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世界ソブリンバブル衝撃のシナリオ
第一章前半
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林 和輝
筆者の主張は・・・
• サブプライム以降、世界各国で政府負債が拡
大しており、発行された国債は、中央銀行を
国債バブル崩壊
含む金融機関が吸収する一方、デフレや低
の可能性!!
金利の継続の中で国債バブルがますます膨
張している。
「サブプライムバブル」はなぜ発生したのか
ネットバブルの発生⇒ネットバブルの崩壊⇒そ
れに対応した金融緩和政策⇒それがサブプラ
イムバブルへ
・ネットバブルとは・・・
インターネット関連の企業の投資が異常に
過熱すること。情報・通信産業の急激な発
崩壊!!
展に伴った投資家からの過剰投資によって
もたらされた現象。
その対応として・・・
○FRBの金融緩和
FRBはネットバブル崩壊に伴う株価下落
への対応として、すばやく金融緩和へ動く。
サブプライムバブルへ
このとき米国経済では、株価が下落し、失業率
も増加していたものの、住宅市場は堅調さを維
持していた。
⇒金融緩和によってダブついた資金が住宅・不
動産市場に流れ込む
○サブプライムローン
サブプライムバブル崩壊の爪あとは
大きい
サブプライムバブル崩壊後、
世界景気は下げ止まりになったが・・・
1.欧米の失業率は10%前後で高止まり
2.実質GDP水準が下がったまま
3.各国株価大きく下落
金融経済危機のインパクト
こうした一連の金融経済危機は、世界経済に対
して3つのインパクトをあたえた
Ⅰ.安定化志向と金融保護行政の高まり
Ⅱ.とにかく財政健全化という過剰反応
Ⅲ.「負の遺産」の発生
Ⅰ.安定化志向と金融保護行政の高まり
前提として
経済・金融政策運営に大きな影響力をもたらすのは政治である。
金融機関に対する規制・監督強化
政治・支持率に大きく影響するのは雇用情勢!!
米国
業務規制と大手金融機関の破綻プロセス導入
欧州
ヘッジファンド業界そのものに対する規制強化に加えて、銀行破綻処
理費用を事前に積み立てておくという建前で、銀行に新たな税金を課
す制度の導入を検討
規制と保護は表裏一体
しかし 「ソブリンバブル」発生
であり、「too big to fail」
の一要因は今後も続く
Ⅱ.とにかく財政健全化という過剰反応
一連の金融経済危機に伴う南欧諸国の財政危
機
⇒過剰反応による場当たり的な危機管理論に
発展
⇒各国の財政事情の違いや、南欧経済の根本
的な弱さといった本質的な議論を欠いた、哲学
なき財政健全化志向の台頭
Ⅲ.「負の遺産」の発生
「負の遺産」・・・サブプライムバブルが膨張する過程で
大きく拡大した民間部門の負債が今後も欧米景気に
重くのしかかること。要するに、企業や個人といった欧
各国でそれに
米の民間部門が膨大な借金の返済にあえぐことで、
伴う様々な
個人消費や設備投資の成長が止まる可能性のこと。
バブルの発生
先進国経済はデフレへ
「デフレスパイラル」
デフレ的な状況が強まると、企業収益は悪化す
る。従って、賃金も下がり始め、それによって個
人消費などの需要も落ちてくる。
バブル崩壊に伴う負の
遺産が作動し、先進国
を中心に世界需要は
趨勢的に弱くなる
デフレ的な状況は
次第に固定化
供給能力はバブルの
過程で、肥大化、膨
張したまま
論点:海外への設備投資について