大きな政府と 女性の社会進出について 平田 彩貴 他の先進国との比較 国名 スウェーデン デンマーク オランダ オーストラリア イギリス ドイツ アメリカ カナダ ベルギー フランス フィンランド アイルランド イタリア ポルトガル スペイン 日本 ギリシャ 仕事と家庭の両立度 3.3 2.9 2.7 1.9 1.3 1.3 1.2 0.2 0.2 -0.1 -0.3 -1.1 -1.9 -2.2 -2.5 -2.9 -3.4 両立度指数:OECD Employment Outlook 2001 日本の両立度はマイナスであり、 OECDの先進国17か国のうちでも 下位にある。 日本は先進国の中でも仕事と家事を 両立しにくい環境にあるといえる。 ※仕事と家庭の両立度… OECDが作成した指標で標準化されている指数のこと。 1)託児所・育児施設の利用率 2)政府の保証する育児休業 3)民間の雇い主が自発的に与える育児休業 4)フレックスタイムでの就業の程度 5)自発的パートタイム就業の程度 の5つの指標を総合して算出したもの。 女性の社会進出の必要性 左のグラフを見ても、 日本は、両立度が低いことがわかる。 またグラフの点は、 右上がりのように見えます。 つまり、仕事の両立度が上がれば 合計特殊出生率が上がることも 期待できる。 特殊合計出生率:World Bank WDI data base 両立度指数:OECD Employment Outlook 2001 女性の社会進出による影響 前ページの例と似ていますが これは両立度のしやすさではなく 実際の女性の労働参加率との関係を 表しているグラフです。 やはり 女性の労働参加率が高い国では 出生率が高いことがわかります。 労働力参加率:OECD Labor Force Statistics 1980-2000 および OECD Labor Force Statistics 1982-2002 他の先進国との比較 国名 スウェーデン デンマーク オランダ オーストラリア イギリス ドイツ アメリカ カナダ ベルギー フランス フィンランド アイルランド イタリア ポルトガル スペイン 日本 ギリシャ 仕事と家庭の両立度 3.3 2.9 2.7 1.9 1.3 1.3 1.2 0.2 0.2 -0.1 -0.3 -1.1 -1.9 -2.2 -2.5 -2.9 -3.4 OECD Employment Outlook 2001 日本の両立度はマイナスであり、 OECDの先進国17か国のうちでも下位にある。 日本は先進国の中でも仕事と家事を両立しにく い環境にあるといえる。 ※仕事と家庭の両立度… OECDが作成した指標で標準化されている指数のこ と。 1)託児所・育児施設の利用率 2)政府の保証する育児休業 3)民間の雇い主が自発的に与える育児休業 4)フレックスタイムでの就業の程度 5)自発的パートタイム就業の程度 の5つの指標を総合して算出したもの。 スウェーデンにおける政策 児童手当制度 …16歳以上でも高校・大学に在学中は延長手当や小学手当などもある。 育児休業制度(両親休暇法)細かく規定 …父親だけに認められた10日間の特別休暇や、育児休業の取得によって失った 所得補償など 先払い養育手当制度 …離婚や所得が低いことなどによって子供に影響がでないように国が養育費を建て 替える 公的保育の充実 …保育園や幼稚園をそのままPre-Schoolとして、6歳の秋から入学までの間に 年間最低525時間、無料で教育を受けられる。 参考:cinii スウェーデンの女性労働と支援政策(富永静枝) (http://ci.nii.ac.jp/els/110007045124.pdf?id=ART0008972072&type=p df&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=130 3795482&cp=) まとめ 他の先進国と比較しても 日本は家事と仕事を両立しにくい環境であり、 女性にとっては社会進出しにくいといえる。 また、 女性の社会進出は、男女平等などの観点だけでなく、 日本の少子化対策としても有効だと考えられる。 しかし女性の社会進出を促進するには、現状では十分では なく(グラフより)、また、スウェーデンの例のように見たように 政策などによるさらなる政府の手助けが必要だと分かった! よって、女性の社会進出において、 政府の介入の度合いが大きい「大きな政府」の方がよいといえ ます! 以上です。ありがとうございました^^
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