【ご参考資料】 2015年2月25日 2月24日のトルコの政策金利の引き下げについて 主要政策金利を7.75%から7.5%に引き下げ 2月24日、トルコ中央銀行は金融政策決定会合を開 催し、主要政策金利である1週間物レポレートを 7.75%から7.5%に、市場金利の下限となる翌日物借 入金利を7.5%から7.25%に、市場金利の上限となる 翌日物貸出金利を11.25%から10.75%に、それぞれ 引き下げました。利下げの幅を巡っては見解が分か れていたものの、市場参加者の多くが利下げを予想 していました。 同中銀は、前回1月の会合でも利下げを決定しまし たが、政府当局者は利下げ幅が十分でないと批判し、 一段の利下げを求めていました。 インフレ低下を背景に「慎重な」利下げを決定 政府からの利下げ圧力が高まる中、同中銀はイン フレ低下を背景に、2会合連続の利下げを決定しまし た。原油安などを背景に、1月のインフレ率は7.24%と、 前月の8.17%から低下しました。声明では、エネル ギーと食品を除くコア・インフレ率は低下を続けると予 想する一方、より持続的なインフレ率低下には慎重な 金融政策の姿勢が求められるとの見解を示しました。 そのうえで、「食料と燃料価格の変動性が高い状態を 考慮し、金融政策委員会は金利を慎重な規模で引き 下げることを決定した」と説明しています。しかし、ダ ウトオール首相はこの日の利下げについても、不十 分との見解を示しており、今年6月に予定されている 総選挙を控えて、追加利下げの圧力が高まる可能性 があります。 2月24日のニューヨーク外国為替市場では、利下げ が小幅にとどまったことなどから、対米ドルで前日比 0.5%程度、対円で同0.6%程度のトルコリラ高となり ました。 次回の金融政策決定会合は3月17日に開催される 予定です。 以上 【図1】トルコの政策金利の推移 (%) (期間:2011年12月30日~2015年2月24日、日次) 16 1週間物レポレート 翌日物貸出金利 翌日物借入金利 市場金利※ 12 8 4 ※市場金利は銀行間翌日物金利 0 11/12 13/12 12/12 14/12 (年/月) 【図2】トルコの消費者物価指数(前年同月比)の推移 (%) (期間:2011年12月~2015年1月、月次) 12 10 8 6 4 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) 【図3】トルコリラの対円・対米ドルレートの推移 60 (円/トルコリラ) (期間:2011年12月30日~2015年2月24日、日次) (トルコリラ/米ドル、逆目盛) 1.6 対円レート(左軸) 対米ドルレート(右軸) 50 2.0 トルコリラ高 40 2.4 トルコリラ安 30 11/12 2.8 12/12 13/12 14/12 (年/月) (出所)Bloombergデータより野村アセットマネジメント作成 当資料は、投資環境に関する参考情報の提供を目的として野村アセットマネジメントが作成したご参考資料です。投資勧誘を目的とした資料ではありません。 当資料は市場全般の推奨や証券市場等の動向の上昇または下落を示唆するものではありません。当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて作成して おりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に示された意見等は、当資料作成日現在の当社の見解であり、事前の連絡なしに 変更される事があります。なお、当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証するものではありません。投資に関する決定は、お客様ご自身で ご判断なさるようお願いいたします。投資信託のお申込みにあたっては、販売会社よりお渡しします投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のう え、ご自身でご判断ください。 1
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