じ っ と し て な く て い い - 趙寿玉

 茅ヶ崎市を拠点に活動する特定非営利活動法人(NPO)「トムトム」。障がいの
ある人とその家族が地域の暮らしの中でノーマライゼーションを実現するために
は、利用者が選択できる豊かなサービスが必要。トムトムはパーソナルサービス
を提供するシステムの中で、年齢やその障がいの種別にかかわらず、利用者主体
のサービスの確立をめざしている。
長いあいだじっとしていられなかったり、時には大声を出してしまったりする
自閉症などの障がいをもつ子どもたちに、生の音楽を聞かせてあげたい─。そん
な想いで手作りの音楽会を作っていこうと始められ今年で3回目、会場の茅ヶ崎
市民文化会館には 400 人が集った。にぎやかに始まったコンサートは、出演者と
観客の垣根が取り払われたようだった。
自閉症児らには刺激的すぎて、いた
ンガリのような耳をつんざく音は、
姿を会場の後から見つめていた。ケ
のリズムに体を合わせている。その
知的障がいをもつ子ども達数人が、
大きく肩を揺らしながらサムルノリ
いに後ろ向きになっている不幸な状
人の間にも微妙に影を落とし、お互
鮮と日本の関係が、在日同胞と日本
致問題以降、険悪になっている北朝
プログラムに取り入れた。日本人拉
る韓国舞踊と韓国伝統楽器の演奏も
ためのコンサートの意味とそのため
続くだろう。しかし、障がい児らの
い児を姉にもつ弟の大変さは今後も
の姉から目をそらさなかった。障が
りだったが、楽しく踊っている自分
れば﹂と背中を押すと、照れるばか
息子の目にもしっかりと焼き付いた
に汗を流す多くの大人たちの姿は、
ラム配布係を押しつけたが、来年は
態を何とかしたかったからだ。
日々の暮らしのなかで懸命に生き
ている在日同胞、なかでも芸術の世
きちんと運営スタッフに入れてほし
いと言いながら、打ち上げ会の時ま
かわらず、お客さんの入りは9割を
トでの話である。台風の影響にもか
許可を得てわざわざ小田原からやっ
韓国舞踊見たさに、福祉施設の外出
想を述べ合っている老夫婦もいた。
な感動を得たようだ。目を細めて感
確信は的中した。子どもたちも大
人も、隣国の伝統文化に触れ、新鮮
んがいることのすばらしさに、しば
て、自分の友人にジョンさんと趙さ
大切だと再認識した夜だった。そし
いが、まずは一歩を踏み出すことが
未知の世界に臆することがとても多
障がい児と健常児との共生、在日
同胞と日本人との共生。ぼくたちは
でスタッフの名札を胸につけていた。
だろうという確信があった。
に違いない。会場でいきなりプログ
ずや人々に夢や感動を与えてくれる
界に身を置く同胞のステージは、必
たまれないのではないか、という心
配はその時点で吹き飛んだ。どの子
どもも会場から飛び出したりしな
かった。
8月9日の夜、湘南の地方都市、
茅ヶ崎市民文化会館で開かれた障が
そのコンサートは今年で3回目を
迎えた。普段なかなか生の音楽に触
トの感想を聞いたアンケートには、
てきた1世もいたらしい。コンサー
い児らのためのチャリティコンサー
れることができない障がい児らに、
た。音楽を通じて健常児と障がい児
いというのが、そもそもの動機だっ
くかったようです。踊りと演奏が一
ていましたが、舞台横なので見えに
入っていました。特に演奏をよく見
﹁自閉症児の息子は舞踊が一番気に
てのことだった。
いう息苦しい感動は、ぼくには初め
らくは胸がつまってしまった。そう
占めた。
クラッシック音楽を聴かせてあげた
が共生を図るのはもちろん、福祉政
う声や、初めての韓国舞踊に郷愁の
緒に見られると良かったです﹂とい
策に腰の重い行政に対するデモンス
トレーションでもあった。
ようなものを感じたという声もあっ
フィナーレでは趙さんらの手招き
よりも早く、子どもたちがステージ
た。
に 上 が ろ う と し て い た。 そ れ ま で
ヴァイオリニスト、ジョン・チャヌ
主催者側の趣旨に快諾し、第1回
目から関わってくれた在日2世の
みとなった。ヴァイオリンが奏でる
ピョンピョン飛び跳ねて喜びを表し
さんは、今や子どもたちにもおなじ
音色だけでなく、曲と曲の合間の語
ていた子どもたちだった。踊りの輪
の中に、中学1年の自閉症児のわが
の心を癒した。それは、この社会で
娘と妻の姿があった。小学4年の末
り口でも、ジョンさんはお母さん方
日 ﹂ゆ え の ジ ョ ン さ ん の 優 し さ な の
疎 外 さ れ、 弱 者 の 痛 み が わ か る﹁ 在
息 子 が や っ て 来 て、
﹁ ア ッ パ、 オ ン
せ な い 様 子 だ。
﹁おまえも踊ってく
マとソニが踊ってるよ﹂と興奮を隠
ではないかと思った。
今年はジョンさんのヴァイオリン
に加えて、初めて趙寿玉さんらによ
趙寿玉チュムパンの会 〒116-0001 東京都荒川区町屋 2-19-10 ☎&FAX 03-3895-4849
E-mail:[email protected] 趙寿玉韓国舞踊 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/kisun/
じっとしてなくていい
裵哲恩
生の音楽を 聴 か せ た い
そんな想い か ら 始 ま っ た
2003年 10 月1日 第2号
趙寿玉チュムパンの会会報
1
2
を感じる。周辺に生息するサルや
していると、なんとも妙な違和感
◎ 練習用のチマを着て、うろうろ
悪い気を放出し、良い気を取り入
固城の基本舞は、身体の中にある
あっという間に飲み干してしまう。
していた1リットルのボトルを、
ノ
れる呼吸が特徴だと、河萬鎬先生
マ
鹿がよそ者の見物に来ては、恐れ
がおっしやっていた。1時間ごと
ハ
か
をなして去って行った。合宿はそ
んな山深い奥多摩日原で7月
です。
ル
ーコンサートに向けての練習が主
崎で催されるトムトムチャリティ
中級の基本舞と、8月9日に茅ヶ
滝のように、汗が滴り落ち、用意
その日一日が台風のようでした。
れる汗を拭きながら舞台袖での転
班を食べてしまう珍獣役の若者に、
りでしたし、公演が終わった後両
光景でした。その時私は、固城保
換の合図出しで、緊張の連続でし
舞台に上がって一緒に踊った子供
存会の先生方は、本当に素晴らし
子供たちが嬉しそうに纏わりつく
ります。古い学校の長テーブルに、 る事が出来、ほっと一安心。その
たちの笑顔と観客のみなさんの手
姿はとても微笑ましく、心温まる
後、さぁ∼メイクなど出演準備で
れたのが最後のティップリの時、
す。今度は、楽屋が台風のようで
た。でも、それを吹き飛ばしてく
毎 日、 祭 事 の 御 馳 走 の よ う に、
い活動をしていらっしゃるのだな
次々と料理が並べられていく。そ
も繰り返し言ってくれた女の子の
姉さんたち、すご∼い!﹂と何度
終わって挨拶をする私の横で
﹁ お ね え さ ん た ち、 す ご い ね。 お
かこんなに早く機会が来るとは予
てたらと思いはしましたが、まさ
チュムパンの会でもこんな会を持
と、感激したものでした。いつか、
まつげ付けた?﹂こんな言葉が行
の?﹂﹁ え っ、 ア イ ラ イ ン?
そ
んなの描いたことな∼い。﹂﹁付け
して、笑い、語りながら、奥多摩
に包まれて更けていきました。最
した。とほ⋮。
の準備が、全然間に合いませんで
想もしていなかったので、体と心
終日には野上圭さん宅でのバーベ
キュー、本当に楽しい思い出でい
っぱいでした。
尹正美
の時間が近づくとみんなの緊張感
固城滞在中に、保存会の先生方の
思いは丁度一年前の、固城の夏
と重なりました。運良く私たちが
た。
﹁また来てね﹂という言葉が
たいよと、心の中で叫んでいまし
﹁有難う﹂はこっちのほうが言い
公演の最後、子供たちに﹁あり
が と う!﹂ と 何 度 も 言 わ れ て、
がひしひしと増してくるのを感じ
公演を見る機会がありました。そ
固城の夏と重なる
ひたすらファンデーションを塗っ
トムトム公演
ているマイペースな人⋮。きれい このトムトムチャリティーコン
サートの公演の為にチュムパンの
ました。舞台に上がるまでの間、
にお化粧をし、衣装を着け、舞台
会では、二ヶ月位前から演目別の
いなかった私は、驚き、なんだか
いただけるということを想像して
いる所で、ご近所に住む方々も年
子どもたちに救われたような気持
胸にしみ、こんな形で人に喜んで
一回の公演を楽しみにしていまし
ではありますが、先に繋がったよ
ちでした。まだまだ課題も山積み
れた養護施設と弧児院を併設して
杯で、いざ始まりという時になっ
た。時々保存会の若者たちが子供
こは固城から、車で一時間ほど離
て初めて、ドキドキしてきました。
たちに仮面劇の指導もしているら
り、心配したりと周りの事で精一
そして当日、8月9日、台風が
関東を直撃。舞台進行係、メイク
何回も自分に言い聞かせている内
舞台の踊りは、落ち着くんだ⋮と
それぞれの光景を目にし、笑った
アドバイザー、出演者、一人三役
練習を始め、合宿でも公演の練習
で劇場入りした私にとって、外の
しく、公演自体も大変な盛り上が
うな気がしました。
趙昌代
台風よりも目の前の劇場の中での、 に終わってしまいました。後は流
を重ねてきました。
子どもたちの笑顔
忘れない
ただ私の後ろに立っている人や、
き交う中、ペンシルを持ったまま
し た。﹁ な に そ れ?
どこに塗る
拍子でした。
ハーサルをなんとか時間内に終え
伴奏陣の方々ありがとうございました。
左より朴根鐘、李守信、李明姫さん。ほか
たくさんの人たちにお世話になりました。
下準備はぬかりなくしたつもり
でも、やはり不安は残ります。リ
▲奥多摩 日原での合宿 上からプチェチュム、固城五広大基本舞
▼トムトムコンサート
笑顔が忘れられません。
辛錦玉
五広大の基本舞の練習に励みます。 の夜は、オンニたちのおしゃべり
オーグァンデ
夕暮れには、小学校の周りにも
霧が立ちこめ、1日の練習も終わ
入門者から中級者までの総勢 名、 気がしました。
ら 日に渡り行われた。参加者は、 に身体が引き締まっていくような
27
12
29
れぞれのチームに分かれて、
プそ
クチュム
プチェチュム
コ ソン
ハ リャンム
太鼓の舞、閑良舞、扇の舞、固城
趙寿玉チュムパンの会会報
2003年 10 月1日 第2号
い収穫を祝う日として、三国時代
道 路 は 大 渋 滞 で、 高 速 駐 車 場 と る、すごろくのようなゲームです。
に大移動をします。このため高速 か、背を見せたかでコマを進ませ
物といったところでしょうか。
丸い棒を半割りにして、それを4
日本で中秋の名月をめでるその
日を韓国では、先祖を祭り、新し ソウルに住んでいる人は、田舎 本投げ、棒の切れ端が腹を見せた
の昔から祝ってきました。
国の基幹高速道路は片側4車線あ 敷いて、ゲーム開始です。どぶろ
スウォルレ﹂などの特別なものも
と投げ、狙った目が出ると、両手
◎ 月6日﹁響けアジアの音﹂
場所・時間未定
問い合わせ 0428
︵83︶
3206
◎ 月 日︵土 ︶ 午後1時から
学習院大学東洋文化研究所
アジア文化研究プロジェクト主催
シンポジウム﹁日本文化│解体と再生﹂
オク
イ ミョン ヒ
時 分 か ら。 舞 踊︵ 趙 寿 玉・ 黛 民
族舞踊文化財団︶
場所
学習院創立百年記念会館
0221
問い合わせ03︵3986︶
6360︶
︵内線
◎趙寿玉舞踊教室﹁おさらい会﹂
月 日︵日 ︶ 場所・時間未定
日︵木︶
名︶
︵要予約・飲み物つき︶
分開場 7時開演
コア石響︵限定
◎企画制作
㈳全日本郷土芸能協会+コア石響
ASTY B1
新宿区若葉1│ │ 予約 03・3355・5554
03・3226・9460
会場
3500円
6時
月
韓国民俗芸能
舞とソリ︵音・唱︶
趙寿玉&李明姫
チョウ ス
● フォークロア・ライブ4
30
いった観を呈します。ちなみに韓 庭にユンノリの盤面を画いた筵を
この日を韓国では、秋夕︵チュ
ソク︶といいます。
何十分も動かなくなります。
上げます。そして紙の位牌に火を これを日本でやっても、ちっとも
あります。ポピュラーなものとし
14
ります。それが延々と長蛇の車で く を 一 杯 飲 ん で は、﹁ エ イ ヤ ッ﹂
日は、月が ・ 日
旧の8月
で地球を回る関係上、毎年大きく
り、その人たちは早めに祭祀を済 などと即興で歌います。相手が﹁う
を広げて筵の上で一指し舞いなが
ずれます。早い時と遅い時とでは、
近年は日本と同じで、ソウルが
1ヶ月近くずれることになります。ふるさとの人たちが増えてきてお ら﹁俺の腕前は大したもんだろう﹂
ですが、どういうわけか秋夕の日
た目が出ないと勝っている者は再
ませて、秋夕の連休を利用して海 るさい﹂と、
棒を投げ、そして狙っ
外旅行に出かけたりします。
は、爽やかな気候の日が多く、晴
れの日が多いと感じます。
つけて、手のひらの上で燃やして、面白くありません。単に棒を投げ
拝が終わってから、最後に祝詞を 持っているから成り立つ遊びで、
長者男子から礼拝をし、みなの礼 歌ごころや、踊りごころを皆が
茶礼では、紙で祀る人の位牌を び筵の上で踊りながら﹁なんとも
秋夕の朝、親類縁者が集まり、 茶礼︵チャレ︶をします。茶礼と 書き、後ろの屏風に張ります。年 上手な人だねえ﹂と歌いだす。
いうのは、毎月の一日と 日にす
はその年に取れた穀物や果物を調
天国に返します。位牌には例えば てコマを回すだけに成ってしまい
る祭祀を言います。祭祀のために
理して祭壇にささげます。有名な
こう書きます。これは父親の場合 ます。面白いのは、ゲームの間の、
ものに半月の形をした松餅︵ソン
ピョン︶があります。
のお墓にお参りです。お墓の草は、す。
李起昇
です。
歌や踊りなのです。
女性陣は、これらの料理を作る
ために、数日をかけます。また、 顕考学生府君神位
でも近年韓国でもテレビゲーム
茶礼が終わると、祭壇に捧げた が盛んで、昔のように余裕のある
韓国全国で一斉にお供え料理をす
ものを皆で頂きます。それから山 遊びは廃れて行くばかりのようで
るので、そのために必要な食材の
値段は急騰します。
戻ると、後は思い思いの遊びをし
この時期の贈り物として有名なも
ては、牛相撲や、人間の相撲、綱
80
それまでに刈っておきます。里に
のに、石もちの干物を藁に挟んで
13
12
16
: http;//www.syakkyo.com
URL
: [email protected]
E-mail
16
覚では中元の贈り物に当たります。ます。地方によっては﹁カンガン
5匹つるしたものがあります。良
いものは結構な値段がします。
また、引きなどがあります。
秋夕には欠かせない食材ですから、
私の親戚はユンノリをして遊ん
でいました。ユンノリというのは、
22
53
12
12
30 30
29
15
必ず喜ばれます。秋夕の定番贈り
松餅(ソンピョン)
10
15
この時期、簡単な贈り物を近し
い人の間で行います。日本的な感
石もち
2003年 10 月1日 第2号
趙寿玉チュムパンの会会報
3
4
趙寿玉チュムパンの会会報
2003年 10 月1日 第2号
「韓国のこころと暮らし─高麗大学校博物館所蔵品展─」開催記念
韓国の民俗舞踊と音楽公演
8月3日 IN 大阪歴史博物館
僧 舞 趙寿玉
テグム散調 朴根鐘
カヤグム民謡 李明姫
∼チャング舞 趙寿玉
立 舞 金裕美 李綾子 寄田晴代 金園恵
伴奏演奏 朴根鐘 李守信
∼閑良舞 趙寿玉
しい夏が始まりました。高麗大学校
けないこの1本の電話から、私の忙
大阪歴史博物館のS氏から突然の
電話♪プルプルプルゥゥウ♪思いが
埋める大盛況!
あっという間に2
50枚の整理券がなくなり、私の知
たくさんの方々が並び始め、開場を
しました。開演1時間以上も前から
踊を見た事がない方々に案内を送付
着順。ということで、今まで韓国舞
た友人と話してるうちに、とうとう
ぽろりん。スタッフで活躍してくれ
に行く店の階段で﹁はぁ﹂とため息
タッフを労いたくてコーヒーを飲み
様 が 江 戸 に 帰 る 背 中 を 見 届 け、 ス
裂けそうでした。寿玉オンニご一行
金園恵
らし﹂を開催するにあたり、舞踊公
人も何人も整理券を入手できず、入
私は号泣してしまい店内の注目の的
がひとつ漏れました。ついでに涙が
演をしたいというのです。話しを聞
場できませんでした。
博物館所蔵品展﹁韓国のこころと暮
いていくうちに、私の脳裏に趙寿玉
何も残らなかったら?
不安を抱えてのスタートだったが
閑良舞
さんの顔が浮かんでは消え、浮かん 舞台は、寿玉さんの僧舞で幕を開 となりました。
けました。ヨムブル︵念仏︶の調べ 舞台を見て下さった方からは﹁も
で寿玉さんの舞が始まると会場内に
う一回見たい﹂
﹁入場無料なんてー
では消え⋮︵横浜↓大阪片道約50
0㎞、その上超多忙、何よりも心配
場に来れなかったオモニ︵母︶とビ
今度はチケット買ってでも行くか
んに一瞬にして釘付けになってしま
息を呑むような緊張感がはしり、観
いました。テグム散調・カヤグムと
物館とあんた達とふかーい縁があっ
客の視線もこころも舞台上の寿玉さ
民謡・杖鼓舞⋮
いよいよ立舞﹁エ
ラァーアァエ∼♪﹂底力と包容力の
たんやねぇ。見れなくて残念。ビデ
なのは、打合せに会場下見・交通費・
ろとくらし﹂の展示物を一層引き立
ある明姫さんの歌が始まると、まる
オで見てもいい公演やねぇ﹂と呟く。
ら﹂⋮
続々と感想が寄せられまし
た。寿玉さんにダビングしながら会
たせるしっとりとした韓国の舞と音
で誘いだされるように関西の4人は
週間がすぎると7歳の娘がビデオを
デオ三昧。ビデオ鑑賞会が始まり1
練習・滞在費⋮
あっ!
やっぱり
何も残りそうにない⋮
無理だよ
♪を、とおっしゃられた時、やっぱ
リナラで苦労して学んだ立舞を李綾
この舞台のために、海の向こうのウ
自主練習ではユミオンニとバチャさ
子さんが私達に伝えてくれました。
した。
見ながら見よう見まねで踊りだしま
ライトの中に足を滑らせていました。 あれからオモニと連日観客気分でビ
デオを見ました。オモニが﹁歴史博
り寿玉さんしかいない!
この舞台
の前に立ちはだかった山積みの問題
ん に お ん ぶ に 抱 っ こ で、 あ っ ち も 何も残らなかったらどうしようと
ねぇー
と心の中でひとり呟く︶受
話器の向こうでS氏が﹁韓国のここ
を、昼夜を問わず来る日も来る日も
た。その一つ一つをどうにかこうに
寿玉さんと丁寧にじっくり話しまし
こっちもなおしてもらいました。
いう不安を抱えてのスタートでした
埋め﹁趙寿玉チュムパンの会韓国の
か取り除きながら500㎞の距離を
た皆さんをお迎えした時、そこには
前日リハーサルの為会場に到着され
るぅぅぅ。閑良舞が終わり、鳴り止
え 続 け て い ま し た。 ぶ る ぶ る ぶ
てきた私は、本番、ライトの中で震
かに思っているのでした。
で見せてやりたいなぁ∼、と私は密
元気なうちにオモニにあの舞台を生
何かが残されたに違いありません。
民俗舞踊と音楽公演﹂と題し、8月 ただただみんなの足を引っ張って が、形としてではなく出演者・s t
3日当日を迎えることができました。 はいけないと無我夢中で練習を重ね a ff・観客、それぞれの胸の中に
子どものように心弾ませている自分
まない拍手の中へ出演者全員が立ち
並びます。幸せな気持ちで胸が張り
が立っていました。
入場無料。客席250席。完全先