切削加工における切削抵抗が加工硬化層に及ぼす影響

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切削加工における切削抵抗が加工硬化層に及ぼす影響
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原 田 正 和 t1-
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1.緒
本研究は切削加工における加工変質層を支配する因
Eコ
子を機械的要因に絞り,実験により明らかにすること
超精密切削加工で見られるように,切削加工機械の
を目的とする.前報(9)では,加工変質層の形態の中で,
加工精度の向上に伴い,製品の仕上げ加工を切削でお
機械的エネルギによる塑性変形が成因となって生成さ
こなおうとする傾向が強まっている (1) しかしながら,
れる加工硬化層に着目し,せん断変形領域および切削
切削加工により生成される表面の品位,つまり表面粗
面以下の断面硬さの分布状況より,加工硬化層に及ぼ
さと加工変質層は材料の疲労強度などに大きな影響を
す力学的因子を実験的に抽出した.今回は,加工硬化
与える(2) ~ (5) ため,加工変質層の生成機構の理解は,高
層の生成に影響をもたらすと考えられる切削抵抗につ
品位の切削加工をおこなう上で重要で、ある.
いて検討する.
一般に材料は外力または内部応力によりひずみを受
けて母材硬さより硬化するので,切削加工により発生
2
. 研究の背景
した加工硬化を調べることにより,加工変質層に関す
加工変質化層の評価方法は数多く検討されている
る様々な情報が簡単に正確に得られることが予測され
が,測定方法によってその値が大きく異なる(10). 加
る.加工変質層は加工に伴って生じる母材とは性質の
工硬化層の測定には結晶粒の微細なひずみも測定結
異なる部分で,機械的要因,熱的要因,結晶学的要因
果に影響を及ぼす硬度測定法が妥当である.白樫ら
等が関係するため,その生成機構は非常に複雑で,切
は,加工変質層の推移をシミューレートし,硬度分
削面以下の断面硬さを求めた研究は数多い (6)~(X)が,せ
布と加工硬化層のひずみとの対応を計算および実験
ん断変形領域を含む切れ刃近傍の材料の硬さ分布に及
で明らかにした (11)そして,すくい角が大きくなる
ぼす支配因子について具体的に検討した例は少ない.
とひずみの値は小さくなりその分布も浅くなるとし
た(11)(12) さらに,工具逃げ面に働く垂直応力が大き
T機械工学科
くなると,ひずみ分布が深くなることも示した (12)
十「学生課実習係
奥島らは切削抵抗から刃先力を割り出し,その刃先
T十 T電子制御工学科
9
引地力男
油田功二
原田正和
吉満真一
上野孝行
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力と加工硬化層深さとの関係を明らかにした(13) こ
の距離は 0.02mm以下であった.この程度なら本研究
れらのことより,切削時に作用する力が加工硬化層
の目的に充分許しうるものと考える.切削条件を表 l
の生成に何らかの影響を及ぼすことが予測される.
に示す.被削材種には 604
0黄銅を用い,比較のため,
材料特性の異なる S25CとSUS304も用いた.このとき,
3
. 加工硬化層の生成機構
3・
1 実験方法
切削幅方向の塑性流動の影響を防ぐために,二枚の被
加工硬化層の生成機構について
削材の側面どうしを重ね合わせ,その長手方向の端面
検討するため,形削り盤にて,焼なまし処理を施した
を切削した.なお,加工硬化層に及ぼす切削抵抗の影
幅 3mm長さ 50mmの板材を用いて,乾式の二次元切削
響を調べるために,圧電素子タイプの動力計にて切削
で、急停止実験を行った (14) そのようすを図 lに示す.こ
抵抗も同時に測定した.切削終了後,切りくず生成領
れは,バイトによる切削がある程度進んだら,バイト
域の部分をワイヤ放電加工機で切り出し,それを重ね
の後方にラムに固定した押し出し棒が被削材取り付け
合わせ面を測定面になるように樹脂に埋め込み,エメ
台を押し出すので,バイトと被削材との相対速度がゼ
リ研磨紙 #6
ロになり切削が停止する仕組みになっている.すなわ
面が加工硬化しないようにラッビングし,マイクロ
ち,急とは相対速度がゼロになるように切削を突然停
0.
4
9N)で,切れ刃近傍およ
ピッカース硬度計(荷重 :
止することである.しかし,切削速度が低下しはじめ
び深さ方向に断面硬さ分布を測定した.本実験で使用
∞
.#1500にて研磨後
さらにパフで研磨
てから停止するまである距離だけ切削が進行するが,
した各被削材の平均的な母材硬さと切りくずの硬さを
中山間の方法で確認したところ,完全に停止するまで
ピッカース硬度にて表 2に示す.
1
0
切削加工における切削抵抗が加工硬化層に及ぼす影響
3.2 実験結果
1.5
3・
2・
1 加工硬化層でのせん断変形領域と塑性変
形領域の厚さ
これまでの研究によれば,切削加工
E
B
面下には,厚さ dをもっせん断変形領域があり,その
下方には厚さ dをもっ塑性変形領域が広がっている(15)
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これは流動層生成仕事によりせん断変形領域と
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同時に生成される (13)1
(9) せん断変形領域を定義するの
に,山本ら(初)は,材料の硬さが切削抵抗に対応するこ
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.
。
。
とから,切りくず生成領域の部分の断面を微小切削し
6
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て切削抵抗を測定し,その変曲点によりせん断変形領
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変曲点からせん断変形領域を求めた.図 2は硬さ分布
1.5
の変曲点からせん断変形領域を求める方法を示す.ま
ず,急停止実験で得た切りくず生成領域の断面の硬さ
分布 (21)を求めて,次に工具すくい面に平行に,工具側,
1
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ロロ己
中心部,自由面側の 3ヶ所についてそれぞれの深さ方
S25C
向の硬さ分布の変曲点, sとeを求めた.変曲点の定義
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としては,硬さ分布の最下位部である母材硬さから
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5
0.025mm間隔で、加工面に向かつて上方に硬化率Hv
周v
。
。
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(Hv:局所硬さ, Hv
jHv
o:母材硬さ)を調べていき, Hv
がひとつ前の値より 10%以上変化したとき,そのひと
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(
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から点 sまでのせん断変形領域の厚さ 3と,点 sから
母材硬さに到達するところまでの塑性変形領域の厚さ
,', ,.,
.
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,
1
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dを求めた.これらの結果と切削抵抗との関係につい
SUS304
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食言すした.
1.0
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図 3は,切削抵抗と加工硬化層のせん断領域の厚さ
3との関係を示す.(
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)は 6
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b
)は S25C,
(
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)は
SUS304をそれぞれ示す.図中, 0は主分力 Fc,ムは
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背分力 Ft
,口は切削抵抗の合力 R (FcとR との合力)
6
.
である.図より以下のことがわかる.
ロ
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。
。
(
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) 背分力のせん断変形領域に及ぼす影響が大きい.
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) せん断変形領域は SUS304の場合が最も厚く,切
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削抵抗が増加すると,せん断変形領域の厚さも比
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)SUS304
較的大きく増加する.
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前報で,すくい角が減少すると加工硬化層のせん断
変形領域の厚さ dよりも,塑性変形領域の厚さ dのほ
すなわち, 6
0
4
0黄銅の場合は,切削抵抗はせん断
うが相似的に厚くなることが明らかになった.そこで
変形領域よりも塑性変形領域に比較的大きく影響を及
切削抵抗と塑性変形領域の厚さ dについて調べた.
図 4はその結果であり,それぞれ,図 3のときと同
ぼし, SUS304はせん断変形領域にも塑性変形領域に
様
,(
a
)は 604
0黄銅, (
1
:
)
は S25C,
(
c
)は SUS304を示す.図
も影響を及ぼすことがわかる.なお, S25Cの場合は,
より以下のことがわかる.
他の二者に比較すると,せん断変形領域および塑性変
(
1
) 塑性変形領域の場合も背分力の影響が大きい.
形領域に及ぼす影響は比較的小さい.
(
2
) 塑性変形領域は 6
0
4
0黄銅と SUS304の場合が厚
3・2・2 せん断変形領域とせん断ひずみとの関係
く,切削抵抗が増加すると,せん断変形領域の厚
加工硬化層のせん断変形領域は,切りくず生成領
域でのせん断領域が切削面以下まで及んだものと定義
さも比較的大きく増加する.
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1
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上野
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孝行
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2
5
すれば,切りくずが受けたせん断ひずみと加工硬化層
である .ω について,今回の急停止実験で得られたも
のせん断変形領域の厚さとも何らかの関係が予測され
,
のと中山らが定義したもの ω 的と比較した結果が表 3
'8 と加工硬化層のせん断変形
る.図 5にせん断ひずみ 1
4である.なお,ここで、は鉄系の材料が中心だったの
領域の厚さ 3との関係を示す.せん断ひずみは,まず
で
, S25Cと SUS304について説明する.これらの表よ
切りくずの厚さからせん断角戸を算出し,それから求
り,切取り厚さが小さい場合は理論値に近い値をとる
めたものである.図より,同じせん断ひずみでもせん
ことがわかる.切取り厚さが大きい場合,理論値との
断変形領域の厚さが異なることがわかる.
ずれが大きいのは,同じすくい角でもせん断角戸が多
3.2・
3 切削抵抗の合力とせん断面とのなす角
少大きくなるため,切削抵抗の合力のなす角が一定の
中山ら (22)は切削抵抗の合力とせん断面とのなす角 ω
場合は,
はすくい角と被削材質によって決まるとし,鉄系の材
1
2
ωの値が変化するからである.
切削加工における切削抵抗が加工硬化層に及ぼす影響
3章での実験と同様,被削材は主に 60-40黄銅を用い,
その比較として S25C,SUS304を用いた.これらはあ
らかじめ焼なまし処理を施しである.工具は超硬 KI0
スローアウェイチップを用いた.切削条件を表 5に示
す.なお,表中の各種被削材における各条件の範囲や
基準値が異なるのは,構成刃先の発生や,機械の剛性
によるびびり振動等を防ぐためである.また,山本(25)
は切削の繰り返し回数が増えると変質層深さも深く
なっていくが,ある回数になると一定となることを実
験的に示した.今回,切削回数が 5回以上で加工硬化
層深さが安定したので,以後の実験では切削回数は 10
回とした.
加工硬化層の深さは切削が定常状態になった部分
(
b
) Measuringmethod
(切削開始から 10mm)の試験片をワイヤ放電加工機で
切り出し,それを樹脂に埋め込み切削方向に垂直な方
向の試験片断面を 3章と同様な方法でラッピングし,
F
i
g
.
6 Experimentalprocedure
0.
4
9N)で図 6(b)に
マイクロビッカース硬度計(荷重 :
示すように,切削面から深さ方向に断面硬さ分布を測
4
. 加工硬化層の深さ
定した.そして,母材硬さに到達するところまでを加
3章で,切削抵抗が加工硬化層のせん断変形領域よ
工硬化層深さ DHとした.
4・
2 実験結果
り塑性変形領域が加工硬化層深さに大きく影響を与え
図 7は 60-40黄銅の切削条件の
ることが明らかになった.急停止実験では切削条件の
変化にともなう切削抵抗と加工硬化層深さ DHとの関
範囲が限定されるため,切削方式を変えて,せん断変
a
)はすくい角, (
b
)は切削速度, (
c
)は切取り厚
係を示す.(
形領域および塑性変形領域を含んだ全体的な加工硬化
さをそれぞれ変化した場合を示す.図中,
層深さと切削条件との関係について検討した.
Fc,ムは背分力 F
t
,口は切削抵抗の合力 R (
F
cとR と
4・1 実験方法
実験は図 6
(
a
)に示すようなホル
0は主分力
の合力)である.図より以下のことがわかる.
夕
、
、
に
幅 3mm長さ 30mmの被削材を固定し,このホルダ
(
1
) 背分力の加工硬化層深さに及ぼす影響が大きい.
を旋盤に取り付け,工具を半径方向に送って乾式の断
(
2
) 加工硬化層深さに及ぼす影響はすくい角の変化が
続二次元切削を行った.通常行われるフライス盤や形
顕著に現れる.
削り盤を利用した二次元切削では切削速度に限界があ
すくい角の変化はせん断角に大きく影響を及ぼす.
るが,図 6
(
a
)に示す切削方式で、は常用切削速度領域で
すくい角や切削速度が大きいほどせん断角は増加し,
の二次元切削が可能である.切削速度を上げると温度
加工硬化層は浅くなる.また切取り厚さが増えると
も上昇するが,切削温度を工具・工作物熱電対法的で
せん断角は漸増するが,急停止実験の結果同様,切削
実測した結果,いずれの実験の場合も断続切削のせい
抵抗が増加するため塑性変形領域が厚くなり,結果と
もあり,最高温度は再結晶温度より l
0
0C以上も低く,
して加工硬化層が深くなる.
0
また奥島ら (24)の実験式で求めた場合でも今回の実験条
S25Cの場合を図 8,SUS304の場合を図 9に示す.二
件の範囲内では温度の影響は無視できるものとした.
者とも 60-40黄銅の場合と同様な結果を示す.
Table5 C
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断変形領域の厚さも比較的大きく増加する.
の切削実験をおこない,切りくず生成領域の断面硬さ
(
3
) 背分力が加工硬化層深さに及ぼす影響は大きい.
分布と切削抵抗との関係より以下の結論を得た.
(
4
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4
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削抵抗と一義的な関係がある.
切削条件による切削抵抗は,加工硬化層のせん断
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(4) 西谷弘信,薬師寺輝敏,鹿毛正治,炭素鋼焼なまし材の回転
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曲げ疲労強度に及ぼす表面加工層の影響,機論, 58-553,A
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や白
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(6) 浅枝敏夫・西本廉,加工屑による熱処理歪(仕上面加工屑に
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(7)松井正己,平面の超仕上げに関する研究
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(8) 益子正巳・隈部淳一郎,低い削り速度でも良い表面精度をう
る二,三の新しい切削加工法(低温切削,反転仕上切削,超
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)Rakeangle
(
19
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.
音波振動切削),機誌, 62-480
(9) 引地力男・油田功二・原田正和・上野孝行・吉満真一,切削
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加工における材料特性が加工硬化層に及ぼす影響,鹿児島工
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(
10
) 浅枝・小野,機械の研究, 2,5(
(
11
) 白樫高洋・帯川利之・笹原弘之・和田武司,切削加工変質層
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生成過程のシミュレーション解析(第 l報) 一残留応力分布
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(
12) 白樫高洋・帯川利之・笹原弘之・和田武司,切削加工変質層
生成過程のシミュレーション解析(第2報) ー残留応力分布
への影響因子と応力分布制御の可能性一,精密工学会誌, 59-
30 0 j │
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論第 3部
, 34-261(
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)Cuttingspeed
(
14
) 中山一雄,切削機構に関する研究(第 3報)ーすくい面近傍
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(
17
) 臼井英治・牧野亮哉,低速流れ形切削における応力,ひずみ
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によるパリ生成機構の解析,精密工学会誌, 4
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.
(
2
1
) 荒木透・山本重男・内仲康夫,テルライドその他の快削性介
Fig.9 RelationshipbetweencuttingresistanceandDH
在物を含有する軟鋼の切削挙動の微視的観察,鉄と鋼, 54-4
(SUS304)
(
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4
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),1
4
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1
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.
角を変化した場合一,精密機械, 15・
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.
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