社内研修資料 禁配布 株式会社エスアールエル様 CARFご説明会資料 三光純薬株式会社 2005.7.1 社内研修資料 禁配布 リウマトイド因子 リウマトイド因子 (RF;rheumatoid factor) 社内研修資料 禁配布 • IgGのFc部分と反応する自己抗体で、IgG、IgA、IgMに代 表されるIgサブクラスのRFが存在する。 項目名 保険 定性/定 測定する 試薬の抗原 (測定法) 点数 量 RF 変性 ヒトIgG 変性 ヒトIgG RAテスト 20 定性 RF 36 定量値 RAPA 36 半定量 変性 ウサギIgG IgM 240 インデック ス ヒトIgG-Fc IgG IgG-RF 抗ガラクトース 欠損IgG抗体 140 定量値 IgM IgM ガラクトース IgM,IgG,IgA 欠損IgG ,IgD,IgE 社内研修資料 禁配布 IgGの構造と糖鎖 アスパラギン結合型 糖鎖 ガラクトース Galactose Fc部位 N-acetyl-D-glucosamine Mannose Fucose 社内研修資料 禁配布 RA278症例におけるクラス別RFの出現頻度 全て陰性 3.96% (n=11) IgM-RF + IgG-RF + IgA-RF 11.87% (n=33) IgM-RF 11.87% (n=33) IgA-RF 2.88% (n=8) IgG-RF + IgA-RF 3.96% (n=11) IgM-RF + IgG-RF 3.24% (n=9) IgG-RF 24.1% (n=67) IgM-RF + IgA-RF 38.13% (n=106) 小林茂人ら : 検査と技術16, (13), 1996 従来法RF検査では検出できない リウマトイド因子 社内研修資料 禁配布 IgMRF IgMRF+IgARF IgMRF+IgGRF 従来法陰性 30.94% 65.1% IgMRF+IgARF +IgGRF IgARF IgGRF IgARF+IgGRF すべて陰性 RFが出現しているRA患者の割合 社内研修資料 禁配布 IgMRF IgMRF+IgARF IgMRF+IgGRF 従来法陰性 30.94% 65.1% IgMRF+IgARF +IgGRF IgARF IgGRF 96.04% IgARF+IgGRF すべて陰性 社内研修資料 禁配布 RA診断における CARFの位置付け RAの診断基準と早期RA診断における課題 RAの診断は一般的には各医師 が総合的に下すが、RAの診断 基準としては、アメリカリウマチ 学会(ACR)の診断基準が golden standardであり、参考に なる。 RA分類基準;1987年改定(ACR) 1.1時間以上の朝のこわばりが、 少なくとも6週間以上あること 2.3箇所以上の関節腫脹が、 少なくとも6週間以上あること 3.手関節、中手指(MCP)関節、 または近位指(PIP)関節の腫脹が、 少なくとも6週間以上あること 4.対称性関節腫脹が、少なくとも 6週間以上あること 5.リウマトイド結節 6.リウマトイド因子の存在 7.手の定型的Ⅹ線変化 以上7項目のうち4項目以上 あてはまればRAと診断してよい 社内研修資料 禁配布 一方で、RA分類基準は、早期 RAの診断においては、関節症 状は6週間以上持続しなければ 関節リウマチと診断できないた め、特異性は高いが、診断感度 は低い。(下表参照) そのため、早期RAの診断には 適さないとされている。 対象;早期RA患者 RA分類 基準 感度 特異性 52.5% 96.7% 早期関節リウマチの診断基準 社内研修資料 禁配布 日本リウマチ学会(1994) 1) 3関節以上圧痛 2) 2関節以上の腫脹 この診断基準に該当する患者は、 3) 朝のこわばり 詳細に経過を観察し、 4) リウマトイド結節 5) 赤沈値20mm以上の高値またはCRP陽性 病態に応じて適切な治療を 6) リウマトイド因子陽性 開始する必要がある。 以上、6項目中3項目を満たすもの 早期RAの可能性を広く拾い上げるための基準 Medical Practice Vol.19 No.7(2002) RA診断の流れ 社内研修資料 禁配布 問診・理学所見 主治医 スクリーニング検査 早期RA診断基準 (一般臨床医) 診断確定の検査 リウマチ専門医 RA分類基準 RA診断確定 田窪伸夫先生 RA早期診断のポイントと血清マーカーの使い方 社内研修資料 禁配布 RA疑い患者様 RA疑い患者様の拾い上げ スクリーニング検査 RF陽性 一般臨床医 RF陰性 CARF 保険対応! RF検査・・・ RF(定性、定量) RAPA RA早期診断のために・・・ R A が 疑 わ れ る R F 陰 性 の 患 者 様 社内研修資料 禁配布 早期RA診断基準(日本リウマチ学会)の リウマトイド因子に「CA・RF」を用いることで、 早期RA患者の約98%を拾い上げることが できます。 早期RA診断基準 (日本リウマチ学会) 1. 2. 3. 4. 5. 6. 3関節以上の圧痛 2関節以上の腫脹 朝のこわばり リウマトイド結節 赤沈またはCRP リウマトイド因子 + 抗ガラクトース欠損 IgG抗体(CA・RF) 専 門 医 に よ る 診 断 早期RAの診断に関する臨床成績 社内研修資料 禁配布 発症1年未満で経口ステロイド剤ならびに抗リウマチ薬の投与歴 のない早期RA患者で、初診後2年間の経過を追跡できた180例 においてエイテストCA・RFの臨床的有用性を従来のRF測定法 (LN-RF)と比較した。 LN-RF 早期RA患者 エイテスト CA・RF 陽性 陰性 陽性 126 37 163 陰性 1 16 17 127 53 180 計 計 エイテストCA・RFの陽性率 :163/180=90.6% LN-RFの陽性率 :127/180=70.6% 田窪伸夫 ら : リウマチ科, 17(2), 228(1997) 早期RA診断基準とCARFの組み合わせによる 早期診断基準(日本リウマチ学会)充足率 社内研修資料 禁配布 発症1年未満で経口ステロイド剤ならびに抗リウマチ薬の投与歴の ない早期RA患者で、初診後2年間の経過を追跡できた180例 従来法RF CA・RF 早期RA診断基準 (日本リウマチ学会) +CA・RF 127例 (70.6%) 163例 (90.6%) 176例 (97.8%) 100% 田窪伸夫 ら : リウマチ科, 17(2), 228(1997) 一部改変 トーク例 社内研修資料 禁配布 • 感度の高いRF検査である「CARF」を 日本リウマチ学会作成「早期RA診断 基準」と組み合わせることで、発症1年 未満の早期RA患者様の約98%がこ の基準を満たすことが報告されており ます。 • 関節リウマチが疑われ、RF陰性の患 者様には、CARFの定期測定をお願い 販促のねらい 社内研修資料 禁配布 関節症状があるのにRAテストや RAPA、RF定量検査が陰性 だった患者様に対して、 「次にその患者さんが来たときに CA・RFを使用してみよう!」 という気持ちを、CA・RFを紹介 する先生方に持っていただくこと。 CARF保険適用 社内研修資料 禁配布 • 保険適用名 – 抗ガラクトース欠損IgG抗体精密測定 • 保険点数 – 140点:区分D014-9(自己抗体検査) • 保険適用上の注意 – IgG-RF (240点) – C1q結合免疫複合体精密測定 (190点) – C3d結合免疫複合体精密測定 (210点) – モノクローナルRF結合免疫複合体精密測定 (230点) – マトリックスメタロプロテナーゼ3 (140点) と併せて実施した場合には、主たるもののみ算定。
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