5.人事の国際化 【国際人事管理】人事の国際化にまつわる問題 ①海外派遣要員の雇用管理 選抜・育成・帰任後の処遇をいかに行うかという問題 <海外派遣に対する調査結果・支援策> ・海外派遣の内示期間・・・平均3.4ヵ月 ・派遣期間・・・平均4.2年 ・現在の職位は会長・社長・・・45.1% ・日本の会社・仕事関連の情報提供・・・46.3%と比較的高い ・帰国後のキャリア形成についての支援体制・・・9.3%でしかない ⇒帰国後のキャリアを組織的にバックアップする体制にはなっていない! ②経営現地化の問題 日本人出向者(=海外要員)の果たしている役割 ・技術移転・・・ハード、ソフトを含む技術を移転すること ハードの技術に比べてソフトの技術移転には時間かかる ⇒日本人出向者が現地法人の枢要なポストを占有する ↓ 日本人出向者による管理体制が、彼らのモチベーションを低下させる <日本人が派遣される理由> ・現地法人の経営管理のため ・日本本社の理念・手法を浸透される必要があるから ・日本本社との調整に必要だから ・現地従業員が十分育成されていないから ・日本から技術移転が必要だから ③国際人事管理の双方向化 国際人事管理が従来の「一方通行」⇒「双方向」化 <多国籍企業内労働市場> ・日本人出向者・・・派遣・帰任というかたちで本社と法人とを還流している ・現地法人採用従業員・・・現地化によって現地法人企業内労働市場で異動 ↓ 企業内転勤によって日本本社への出向が増大 さらに日本本社と現地法人の還流は、近年は現地法人間を異動する ヨコヨコ異動も増大
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