● 子どもの発育には 個人差がある 子どもの発育の個人差 は、体のしくみ(代謝機 能、ホルモンの働き、骨 のもっている性質など)、 食生活、生活環境による 影響によるもの。 1 ● 子どもの成長障害 低身長 高身長 性早熟 肥満 やせや 体重増加不良 2 ● 低身長の原因となる疾患や状態 1. 内分泌疾患:下垂体性小人症 2. 骨系統疾患:骨形成不全症 3. 代謝疾患:くる病 4. 体質性低身長:家族性低身長 5. 全身性慢性疾患:低栄養 6. 染色体異常症:ダウン症候群 7. 奇形、遺伝性疾患:ラッセル-シルバー症候群 8. 心身医学的低身長:虐待 3 ●低体重の原因となる疾患や状態 1. 環境要因: 貧困, 栄養への理解不足, 感染症など 2. 慢性疾患 3. 内分泌疾患 4. 先天的代謝疾患 5. 神経性無食欲症 4 横断的標準成長曲線(模式図) 5 (2000年の計測に基づいて作成) ● ローレル指数 =体重 (kg)/( 身長 (cm)3)x107 ● Rohrer index =体重(kg)/(身長 (m)3)x10 ローレル指数 児童生徒の肥満などのレベルを判断す るのに有効 6 ローレル指数 ex. 身長が135cm、体重が30kgの子供は ローレル指数 =30÷1.353×10 =30÷2.46×10 =122(正常) 7 発育状態 ローレル指数 やせすぎ やせぎみ 標準 太りぎみ 太りすぎ <100 100<116 116>145 145<160 160< 8 ● カウプ指数 (BMI) = ( weight (g)/ height (cm)2)x10 ● カウプ指数 (BMI) =weight (g)/ height (cm) / height (cm)x10 カウプ指数 (BMI) 幼児や大人の肥満などを判定するのに 役立つ(基準値は異なる) 9 カウプ指数 (BMI) ex. height :100cm (1m), weight :20kg Kaup index =20000÷1002×10 = 20000/10000×10 =20(Normal Weight) BMI =20÷12 =20/1 10 ● カウプ指数 (幼児用) やせ < 13 やせぎみ 13 <15 標準 15 肥満ぎみ 18 < 20 肥満 20 < < 18 11 ●BMI (大人用) やせ < 18.5 普通 18.5 < 25 肥満ぎみ 25 < 30 肥満 30 < 12
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