缶詰誕生から現在に至 るまでの200年の歩み 社団法人日本缶詰協会 ニコラ・アペール(1749年~1841年) 1795年 フランス政府が12,000フランの 懸賞をかけて陸軍糧食となる食 品保存技術法募集 アペールは1794年ごろからこ の方面での研究を開始している 1804年 アペールはマッシーに 保存食品製造所を興す 充填 密封 缶詰製造原理の誕生 加熱殺菌 右手前に寸胴、左に殺菌用の湯せん鍋が配置されている 1804年 缶詰製造原理の発明 アペールの技法に従って制作した復元品 協力:(財)東洋食品研究所 ウナギのマトロート ジュリエンヌ 均一な厚みを持つシャンパンのビンは、 耐久性に優れていた ドンキン 1824年 パリーが北極 探検に携行した缶詰 1810年 ピーター・デュラン(英国)が、ぶりき缶に よる食物貯蔵法で特許取得。 1812年 ブライアン・ドンキンによる世界初の缶詰 工場誕生(英国) ドンキンの缶詰工場 シュヴァリエ・アペール作 世界初のオートクレーブ 1846年 ニコラ・アペールの甥、シュヴァリエ・アペール がオートクレーブ(蒸気式レトルト)を発明 1874年 米国でオートクレーブが完成される 1861年 ルイ・パスツール(仏国)が、発酵や 変敗の原因となる微生物を発見 アペールの技法を応用した低温殺菌 法(Pasteurization)を発見 パスツール 鶴首フラスコ アメリカで缶詰量産化 南北戦争(1861年~1865年)が缶 詰の消費を高める契機となる ジュリー 松田雅典 1871年 日本初の缶詰誕生 長崎の松田雅典がフランス人 レオン・ジュリーの手ほどきで イワシ油漬缶詰を試製 1877年(明治10年10月10日) 北海道開拓使石狩缶詰工場に て、我が国で最初の缶詰商業生 産開始 当時のサケ缶詰ラベル 10月10日は缶詰の日 北海道開拓使石狩缶詰所 「推奨マーク」が貼付されている大正年代 のサケ缶詰ラベル 大正時代から昭和 時代にかけて缶詰 生産量増加 「消費者ニ味方スルモノハ最後ノ勝利者ナリ」 の文字が読める 缶詰の特徴 二重巻締(密封)→加熱殺菌 微生物を殺菌 加熱殺菌 二重巻締 のステップ 加熱殺菌装置(レトルト釜) 1969年 缶詰製法を応用した “レトルト食品”登場 ボンカレー初代パッケージ レトルト食品は、1969年に打ち上げら れたアポロ11号に宇宙食として積み 込まれた 缶詰製法を応用した加工食品が多彩に登場 缶詰の製造原理「密封」「加熱 殺菌」が応用されている 缶詰生産量の推移 2003年(平成15年) 451,271トン レトルト食品の生産量推移 2003年(平成15年) 280,814トン 缶詰誕生から現在に至 るまでの200年の歩み 社団法人日本缶詰協会
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