人事院講習会

プレゼンテーションの技法
諏訪邦夫
相手にわかってもらう
• プレゼンテーションの基本
– 相手にわかってもらうこと
• わからないプレゼンテーションは
– 稀ではない
講義とプレゼンテーションは違う
• 5分間のプレゼンテーション
• 1時間の講義
• 「短時間のほうがむずかしい」と
チャーチルが言ったとか。
5分のプレゼンテーション:特徴
• 機会は多い
• 聞き手は熱意をもっていない?
• 無料?
5分のプレゼンテーション:やり方
• ポイントを前に出す
• 結論を先に述べる
• 一番印象の強い絵や図を冒頭に
1時間の講義:特徴
• 機会は少ない
• 聞き手は熱意をもっている?
• 有料?
• 「1時間」といっても実際は40分程度
1時間の講義:やり方
• 構造を提示
• 全体の構造のどこを現在話しているか
• 具体的な話と概念的な話の組み合わせ
読んではいけない
• 話し手が聞き手を見ていない
• 聞き手から話し手が見えない
• 読むつもりだと練習しない
• 聞き手は読み手のリズムにつけない
読まないで“話す”
• 話し手が聞き手の反応を確認できる
• 聞き手から話し手が見える
• 原稿を“書く”のでなく“話す”練習
• 聞き手は読み手のリズムを追える
練習してはじめて上手に
• 上手な人は実は練習している
– (E.
Frost さんの話)
• アイディアだけでは通用しない
• カラオケの練習
– カラオケでうまく歌うまでの練習回数?
• 練習が余裕を生む
– 前の日に準備では遅い
実際に話して練習
• 黙読とイメージ練習だけでなくて
• 実際に声を出して練習
• 読むつもりで練習しないのは論外
• 話す練習ははなす。
• 読む文章を練るのではない
パソコンとプレゼンテーション
• 1)案を練り文章を書く
• 2)スライド・OHPを作る
• 3)英語プレゼンテーションを助ける
• 4)プレゼンテーションをパソコンの目標に
パソコンで案を練り文章を書く
• 画面にメモして構造を考える
• メモを検討する
• 文章に書かなくてもいい
パソコンでスライドをつくる
• 個々のスライドを作るのも大事だが
• 目次のページが重要
• 全体の構造を考えやすい
外国語でのプレゼンテーション
• プレゼンテーション
• 質疑と討論
外国語でのプレゼンテーション
• プレゼンテーションは中学生の英語力
で可能
– 練習100回
– 必ず声を出して
– 原稿を読まない積もりで
• 質疑と討論は違う
英語プレゼンテーションとパソコン
• 用語の検討:むずかしい単語を避ける
• 文章の検討
– やさしいわかりやすい文章の評価
• パソコンに読ませて評価:朗読ソフト
– 自分の文章を客観的に聴ける
外国語での質疑と討論
• 質疑と討論はプレゼンテーションとは
違うレベル
– 成人の英語力必要
– 他人に頼むか
– 自分で本格的な英語力をつけるか
外国語の質疑・討論の難しい理由
• あらかじめの練習不能
• 日本語でもむずかしい
• 外国語の質疑は成人の外国語能力必要
反省をメモしよう
• すぐビールを飲まないで
• 反省のメモ
• 自分の経験から
– 残念ながら
– パソコンを携帯するようになってから
– パイプの話
発表を好きになるには
• 仕事は楽しんでこそ価値がある
• 好きになること
• 内容に共感すること
• 実力をつけること:学力でも技術でも
結 論
• プレゼンテーション全体のデザイン
• 読まないで話す
• 練習
• 反省
• 実力を貯える
• テーマと内容に共感
• 好きになる:実力と相関?