診断テストを用いた数学復習支援システムの開発

診断テストを用いた
数学復習支援システムの開発
社会情報システム学講座 4年
0312003016
岩淵直人
指導教員：市川尚阿部昭博
研究の成果
• 講義の分析
• システムの開発
– 分析結果を元に数学復習支援システムを開発
• 評価
– 講義の前提知識を身につけることが可能
2007/2/8
卒業研究発表会
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研究の背景
• 大学において学力低下が問題視されている
– 大学の入試形態の多様化
– 教育環境の変化
• 本大学においても講義の際に苦労しているのを見かける
– 専門高校出身で学習していない
– 学習内容を全て覚えているわけではない
診断テストを用いた数学の復習支援サイトを構築し
講義の前提となる知識を独学で学習できるシステムの開発を行った
2007/2/8
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READ（Remedial e-Learning for
Ability Development ）とは
• e-Learning学習システム
– 大学・高等専門学校の初学者を対象
– 数学のコンテンツが稼働中
• 学習コンテンツが豊富
– 高校数学の内容が網羅された1000以上のコンテンツ
問題点
解決案
本大学の授業との連携を考慮したときに、
READの学習コンテンツまでのガイドを有する
必要な情報が整理されていない
システムを開発する
2007/2/8
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大学の講義分析
• 大学の講義分析
– 講義にどのような高校数学の知識が含まれるか
– 講義内容の関係
表にまとめた
講義マップを作成した
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高校数学の分析
• 高校数学の分析
– 講義分析で洗い出された項目の前提知識
– 学習の順番
関係図にまとめた
2007/2/8
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情報学基礎Ａ
第1回
第2回
論理と集合
・・・・・・・・・
システムの開発
：
・・・・・・・・・
最終回
・・・・・・・・・
説明
テストの種類
• 開発環境
– PHP4.3.11 MySQL4.0.20 Macromedia Flash MX
講義回テスト
講義１回分に必要な知識のテスト
• 機能
講義別テスト
１つの科目に必要な知識のテスト
– 診断テスト機能
– ガイド表示機能
数学ⅠＡテスト
数学ⅠＡの復習テスト
– 講義マップ表示機能
数学ⅡＢテスト
数学ⅡＢの復習テスト
システムのデモをご覧ください
数学ⅢＣテスト
数学ⅢＣの復習テスト
2007/2/8
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評価（手順）
• 目的
– 本システムが有用であるか
– 操作に不便なところはないかの確認
• 方法
– システムを利用してもらいアンケートに回答してもらう
• 対象者
– 本研究室の学生6名
2007/2/8
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ユーザビリティ評価の結果
• 5段階評価によるユーザビリティ評価
– 講義回テストまでの流れはスムーズに行えたか
（ave:3.8 SD:1.17）
– 講義回テストはスムーズに行えたか（ave:4.7 SD:0.51）
– ガイド表示はスムーズに行えたか（ave:4.5 SD:0.54）
– 学習コンテンツを表示するまでスムーズに行えたか
（ave:3.7 SD:0.81）
– 講義マップはスムーズに操作できたか（ave:4.5 SD:0.83）
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ユーザビリティ評価の結果
• 自由記述によるユーザビリティ評価
•診断テストを行うときに「講義内容」をクリックするのがとまどった
•ガイドが表示されるまでに時間がかかった
•マップ画面を閉じるボタンがほしい
•講義別テスト、講義別テストの名前の工夫がほしい
•READのログイン画面が小さく表示されることがあるのでその対処
以上の点の指摘を受けたので改善を行った
2007/2/8
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システムの有用性の評価
• 5段階評価の結果
1.システムが役に立つか（ave:4.7 SD:0.51）
2.システムをまた利用したいと思うか（ave:4.5 SD:0.54）
3.システムが何のためにあるか理解できたか
（ave:5 SD:5）
• アンケート結果
–– 診断テストを利用し不足している知識がわかるのが良い
マップによる講義の関係性が理解できない
–– 忘れた時の復習に役立つ
リンクを張っていない講義の説明がほしい
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まとめと今後の課題
• システムの有用性は確認された
• 評価を元にシステムの改善を行う
• 実際に講義とあわせて運用し、システムの
有用性を確認
• 情報学基礎B、Cについてのコンテンツの
開発
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参考文献
• 小松川浩
「理工系の知識共有に向けた
e-Learningの実践研究」
メディア教育研究第1巻第2号 11-12
• READ
NIME 独立行政法人メディア教育開発センター
http://read.nime.ac.jp/wbt-v1/login.do 2007/1/25
2007/2/8
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