第8回 今日の目標 2009/11/17 §3.1 ソフトウェア • • • • • • 機械語と記憶装置の関係を示せる ソフトウェアの階層を示せる OSの役割を示せる バッチ処理とTSSの違いを示せる 言語処理プログラムの種類と特徴を示せる アプリケーションプログラムの制約を理解する ソフトウェアの意味 初期のコンピュータ 論理回路の配線 13-7+4 計算の実行 入力回路 演算回路 演算回路 演算回路 記憶回路 演算回路 記憶回路 記憶回路 記憶回路 記憶回路 記憶回路 出力回路 演算回路を多量に使う ノイマン型コンピュータ プログラム内蔵型 入力装置 処理装置 記憶装置 プログラム 出力装置 ニューモニック アドレス データ コード LXI H,83F8 HLレジスタに値83F8を入れる 8000 21 8001 F8 8002 83 Aレジスタに08を入れる MVI A,08 8003 3E 8004 08 HLが示す番地に40を入れる MVI M,40 8005 36 8006 40 8030番地から書かれたサブルーチンに飛ぶ CALL 8030 8007 CD 8008 30 8009 80 HLが示す番地に00を入れる MVI M,00 800A 36 800B 00 HLの値に+1する INX H 800C 23 Aレジスタの値に-1する、フラグが変化する DCR A 800D 3D Zフラグが0ならばJMP命令を実行する JNZ 8005 800E C2 800F 05 8010 80 8000番地へ飛ぶ JMP 8000 8011 C3 8012 00 8013 80 サブルーチン 8030 機械語 ・ サブルーチン アドレス データ 8030 16 8031 40 8032 06 8033 00 8034 05 8035 C2 8036 34 8037 80 8038 15 8039 C2 803A 32 803B 80 803C C9 ニューモニック コード MVI D,40 Dレジスタに値40を入れる MVI B,00 Bレジスタに00を入れる DCR JNZ B 80,34 Bレジスタから-1する Zフラグが0なら8034へJMP、1なら何もせず次へ DCR JNZ D 80,32 Dレジスタから-1する Zフラグが0なら8032へJMP、1なら何もせず次へ RET サブルーチンから元へ戻る 中央処理装置(Central Processing Unit) 記憶装置 Add. Data 8000 0010 0001 アキュムレータ テンポラリレジスタ 8001 1111 1000 8002 1000 0011 8003 0011 1110 8004 0000 1000 8005 0011 0110 Arithmetic 8006 0100 0000 フラグ Logic 8007 1100 1101 Unit 8008 0011 0000 8009 1000 0000 800A 0011 0110 800B 0000 0000 800C 0010 0011 800D 0011 1101 800E 1100 0010 800F 0000 0101 8010 1000 0000 8011 1100 0011 8012 0000 0000 8013 1000 0000 ・ レジスタ Bレジスタ Cレジスタ Dレジスタ Eレジスタ Hレジスタ Lレジスタ プログラムカウンタ スタックポインタ ソフトウェア コンピュータ 機 械 、 機 器 ハ ー ド ウ ェ ア Operating System MS-DOS OS2 TRON UNIX Solaris, Linux Windows Mac OS アプリケーションソフト ワープロ 表計算 CAD、CAM CAI、CAL DI検索ソフト 薬暦管理 処方箋処理 Browser、MUA 人 オペレーティングシステム(Operating System) ・コンピュータの多様な使い方を可能にする ワープロ、表計算、インターネット、メール、測定器制御 ・ハードウェアを確実で効率的に使う 豊富な周辺機器(RS-232C、SCSI、USB、・・・) ・安全に使う 自分の情報のセキュリティー(ログイン名、共有設定) ・信頼性や保全性を向上する 誤作動しない、他機能と干渉しない ・使いやすくする 誰でも訓練せずに使える(デスクトップ、アイコン操作) ・拡張性をよくする 独自な使い方が出来る(言語処理プログラム) OSの機能 No. アドレス プログラム 1 F0000000 ハードウェア管理制御 2 F0000011 タスク管理(処理単位) 3 F000002A ジョブ管理(コマンド単位) 4 F000003B データ管理 5 F0000050 TSS管理 6 F0000088 通信管理 7 F0000A01 言語処理プログラム 8 F0000B10 サービス 9 F1000000 ユーザプログラム 10 F8000000 ・Word 11 F9000000 ・Excel 12 FA000000 ・PowerPoint 13 FB000000 ・IE 14 ・ 制御プログラム 処理プログラム アプリケーションプログラム ハードウェア管理制御プログラム ・入出力装置の状態把握 ・異常発生の検知 ・処理中断 ・異常回復 タスク管理プログラム *タスク:計算機の資源(入出力装置、処理装置、OSを構成 するプログラム)が独立して実行可能な仕事の単位 多数のタスクを管理し、それぞれのタスクにCPU時間を割当てる ・実行状態:CPUを占有 ・待ち状態:一時中断(周辺機器からの情報待ち) ・ 実行待ち状態:順番待ち(Ready) ・停止状態:実行され、停止 ジョブ管理プログラム *ジョブ:実行順序の定まった複数の作業単位(ジョブステップ) で構成された一連のプログラム ・ジョブステップの分類 ・ジョブスケジュールの決定 ・ジョブの起動 ・入出力装置の割り当て ・オペレータとの連絡 データ管理プログラム ・順次ファイル(Sequential Access File) MT、DAT ・直接ファイル(Direct Access File) FD、HD (カタログ管理:カタログ(FAT)への追加、削除、サーチ) (スペース管理:不要スペースの解放、追加スペースの確保) 言語処理プログラム 論理回路 機械語(ハードウェアに依存) アセンブリ言語(ASSEMBLER) 高級言語(コンピュータに依存しない、 人に分かりやすい) 人 21F883,3E08 MVI M,40 A=40 ・コンパイラ(翻訳=Compiler) FORTRAN(FORmula TRANslation) COBOL(COmmon Business Oriented Language) C、JAVA MUMPS(Massachusetts general hospital Utility MultiPrograming System) ・インタプリタ(通訳=Interpreter) BASIC(Beginner’s All-purpose Symbolic Instruction Code) LISP(LISt Processing) PERL,HTML(Hyper Text Mark-up Language) サービスプログラム ユーザプログラムを実行形式に変換する ・リンケージエディタ 実際の計算の順序に並べる ・ローダ 計算機が実行し得る絶対番地に変換する ・デバッグ支援 プログラムの誤りを見つけ、訂正作業をする ・システム管理プログラム ユーザ固有の周辺機器、業務内容などのシステム環境に OSを合わせるシステム生成と保守を行う アプリケーションプログラム ワープロ 一太郎 Word2007 EGword プログラム MAC用 MAC用 MAC用 表計算 三四郎2008 Excel2000 プログラム MAC用 Windows MAC用 Windows Windows Windows ブラウザー プログラム Netscape MAC用 Windows Internet Explorer MAC用 Windows OSによって 実行形式が異なる TEXT形式:全てに共通 文書ファイル 一太郎用 Word用 MAC用 表計算ファイル 三四郎2008用 Excel用 Webファイル HTML HTML アプリケーション によって表現形式 違う 演習 1.WindowsXP用に買ったワープロソフトをMacのコンピュータ で使えないのはなぜか。 2.一太郎で作った文章をWordで見られないのはなぜか。 最近の一太郎はWordの文章を読めるが、なぜか。 3.MacのWordで作った文章はWindowsのWordでも見られるの はなぜか。 4.パソコンがフリーズ(制御出来なくなった状態)する原因には どんなことが考えられるか。 戻り 情報科学概論のトップへ 和田義親のトップへ 明治薬科大学のホームへ
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