VOL47 NO.2 前 立 腺 炎 に 対 す るlevofloxacinの 89 臨床 効 果 【原 著 ・臨 床 】 前 立 腺 炎 に お け るlevofloxacinの 臨 床 効 果 と尿 中 あ る い は 前立腺圧 出液 中のサ イ トカイ ンの変動 松井 隆 ・李 宮崎 茂 典 ・郷 司 勝 ・酒 井 豊 ・米 本 洋 次 ・中 野 雄 造 ・樋 口 和 男 ・岡 田 弘 ・荒 川 創 一 ・守 殿 貞夫 彰宏 神戸 大学 医学 部泌 尿 器科* (平 成10年7月24日 受 付 ・平 成11年1月7日 目 的:急 性 お よ び 慢 性 前 立 腺 炎 に 対 す るlevonoxacin(LVFX)の ら前 立 腺 炎 に お け る 尿 中 サ イ トカ イ ンtumor β,IL-6,IL-8の necrosis 受 理) 有 効 性 お よ び 安 全 性,さ factor(以 下TNF)-α, らに これ interleukin(以 下IL)1 治 療 前 後 で の 変 動 を比 較 検 討 す る 。 対 象 お よ び 方 法: 対 象 は1995年11月 よ り1997年3月 慢 性 前 立 腺 炎 と 診 断 さ れ た19例 ま で に 神 戸 大 学 泌 尿 器 科 お よ び 関係 施 設 泌 尿 器 科 で 急 性 ま た は と し た 。 方 法 は 急 性 前 立 腺 炎 に 対 し て は,LVFX200∼300mg/日 日 間 投 与 し,有 効 例 に は100∼200mg/日 200∼300mg/日 を14日 治 癒 の 評 価 は,急 間 投 与 し,有 を さ ら に7日 効 例 に は さ ら に100∼200mg/日 性 で7,14,28,42日 評 価 基 準(第3版 目,慢 慢 性 で はVB3中 の サ イ ト カ イ ン をEHSA法 ボ ラ ン テ ィ ア20名 を14日 性 で14,28,42,56日 追 補)に 準 じ 判 定 し た 。 ま たLVFX投 を7 間 継 続 投 与 し た 。慢 性 前 立 腺 炎 に 対 し て はLVFX 間 投 与 した 。 有 効 性 と 目 に 行 い,い 与 前 後 で,急 に て 測 定 し た 。VB3中 ず れ もUTI薬 性 で はVB1ま 効 た はVB2中 の, サ イ トカ イ ンに つ い て は健 常 成 人 を コ ン トロー ル群 と した 。 結 果: 疾 患 別 の 有効 率 は 急 性 細 菌 性 前 立 腺 炎(ABP)6例 (CBP)9例 で は14日 は3/4で 目 の 判 定 で4/9で あ り,慢 で は7日 性 非 細 菌 性 前 立 腺 炎4例 あ っ た 。 尿 中 サ イ トカ イ ン に つ い て は,コ β が 有 意 に 上 昇 して お り,ABP群 のVB1ま た 。 ま た 治 療 前 後 の 比 較 で は,ABP群 Keywords 男 子 の 尿 路 性 器 感 染 症 の 中 で 急 性 前 立 腺 炎 お よ び慢 性 前 立 と して 強 い 炎 症 反 応 を呈 す る が,抗 菌化 学 療 法 に抵 抗 す る こ とが 多 く,し ば しば 治 療 に 苦 慮 す る 。 本 は 測 定 した 全 項 目に お い て 有 意 な 上 昇 を 認 め 初 尿 中 も し くは 中 間 尿)濃 菌 性 前 立 腺 炎 だ け で な く,細 菌 1.材 1.臨 料 対 象 は1995年1月 ∼1997年3月 想 定 して,広 フ ル オ ロ キ ノ ロ ン薬 の1つ で あ るlevofloxacin(LVEX)(第 ,ofloxacin(OFLX)を 体 の う ち の1(エ ル)体 構 成 す る2つ の 光学 異性 で あ り,尿 路 性 器 感 染 症 に 対 して 広 今 回 わ れ わ れ は,前 立 腺 炎 患 者 に 対 す るLVFXの 果 を 検 討 す る と と も に,炎 necrosisfactor(以 IL_6.IL_8の * 症 性 サ イ トカ イ ン で あ るtumor 下TNF>-a,interleukin(以 前 立 腺 マ ッ サ ー ジ 後 尿 中(急 兵 庫 県 神 戸 市 中 央 区 楠 町7-5-2 臨床効 下ID1β, 性 期 にお い て は の期 間 に神 戸 大 学 略),慢 略)と 性 前 立 腺 炎(chro- 診 断 さ れ た19例 である。 そ の 内 訳 はUTI薬 効 評 価 基 準(第3版,追 し たABP6例,慢 性 細 菌 性 前 立 腺 炎(chronicbacterial prostatitis,CBPと 略)9例 補)1)に 合 致 お よ びUTI薬 効 評 価 基準 に は 規 定 さ れ て い な い 慢 性 非 細 菌 性 前 立 腺 炎(chronic non-bacterial く臨 床 で 使 用 さ れ て い る 。 法 お よ び 関 係 施 設 泌 尿 器 科 で 急 性 細 菌 性 前 立 腺 炎(acute nicprostatitis,CPと よ りフ ル オ ロ キ ノ ロ ン薬 が 使 用 され る こ とが 多 い 。 と 方 床試験 の対象 bacterialprostatitis,ABPと い抗 菌 ス ペ ク トル お よ び 前 立 腺 組 織 へ の 移 行 性 度 を治 療 前 後 で 測 定 し,前 立 腺 炎 に お け る 各 種 サ イ トカ イ ンの 意 義 に つ い て 検 討 を加 え た 。 が 分 離 され な い 非 細 菌 性 前 立 腺 炎 で も,潜 在 す る 細 菌 感 染 を 一 製 薬)は お い てIL-1 の 治 療 後 の 有 意 な低 下 を認 め た。 菌化 学療 法 に対 す る反 応 者 は 一般 に症 状 は 軽 微 で あ る が,抗 症 に 対 す る 治 療 と して は,細 目の 白血 球 の 改 善 率 のVB3に イ トカ イ ン 腺 炎 は 比 較 的 頻 度 の 高 い 重 要 な疾 患 で あ る 。 前 者 は 細 菌 感 染 性 は よい 。 一 方,後 性細 菌性 前 立 腺炎 の14日 ン ト ロ ー ル 群 に 比 しCBP群 た はVB2で でTNF-α 3前 立 腺 炎,levofloxacin,サ 目 の 判 定 で6/6,慢 prostatitis,以 下CNPと た 。 な お,慢 性 前 立 腺 炎 の う ち,試 略)4例 であっ 験 開始 時 の 細 菌 学 的 検 査 に て上 記 基 準 に規 定 さ れ る 菌種 お よ び菌 量 が 分 離 さ れ た も の をCBP,そ れ 以 外 をCNPと 患 者 年 齢 はABPで35∼72(平 し て 集 計 した 。 均47.9)歳CBPで34∼61 FEB.1999 日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌 90 (平 均45.8)歳,CNPで44∼69(平 均57.4)歳 であっ ABPで 主 治 医 が 治 療 を終 了 して よ い と判 断 し た症 例 に つ い て は,休 た。 な お 本 試 験 の 実 施 に 際 し,試 験 担 当 医 師 は 試 験 の 内容 終 了 後14日 薬 後 に 治癒 判 定 を行 っ た 。 す な わ ち投薬 目,28日 な どを 被 験 者 に説 明 し,本 試 験 へ の参 加 に つ い て 被 験 者 治 癒,再 本 人 の 自由 意 志 に よ る 同 意 を,文 書 また は 口 頭 に よ り得 UTI薬 て投 薬 を行 っ た。 の 所 見 か ら1.著 2.投 与 方法 1)急 性 細 菌性 前 立 腺 炎(ABP) 燃 疑,ま 目に症 状 お よ び 白 血 球 の 推 移 よ り た は 再 燃 の い ず れ か に 判 定 し,さ 効 評 価 基 準 の 判 定 方 法 に 準 じ て,白 (状 態),の3段 効(状 態),2.有 し た 症 例 も含 め て,42日 本 剤 を1回100mg1日3回,7日 間投 与 した 。 ま ず 3日 目 に 症 状 に 対 す る 効 果 を 確 認 の 後,7日 目 に評価 効(状 階 に 判 定 し た 。CBPで て42日 目 お よ び56日 態),3.無 は28日 目 お よ び56日 判 定 と し て 評 価 し た 。CNPも,追 らに 血 球 と細 菌 効 以 上投 薬 目 に 同様 に 治癒 跡 可 能 な 症 例 につ い 目 に 治 癒 判 定 し た 。 な お,統 一 し,有 効 例 で 継 続 投 与 が 適 当 と考 え られ た 場 合 は1日2 判 定 とは 別 に 主 治 医 判 定 を行 っ た 。 投 薬 終 了 時 に薬 効判 回 に減 量 して14日 定 と し て,自 目 まで 投 与 した 。 な お,原 則 どお り 14日 問 投 与 さ れ た もの は4例,3日 間 お よ び7日 間で 投 与 終 了 した もの が そ れ ぞ れ1例 で あ っ た 。 2)慢 性 細 菌 性 前 立 腺 炎(CBP)お 明,の よび慢性 非 細 菌 性 前 立 腺 炎(CNP) した。 この 場 合7日 た は3回,14日 間投 与 目 に評 価 し, 覚 所 見,検 効,3.や 査 所 見 の推 移 を もと や 有 効,4.無 効,5.不 い ず れ か に 判 定 し た 。 治 癒 判 定 は 投 薬 終 了 後28 癒,2.治 癒せ い ず れ か と した 。 4.安 目 に 一 度 評 価 し,有 効 と考 え られ 目 まで 投 与 した。14日 覚 症 状,他 効,2.有 日 目 に 自 覚 症 状 な ど に よ り 行 い.1.治 ず,の 本 剤 を1回100mg1日2ま た もの に つ き14日 に,1.著 全 性 の 評価 自他 覚 的 副 作 用 お よ び 臨 床 検 査 値 の 異 常 変 動 の 有 無 に よ り安 全 性 の 評 価 を 行 っ た 。 副 作 用 は 投 与 期 間 中 お よび 有 効 例 で継 続 投 与 が 適 当 と考 え られ た場 合 は投 与 量 を減 全 観 察期 間 中 の 副 作 用 の 有 無 に つ き判 定 した 。 臨 床検 査 量 し(1回100mgを1日1ま 値 に つ い て は 投 薬 前,お た は2回)さ 目ま で投 与 した 。 な お,CBPで 投 与 され た もの は5例,56日 ら に28日 は,原 則 どお り28日 間 間投 与 され た もの が3例, 57日 間投 与 され た もの が1例 で,CNPは4例 と も28 日間投 与 され た。 3.薬 各 判 定 日 に,自 覚 症 状(発 前 立 腺 触 診 所 見(腫 張,圧 熱,会 陰 部 痛 な ど)お よ び 痛,熱 感 な ど)の 経 過 を評 価 見 はMeares&Stamey法 に てVB1 採 取 し,VB1,VB3(前 マ ッサ ー ジ 後 初 尿)は 尿 沈 渣,EPSは 立腺 塗抹標 本 強拡 大 検1視 野 の 白血 球 を算 定 し,そ の 推 移 を 検 討 した 。 た だ しABPに お い て は 急 性 期 の 前 立 腺 マ ッサ ー ジ は 行 わ ずVB1ま た は ,VB2(中 間 尿)を 検 討 した 。 細 菌 検 体 採 取 に は,シ ー ドス ワブ2号 統 一 判 定 と し て,急 性 で は ま ず3日 る評 価 を 行 った 後,7,14日 の,CBPとCNPで 目 に,慢 性 で は7,14,28 日 目に,自 覚 症 状,白 血 球 に 対 す る効 果,ま た細 菌 性 の 準 じた 。 な おCNPは 白血 球 に 対 す る 効 果 を除 い て 効 果 を 客 観 的 に判 定 す る方 法 が な い た め,参 み を判 定 した 。 合臨床効果 判定方法に 考 と して こ れ の のVB の 炎症性 サイ ト 与前 ℃ に 保 存 し,三 菱 化 学 ビ ー シ ー エ ル に て,TNF-α,Iレ 1β お よ びIL-6はHuman IL-8はhuman immonoassay(R&D社), IL-8ELISA kit(TFB社)を 用 い て測 定 した 。 II.結 1.臨 は,統 のABPに 対 す るLVFXの 一 判 定 で は,3日 の 改 善 率 で,有 癒 率 は,白 で,治 臨 床 効 果(Tables 1,2) 目 の 症 状 に 対 す る 効 果 で は5/5 効 率 は7日 目6/6,14日 目3/4で,治 血 球 と 症 状 に よ る 判 定 で は28日 準 に 準 じ た 判 定 で28日 目1/2,42 目1/2,42日 あ っ た 。 主 治 医 判 定 で は 有 効 率 は14日 癒 率 は42日 Escherichia coagulase 目2/3で coliが6例 negative べ て 消 失 し,14日 (Table 果 床効果 目3/3で 補)の の サ イ トカ イ 後 の 推 移 を 検 討 し た 。 サ イ ト カ イ ン の 測 定 は 尿 を-20 日 目3/3,UTI基 菌 に 対 す る効 果,総 はVB3中 しく 与 前 値 と コ ン ト ロ ー ル 群 と の 比 較,投 もの は細 菌 に 対 す る効 果 も判 定 し,そ れ らの組 み 合 わ せ 効 評 価 基 準(第3版,追 はVB1も TNF-α,IL-1β,IL-6,IL-8の4つ か ら総 合 臨 床 効 果 を判 定 した 。 自覚 症 状 に対 す る 効 果, 白血 球 に対 す る効 果,細 常 の サ イ トカ イ ン を 測 定 し比 較 し た 。 測 定 した の は 6例 目に症 状 に対 す 行 い,異 て,同 意 を 得 た ボ ラ ン テ ィ ア の 健 常 成 人 男 子20名 を 用 い,VB1,VB 培 養 に は ウ リ カル トEを 使 用 した 。 細 菌 同 定 は三 菱 化 学 ビー シ ー エ ル に て 行 っ た。 は,UTI薬 清 電 解 質 な ど)を ン を投 薬 開 始 直 前 と終 了 時 に 測 定 した 。 また 対 照 と し カ イ ン で,投 よ び 前 立 腺 圧 出 液(expressedprostatic secretion以 下EPS)を 2,VB3の 機 能,血 イ トカ イ ンの 検 討 はVB2中 した 。 (400倍)鏡 5.サ 3中 尿 お よ びEPS所 機 能,腎 化学 変 動 の 有 無 を判 定 した 。 尿 中 サ イ ト カ イ ン に つ い て はABPで 効 と治癒 の 判 定 方 法 (初 尿)お 検 査(肝 よ び 投 薬 終 了 時 に 血 算,生 3)。 中4例 目5/5 あ っ た。投 与 前 検 出 菌 は を 占 め て い た 。7日 staphylococci(CNS)1株 目 に は こ のCNSも 目に を除 きす 消 失 し て い た VOL47 NO.2 Table 前 立 腺 炎 に 対 す るlevonoxacinの 1.Participating hospitals and doctors Table Department of Urology,Kobe University schoolof medicine Takashi Matsui,Masaru Lee,Yutaka Sakai,Yuzo Nakano, Akihiro Higuchi,Sigenori Miyazaki,Isao Hara, Masato Fujisawa,Kazuo Gohji,Hiroshi Okada, Soichi Arakawa,Sadao Kamidono Department of Urology,Shakaihoken Kobe Central Hospital Noboru Ito,Masashi Shinozaki,Isao Tsuji Department of Urology,Saiseikai Hyogoken Hospital Kenji Minayoshi,Kenji Oba Department of Urology,Hyogo prefectural Kakogawa Hospital Osamu Matsumoto,Hirokazu Tanaka,Kei Matsushita Department of Urology,Kansai Rosai Hospital Nobori Shimatani,Hiroshi Yamazaki,Takaaki Inoue, Hiroyoshi Shimogaki Department of Urology,Kobe National Hospital Keiichi Umezu,Kazushi Tanaka, Makiko Kunimatsu Department of Urology,Takasago Municipal Hospital Hitoshi Nagata,Satoshi Maruyama Department of Urology,Miki Municipal Hospital Kaneyasu Kondo,Osamu Imanishi,Yuichi Sakamoto Department of Urology,Shinsuma Hospital Masuyoshi Harada,Yoko Inaba,Yasushi Nakano Department of Urology,Kasai Municipal Hospital Takehiro Izumi,Nobuo Yasui Department of Urology,Akashi Municipal Hospital Satoshi Ohbe,Masuo Yamashita,Hideo Soga Department of Urology,Nishiwaki Municipal Hospital NobuoKataoka,Takahiro Iwamoto,Koji Hayashi Department of Urology,Sanda Municipal Hospital Gaku Kawabata,Yasuyuki Okamoto,Yoshihito Mizuno Department of Urology,Yodogawa Christian Hospital Minoru Hazama,Shojin Ka,Masaki Kominami Department of Urology,Shinko Hospital Nozomu Yamanaka,Kiyohiko Goto,Yuji Yamada Table Table 2.Clinical efficacy 91 臨 床効 果 for ABP 3.Efficacy 4.Bacteriological and cure rate response of ABP in ABP 92 Table Table 9例 のCBPに 一判 定 で は 6.Efficacy 効 率 は7日 癒 率 は,白 日 目3/6,56日 目4/5,56日 4,5)は,統 目4/9,28日 基 準 に 準 じた 甥 定 で は あった。主治 医判 定で は有 癒 率 は56日 で,単 目8/9で あ った 。 数 菌 感 染 が2例,複 数菌 で あ っ た 。Staphylococcus epidermidisと Entmcoccus faeealisは そ れ ぞ れ4株 日 目 の 細 菌 学 的 効 果 を 示 す(Table efficacy for CBP Table 血 球 と 症 状 に よ る 判 定 で は42 目4/8で 目3/3で,治 投 与 前 分 離 菌 は24株 感 染 が7例 目3/7,14日 目5/7で,UTI・ 効 率 は28日 5.Clinical and cure rate of CBP 対 す る 臨 床 効 果(Tables ,有 目5/9で,治 42日 FEiB.1999 日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌 が 分 離 さ れ た 。14 6)。 投 与 前 出 現 菌24 株 の う ち,19株 が 消 失 し た 。S.epidermidisは2/4,E. faecalisは3/4, NFRは2/3の 消 失 率 で あ っ た。 7.Bacteriological response in CBP VOL.47 NO.2 前 立 腺 炎 に 対 す るlevonoxacinの Table Table CNPに and cure rate 7,8)。 血 球 に 対 す る 効 果 の み を 判 定 し,有 目2/2,14日 目3/4,28日 目2/2で,治 白 血 球 と 症 状 に よ る 判 定 で は42日 2.安 目2/2で for CNP 統 一 効 率 は 癒 率 は, 目1/2,56日 で あ っ た 。 主 治 医 判 定 で は 有 効 率 は28日 癒 率 は56日 efficacy of CNP 対 す る 臨 床 効 果 を 示 す(Tables 判 定 で は,白 7日 9.Efficacy 8.Clinical 93 臨 床効 果 目3/3 目3/3で,治 あ った。 全性 全 例 に お い て 明 らか な 副 作 用 の 発 現 は 認 め ら れ な か っ た 。 臨 床 検 査 値 異 常 変 動 はCBPの1例 に お い て28日 * 目 に 血 小 板 減 少,BUN上 て28日 目 にGPT上 な もの で,薬 3.サ 昇,Cl上 昇,他 の1例 昇 が 認 め ら れ た が,い ず れ も軽 微 0.4,IL-1β:mean -6:mean ml,SD SIGNED cytokines in RANK the TEST patients with ABP befbre and after treatment. め た(Table9)。 各 種 サ イ ト カ イ ン値 は,TNF-a:mean ml,SD Fig.1.Uhnary WILCOXON 剤 投 与 終 了 後 は正 常 値 に復 した 。 イ トカ イ ンの 検討 成 績 コ ン ト ロ ー ル と し た 健 常 ボ ラ ン テ ィ ア20例 VB3中 におい 49.4で 0.71pg/ 0.56P9/ml,SD 2 .94P9/ml,SD 2.9,IL-8: にお け る mean お け るLVFX投 与 前 後 で の サ イ トカ イ ン の 推 与 後(7日 目)で は,全 例 が 有 効 と判 0.55,IL 定 され て い るの と平 行 して,測 29.6 P9/ 著 明 に低 下 す る 傾 向(TNF一 定 した 全 項 目が 治療 後 に αの み 有 意 な 変 動)を 示 し て い た。 あった。 各 種 前 立 腺 炎 に お け る 五VFX投 ABPに 移(Fig.1)は,投 与 前 尿 中 サ イ トカ イ CBPに お け るLVFX投 与 前 後 で の サ イ トカ イ ン の 推 ン と コ ン ド ロ ー ル 群 と の 平 均 値 を 比 較 す る と,ABP群 移 を示 す(Fig.2)。 で はTNF一 傾 向 は 認 め られ な か っ た。 た だ し,Ecoliの α:mean8.44P9/m1,SD10.57,IL-1β: 有 効 例,無 効 例 の い ず れ に も一 定 の た 症 例2に SD312,IL-8:mean12,46gP9/ml,SD23,216で, の 症 例 に 比 べ 前 値 が 高 く,治 療 後 は 著 明 な 低 下 が み ら 測 定 し た 全 項 目 に お い て コ ン ドロ ー1ル群 に 比 し有 意 に 上 れ,臨 床 効 果 と平 行 して お り,炎 症 の 消 長 はサ イ トカ イ 昇 し て い た 。CBPお ンの 推 移 に 影 響 して い る と思 わ れ た 。 よ びCNPで は コ ン トロ ー ル 群 に 比 し 明 ら か な 差 は 認 め ら れ な か っ た が,CBP群 1β(mean2.4P9/m1,SD2・63)の でIL- み 有 意 な上 昇 を認 CNPに お い て はIL一1β,IL-6お 分離 され mean1,048pg/m1,SD1,186,IL-6:mean375pg/ml, よ びIL-8で,他 お け る サ イ トカ イ ンの 推 移(Fig.3)を 有効 群 と無 効 群 に 分 け た が 一 定 の 傾 向 は 認 め られ な か っ た 。 94 FEB.1999 日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌 Fig.2.Urinary before cytokines and after in the patients with CBP Fig.3.Urinary treatment. before Table test: WILCOXON SIGNED RANK TEST(vs III.考 10.Cytokines in urine before cytokines and after in the patients with CNP treatment. treatment control) 察 こ とや,ク ラ ミジ ア や ウ レア プ ラ ズ マ な どの 一 般 細 菌以 フ ル オ ロキ ノ ロ ン薬 は 強 い抗 菌 力 と幅 広 い抗 菌 ス ペ ク 外 の微 生 物 の 存 在 も否 定 で き ない こ とか ら鋼,抗 菌 化学 トル を有 し,前 立 腺 組 織 や 前 立腺 液 中 へ の 移 行 に優 れ る 療 法 が 行 わ れ る こ とが 多 い。 過 去 に もい くつ か の フ ルオ こ とか ら,前 立腺 炎 に対 す る抗 菌 化 学 療 法 の 第 一 選択 薬 ロ キ ノ ロ ン薬 に お い てCNPに と され る こ とが 多 い 。LVFXは れ て お り4∼8),本剤 に つ い て も そ の 有 用 性 を検 討 す る こ 第 一 製 薬 にて 創 製 され た 経 ロ フ ル オ ロ キ ノ ロ ン薬 で あ り,OFLXを 学 異 性 体 の1(エ ル)体 で,OFLXよ 構 成す る光 り も約1管 菌 力 を 有 す る と さ れ て い る。 本 剤 は 平 成5年 れ,す と と し た。 た だ しUTI薬 対 す る臨床効 果が報告さ 効 基 準 で はCNPに つ い ては 強 い抗 規 定 が な い た め,客 観 性 の あ る指 標 と して 白血 球 の推移 に上 市 さ の み を 採 用 し,そ の 結 果 は 参 考 と して 呈 示 す る に留 め で に内 外 で広 く臨 床 に使 用 さ れ て い るが,フ ルオ ロ キ ノ ロ ン薬 の うち で も尿 中 や 前 立 腺 組 織 お よ び前 立 腺 た。 投 与 と判 定 の ス ケ ジ ュ ー ル に 関 して は,UTI薬 効基 液 へ の 移 行 に優 れ て お り,尿 路 感 染 症 の み な らず 前 立 腺 準 に規 定 され た薬 効 評 価 だ け で な く,投 与 終 了 数 週 後 の 炎 に対 して も よ い適 応 を も って い る。 本 剤 の 前 立 腺 炎 に 再 燃,再 対 す る 有 用 性 は市 販 前 の 開 発 治 験 段 階 で の 報 告 が あ る 荒 川 ら9)の方 法 に準 じた 。 が2),今 回新 た に 現 時 点 で の 評 価 を行 っ た。CNPに 発 の 有 無 を 含 め 広 く評 価 す る こ と を 目的 と し, つい さ らに 近 年,各 種 炎 症 とサ イ トカ イ ンの 研 究 が 種 々行 て は 異 論 の あ る と こ ろ で は あ る が.細 菌 感 染 巣 が 存 在 し わ れ て い る が,前 立 腺 炎 に お け る 報 告 は 少 な い こ とか て い て もそ れ が 前 立 腺 の辺 縁 に あ っ た り,腺 管 が 閉塞 し ら,本 症 に お け るサ イ トカ イ ンの 尿 中 濃 度 を測 定 し,そ て い る場 合 に はEPSに の 推 移 を 観 察 して 薬 剤 治療 効 果 と の 関係 を検 討 した 。 反 映 され な い こ と も 考 え られ る VOL47 NO.2 前 立 腺 炎 に 対 す るlevofloxacinの 臨 床 成 績 は,ABPに つ い て は3日 例す べ て に 症 状 の 消 失 を 認 め,7日 目での効 果判 定 症 目で も判 定 症 例 全 例 95 臨床 効 果 で あ る こ と を示 唆 す る成 績 と思 わ れ た 。 膀 胱 炎 や 腎 孟 腎 炎 で の 尿 中IL-8が 上 昇 は 尿 中 の 白血 球 に 由 来 し,そ の が著 効 また は有 効 以 上 と満 足 す べ き成 績 で あ っ た 。ABP 数 に 相 関す る と考 え られ て い るの に対 し,本 症 で はEPS で は前 立腺 上 皮 と問 質 との 間 の バ リ アが 破 壊 され て薬 剤 やVB3に 白 血 球 が 認 め ら れ る に も か か わ らず,IL-8 が前 立 腺 組 織 へ 移 行 しや す くな り,組 織 内 濃度 が 通 常 よ に 有 意 な上 昇 が 見 られ ず,こ り高 くな る と理 解 され て い るが,今 拠 と な るEPS中 回 の 成 績 で もそ れ を あ っ た が,本 は症状 の 再 燃 は な く,分 離 菌 がStreptococcus で起 炎 菌 のE.coliと た して そ れ の み 目に で前 立 腺 の 炎 症 の 指 標 と して よい の か とい う疑 問 に つ な 例で が る。 裏付 け る よ う に 高 い 除 菌 率 が 得 られ て い た 。24日 菌 陽 性 で 再 燃 が 疑 わ れ た 症 例 が1例 の こ と は前 立 腺 炎 の 診 断 根 の 白血 球 の存 在 が,は agalactiae は 異 な っ て お り,し か も42日 目 な お,サ イ トカ イ ン はEPS中 の濃 度 を測定 す るの が もっ と も妥 当 と思 わ れ る が.検 体 量 が 少 な い た めVB3 で は消 失 し て い た こ とか ら 常 在 菌 のcontaminationと で 代 用 した 。 今 回 は 治 療 前 と 治 療 後 の2ポ 考 え られ た 。 定 し た が,ABPが CBPで は統 一 薬 効 判 定 の 有 効 率 が14日 目5/9で あ り,CBPに 目4/9,28日 に対 し,CPで 関 す る近 年 の フ ル オ ロ キ ノ ロ ン 薬 の 臨 床 成 績(UTI基 準 に よ る 有 効 率:76.5%∼100 CNSが 治 療 を 反 映 す る 結 果 を示 して い る の は 治 療 効 果 に 必 ず し も平 行 しな い 成 績 で あ っ た 。 ク レア チ ニ ン補 正 の 要 否 な どの 問 題 点 もあ り, 今 後 さ ら に検 討 す る必 要 が あ る と思 わ れ る 。 %)4∼7・9∼12)と 比 べ る と必 ず し も 高 い 成 績 と は い え な か っ た。 今 回 の 対 象 で はS.epidemidisを イ ン トで 測 以 上,急 性 お よ び 慢 性 前 立 腺 炎 に対 す るLVFXの 用 性 を 検 討 す る と と も に,そ れ らの 治 療 過 程 にお け る サ 分 離 さ れ た 例 が 多 く,い わ ゆ る 前 立 腺 組 織 中 の イ トカ イ ンの 推 移 に つ き検 討 した 成 績 を報 告 し,考 察 を 細 菌 バ イオ フ ィル ム の 存 在 が 想 定 さ れ,そ の 結 果 と して 加 えた。 除菌 効 果 に影 響 した 可 能 性 も示 唆 さ れ る13)。しか し主 治 医 に よ る治 癒 判 定 で は8/9と 高 い 評 価 を得 て い た こ と よ り臨 床 的 に は 満 足 で き る 効 果 が あ っ た も の と 思 わ れ 文 1) UTI研 3版)追 2) た。 献 究 会(代 表: 大 越 正 秋) UTI薬 補 。Chemotherapy は統 一 判 定,主 治 医 判 定 と も有 効 例 が 多 く, 3) 胞 や 感 染 局所 4) 熊 本 悦 明, 塚 本 泰 司, 酒 井 5) 慢 性 前 立 腺 炎 に 対 す る 治 療 効 果 。 泌 尿 紀 要33: 471 ∼478 , 1987 谷 村 正 信, 片 岡 真 一, 藤 田 幸 利, 他: 慢 性 前 立 腺 炎 6) に対 す るEnoxacinの 臨 床 的 検 討 。西 日泌 尿51: 2065 ∼2070 , 1988 松 本 哲 朗, 田 中 正 利, 熊 澤 浮 一, 他: Cipronoxacin 細胞 か ら分 泌 され る と され て お り,サ イ トカ イ ン ネ ッ ト ワー ク を介 して 互 い に 関 与 しつ つ,マ ク ロ フ ァー ジ を 中 心 と した生 体 の 感 染 防 御 に お い て 重 要 な 役 割 を担 っ て い る。 尿 路 感 染 症 で は尿 中 のIL-6,IL-8が (BAYO 有 意 に上 昇 す る こ とが 知 られ て お り14∼18),病態 と の 関 連,治 癒,再 ず し も前 立 腺 の 炎 症 の み を 反 映 して い る とは い え ず,わ れ わ れ は前 立 腺 炎 の 指 標 と して は,よ り直接 的 と考 え られ るVB3中 ン を 測 定 した 。ABPに つ い て はVB3の 急 性 お よ び 慢 性 前 立 腺 炎, 急 性 副 673∼690, 1987 7) 池 内 隆 夫, 河 村 信 夫, 鈴 木 敬 三, 他: 慢 性 細 菌 性 前 立 腺 炎 に 対 す るTosufloxacinの 者 の 精 液 中 の サ イ トカ イ ン を測 定 し,有 意 な上 昇 を認 め た とす る 報 告8)もあ る が,必 9867)の 茂, 他:Norfloxacinの 睾 丸 炎 に 対 す る 臨 床 効 果 。 西 日 泌 尿49: 燃 の予 測 因 子 と して の 研 究 が 進 め られ て い る。 前 立 腺 炎 患 財 団法 人 前 立 腺 研 究 財 団 編: 前 立 腺 炎 診 療 マ ニ ェ ア ル, pp.111 ∼112 , 金 原 出 版, 東 京, 1990 症性 サ イ トカ イ ンの 前 立 腺 マ ッサ ー ジ後 の 尿 中 濃 度 を検 討 した。 こ れ らサ イ トカ イ ン は 主 にT細 8) 討 。 泌 尿 紀 要39: 安 本 亮 二, 河 野 673∼378, 学, 辻 野 基 礎 的 ・臨 床 的 検 1993 孝, 他: 慢 性 非 細 菌 性 前 立 腺 炎 症 例 に お け る 精 液 中 サ イ トカ イ ン(IL-1β, の サ イ トカ イ IL-6,TNF-a)と そ れ は測 定 し 動 に つ い て 。 泌 尿 紀 要41: 9) ス パ ル フ ロ キ サ シ ン治 療 で の 変 771∼774, 1995 荒 川 創 一, 守 殿 貞 夫, 熊 澤 浮 一, 他, 細 菌 性 前 立 腺 え な か っ た も の の,VB1やVB2中 の こ れ ら サ イ トカ 炎 に 対 す る 薬 効 評 価 法 の 再 検 討-Temanoxacinの イ ンが 一 様 に 上 昇 し,健 常 者VB3に 比 し有 意 に 高 か っ 床 試 験 成 績 を 用 い た 解 析-.泌 10) お い て はIL-1β 以 外 は 前 立 腺 炎 患 者 と正 の 間 に 有 意 な 差 が な く,前 立 腺 の 炎 症 は軽 微 臨 455∼ 西 谷 嘉 夫, 公 文 裕 巳, 大 森 弘 之, 他: 細 菌 性 前 立 腺 炎 に 対 す るFleroxacinの ラ メ ー ター と して 位 置 づ け られ る もの と考 え られ た 。 し か し,CBPに 尿 紀 要40: 466, 1994 た 。 また 治 療 に よ る症 状 や 所 見 の 消 失 と と も に速 や か に 低 下 して お り,こ れ らサ イ トカ イ ンが 炎 症 を反 映 す るパ 737∼ 大 森 弘 之: III治 療 一 わ が 国 に お け る 前 立 腺 治 療 の 現 状一 。 前立 腺 シ ンポ ジ ウム組 織 委 員 会 今 回,前 立 腺 炎 に お け る サ イ トカ イ ンの 意 義 を 検 討 す の炎 臨 床 的 検 討 一 主 と して 743, 1992 は評価 方 法 が 一 定 して い な い た め 比 較 し え な か っ た 。 る た め に,TNF-a,IL-1β,IL-6,IL.8の4種 1991 鈴 木 恵 三, 堀 場 優 樹: 尿 路 ・性 器 感 染 症 に 対 す る 慢 性 前 立 腺 炎 に 対 す る 有 用 性 一 。泌 尿 紀 要38: 本 剤 に よる 何 らか の 効 果 が 認 め られ た が,本 症 に お け る フ ル オ ロ キ ノ ロ ン薬 の こ れ ま で の 臨 床 成 績 の 報 告4∼7)と 効 評 価 基 準(第 39: 894∼932, Levonoxacin(DR-3355)の CNPで 常VB3中 有 は じめ とす る 泌 尿53: 11) 579∼593, 基 礎 的 ・臨 床 的 検 討 。 西 日 1991 古 賀 寛 史, 阪 本 泰 樹, 魚 住 二 郎, 他: 慢 性 前 立 腺 炎 ・ 前立 腺 炎様 症 候群 に 対す るオ フ ロキサ シ ンの 臨床 的 日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌 96 検 討 。 西 日泌 尿55: 12) 1311∼1315, 鈴 木 恵 三, 堀 場 優 樹, 炎 に 対 す るSpafloxacinの 121∼128, 1992 13) 松井 1307-1314, 1993 Hedges S, Anderson P, Lindin-Janson G, et al.: Interleukin-6 response to deliberate colonization of the human urinary tract infectionswitu Gramnegative bacteria. Infect immun 59: 421-427, 1991 1993 16) 名 出 頼 男, 他: 細 菌 性 前 立 腺 臨 床 的 検 討 。 泌 尿 紀 要38: 隆, 荒 川 創 一, 守 殿 貞 夫: 慢 性 前 立 腺 炎 に 関 す る基 礎的 お よ び臨床 的研 究一 難治 性 因子 と細 菌 バ イ オ フ イ ル ム ー 。 西 日泌 尿59: 14) 15) 173∼180, 1997 17) Nicolle L E, Brunka J, Orr P, et al.: Urinary immunoreactive interleukn-1 alpha and interleukin-6 in bacteriuric institutionalized elderly subjects. J. Urol. 149: 1049-1053, 1993 Ko Y C, Jukaide N, Ishiyama S, et al.: Evaluated Interleukin-8 and levels in the urine of patients with urinary tract infections. Infect immun 61: Clinical study on levofloxacin prostatic secretion Hedges S, Stenqvist K, Lindin-Janson G, et al.: Comlparison or urine and serum concentrations of interleukin-6 in woman with acute pyelonephritis and asymptomatic bacteriuria. J Infwcte Dis 57: 653-656, 1992 Dvidoff R, Yamaguti R, Leach G, et al.: Multiple urinary cytokine level of bacterial cystitis. J. Urol. 157: 1980-1985, 1997 18) for prostatitis FEB.1999 and of prostatitis cytokines in urine or expressed patients Takashi Matsui,Masaru Lee,Yutaka Sakai,Yoji Yonemoto, Yuzo Nakano,Akihiro Higuchi, Sigenori Miyazaki,Kazuo Gohji, Hiroshi Department of Urology,Kobe Okada,Soichi University School Arakawa of Medicine,7-5-2 and Sadao Kamidono Kusunokicho Chuou–ku Kobe city,Japan The clinical efficacy and safety of levofloxacin(LVFX)were evaluated in 19 patients with acute bacterial, chronic bacteirial or chronic non-bacterial prostatitis (ABP,CBP,CNP).We measured urinary cytokines (tumor necrosis factor,TNF-a,interleukin 1/3,IL-1/3,interleukin 6 IL-6,interleukin 8,IL-8)before and after the treatment.LVFX was given to ABP patients at dose of 200-300 mg per day for 14 days and to CBP and CNP at a dose of 100-300 mg per day for 28 days.Efficacy rate for ABP was 6/6 on 7 days by UTI criteria.While that of CBP was 4/9 on 14 day.WBC improved rate of CNP was 3/4 on 14 day.The levels of all cytokines of ABP group and that of IL-1 /3in CBP group higher than those of control.The levels of TNFa of ABP after treatment decreased compare with those before treatment significantly.
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