第2回患者塾講座 内田スミス あゆみ氏 H17.12.3

第2回患者塾講座
内田スミス あゆみ氏
H17.12.3
東京都立保健科学大学
松本佳子
参加者
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医学:2名
歯科:1名
看護:1名
福祉:1名
• 理学療法:1名
• 作業療法:2名
• 薬学:1名
• 計9名
当日の流れ
<午前の部>
• 自己紹介
• SGD
資料「患者体験を語るということー『闘病を通して得
た気づき』、社会にフィードバックしたい」
<午後の部>
• 内田さんの講演
• ディスカッション
• 質疑応答
内田スミス あゆみさん
• 本業:会社経営
• 医療ボランティア、講演活動、医学系雑誌への
執筆
• 講演
• 患者経験者 医療コミュニケーション論講師
経緯
• 1994年秋 脳腫瘍で大学病院を受診
• 1年前より頭痛があったが、病院では風邪と
受診
• 水頭症の危険があり、大学病院ですぐ開頭
手術
• 脳腫瘍摘出手術後、くも膜下出血を起こし、
再手術
• 7ヶ月で3度手術
資料の紹介
資料
「患者体験を語るということー『闘病を通して得
た気づき』、社会にフィードバックしたい」
午前のSGD
• 自分で考えて学ぶ
• 確実な答えがでない点が、学びの深さを感じ
られた
• 患者が知りたい、医療者が伝えたいことのベ
クトルの違い
• 様々な学びを得られた
などなど・・・
講演
患者の声
ー医療従事者へ望むことー
講演内容
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患者の声を医療改革に活かした例
患者の声を活かさなかった例
告知について
こころに残った医療者のことば
なぜ患者は多くを語らないのか?また
医療者は患者の声に興味をもたないのか?
• 医療従事者へ望むこと
講演
<患者の声を活かした例>
→患者さんの満足度の向上
医療者の負担軽減
効率度↑
<患者の声を活かさなかった例>
→批判、失望
病院のイメージ↓
講演
<告知について>
当事者への告知
家族として告知を受ける
「告知のボールを誰がもつのか?」
講演
<こころに残ったことば>
状況、場面に合わないことば
自然な姿、反応
など
講演
<傷つくことば・傷つかないことば>
「頑張る」→患者さんを追いつめる
他人事のような響き
「大変でしたね」→共感・・・?
• 魔法のフレーズ
• %を伝えること
• 直接聞く質問と問診票で聞く質問
講演
<医療現場でのコミュニケーション>
医療者と患者との距離
記憶を呼び戻したくない
社会的差別
医療改革への不参加
訴訟・告発目的活動について
→怒りや悲しみを原動力にせざるおえない弱者の
存在
講演
<医療従事者に望むこと>
目的地への共有、ガイド
主役は患者本人
柔軟な対応
ゴールの確認
「患者さんと一緒に・・・」
講演
<ギャップの大きさ>
医療者側の認識 vs 患者側の実感
医療者への報告のしづらい状況を生む
講演
<医療者ー患者 コミュニケーションを再考>
医療者:患者のことばへ関心を
患者さんを理解するために:
・アンケート
・同業者からのアドバイス
・患者経験者からの声
講演
• 患者さんの国際化
• 医療学生は医療者と患者の中間の立場
→通訳
メッセージ
様々な学科の人たちと交流
幅広い感覚を身につける
ディスカッション
• 学問と心理は相反する?
講演を終えて
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言葉一つのもつ影響力
良かれと思った言葉も傷つけることがある
言葉遣い
患者さんの心理
患者さんの国際化
など