3 日 ( 月 ) 午後 4 時まで 法話 南砺市福野 慧聲寺加賀田晴美さん ※尼講は 2 日に勤まります
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