第4回 Google

Google
メディアコミュニケーション論Ⅲ
第4回
Google

知らない人はいないだろう

単にGoogleの話だけではなく
とりあえず


“グーグル革命”の衝撃
(NHKスペシャル 1/21/07放送)
文献 10
どんな会社なのか



Google について
 “検索サービスに特化し利益を上げている公開会社”
サービス一覧
 新しいことを始めるのだが,トラブルを起こすこともあ
る
 利益を生むか
Google App Engine
 クラウド環境を提供(クラウドについて別途)
(リンク先が明示されていないものは,Googleサイト内へ
のもの)
問 題(1-1)

検索結果の判断基準(信頼度)
 どのサイトを,どの順番で表示するか?
 詳細は未公表
 SEO (Search Engine Optimization)
 検索エンジンの基準を推測する
 やりすぎると表示されなくなる
 検索サイト側が公正であるとしても,テクニ
ックで順位が変わりうる
問 題(1-2)

検索結果として表示されるサイトの問題
 検索サイトは,先の内容を保証しない
 音楽を検索する際、「無料」を付けると危険性
アップ(INTERNET Watch)
 ネット検索で最も危険な有名人、今年は「キャ
メロン・ディアス」 (INTERNET Watch)
問 題(1-3)


Government requests directed to Google and
YouTube
http://www.google.com/governmentrequests/
諸事情で,結果に表示されなくなるサイトがある
 政府からの要請だけではない
問 題(1-4)


結果として,こんなことも
Google Newsが起因 - UAL株価急落事件にみる
、ネット情報と効率化の功罪(マイコミ)
 検索サイトだけの問題ではない
 リテラシの問題
問 題(1-5)


米国、「陪審員のインターネット利用制限」をより
厳しくする方針を発表
http://slashdot.jp/articles/10/02/05/0733224.s
html
さて,日本では…
問 題(1-6)

利用者側の問題
 結果をどこまでみるか
 不適切なキーワード
問 題(1-7)

グーグルのシュミットCEO、「すべてを検索できる
状況を真剣に考える必要がある」と指摘
http://www.computerworld.jp/topics/google/189
010.html
いろいろなことが取り上げられている
問 題(2-1)


同じ検索語を入力しても,何を知りたいのかは,
人により異なる
“あなた”と“私”では,検索結果が異なる方があ
りがたい,か?
問 題(2-2)


“あなた”の事を知れば,知るほど,知りたい事を
教えられる
 検索履歴
 検索場所
 etc.
プライバシーの問題
問 題(2-3)



グーグル上半期の検索急上昇ランキング、1位
は「iPad」
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/
20100707_379015.html
単なる統計データであろうが,記録(ログ)は残し
てありそう
こういった情報が,特定の個人と結び付けられる
と…
問 題(2-4)



Google、ユーザーデータ保持期間を短縮
(ITmedia)
米Yahoo!、90日後にデータを匿名化する新プライ
バシーポリシー
(INTERNET Watch)
MS、「ユーザーデータ保持期間ゼロでは質の高
い検索は提供できない」
(ITmedia)
問 題(2-5)


ログインしなければ,とかクッキーを削除すれば
大丈夫か…
ほとんどのブラウザーで個人を識別できる“指紋
”を残す、米EFFが警告
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/
20100518_367713.html
 ということは知っておくべき
問 題(3-1)


検索結果の合わせた広告を同時に表示
 調べたいことに関連している広告はクリックさ
れやすい
 検索サイトの収入が増える
検索結果(アルゴリズムによる)と
広告(お金による)が,
同じ画面に表示される
(場所は分けられているが)
問 題(3-2)

検索サイトとしては
 より的確な検索結果
 合致する広告
 検索サイトの収入増
ビジネスモデル
問 題(3-3)


的確な検索結果
 先ほどの問題
 検索履歴などの情報があればあるほど
行動ターゲティング広告
 次回
情報爆発時代
検索が重要になる時代
情 報 爆 発 時 代(1)

世の中の情報量が爆発的に増えている
 個人によるインターネットでの情報発信

インターネット上の情報だけではない

文字情報だけではない
情 報 爆 発 時 代(2)

膨大な情報の中から選択
 必要な情報
 効率的な選択

“世界中の情報を整理し、世界中の人々がア
クセスできて使えるようにする”
(Googleの使命)
情 報 爆 発 時 代(3)



検索アルゴリズムの重要性
 的確な検索結果
文字による検索だけでは不十分
従来の“検索”以外方法で,必要な情報を探す
 例えば
「Google検索に欠けている情報を」 Web上の
評判や対立意見を抽出、NICT「WISDOM」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008
/09/news074.html
情 報 爆 発 時 代(4)

こんな話題もある
 情報量爆発と枯渇するストレージ
http://easy.mri.co.jp/20071002.html

「永遠に残るデータの恐怖」とその対策
http://wiredvision.jp/news/201002/20100224
22.html
まとめ
ま と め(1)

Googleに限らず,検索サイトは営利企業
 検索アルゴリズム(順序付け)が非公開もうな
づける
 何らかの方法で利潤を求める
 無料(タダ)ではない
 ということを理解した上で利用する
ま と め(2)

検索アルゴリズムは完全か
 膨大な入力データを完璧に処理できるか?
 怪しげな結果となりうる
 というということを理解した上で利用する
ま と め(3)

情報爆発時代をどう生きるか
 自分の情報が永久に残る,かも知れない時代
 Googleにすべて任せるという生き方もある
 Googleは万能ではなくなる時代かも
 インターネットと“縁を切る”という生き方もある

さて,どう生きていくか