5.人事の国際化

5.人事の国際化
国際人事管理
1.海外派遣要員の雇用管理
→育成、帰任後の処遇をいかに行うか
現在どうなっているのか
・海外派遣の内示期間は平均3.5ヶ月
・派遣期間は4.2年
・職位の4割を占めるのがトップマネージメント層
・日本の会社、仕事関連の情報提供
・帰国後のキャリアの形成についての支援体制
→帰国後のキャリアを組織的バックアップする体制にはなっていない
2.経営現地化の問題
海外要員=日本人出向者
・役割・・・「技術移転」 生産技術と経営管理技術を含む技術を移転する
日本人出向人が枢要なポストを占有する事による問題点
・管理体制が現地の従業員のモチベーションを低下させる
・現地国籍管理職比率が取締役以上、中間管理職合わせて8.3%
何故このポストを日本人が担うのか?
・日本からの技術移転が必要だから
・日本本社との調整が必要だから
・現地従業員が十分育成されていないから
3.国際人事管理の双方向化
欧米多国籍企業の人事の課題から見る国際人事管理
「一方通行」 → 「双方向」化
問題点
・法律による活動の制限
しかし1990年に施行された改正入管法により
本社–現地において人事の異動が可能に
近年は日本本社と現地法人の「往復」だけではなく
現地法人間を異動する「ヨコヨコ異動」も増大している