名古屋市南区の 土壌・地下水汚染の現状と 対策 第6班 鈴木隆之介 高橋昌大 竹原友也 立松史也 はじめに・・・ 6班は、名古屋市から南区だけを抜き 出し、土壌・地下水汚染の現状、い ろいろな汚染物質がある中でどうい う物質が多いのか、汚染を防止ある いは緩和するための対策について調 べまとめた。 名古屋市土壌汚染対策 指導要綱ついて 対象地:特定有害物質の製造、使用、保 管等を現在または過去に行ったことのあ る事業場の敷地、跡地であって500㎡以上 の土地 報告時期:工場等の移転または廃止の際 に建築物等を取り壊すことに伴う土地の 改変時または工場等の跡地の改変時 ○調査内容 ボーリングによる土壌調査などを実施、 汚染の範囲、程度等の把握を行い対策の 基礎資料とする。また地下水汚染の恐れ のある場合は地下水調査の実施など。 ○処理対策 土壌・地下水汚染の飛散・拡散防止を図 る応急対策の実施など汚染物質、汚染の 程度、周辺の社会条件など勘案した恒久 対策の実施。 南区の土壌・地下水汚染の 原因となる物質 平成11年から今まで に南区内の工場(事 業場)から発見され た汚染物質の件数を まとめた結果、ヒ素 が圧倒的に多く発見 されていることがわ かった!!! 南区で発見された土壌、地下水の主な汚染物質 (南区内の汚染物質が発見された各工場の報告から) 16 14 12 10 件数 8 6 4 2 0 ヒ素 フッ素 シス-1.2-ジクロロエチレン 鉛 六価クロム 水銀 ベンゼン テトラクロロエチレン トリクロロエチレン 四塩化炭素 その他の物質 ヒ素について ○ヒ素が土壌・地下水中に入り込む理由 ・もともと自然界の土壌中に存在する元素 ・自然由来で地下水中から検出される場合 がある ○人間の体内に入り込んだ場合の身体症状 ヒ素を5~50㎎摂取すると中毒症状が現れ る 急性中毒 下痢、腹痛、嘔吐など。場合によっては、 心臓衰弱および、全身けいれんで死。 慢性中毒 食欲減退、皮膚の発疹や炎症など。場合に よっては、知覚障害や運動障害。 ヒ素の浄水処理方法 ○PACによる凝集、沈殿、ろ過 ○活性アルミナによる吸着 ○セリカム系吸着剤による吸着 ○凝集、精密ろ過を用いたヒ素除去法 土壌・地下水汚染の対策 ○汚染の未然防止対策 ・国や行政が法律で汚染対策の基準をつく り、有害物質の土壌や地下水への浸透の 規制 ・廃棄物の処理等に関する法律による埋め 立て方法の規制 ○すでに発生した汚染の対策 • 地方公共団体の事業者等に対する行政指 導 • これからの土壌・地下水汚染の進化とと もに環境基準や規制の改正または対象項 目の追加をしていかなければならない。 結果と考察 • 一般的に土壌・地下水汚染の知名度やそ れに対する意識は低い。 • 行政や工場以外に、一人でも多くの人が 汚染に対する知識を身につけ意識を高め ていく。
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