[第10週]第4章 直接金融の仕組み(1) §1 直接金融と間接金融(p.69~74) Q1) 企業の発行する短期証券とは Q2) 企業の長期資金の調達手段は何か Q3) 直接金融とは?証券会社の業務と役割? Q4) 間接金融とは?銀行の業務と役割? §2 直接金融における情報の非対称性(p.74~78) §3 債券市場と株式市場(p.78~87) 1 §1 直接金融と間接金融(p.69~74) Q1) ● ● ● ● 企業の短期(満期1年以下 )の資金調達手段 約束手形 手形割引 手形貸付 CP Q2) ● ● ● 長期(満期1年超)の資金調達手段 証書借入 債券(私募債・公募債) 株式 2 Q3) 直接金融とは(p.72,図4-2参照) ◆ 最終的借手(資金不足主体)が 直接証券(本源的証券)を発行 ◆ 最終的貸手(資金余剰主体)が 直接証券を最終的借手から購入、資金を供給 ◆ 両者の間で直接証券だけがやりとりされるような 金融が直接金融 ◆ 証券会社は両者の仲介(ブローカー業務)を行う 3 Q4) 間接金融とは(p.73,図4-3参照) ◆ 最終的借手(資金不足主体)が直接証券を発行 ◆ 直接証券を購入するのは金融仲介機関であり、 金融仲介機関は間接証券を発行 ◆ 最終的貸手(資金余剰主体)が間接証券を購入 ◆ 最終的貸手と最終的借手の間に金融仲介機関が 介在し、間接証券がやりとりされるような金融が間接 金融 ◆ 金融仲介機関の存在意義は、直接金融のさいに 発生する問題をうまく解決することにある。 4 直接金融と間接金融[ガーレイ=ショウの区分] [直接金融] 資 金 黒字主体 赤字主体 本源的証券 (直接証券) [間接金融] 金融仲介 機関 黒字主体 間接証券 赤字主体 本源的証券 (直接証券) 5 直接金融と間接金融 ◆ 直接金融では、最終的貸し手が直接証券を受け 取るのに対し、間接金融では最終的貸し手が間接 証券を受け取る ◆ 金融仲介機関の機能に注目する場合、資金調達 の手段と直接金融・間接金融の区別には必ずしも 一対一の対応はない 例) 直接証券の受け取り手が個人・事業主などであれば直接 金融であるが、受け取り手が銀行であれば間接金融となる 6 本日の予定 ▶ 12:40-13:30 講義 ▶ 13:35-14:05 小テスト 7 第3章の練習問題 [1] (1)イ (2)ウ (3)イ (4)ア (5)ウ [2](1)ケ (2)コ (3)オ (4)ソ (5)セ (6)タ (7)エ (8)ト (9)ク (10)オ [3] (a) ※ (S-I)+(T-G)=(EX-IM) 8
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