物流業におけるISO9000

物流業におけるISO9000
(株)イソ・プランニング
品質の定義
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ISO8402「品質管理と品質保証ー用語」
– ある“もの”の、
「明示された又は暗黙のニーズ」
を満たす能力に関する特性
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物流業における品質
契 約 の 公 明 性
納期・料金が契約時に明確になっている。
輸 送 の 確 実 性
指定した納期に確実に荷物が届く。
荷扱いの安全性
荷扱いが丁寧で、紛失・破損・汚損・の心配がない。
作 業 の 信 頼 性
決められた積込・荷下し作業を確実に行ってもらえる。
処 理 の 迅 速 性
荷物の輸送状況や、在庫の状況を迅速に調べてもらえる。
従業員の社交性
ドライバーの対応が丁寧である。
能 力 の 柔 軟 性
緊急時、繁忙時に、前向きに対応してくれる。
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認定取得目的の3つの視点
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顧客視点
戦略的視点
マネージメント視点
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顧客視点での認証取得目的
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顧客は物流サービスに「信頼感・安定感」を求めている。
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国際標準のISO9000を摘要し、現状の品質システムの弱
点・欠点を顕在化させる。
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ISO9000認証取得を通じて品質レベルをより向上させる。
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ISO9000は顧客からの信頼性向上を目的とする。
– 顧客との契約をベースとする。
– 顧客満足を目的とする。
– 顧客に開示可能な品質システムである。
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戦略的視点での認証取得目的
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環境変化
– 既に国内においてもISO9000は認知されており、認定取得が物
流サービス調達時の業者選定の重量な要素の一つになってい
る。
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影響
– ISO認証取得が競合他社との差別化要因の一つとなりつつある。
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戦略選択肢
– 品質に対する企業姿勢をよりわかりやすく顧客に訴求し、ビジネ
スチャンスをはかるためにISO9000認定取得をする。
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マネジメント視点での認証取得目的
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ISO9000の基準に基づく品質システムの構築を通して、
徹底的な業務標準化・効率化を図る。
– 各拠点の業務を見直し、更なる効率化を追求する。
– 内部品質監査を通じて自主的業務改善機能を強化する。
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既に「できている」と思われている業務体系を客観的に
評価・見直しを行い、より高度な品質システムを確立する
ための機会としてISO9000認証取得を利用する。
経営者の「品質への思い」を具体的に展開し、企業の到
達目標と顧客のニーズを結びつける。
トップダウン型の品質システムである。
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物流業における認証取得ポイント
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物流業の特性
– 売り物は無形のサービス。
– 24時間365日の稼動。
– 「荷主の要求」「荷物の特性」等によりバリエーションは多いがサービス
工程はシンプル。
– 人手に依存する部分がまだまだ多い。
– 強力なスタッフ部門を抱えているところは多くない。
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現場の実態
– とにかく忙しく時間がない。
– 「書類書きは苦手。」
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管理者の意識
– 現場以上に忙しい。
– 「ISO?とてもやってられない」
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物流業における認証取得ポイント
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シンプルに、分かりやすく
– 文書化の対照、文書の内容
– 記録の対象、記録の内容
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重要な品質要因にはこだわる
– 顧客は何を求めているのか
– それはどの業務のどんなことによって決まるのか
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管理者・現場担当者に不要な負担を掛けない。
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