第28回応用言語学講座公開講演会 後援:国際言語文化研究科教育研究プロジェクト経費 (「大学院生のための応用言語学アウトスタンディングレクチャーシリーズ」) 日韓語の文末形式に見られる語用論的機能の相違 平 香織先生(神田外語大学 准教授) ◆ 講演内容 ◆ 文法的類似性が強調される韓国語と日本語であるが,文末 表現では異なった面が多く見られ,その違いを際立たせる ためには語用論的な観点からの考察が有用であると考える (小野・中川1997, 神尾2002)。本発表では,話しことば で用いられる韓国語の文末形式について談話・語用論的機 能を考察した結果を示し,その結果と日本語の文末形式に 関する既存の研究結果を対照する。特に,聞き手への情報 サブタイトル の示し方に焦点を当て,両言語の違いを指摘する(平2012, 박2006)。 <参考文献> 小野晋・中川裕志(1997)「階層的記憶モデルによる終助詞「よ」「ね」 「な」「ぜ」「ぞ」の意味論」pp.39-57,『認知科学4-2』 神尾昭雄(2002)『続・情報のなわ張り理論』大修館書店. 平香織(2012)「終止形I-거든(요), I-네(요), II-ㄹ게(요), II-ㄹ래(요)はいかに 働くか」『韓国語教育論講座2』くろしお出版 pp.353-371. 박재연(2006)『한국어 양태 어미 연구』태학사. 日時:2015年2月24日(火)午後4時半~6時 場所:名古屋大学東山キャンパス全学教育棟4階406室 交通案内:地下鉄名城線 名古屋大学駅①番出口徒歩5分 入場無料・来聴歓迎 問合せ先:堀江薫([email protected])
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