モードの光と影

モードの光と影
情報社会論
富士山を動かすには
• 答えは一つではないというところが大切。
• 「NHK」の答えだから「正しい」とか「企業に受かる」
と考えたら、地頭力から離れていきます。
• 「地頭力」は廃れるのでは?
• すでに問う方も、問われる方もマニュアル化しつつ
ある?~地頭力から遠くなる…
• しかしクリエイティブな人々が求められるのは
変わらない。情報化社会(モード)が続く限り…それが
今日からのお話
ところで
質問意見表 地球温暖化でエベレストが解けて低く
から
なっている。富士山も同じでは?
いい発想 もちろん、エベレスト=富士山ではない
富士も同じではという仮説がなければ、富士
を調べるという調査事態が始まらない
ぼんくら探偵
名探偵
いろいろな仮説を思いつく
常識に囚われて、証拠を から、意外なところにも目
見逃す
が行く
コンピュータと人間(チェスと囲碁)
小宮山の答え方
富士山の地下の氷解けて
下に動いている
富士は動いている
を動かす!!
富士山が見えにくくなってい
る(視覚的に遠くなっている)
原因1 ビルが高くなった
原因2 大気汚染
盆や正月だと、東京から、よく富士山が見えるっ
て、どんな空気の中にいるの!!
そこで
富士を守ろう!
温暖化対策
富士ブームへ
大気汚染対策プロジェクト
のシンボルに
出資を募る
電気自動車
普及へ
充電所を多数
設置
東京と富士の間のビルを買い取る
+
富士から遠くなるに、つれてビルを高層化
多くの人に富士
の景色を!
利益をまた世界の温暖化対策に
地頭力
• 渡辺健介 世界一やさしい問題解決の授
業 ダイヤモンド社
• 社会科学のためのモデル入門 / チャール
ズ・A.レイブ, ジェームズ・G.マーチ著 ; 佐
藤嘉倫〔ほか〕訳 : ハーベスト社 , 91.12
A>U と A=U と A<U
• A>Uが多い世界って、どんな世界?
• A=U と A<U が当たり前だった
世界から、どうしてA>Uが増えたんだ
ろう?
• みんなで挙げた、具体例を見ながら
考えてみてください。
みなさんの考え
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A>U 経済発展
• もったいない社会
豊か
• モノを大切にしない社会
大量生産・大量消費
• A=U・A<U
安く、早く、簡単に生産
• モノに対する意識が今よ
流行の変化が速い。
り高くない。消費者の要求
に応えることができない。
購買意欲喚起(地頭力!)
• A=U 一番平和 しかし
古い物を長く使用しない
刺激がない
けど昔のリメイクは多い
• A<U 資源をめぐって争
競争が激しい
い。北斗の拳の世界!
平和だから実現
• 競争が激しくない。
資本主義発展
少子化(?)
デザイン志向・カッコつける
情報技術・国際化で他国のものを取り入れる。
工場を作る。
ところで資本主義のしくみ
原材料を買い、人を雇う。
商品を売る。
資本としてのお金
=お金を生むお金
利益
投資
雇用増える。
給料アップ
消費拡大
みんなお金持ち
ドンドン事業拡大
ドンドン設備投資
人をドンドン雇う
人手足りない!
ますます、みん
なお金持ち。
ドンドン内定
アルバイト代も
うなぎ上り
モノが売れるぞ!
工場を拡大!
お金
銀行からお
金借りる
お
金
製品
製品
製品 製品 製品
製品
製品
製品
いいなぁ。ウチも作ろう!
生産しすぎる!
売れ残る…
借金返せない
倒産!!
不景気へ…
競争して投資
供給>需要
「事業拡張すれば儲かる」
先を争って、生産」
どっかで、売れる量(需要)
より生産量(供給)が上回る
失業増大
借金返せない
みんな貧乏
倒産
売れない
(不良債権)
くりかえし!
資本主義に対して、社会主義側の主張
供給>需要
儲かるから人々争っ
て投資
社会主義の
考え!
計画して生産!
過剰投資
(大)恐慌(いまの不
況よりもっとヒドイ)
経済的困窮
恐慌起きない
軍事拡張して戦争すれば
もう戦争繰り替えさない
需要が生まれる
ためにも社会主義
(壊しては作るのくりかえし)
皆さんならどうする?
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計画経済に移行する?
必要な量を考えて生産する。
人口×商品の耐久性(年に2着)=必要な量
計画されたA=Uの世界
しかし…計画が難しい。
計画=エリートが決める。
中央集権=一党独裁…
人々の暮らしは? 自由は?
過剰投資(再:バブルの説明)
供給>需要
競争して投資
失業増大
みんな貧乏
借金返せない
情報化社会
倒産
モード:需要を創出
(不良債権)
売れない
社会主義との違い
情報化社会・社会主義
どちらも需給の関係
バランス
恐慌を起こさない。しかし
社会主義「計画経済」
自由が欲しい!
~生産をコントロール(制限)
資本主義魅力的 社会主義抑圧
情報化社会
~消費・欲望をコントロール
(解き放つ!)
エリートが
制限する
それぞれの
(?)欲望のお
もむくまま!
どうやって需要を作る?
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NHK クローズアップ現代 昨日!
商品企画よりも早く流そう!
需要の作り出し方に着目してください!
「必要」がキーワード
生産から消費へ
モノが足りない時代
生産すれば売れる(T型フォードの時代)
A(購買のリズム)=U(消耗のリズム)
で十分
生産能力UP 製品が行き渡ったあと
いかに売るか(購買のリズム)
A>U
必要から
の自由1
× 機能としての必要
にお金を払う
ブランドものを買う
〇 モードとしての
情報にお金を
払っている
例:バック
機能:モノを効率良く運ぶ
モード:流行に敏感
ユニクロ
ヴィトン
おしゃれ
差額以上に情報の価値大
必要からの自由2 テキスト27ページ
モード
物質によらない記号
(情報)
次々と自己否定
×いままでのモノ
新しい情報次々と
生み出せる
新しい価値創造
どんどん需要生み出せる
“情報化社会”
ものの生産よりも情報の生産に価値
を見出すようになった社会
機能で売る
使えなくなるまで
次の商品買ってく
れない
モード(情報)
毎年の流行で
どんどん買ってくれる
需要を作る1
4月5日(木) クローズアップ現代地頭力
ヤマハ発動機 東南アジアに巨大な需要 A<U
日本の安くて丈夫なバイク
東南アジアで売れに売れてウハウハ
しかし
後発メーカー
A>U
安くて丈夫なバイク
生産過剰
まったく新しい“ヤマハ”を創造で
きる人材が欲しい!!
20
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20 4年
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20 11月
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20 年5月
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20 5年
05 8月
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年
5月
4000
ヤマハ発動機株価変動
(月間終値)
3500
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需要を作る2
5月1日(木) クローズアップ現代地方
家具・クルマ
安くて丈夫なもの
生産過剰・価格下落
安くて丈夫な→デザイン・それを可能にする伝統技術
伝統技術で、いままでの家具 需要を次々と作り出せない
まったく新しい“コンセプト”を創造
ヨーロッパの富裕層向け!
グループワーク
情報化社会
歳?!
需要作って万々
情報化社会の問題点はなんだろうか?
テキストにこだわらずに、考えてみよう!
グループワークとっかかり
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まずは、クローズアップ現代3連発3回目
5月8日(木) NHK総合 19:30~19:55
中国の市場(いちば)で、豚肉が品薄!
中華料理では豚肉は重要。
どうして?
情報化社会との関係で考えて見よう。
“情報化社会”
ものの生産よりも情報の生産に価値
を見出すようになった社会
儲から
ない
豚肉
儲かる 工業製品
“情報”の部分少ない
“情報”の部分多い
人手が、工場へ
豚肉作る人がいなくなる
需要>供給
日本の高度経済成長前と後
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1960年代 高度経済成長期
池田内閣 所得倍増計画
日本の農業は?
次ページの農業人口割合
配布資料 図2 農業人口は、激減
図4 日本人が食べるおコメ、半分に!
図3 ここ10年、米価は下がり続ける一方
全産業人口に占める農業人口割合
農業(%)
どんな世の中
だろう?
3人に一人
が農業!
35
30
25
20
15
10
5
0
1955
1965
1975
1985
日本
• 確かに農業人口は減った。
• 副食の自給率は大きく減少。
• しかし、日本の食卓の中心、「コメ」に関しては、需要
<供給
• 減反政策:生産調整で、交代でおコメを作らない。
• おコメの価格は下がり、農業、とっても大変。
• 情報化社会が進行して数十年の日本で、コメの生産
が続いている….中国ではあっという間に豚肉の生
産が追いつかなくなったのに。
中国と日本
中国の豚肉農家
わずか数年で
もっと儲かる工場へ
需要>供給
豚肉作る人がいなくなる
日本のコメ農家
確かにコメ農家減った。
しかし、中国ほど、急激ではない。
もちろん、日本は、中国以上に“情報化”社会
モードにすぐに移行しなかった昭和35年の日本(トト
ロの世界!)はどんな社会だったのか。そして何が
今の農家に受け継がれているのか、考えて見よう!