中級日本語 第 3 課 吉林華橋外国語学院 日本語学部 製作 第3課 形式段落 <本文の構成と内容> 第1段落 日本人の生活の変化 第2段落 日本の洋服の歴史 第3段落 着物の悪い点と洋服のいい点 第4段落 洋服と着物の現状 第3課 本文の構造 時間軸に沿った説明のしかたに注目させ る。(第2段落) 「日本人が洋服を着始めたのは明治時代 である」 「その後~」 「ほとんどの人が~戦後である。」 「現在では」 第3課 本文 第1段落 第二次大戦後、 日本人の生活は大きく変 化した。 洋服を着るようになったのもその 一つの例である。 第3課 本文 第2段落 日本人が洋服を着始めたのは、 明治時代であ る。 当時 も、 軍隊 や警察の 制服は洋服であっ た が、 普通の人々はまだ、 着物を着ていた。 特に女性は、 着物の人が多かった。 その後、 洋服を着る女の人は 少しずつ 増えていったが、 昭和の初めに行われた調査 の結果でも、 洋服 を着ている女性は、 二割 ぐらいしかいなかった。 ほとんどの人が洋服を着るようになったのは、 戦後である。 現在は、 老人でも、ふだん着物を 着る人は少なくなった。 第3課 本文 第3段落 着物は、 大変美しいが、 着るのに時間が かかるし、 動きにくい。 特に、 階段を上っ たり、 自転車に乗ったりスポーツをしたり する時、 不便である。しかし、 洋服は着 たり、 脱いだりするのも簡単だし、 動きや すい。 それで、 洋服を着る人が増えてき たのである。 第3課 本文 第4段落 明治時代に日本に入ってきた洋服は、 こ のように、 百年ぐらいの間に日本人の生 活に欠かせないものになった。 そして、 着る人の少なくなった着物は、 正月や成 人式、 結婚式など、 特別な時に着るも のに変わった。
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