日本の就職、失業問題 2311207 湯澤 脩平 高卒就職の厳しさ 大学進学率の急上昇(2011年には54.4%)とも相 まって、同世代の中での高卒就職者は、現在では 少数派(15.9%)に属している。 しかし、逆に言えば、高卒の就職難という状況こそ が、大学進学率を押し上げる要因となっているとも 十分に考えられる。そのけっか、量的に膨れ上 がった大学生が、大卒時点での就職難に直面して いるという“玉突き”現象をそうていできるわけだ。 就職難問題は、それぞれに切り離されて存在する のではなく、相互に連鎖している。 大学生の就職難 学生は自己分析やSPI対策、業界研究や会 社研究などにまえのめりになっていく。 それゆえ、少なくない数の学生が、夏休み まで、いや夏休み中や秋以降にも就活を続 ける。10月1日の内定式さえ迎えていない 時期から、早々に「内定者バイト」に駆り出 されたり、頻繁に内定先の会社の集まりに 呼び出れたりすることもある。 こうして、内定が得られない場合はもちろん、 首尾よく内定を得られた場合でも、学生た ちの「就活モード」は卒業時まで続いていく。 戦後からの就職率 3節 海外の大学卒業学生の内定率 各国の大学卒業学生の内定率 イギリス 15% 2010 アメリカ 24.4% 2010 日本 91.8% 2010 韓国 48% 2009 中国 72.2% 4節 就職問題の原因 • 若者の就職難が深刻化している。その原因と して、しばしば挙げられるのが若者の安定志 向・大企業志向による「ミスマッチ」である。 5節 就職問題の対策 • 継続雇用制度(再雇用制度)を導入 • 希望者全員(あえて選定基準を設けず)を再 雇用 • 給料は大幅にカット(年金と雇用保険を最大 活用) • 労働は、短時間勤務 または、隔日勤務など がある。 フリーターの増減率 • 労働力人口をみてみるとそれほど変わらない のに対し、フリーター数は50 万人(1982 年)か ら213 万人(2004 年)と、20年間で約4倍にま で増加している。これにより、労働力人口にお けるフリーターの比率も増加していることがわ かる。2004 年では9.84%と、10%を超える日も そう遠くない ニートの増減率 • ニート数は1990 年から2001 年までは、ゆる やかな増減を繰り返しているが、2002 年度に は、急激に増加している。10 年間で24 万人 増加しており、現在は64 万人にも及ぶ。従っ て、労働力人口におけるニートの比率も増加 していることがわかる。また25~34 歳の年齢 層に至っては、10 年前に比べて倍増している。 正社員比率の低下 • 働くこと=正社員という図式はもはや成り立 たない。 • 日本企業の人事システムの変化 まとめ 就職先を探すときにはブラック企業で ないかを見極めることが必要です。 そのために情報収集を欠かさずやるこ とが大切です。 さらに正社員にこだわらなければ他の 勤務パターンもあります。 だからニートにはならずしっかり自分で 稼いで生活していってほしいです。
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