2)個人的倫理と社会的倫理

ソシオセマンティクス・グループ
展望と課題
2007・4
慶應義塾大学 深谷昌弘
ソシオセマンティクス
は
立ち上げから
6年半を経過しました
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ソシオセマンティクス小史
新しいホヤホヤの発展途上にある学問です!
 1992年
深谷・田中はパラダイムの母胎
「意味づけ論」の開発を始める
 1993年
熊坂は「i-Map]へと進む
コーホート文化研究を開始する
 2001年
基本認識を共有する者が集まり
大学院:ソシオセマンティクス・プログラムを立ち上げる
 2005年
認知・意味編成モデルと身体スキル・
プログラムへの統合を契機に更なる飛躍をめざす
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ソシオセマンティクス・グループ
プロジェクト&教員構成
ソシオセマンティクス工房(深谷昌弘、田中茂
範)
ネットワークスタイル(熊坂賢次、加藤文俊)
サイバービジネス・マーケティング(桑原武夫)
シンボルとメディアの認知システム(石崎俊)
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大学院:ソシオセマンティクス・グループ
認知・意味編成モデルと身体スキル・プログラム
に所属している一群の研究グループです
共通認識
・人々にとっての意味を重視
・コミュニケーションと意味の社会的
編成プロセスへの着目
・ネットワーク社会対応の方法
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今日は
IT/ネットワークによって
開かれる
新しい社会研究の可能性に
ついて
考え議論しましょう
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議論の手がかり
として
IT/ネットワークから得られる
データを取り上げてみます
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背景:社会研究における意味の重要性
「人々の意味世界」の視点は社会の研究に不可欠
意味と社会現象のダイナミックな関わり
行為
社会現象:人々の行為の集積
人々の行為は心の中の意味世界の所産
意味づけ
(情況編成)
意味的社会研究の阻害要因
意味表出データのアベイラビリティ不足
意味の問題を取り扱いうる言語コミュニケーション論の不在
大量の意味表出データから意味を解析する方法論・ツールの未発展
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主体と行為と意味
■ IT/ネットワークからは新しいタイプの
社会データが採集可能である
質問紙・インタービューなどと同種の
旧来型の社会データに加えて
無数の人々が自ら発する意味表出データ
大量性 即時性 双方向性
マルチメディア性(テクスト、画像、
映像、音像など)
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■新しいタイプのデータは新しい研究可能性を
開くとともに、解決すべき課題も発生させる
人々の意味世界に関する本格的研究が可能に
意味内容に踏み込んだコミュニケーション研究が可能に
社会現象を人々の意味世界と関わらせて研究する
ことが可能に
どうすれば主観的意味解釈を間主観的に了解可能な学問知と
することができるか
膨大なミクロ・データ:コンピュータ解析の必要
ミクロ→セミ・マクロ→マクロ:新しいアグリゲーションと
新しいサンプリングの基準を必要とする
複雑さを可視化する手法が必要になる
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グループ&プロジェクトに
参加する諸君らは
ソシオセマンティクス
という新しい学問を創業する
協働の営みへの参加者
です
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協働して
創っていきましょう!