2.4GHz帯無線リンクにおけるTCPの最適化

2.4GHz帯無線リンクにおける
TCPの最適化
早稲田大学理工学部
情報学科後藤研究室
G97P039-7 小林 稔幸
2001年2月9日
INDEX
研究背景と目的
TCP NewReno
TCPの無線通信実験
まとめ
今後の課題
2
研究背景と目的
現在のTCPは有線による利用を前提として
開発された
TCPではパケットロスは全て輻輳と判断
無線リンク上ではビットエラー率が高い
3
TCPの無線通信実験
有線部分と無線部分でコネクションを分割
それぞれの特性に合わせたTCPを用いる


S/N比とスループットの関係
パケットロス率とスループットの関係
4
実験機器構成
5
IEEE802.11b 実験結果
6
RTB2400 室外実験結果
7
まとめ
現在のTCPはパケットロスを全て輻輳と判断し、
必要以上に転送を抑えてしまう
無線通信においては輻輳制御機能を抑えたTCP
を用いることによって性能は向上する
輻輳制御機能を抑えたTCPを有線で用いると輻
輳崩壊が生じる
コネクションを分割してメディアに応じたTCPを用
いることが必要
8
今後の課題
TCP NewReno以外によるTCPの最適化
HTTPプロトコル以外でのコネクション分割
9
S/N比(Signal-to-Noise Ratio)
10
IEEE802.11b 実験結果
11
RTB2400 室外実験結果
12