教育情報学講義Ⅲ(学部) 学校情報学Ⅱ(大学院) 第一回

情報文化概論A
長谷川担当分 第2回
国策としての情報教育と情報化のリスクへの対
策
金城学院大学
現代文化学部情報文化学科
長谷川元洋 [email protected]
感想より
• 自分はレジ打ちのアルバイトをやっているので、レジの自
動化の話を聞いて、ドキッとした。
=>駅の改札は何年前から自動化されましたか?
=>回転寿司のあるチェーン店はお皿に
ICチップが入っていて、座席で瞬時に会計が
できます。
=>自分には関係ないと思っていたことが、
実は自分にも大きく関係していることは
よくあります。
バラバラの知識を
つなぎ合わせたり、連想してくださ
い。
さらに、質問を考えてください。
• ICチップが埋め込まれた定期券ができた。
• ICチップはかざすだけでデータを読み取ることがで
きるらしい。
• レジの自動化が可能になる。
=>メリット
お客さんを待たせなくて済む。
=>デメリット 従業員が減らされる。
• ほかにどんな影響があるのだろうか?自分が何を
買ったかという情報はどのように使われているのだ
ろうか?(質問を考える)
私からのお願い
• 授業のペースは全体を見ながら進めています。
• ある人にとっては、ちょうど良いスピードでも、あ
る人にとっては、速すぎたり、遅すぎたりします。
• 遅すぎると感じる人は、空いた時間を自分の思考力
を高めるために使ってください。
• 速すぎると感じる人は、手を挙げて、私に待つよう
に言ってください。
• 個別学習ではありませんので、全員の希望をかなえ
ることはできません。各自の工夫と協力をお願いし
ます。
感想より
• 考えさせられた
• 90分を短いと感じた。
=>質問されない授業でも、自分で質問を考え
てみてください。きっと、90分が短く感じ
られるはずです。また、単に知識を得るだけ
でなく、自分の能力を高めることになるはず
です。
私はこう考えています。
• 「
身につく。
」を学べば一生使える能力が
• また、本当に大切な情報は「
るので、「
ことも大切だと考えています。
」にあ
」を伸ばす
私はこう考えています。
• 「学び方を」を学べば一生使える能力が身に
つく。
• また、本当に大切な情報は「自分の中」にあ
るので、「考え出す能力」を伸ばすことも大
切だと考えています。
感想より
• 寒かったです。
• スクリーンが明るくて、見づらかったです。
=>情報を伝えるタイミングを考えてください。
感想より
巽先生の文章について
• 働かなくてもいい人もいるでしょう。
• また、働くことができない人もいるでしょう。
• でも、働かなければいけなくなったときに、
自分はこれができるというものを持っている
ことが重要です。
デジタルデバイド(情報格差)
• 情報技術が発達すれば、誰でも簡単に使える
ようになります。(お財布携帯は、パソコン
が使えない人でも使えます。)
• 情報を読み取る力やわからないことを調べる
力が重要です。
基本は、
「読み、書き、算盤(そろばん)」
• 私の教職の授業やゼミでは、毎月読書レポー
トを提出させています。
• それは、本を読むと、読解力や語彙が増える
だけでなく、本を書いている人の立場で考え
ることができ、考え方を広げることができる
からです。
日本のIT化の計画
• 政府が立てた計画に基づいてIT化が進められ
ています。
• 君たちのほとんどが携帯電話を持っているの
もその計画が大きく影響しています。
これからどうなるのか?
• プリントを読んでください。
• 政府が国民に公表している文書です。
• 情報が公開されていても、それを読み取ることがで
きなければ、情報がないのと同じです。
• 情報格差は、コンピュータの使用スキルよりも、情
報を理解できるかどうかによって生じます。
• わからない言葉は辞書を引いてください。手を挙げ
て質問してもらってもいいです。
さて、どのようになると
書いてありますか?
• 近くの人と何が書いてあるのかを説明しあっ
てみてください。
• 人に説明できれば理解していることになりま
す。
• その後、誰かに前で説明をしてもらいたいと
思います。
ここで,少し考えてください.
• 日本政府が明治以降に整備した通信網
• 郵便、電話が普及していなかったら,今、ど
んな生活になっているでしょうか?
富国強兵政策の一つ
• この計画は「富国強兵政策」の平成版だと私
は思っています.
さて、ここから話題を変えます。
• 課題で調べてきたネット上のトラブルや事件
について、分析と考察をしてもらいます。
次のように分析と考察をしてくださ
い。
(1)自分が調べた記事を図式化して表してください。
(2)単に図式化するだけでなく、そこに原因や対策
などを付け加えてください。
(3)自分がその事件に着目した理由や自分が考えた
ことを、一つにつき一枚の付箋紙を使って書き出し
てください。
(4)似た事柄がかかれた付箋はあつめ、似ていない
付箋は離してください。
(5)(4)の作業でできた付箋の集まりどうしを関
連を矢印等で示してください。
次回の予告と課題
試験(小論文)
今日の授業で分析と考察をした事件につい
て、小論文を書いてもらいます。字数は12
00字程度とする予定です。