中国の大気汚染と 日本企業のビジネスチャンス ~PM2.5~ バートルゼミ 大竹、高橋、金子、畠山 問題提起 今話題になっている中国の大気汚染問 題を考察すると同時に、日本企業のビ ジネスチャンスについて考えてみたい。 2 目次 大気汚染の現状 日本の過去の経験を生かして 日本製品を売り込むには まとめ 3 ~大気汚染の現状~ 中国では90年代から高成長に伴う環境の 悪化が問題となっていた 今まで中国は対策をとっていない訳ではな い しかし2013年、北京を始めとする広範 囲な地域でPM2.5による大気汚染が発生 した そこで中国では、環境対策を一段と強化し 4 ている 中国がとっている対策一覧 大気汚染防止法 火力発電所大気汚染物排出基準 石炭工業汚染物排出基準 既存火力発電所二酸化硫黄管理第11次5 カ年計画 Etc… 5 では現状を見てみましょ う・・・ 6 7 8 あまり改善はされていな い・・・ 9 中国環境基準では、75μg(マイクログラム)まで基準値となっ ている。 10 他国との比較 出典:池田誠「東京都の大気環境(PM2.5)の現状と国の暫定方針に対 する都の考え方」(2014年1月)より作成。 11 日本でも同じことが起きていた 工業化による大気汚染(石炭燃料を多 く使用したため) 高度経済成長による大気汚染の激化 ぜんそくなど人体への影響(四日市ぜ んそく) 12 13 しかし日本はそれを乗り越えた 公害対策基本法の成立 大気汚染防止法の成立 環境庁の発足 環境技術の進化 14 日本の環境技術 バグフィルター pm2.5除去率99% 電気集塵機 pm2.5除去率67% 湿式スクラバー pm2.5除去率89~95% 15 この製品を中国に売り込めない か 中国の大気汚染防止行動計画の予算はなん と 1兆7000億元 (約27兆円超) すでに空気清浄機では日系企業のシェアが 4割にも上っている(シャープ、ダイキン など) 16 だが企業用製品はあまり売れていない 日本の技術や製品は値段が高すぎる 中国では自国企業の育成に力を入れている そもそも日中関係があまり良くない 17 ではどうするか 日本製品のオーバースペック分を削減 しコストダウンを狙う 育成中の中国企業と連携する 地方政府や中国企業が受け入れやすい 方法を柔軟に追求する 中国と日本の関係を改善 18 まとめ 中国では大気汚染が問題となっており多大 な費用をかけて解決しようとしている 日本はその問題を解決できる経験や、技術 を持っている つまり日本のビジネスチャンスが ある 19 参考 環境省 http://www.env.go.jp/ 国立環境研究所 http://www.nies.go.jp/ 東京都環境局 https://www.kankyo.metro.tokyo.jp 20
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