平成26年度 宇宙科学II 履修者各位 中間レポート課題の提出について • • • • 平成26年11月25日 第2回~7回の各授業の最後に、簡単な演習問題を1 問づつ出題しました。これらの問題の中から3問以上 選んで回答し、レポートを提出して下さい。 3問より多 く回答してくれても構いませんが、成績評価はその中 から得点の高い順の3問ですることにします。 レポート書式: 特に書式は定めないが、履修者の氏 名・学生証番号を明記し、用紙が複数枚あればホチ キス止めしたものを提出すること。 提出期限:第10回講義日(平成26年12月16日)まで 提出場所:レポートボックス(次頁)、あるいは講義の 際にその場で提出しても可。 レポートボックス 設置場所 • アドミニストレーション棟(正門入り右側)1Fロビー 第2回の問題 • 問2-1.北黄極(β=90°)の赤経・赤緯をも とめよ。 – +X軸方向は、α=0h。 -X軸はα=12h。黄道座 標系は、X軸周りに、θ0だけ回転するのだから、北 黄極の赤経、赤緯は簡単にわかりますよね? • 問2-2.銀河中心の黄経・黄緯(λ, β)を、前 ページの「やり方」に沿って求めよ。 17h 45m.6 2856 第3回の問題 • 問3-1.単色二光波の干渉の式(3.7)を証明せよ。 • 問3-2.広帯域光の干渉縞の強度 (3.9)式を証明 2 せよ。ここで、光の中心波数を k0 、帯域幅を k coh とする。また、 coh の物理的な意味について考察せ よ。 k0 k / 2 k0 k / 2 k k0 第4回の問題 • 問4-1.等方的放射場を閉じ込めた箱で壁が受け /2 る放射圧 2 2 2 2 p I cos d I cos 2 sin d c c 2 0 と、放射エネルギー密度 u との以下の関係を示せ。 p u / 3 (4.15) • 問4-2. 光学的厚み (4.27)を使うと放射輸送の 式(4.26)は dI I S となる。 d この一般解を 0 の時 I I 0 として、(4.29) のように書けることを示せ。 – (ヒント: I e S e とおくと良い) 第5回の問題 • 問5-1. 黒体放射のフラックスは BT 2 0 /2 0 0 B T d cos sin dd で与えられる。これを計算して 4 B T T となることを示せ。ただし 2 5 k 4 15c 2 h 3 (シュテファン・ボルツマン定数) また次の関係は使って良い。 0 x3 4 dx x e 1 15 第6回の問題 • 問6-1. 熱制動放射の光学的厚み (6.15) 8.23510 T ff 2 1.35 ( GHz ) 2.1 EM 2 6 Z cm pc が1となる周波数Tを、TとEMの関数として 求めよ。ただしZ=1(水素ガス)とする。 次にT=104K、EM=105 cm-6 pc の時、 Tを 計算せよ。 第7回の問題 • 問7-1. HI 21cm電波輝線の輝度温度から、HIの柱 密度を求める式(7.15)の定数に数値を入れて、右辺 v 18 1.82310 ( TB dv / K km s1 ) になることを示せ。 v • 問7-2. HI 21cm電波輝線の速度分布に関する平均 的な光学的厚みを 0 とした時、(7.15)は 2 1 N ( HI ) 1.82310 18 v2 v1 TS dv 1.8231018 TS 0 v のように書ける(v: 速度幅、kms-1)。今TS=100K、 v =100kms-1とした場合、光学的厚みが1となるHI 柱密度 N(HI)を求めよ。その柱密度を超えるような HIガス雲からの21cm電波輝線の強さ(輝度温度) はどうなると考えられるか?
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