データの分析 ~分散・標準偏差~ 流れ(3時間分) 1 ちらばりは必要か? 2 分散・標準偏差の意味 3 計算演習(例題と問題) 4 実験1(きれいな山型の性質を知ろう) 5 検証(165cmならクラスで何番?) 6 一部から全体を考えてみよう 7 実験2(出口調査をやってみよう!) 1 1 ちらばりは必要か? Aの製品 {515kg,520kg,522kg,523kg,525kg} Bの製品 {520kg,527kg,530kg,538kg,560kg} 答えは A 平均値だけでは値全体のイメージを掴めないこ とがある。このばらつきを表現できないか? 2 視覚的には・・・ 3 2 分散・標準偏差(ばらつき)の意味 (1)平均を求める。 テストのときよく見る光景です! (2)平均値からのそれぞれの値の差をとる→ 偏差 (3)その差を全部二乗する → 偏差平方 (2乗しないと+と―で±0になってしまうので全部+の値にする) (4)それらの平均をとる → 分散 (5)ルートをかぶせる → 標準偏差 (2乗しているので単位がkg2になっている。なのでkgに戻す作業が必要) 主役は分散ではなく標準偏差です! 4 視覚的には・・・ 偏差 偏差 偏差 平均値 標準偏差とは平均値からの距離の平均 みたいなもの 5 3 計算演習(公式紹介) (1) 横棒(バー)=平均 例 平均 m=6なので 解 ※定義に従った一般的な形である。 6 (2) 例 5つの数値 2 5 6 8 9 標準偏差 平均 m=6なので ※ 平均値が複雑な時に活用 するとよい。 7 (1)→(2)を導く。(3つの値で) x 2 よって x 8 3 計算演習(例題と問題) (補足) 階級 度数 階級値 小計A 偏差 小計B 偏差の2乗 以上 未満 人数 60 ~ 70 1 70 ~ 80 8 80 ~ 90 26 90 ~ 100 39 100 ~ 110 19 110 ~ 120 5 120 ~ 130 2 変量 変量-平均値 階級値×度数 偏差の2乗×度数 合計 ※度数分布表のときは自分でピンク色・水色の部分を作 る。(与えてくれることもある。) 9 演習問題 問題1 10,21,33 のm(平均)とs(標準偏差)を求めよ。 10 演習問題 問題2 100人の1ヶ月間の家庭学習時間を調べました。 m(平均)とs(標準偏差)を求めよ。 階級 度数 階級値 小計A 偏差 小計B 偏差の2乗 以上 未満 人数 60 ~ 70 1 70 ~ 80 8 80 ~ 90 26 90 ~ 100 39 100 ~ 110 19 110 ~ 120 5 120 ~ 130 2 変量 階級値×度数 変量-平均値 偏差の2乗×度数 合計 正解はエクセルで! 11
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