特別研究中間報告 リサイクルタイルについての研究 計算材料学研究室 電子システム工学専攻第2学年 杉浦悟朗 研究背景 装飾品として価値のあるセラミックスはい つまでも大切に使われます。しかし、ほと んどのセラミックスは、ある程度の期間で 使われなくなります。耐食性に優れてい ているセラミックスは、回帰還元しないた め廃棄物として扱われます。地球の有資 源、そして自然の生態系を大切にする観 点からセラミックスをリサイクルすることは 重要な点である。 . 研究目的 •近年、セラミックス業界ではシャモットと呼ば れる成形方法が注目されています。 •シャモットとは、成形不良品あるいは、一度 使われた焼き物の破片など、それらをクラッ シャーにかけ、あわ粒くらいの紛体にして、 再利用する方法です。 本研究ではセラミックスタイルを“回帰還元” はせず“再生循環”できないかを考える。 えんごろをシャモットとする 曲げ強さ試験 えんごろをシャモットとして、同じ割合の原料 を使用して、シャモットを加えてきサンプルタ イルを製作する。 焼きあがったタイルについて曲げ強さ試験を 行った。 タイルの幅 b(cm) ゲージ圧力 F(kgf) 更正荷重 P(N)=(5.88×F-17.5)×9.8 スパン45mmの破壊荷重 P/2b(N/cm) 実験結果 同じタイルをシャモットとした曲げ試験 タイルはえんごろと比べてクラッシャーし にくいが、えんごろをシャモットとすると 出来上がったタイルの色がまばらになっ てしまうため施釉の必要がある。 実験結果 実験結果 今後の予定 違うタイルを粉砕したものをリサイクルできる か確かめる。 色々なタイル廃材が混ざったものをリサイク ルできるか確かめる。 シャモット含有量0.5%付近でのもっと詳しい データをあつめる。 タイルの軽量化を考える。
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