6 三平方の定理 1章 三平方の定理 §1 三平方の定理 (4時間) §1 三平方の定理 三平方の定理 直角三角形の直角をはさむ2辺の長 さを a , b , 斜辺の長さを c とすると、c 次の関係が成り立つ。 a 2+ b 2= c 2 B a 三平方の定理の逆 △ABC で、 BC=a , CA=b , AB=c とするとき、次のことがいえる。 a 2+ b 2= c 2 ならば、 ∠C=90° B A b C A c a b C 《三平方の定理の証明1》 E D c2 F B A c b b2 a C a2 a 2+ b 2= c 2 《三平方の定理の証明1》 E a b D c2 =四角形EFCD-△ABC×4 a 1 2 =( a+b ) -― ab×4 2 A =a 2+2 ab+b 2-2 ab b c2 a F c b B a b =a 2+b 2 2 2 2 よって、 a + b = c C 《三平方の定理の証明2》 D E c2 B A c b b2 a C a2 a 2+ b 2= c 2 《三平方の定理の証明2》 D c 2 (青枠の四角形DEBA) E c2 b ab B a c a =赤枠の四角形+△ABC×4 1 2 =( a-b ) +― ab×4 2 A =a 2-2 ab+b 2+2 ab b =a 2+b 2 2 2 2 よって、 a + b = c C 《三平方の定理の逆の証明》 『△ABCで、a 2+ b 2= c 2 ならば、∠C=90º 』 【証明】 右の図の △ABC に対して、 c B’C’=a , C’A’=b , ∠C=90º であるような △A’B’C’ をかき、 a B A’B’=x とする。 △A’B’C’ は、∠C’=90º の直角三角形 であるから、三平方の定理によって、 x a 2+ b 2= x 2 ・・・・・・① また、仮定から、 a 2+ b 2= c 2 ・・・・・・② ①、②から、 x 2= c 2 a B’ x , c は、ともに正の数だから、 x= c したがって、AB=A’B’ , BC=B’C’ , CA=C’A’ なるから、 △ABC≡△A’B’C’ よって、 ∠C=90º A b C A’ b C’ と 《問題1》 下の表には、直角三角形(ア)~(オ)の3辺の長さ a , b , c が示されている。この表の空らんをう めなさい。ただし、c は斜辺の長さとする。 a (ア ) 3 (ウ ) 8 5 b c (イ ) 5 13 17 (エ ) 10 (オ ) 10 5 10 END
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