通信教育学部 コンピュータ演習 ネットワークを利用したコミュニケーション 1 今日学ぶこと インターネットにおけるコミュニケーション にはどのようなものがあるのか? それぞれの特徴はどのようなものか? どのように使い分けたらよいのか? Wiki、QuickML の利用 2 コンピュータによる コミュニケーションの特性とは ? 従来にはない特性 空間的自由度の選択 時間的自由度の選択 情報の匿名性の選択 3 空間的自由度の選択 一対一のコミュニケーション 電子メール 一対多のコミュニケーション ウェブページ、メールマガジン 多対多のコミュニケーション 掲示板、メーリングリスト OpenedとClosed 参加メンバーの特定と、敷居の設定 4 時間的自由度の選択 リアルタイム(実時間)での伝達 チャット 単純な情報をすばやく伝える タイムラグ(時間遅滞)を利用した伝達 電子メールやウェブページ • 携帯電話によるメールの欠点とは? 複雑な情報をよく吟味してから伝える 時間に縛られない 5 情報の匿名性に関する自由度 インターネットに完全な記名性、匿名性は ない! しかしある程度はそれをコントロールする ことはできる 記名性ならではの長所と短所 匿名性ならではの長所と短所 記名性→匿名性への大きな流れ 6 インターネットで利用できるさま ざまなサービス タイムラグのあるもの 電子メール メーリングリスト ウェブ・コンテンツ系 • ウェブ掲示板、Wiki、Weblog リアルタイムのもの チャット ネットミーティング 7 電子メール ネットワークで誕生した最も古いサービス の一つ 一対一の情報伝達 Closed な参加形態 (最近はspamなどの問題 も) 記名性高い 普通の手紙との重要な相違 データの蓄積と検索 8 メーリングリスト 多対多のコミュニケーションサービス、 Closedな参加形態 参加には通常手続きが必要 メールを使って一括して情報交換できるの で複数のチャンネルにも容易に対応 話題が10あってもメーリングリストなら、一つ のメールソフトで一括確認できる。 9 ウェブコンテンツ系 Openedな参加形式、多対多のコミュニケー ション、匿名性が比較的高い ブラウザさえあれば参加できるために急速 に普及 情報がメールのように一括管理できない 各サイトをいちいち確認する必要がある 10 ウェブ掲示板 多対多の最もポピュラーなもの サイトによって機能や操作方法が異なる 幅広く多くの人の意見を集めるのに適して いる 反面ノイズの多さも問題 情報の再利用は一般的に困難 雑談系には特に向いていると言える 11 Weblog(ウェブ日記) どちらも時間軸で、情報を追加していく あくまでも一対多の伝達、記名性の高さ ウェブ日記 まさしく公開日記 Weblog もともとはWebの簡単な批評を書き連ねたも の その相違はだんだん薄れている 12 Wiki 誰もが自由に書き換え可能なウェブページ 皆で共有するノートや黒板のように使える 匿名性が極めて高く、それを逆に利用する • 誰でも情報の追加、変更が可能 • (理想的には)情報が整理されていく 新規情報の見分けが困難 • 相互コミュニケーションのツールとしては使えない livedoor wiki 13 チャットによる リアルタイムコミュニケーション IRC 最も古い世界規模のチャットサービス Opened インスタントメッセージ Closed 特定の人にのみ情報を伝える その人がオンラインかどうかすぐ判別可能 ネットミーティング 映像や音声も伝達可能に (Skype) 14 今日の実習 QuickML によるメーリングリストの利用 Wiki の応用 15 授業用のWikiの利用 授業用Wikiへは授業のページからアクセ スできる ページ上部の[新規]リンクを押すと、新し いページが作成できる。 ページ上部の[編集]リンクを押すと、今表 示しているページを書き換えられる。 16 自分のページを作成 まずwikiページにアクセス [新規]リンクをクリックし、自分のページを 作成する。 その際ページの名前は自分の苗字やニッ クネームを使う。(本名をフルネームでは使 わないこと) 17 情報を書き込み、共有する 八王子の美味しい店 創価大学のお勧めの場所 創価大学のお勧めのおみやげ お勧めの本 18 特殊な記述 * 見出し ー 箇条書き #asin(ISBN) 書籍やDVDの情報 19 QuickMLによるメーリングリスト お手軽にメーリングリストを作成し、使い捨 てできるサービス 登録できるメンバーは10人まで 一ヶ月誰も利用しないと消滅 20 Cc と Bcc の意味と機能 Cc (カーボンコピーの略) 同じメールの写しを他の人に送る場合に使う。 「ついでに」とか、「参考のために」送りますと いう意味。受信側には差出人や宛先と同様に 表示される。 Bcc (ブラインドカーボンコピーの略) 機能は Cc と同じだが、受信者側にはアドレス が表示されない。 21 Ccの場合 受信者である鈴木さんはもちろん山田さんも Cc が鈴木さんに送信されていることが分かる。 送信者 (遠藤) From: 遠藤 To: 山田 Cc: 鈴木 受信者 (山田、鈴木) → From: 遠藤 To: 山田 Cc: 鈴木 22 Bccの場合 鈴木さんは自分宛てに Bcc でメールが送 られてきたことは想像できるが、 山田さん は Bcc で誰に同時にメールが送られたの かは分からない。 送信者 (遠藤) From: 遠藤 To: 山田 Bcc: 鈴木 受信者 (山田、鈴木) From: 遠藤 → To: 山田 (表示されない) 23 Bccの一つの利用例 遠藤が、山田、佐藤、鈴木、高橋の4人に 同時にあるお知らせメールを送る。 しかし、山田、佐藤、鈴木、高橋は、お互い に面識がない。互いのメールアドレスも知 らない。 普通に To で送ると、互いのアドレスを全員 に知らせてしまうことになる。 こういう場合に Bcc を使ったりする。 24 メーリングリストの作成 なんとか@quickml.comに、メールを送る だけ すでに誰かがそのアドレスを使っている場 合は、別のアドレスで試してみること 25 メーリングリストへの参加 QuickMLではCcに特別な意味を持たして いる 既に参加しているメンバーを知っている場合 • そのメンバーのアドレスをCcに書いて送信 既に参加しているメンバー • 誘いたいメンバーのアドレスをCcに書いて送信 その際件名や本文は必ず書くこと! 26 メーリングリストからの退会など メーリングリストからの退会 本文が空のメールを送信する メーリングリストの削除 一ヶ月放っておけば勝手に消滅する 用途に合わせてバンバンメーリングリスト を作成し、使い捨てできる 27 授業用メーリングリスト 一般的なウェブメールのメールアドレスが あれば、それでメーリングリストに参加する。 Ccが使える携帯電話で参加してもかまわ ないがパケット代がかさむのでお勧めしな い。 もし使えるウェブメールがなければGmailを 利用する。 28 Gmail Googleの提供するメールサービス タグによる柔軟な整理 他のメールアドレスを差出人のアドレスとして利 用可能 メールアドレスに「+なんとか」を追加することで複 数のメールアドレスが使い分けできる ワードファイルやエクセルファイルも閲覧、編集 可能 29 実習 Gmailの登録 QuickMLの利用 授業専用のメーリングリストに参加する • 宛先: [email protected] • Cc: [email protected] 友人と自由にメーリングリストを作ってもよい • その際は quickml.com を利用する Wikiの利用 自分のページを作成 共有ページに情報を追加 30 31 Wiki、ML、チャットの使い分け Wiki コミュニケーションには使わない やりとりの共通の記録の場として使う ML 通常の連絡には最もポピュラー いつでも出せるし、複雑な話題にも適している チャット (音声通信) ちょっとしたことを直ぐに確実に伝えるためには便利 複雑な話題は無理だが、簡単なことならすぐに情報交 換可能 32
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