第2章 グローバリゼーションの本質

アジア経済論講義概要
-アジアを見る眼・日本を見る眼・
世界を見る眼を養う-
多角的アプローチによる検討
歴史的背景からのアプローチ
柔軟な発想
評価方法
7割以上の出席が前提
学年末試験・出席:70%・30%
その他
第1章 アジア地域を取り巻く環境Ⅰ
-グローバリゼーションとアジア経済-
グローバリゼーションとは何か
「ヒト・モノ・カネ・技術・文化などさまざまな領域
が国境を越えて移動し、世界規模で相互
に影響を及ぼし合う」
企業・個人の自由な(海外)活動
今日のグローバリゼーションの特徴
空間の縮小
市場
経済主体
制度と規範
通信手段
時間の短縮
国境の消滅
グローバリゼーションが
一国経済に及ぼすプラスの作用
新産業創造の可能性
インターネットの普及
各国同士の緊密化
ボーダレスの拡大
ビジネスチャンスの拡大
情報の多様化
グローバル化社会の問題点
機会の不均等
新たな格差の拡大
既存ルールの崩壊
可国 ご
能へ く
性富 一
がが 部
大集 の
中企
す業
る・
グローバリゼーションを拡大させたもの
旧社会主義国
市場の単一化
80~90年代
IT革命
金融資本
開発途上国
70~80年代
ME革命
多国籍企業
アメリカが誇る先端分野
資
本
の
グ
ロ
ー
バ
ル
展
開
二大推進軸
IT産業
ME産業
企
業
の
グ
ロ
ー
バ
ル
展
開
グローバル化によって利益はより一層拡大
ME(Micro-Electronics)革命
LSI(Large Scale Integration:
大規模集積回路)の微細化・低価格化
産業用ロボット
NC(numerical control
数値制御)工作機械
オフィス・
オートメーション
発達
生
産
工場・事務所 力
の
飛
自動化
躍
的
増
省力化
大
IT(Information Technology)革命
コンピュータ技術の発達
による経済構造の変革
Windows95革命
インターネット
携帯電話
衛星ネットワーク
空間の圧縮と
時間の短縮
企業の多国籍化
先進国
A
先進国企業のアジア進出
↓
アジアの経済発展
B
C
先進国
金融資本のグローバル化
A
C
B
金融資本のアジア進出
↓
(アジアでのバブル発生⇒崩壊)
グローバリゼーションがアジア経済に与えた影響
外資の大量流入
生産活動・資本
市場の活性化
アジア諸国の発展
企業利益の増加
国民生活の向上
グローバリゼーションは
アジア経済を良くするか
グローバリゼーション
平等では競
争に勝てない
市場の単一化
全ての国が経済発展=平等化
不平等こそグローバリ
ゼーションで勝者となる
アジア通
貨危機
グローバリゼーションは格差を
拡大することに本質がある
不平等でないとアメリカ
は勝者とはなれない
参考文献:
・戸崎純・横山正樹編著
『環境を平和学する』(法律文化社)
・郭洋春・戸崎純・横山正樹編
『脱「開発」へのサブシステンス論』
(法律文化社)