パソコン初心者に易しい情報通信 インタフェースの試作 ー 中小企業の情報化支援 - 4496026 加藤 啓 (大成研究室) 発表構成 1. 中小企業の情報化の現状と問題点 2. パソコン初心者が使える情報システム 3. 研究目的 4. R社の情報化の現状と要求分析 5. パソコン初心者に易しい情報通信インタフェースの開発 6. 研究のまとめ 2015/10/1 卒業研究発表会 2 1.中小企業の情報化の現状と問題点 中小企業の情報化の現状 日本における全企業数の中小企業と大企業の構成比は中小 企業が99%に対し大企業が1%である。 業務へのパソコン導入状況(従業者規模) 2015/10/1 卒業研究発表会 3 中小企業の情報化の問題点 投資負担 情報化 管理要員の確保 問題点 パソコン初心者 2015/10/1 卒業研究発表会 中小企業 4 2.パソコン初心者が使える情報システム パソコン初心者が情報システムを使う際の問題点 ・機械操作 ・理解力 ・視力 ・記銘力 ・記憶力 パソコン初心者 中年の人 口がつかえない ディスプレイ 目 耳 マウス 手 2015/10/1 キーボード 卒業研究発表会 5 3.研究目的 本研究では中年の人の多いR社を例にインターネットを利用し た遠隔地との情報交換を容易にする情報通信システムを開発す る。本システムで試作したインタフェースは (1)情報システムのインタフェースを単純化すること (2)操作を自動化すること (3)画像の持つ情報伝達性の高さを生かすこと を配慮し、実際に使用してもらい,有効性の評価をする。 2015/10/1 卒業研究発表会 6 4.R社の情報化の現状と要求分析 R社の情報化の現状 情報交換 長野県松本市 株主 85人(30~50代) 役員 8人 (50代) 2015/10/1 ‐ 事務所 ・ 松 本 市 ロ タ 島 間 の 海 外 出 張 ・ 国 際 電 話 ・ F A X 卒業研究発表会 ロタ島 ホテル 支配人 1人(50代) 7 要求分析 インターネット 情報通信インタフェースの試作 松本 事務所 株主 85人(30~50代) ・ ホ ー ム ペ ー ジ を み る ・ E メ ー ル を 使 う ・ テ レ ビ 会 議 を す る 役員 8人 (50代) 2015/10/1 卒業研究発表会 ・ ホ テ ル の フ ロ ン ト の 映 像 を み る ロタ島 ホテル 支配人 1人(50代) 8 5.パソコン初心者に易しい情報通信インタ フェースの試作 設計方針 GUI(Graphical User Interface)を主体とした構成 (1)利用者の必要とする機能を強調する (2)操作を自動化する (3)画像の持つ情報伝達性の高さを生かす 2015/10/1 卒業研究発表会 9 開発環境 • ハードウエア • OS • 開発言語 IBM PC/AT互換機 Windows95/98 Visual Basic 6.0 利用方法 2015/10/1 卒業研究発表会 10 自動化している操作 2015/10/1 卒業研究発表会 11 自動化している操作 FTPサーバ 映像発信側 映像受信側 IPアドレス インターネット 2015/10/1 卒業研究発表会 12 パソコン初心者に易しいインタフェースの評価 評価方法 作成したインタフェースの有効性を評価するために実際にR社で 働く8名の人に開発システムを使ってもらい,アンケート調査をし た。 8人うち3人はパソコン操作の経験があり,5人はまったくパソコン 操作の経験がなかった。 2015/10/1 卒業研究発表会 13 アンケート集計結果 つねに ほとんどの まったくそう 場合 時として でない イメージどおりシステムは動いているか 2 4 2 0 メニュー画面の画像は友好的に使われているか 5 3 0 0 言葉による指示が友好的に使われているか 5 3 0 0 画面上の情報は見やすく整理されているか 7 1 0 0 利用者が取りえる操作が何かは,どの状況においても明確か 6 1 1 0 ボタンの大きさは適当であるか 6 2 0 0 それぞれの画面の大きさは適当であるか 3 3 2 0 中年の人を意識したインタフェースであると思うか 5 2 1 0 画面上の情報量は適度であるか 7 0 1 0 2015/10/1 卒業研究発表会 14 6.研究結果のまとめ ■パソコン初心者に易しい情報通信インタ フェースを試作した (1)利用者の必要とする機能を強調する (2)操作を自動化する (3)画像の持つ情報伝達性の高さを生かす はパソコン初心者が使う情報システムに有効である 2015/10/1 卒業研究発表会 15 今後の課題 (1)試作したインタフェースの定量的評価 (2)画像の持つ情報伝達性の高さをもっと生かす (3)メールの作成などに音声入力機能が必要である (4)R社に本システムを導入する 2015/10/1 卒業研究発表会 16 参考文献 [1]日経新聞1999年12月6日 [2]中小企業庁編:中小企業白書 ,大蔵省印刷局 [3]海保博之,原田悦子,黒須正明:認知的インタフェース,新曜社 1992 [4]黒須正明,伊東昌子,時津倫子:ユーザー工学入門,共立出版株式会社 1999 [5]宮田憲範:ホームページ作りのすすめ,株式会社ジャストシステム1997 [6]William E Weinman著 笹木望訳:CGIブック,株式会社インプレス 1997 [7]べン・シュナイダーマン著 東基衛,井関治訳:ユーザーインタフェース の設計,日経BP社 1995 2015/10/1 卒業研究発表会 17
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