義務研修制度に伴う 研修施設の必要性について 平成20年2月15日(暫定版) 日本弁理士会 執行役員会・研修所 1 目 次 Ⅰ. 継続研修の厳格性の背景 Ⅱ. 継続研修のしくみ Ⅲ. 研修施設に関するQ&A 2 Ⅰ. 継続研修の厳格性の背景 (詳細は後述) 1.法定研修(必ず受講しなければならない:会員の責任) (全員受講を確保、指導・監督・連絡:日本弁理士会の責任) 2.厳格性(遅刻・早退不可) 3.年間受講時間 14時間 4.安全・安心な受講環境の確保 同一場所の確保・会場設備(トイレ・エレベータ・駅までのアクセ ス)、立地条件、複数の路線、医療環境、食事施設、安全性)・ バリアフリー 5.研修開始時期による緊急性 平成20年4月1日法律施行のため研修環境が整う必要性 6.完璧ではないが最適な物件選択 3 義務研修導入の経緯 • • • • • • • • • • H17.12.21 総会決議 →①登録前義務研修→実務修習 ②登録後義務研修→継続研修 H17.11.29 弁理士制度推進議員連盟の確認事項 H18. 3.14 日本弁理士会HPで宣言→弁理士法改正の方向性について H18. 4 産業構造審議会へ資料提出→弁理士法の見直し改正について H18. 5.23 弁理士制度推進議員連盟の確認事項 H18.12.18 弁理士制度推進議員連盟の確認事項 →①登録前義務研修(実務修習)のシラバス ②登録後義務研修(継続研修)のシラバス H18.12. 6 総会にて会員宛報告→産業構造審議会の中間報告 ①②の導入 H19. 1 産業構造審議会 知的財産政策部会への報告→法改正の決定 H19. 5.31 推進計画2007 H19. 6.12 改正法の成立→継続研修 H20.4.1施行 実務修習 H20.10.1施行 4 法定研修(必ず受講) • (会員の責任)必ず受講しなければならな い • (日本弁理士会の責任)全会員に受講して もらうよう指導、監督及び連絡 • 未受講の場合の罰則規定あり 5 日本弁理士会と会員の義務 1.日本弁理士会の、研修実施義務 ①継続研修(H20.4.1施行) ②実務修習(H20.10.1施行) 2.会員の受講義務 3.研修実施主体としての研修所の義務 • 安全・安心な受講環境の実現 • 座学とe-ラーニングとによる研修 6 厳格な受講管理 • • • • • 遅刻・早退は不可(単位取得できない) e-ラーニングには途中に設問(効果確認) 未受講の場合は受講を催促 受講状況を経産大臣に報告 受講状況を会のホームページに公開 7 座学受講時間数の増大 14h/年間の受講(5年で70h 倫理:10h 業務:60h以上) ・倫理研修(5年に1回 7,700人が5h/5年) 7,700人÷25人クラス÷5年=62回/年 ※7,700人の会員が、25人クラスで、5年(5回)に分かれて受講すると、62回/年 (東京・大阪・名古屋、その他の支部)の開催が必要 ・業務研修(必修又は選択) 7,700人×12h×20%(推測)=18,480h/年÷(200×3)≒ 31回/年 ※7,700人の会員が、12時間の受講のうち、20%(2.4h)を座学で受講した場合の 総時間は18,480h/年 200人収容の会場で3hの講義を開催する場合、18,480人÷(200人×3h) ≒31回の座学開催が必要 8 安全・安心な受講環境の実現 • • • • • • • • • • 常に同じ会場(間違い、勘違いによる遅刻防止) 設備(十分な数のトイレ、エレベーター) 立地条件 複数の交通(アクセス)手段 駅との距離 医療設備(診療所) レストラン・コンビニ 施設の安全性 ターミナル駅(利便性) バリアフリー 9 研修開始時期による緊急性 • H20.4.1に研修環境を整える必要あり • 入居前内装工事に約2ヶ月 • 会員の受講機会の損失を防ぐ 10 完璧ではないが最適な選択 (近隣物件との比較) 名称 坪 階数 トイレ数 坪単価(万円) 立地条件 霞ヶ関ビル 228(200名) 20 男10 女8 48,000 弁理士会に近接 15 増設 ○ 東京倶楽部ビル 168 11 男6 女4 50,000~53,000 弁理士会に近接 5 ? × 虎ノ門第一ビル 167 NBF赤坂山王ビル 212 6 男4 女2 東京倶楽部ビル 247 9 男6 女4 新橋27MTビル 266 6~8 男5 女2 37,000 新橋東急ビル 209 4~8 男4 女3 赤坂ツインタワー 254 7 男6 女3 9.10.11 男4 女2 使用エレベータ数 空調 評価 50,000 徒歩5分 2 ? × 31,000 徒歩10分 2 ? × 5 ? × 新橋駅5分 3 ? × 40,000 新橋駅近接 3 ? × 45,000 徒歩10分 4 ? △ 50,000~53,000 弁理士会に近接 11
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