スライド 1

笠岡市市民活動支援センター・この指とまれ講座
NPOにとっての情報って?
2009.01.17
くらしきパートナーシップ推進ひろば
●そもそも情報って?
情報!
?
*「情報」とは相手にとって意味のあるコト
→意味がないとただの文字、記号、絵!
相手
*しかも、伝えたい相手によっ
て、イロイロと違います
①伝えたいこと
②伝え方(道具、作法、表現)
③伝える時期、機会
④伝える場所
*手始めに
①自分達は何者で
②何をしたいのか
*次に、
①誰に、
②何を
③どう伝えるか
●一般の人達はNPOをどう見ているか
図4 活動に参加した経験
図 活動に参加した経験
ボランティアとして参加したことがある
会員として参加したことがある
役員として参加したことがある
有給常勤スタッフとして参加したことがある
有給非常勤スタッフとして参加したことがある
上記以外の立場で参加したことがある
参加したことがない
わからない
総数(N=1,863人 M.T.=101.1%)
0
図8 活動への参加意識・参加したい活動分野
20
40
60
高齢者や障害者の福祉・介護
自然環境保護、リサイクル推進
まちづくり、むらづくり
文化・芸術・スポーツの振興
子育てに対する支援
災害の予防・救助
教育の推進、青少年の育成
治安、交通安全
国際交流、国際協力
その他
参加したいと思わない
わからない
総数(N=1,863人 M.T.=144.9%)
80
100
% (複数回答)
図 活動への参加意識・
参加したい活動分野
0
10
20
30
40
50
%(複数回答)
(「NPOに関する世論調査(内閣府政府広報室)」より引用)
図 活動に参加したきっかけ
図6 活動に参加したきっかけ
友人や知人に誘われた
職場や学校の案内を見た
都道府県や市町村の案内を見た
NPOを支援する民間団体の案内を見た
インターネットや新聞・雑誌などの情報を見た
NPOの広報誌やホームページを見た
その他
総数(N=135人 M.T.=124.4%)
0
10
20
30
40
50%(「参
図 活動に参加しなかった理由
図7 活動に参加しなかった理由
きっかけや機会がない
NPOに関する情報がない
活動に参加する時間がない
NPOについて関心がない
身近に参加したいと思うNPOがない
一緒に参加する仲間がいない
団体には属さず個人で社会貢献を行っている
職場や家庭、周りの人々の理解が得られない
その他
わからない
総数(N=1,711人 M.T.=160.4%)
0
10
20
30
40
50
% (「参加したことがない」と答えた者に複数回答
60
図 参加するNPOを選ぶ際に重視すること
図9 参加するNPOを選ぶ際に重視すること
目的や活動内容が共感できること
自分の能力を発揮できること
行政と協力して活動を行っていること
市民が自立して活動を行っていること
活動の成果をあげていること
多くの市民が参加していること
一般によく知られていること
積極的に情報発信していること
その他
わからない
総数(N=817人 M.T.=195.0%)
0
20
40
60
% (「参加したいと思う」とする者に複数回答)
80
図 NPOの情報を入手する方法
図10 情報を入手する方法
新聞、テレビ、雑誌などのマスメディア
行政の広報誌やホームページ
友人や知人などからの口コミ
NPOの広報誌やホームページ
職場や学校などからの情報提供
NPOを支援する民間団体の広報誌やホームページ
その他
入手したことがない
わからない
総数(N=1,863人 M.T.=118.2%)
0
10
20
30
40
50
図 NPOの情報量に対する認識
図11 情報量に対する認識
総数(1,863人)
男性(872人)
女性(991人)
十分である
わからない
不十分である
20~29歳(157人)
30~39歳(249人)
40~49歳(288人)
50~59歳(400人)
60~69歳(442人)
70歳以上(327人)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
図 重要だと思うNPOの情報
図12 重要だと思うNPOの情報
活動の目的
これまでの活動成果
今後の活動予定
活動の規模
社会一般の評価
収支や資産残高などの財務状況
役員、従業員への報酬、給与
役員、会員、スタッフの名簿
NPOに寄附した者の名簿
その他
特にない
わからない
総数(N=1,863人 M.T.=207.0%)
0
10
20
30
40
50
60
% 図 寄付するNPOを選ぶ際に重視する点
図19 寄付するNPOを選ぶ際に重視する点
寄附金の使いみちが明らかであること
NPOの活動の目的や内容に賛同できること
活動を行うための業務・運営組織が十分に整っていること
社会一般の評価が高いこと
積極的に寄附の募集活動を行っていること
多くの人が寄附をしているNPOであること
その他
特にない
総数(N=1,863人 M.T.=163.4%)
わからない
0
10
20
30
40
50
60
70% (
●NPO情報開示セミナーより
信頼と理解を得るための、NPOのための情報開示セミナーin岡山
[2008年10月18日(土)]
1.各分野のコメンテーターの意見
○日本財団より
・事業のレベルによって求めるレベルも異なる。
・事業の成功には、より多くの共感、より多くの信頼、より多くの支援が必
要。
・助成金をより有効なお金とするために、活動情報の積極的な発信、団体
情報の積極的な開示、必要な支援情報の積極的な提示を。
・助成事業実施時には、CANPANの活用、①団体登録による情報開示、
②ブログによる実施状況の発信、③成果物の公開を求めている。
○中国労働金庫より
・ろうきんNPO寄付システム:寄付者が伸びないのが悩み。
・申請時には多くの情報を求めている。
・日頃から情報開示をきちんとしてもらうことで、この申請時の提出情報も
少なくて済み、双方にとって労力軽減になる。
・会費収入のない団体が結構多い。会費は団体経営の基盤となる資金源。
(Canpanブログ「晴耕雨読」より引用)
○山陽新聞より
・イベントに関する情報だけでなく、これまでの活動や失敗なども含めて教
えてほしい。
・つながりをもつには信頼関係が必要。自分たちに都合のいいこと、言い
たいことだけでは信頼関係は構築できない。
・夢ややりたいことを語るだけでは、取材している記者でも理解は難しい。
ましてや一般市民に理解してもらうのは難しい。
○岡山県より
・NPO法では、情報開示の重要性に基づき、事業報告書の提出を義務づ
けている。
・事業報告書の様式例は最低限これだけは開示してくださいという内容。
これだけでいいという意味ではない。
・活動実績に「実績無し」という記載をしている事業報告書が多くなってき
ている。
・定款だけでなく、各種規程も整備し公開することで、組織の責任体制が
明確になる。
・行政は「失敗がゆるされない」という意識が強い。例えばイベントの定員
は達成してほしい。なので、広報力や集客力はアピール材料になる。
・相乗効果や波及効果を求めているので、人材の発掘、育成という点で
の独自性をアピールするとよい。
2.IIHOE・川北秀人さんのコメント
●情報開示が必要な理由、意義とポイント
・情報開示は義務ではなく権利である、ということを忘れては
いけない。
・資金提供者が期待することは、4点
①状況の緩和・改善、②原因の解消、
③基盤の整備、④担い手の成長
・ITの進化でツールも簡単、便利になったし、流通する情報量
も圧倒的に増えている。
・にも関わらず、いまだに「NPOはよく分からない」と言われる
のはなぜか?
・市民の情報の探し方も変わった。極端に言えば、ネットで検
索して出てこない団体は存在しないことと一緒。
・根本原因は、「自分たちが出したい情報」しか出しておらず、
「相手の立場から、相手の知りたい情報」を出していないから
(Canpanブログ「晴耕雨読」より引用)
●団体の基本的な情報開示
・91機関、133助成プログラムの申請書・報告書を調査し
た結果。
・必ず聞かれることは、3点
①団体の概要(信頼できるか)
②事業のニーズ(本当に必要な事業か)
③事業の実現可能性
・この3点を分析した結果、「団体基本情報シート」を作成。
・定款はつまらないもの、ではなく、定款も分かりやすい意
味のあるものに変えればよい。
・IIHOEの事業報告書の工夫からお勧めしたいこと、
①表紙や目次にハイライトを記載
②財政状況は数年分で経年変化が分かるように記載
③これまでの活動を年表に
・団体の活動実績を定量的に表現できないのは、記録をつ
けていないから。団体の活動で記録を取るべきものをきち
んと把握し、かつ記録をつける。
3.参加者によるワークから(各団体の自己紹介を通じて)
●ワークからの気づき
・専門用語が通じると思って書いてしまっている。
・専門用語は分野の違う人には通じないことに気がついた。
・抽象的な表現が多く分かりにくい。ある程度具体的に書かな
いと通じない。
・固有名詞は補足説明が必要。
・概要や目的をきれいな言葉でまとめてしまうとかえって通じ
にくい。
・事業実績は、継続中の事業か終了した事業などが一目で分
かるように工夫した方がよい。
・事業実績は、具体的な数字があった方が分かりやすい。
・読んで欲しい相手はしぼった方が伝わりやすい。
・お金を出してくれる人に伝えたい。CANPANの団体情報開
示機能にも口座情報を載せる欄もほしい。
・目的や趣旨は書けば書くほど分かりにくくなる。
・分かりやすいキャッチコピーがあった方がよい。
(Canpanブログ「晴耕雨読」より引用)
●団体の情報は釣書、履歴書と同じ!?
• お見合いの相手にどれだけ
本当の自分を伝えられるか
• 見栄や体裁だけでは、すぐウ
ソがばれます。真実を!
• 先ずは、「自分達のこと」と
「何のために何をしている
か」を、わかりやすく伝える
• 相手に、会ってみたい、(活
動を見てみたい)と思わせる
でも・・・
*釣書だけで、自分の大切な息子や娘の伴侶と決め
られませんよね
*履歴書だけで、即採用とはいきませんよね
●自分の家族が何か始めるらしい・・・
• いつ、どこで、何してるの? →川や道端のゴミ拾いとか、とに
かく環境にいいことしてるの
• いつ頃からしてるの?
→代表の人が一人で始めたことで
何年にもなるらしいの
• どんな人達がいるの?
→とにかく熱心で、年配の方から
子供までたくさんいるの
• 活動費は?
→会費とか、寄付でなんとかしてる
らしいの
☆どんな団体か、よくわからないなぁ。
大丈夫かなぁ・・・
☆変な宗教団体だったらどうしよ
う・・・
*明日から毎週参加する事に
したの
*日曜の朝はご飯ありません
からよろしくね
• いつ、どこで、何してるの?
• いつ頃からしてるの?
• どんな人達がいるの?
• 活動費は?
→主な活動は○○川と道沿いの
清掃だけど、防犯や生き物が棲
みやすい環境づくりにもなって
いるの
→○年前に代表の△△さんが近
所の数人と始めた活動だけど、
今では年2回の市主催の清掃
行事にもなっているの
→普段は20人ぐらいだけど、町内
会だけでなく、子供会や老人会
も参加して、毎週活動している
の
→会費は連絡費程度。町内会が
一部経費、市が材料代とゴミ処
理を負担してくれているの
☆それなら安心だ!私も参加してみるかなぁ
●自分の団体への協力をお願いする場合
相手が・・・
参加する
知る
分かる
理解する
共感する
納得する
支援する
受け入れられない
好感がもてない