平成２０年度小・中学校教育課程研究協議会家庭科福島県教育委員会改訂の趣旨１～家庭科、技術・家庭科の改善の基本方針①～    実践的・体験的な学習活動を通して、家族と家庭の役割、生活に必要な衣、食、住、情報、産業等についての基礎的な理解と技能を養うとともに、それらを活用して課題を解決するために工夫し創造できる能力と実践的な態度の育成を一層重視他教科等との連携を図り、社会において子どもたちが自立的に生きる基礎を培うことを特に重視改訂の趣旨２～家庭科、技術・家庭科の改善の基本方針②～空間軸時間軸家庭科、技術・家庭科家庭分野においては、自己と家庭、家庭と社会とのつながりを重視し、生涯の見通しをもって、よりよい生活を送るための能力と実践的な態度を育成する視点子どもたちの発達の段階を踏まえ、学校段階に応じた体系的な目標や内容に改善を図る改訂の趣旨３～家庭科、技術・家庭科の改善の基本方針③～  社会の変化への対応 ① 実践的・体験的な学習活動をより一層重視 ② 自ら課題を見いだし解決を図る問題解決的な学習をより一層充実 ③ 学校における学習と家庭や社会における実践との結び付きに留意した内容の改善改訂の趣旨４～小学校家庭科における改善の具体的事項～   中学校の内容との体系化生涯の家庭生活の基盤となる基礎的・基本的な能力と実践的な態度を育成する視点４つの内容で構成家族の生活と関連させる  社会の変化への対応  家庭生活を総合的にとらえる視点  ２学年間の学習ガイダンス的な内容の設定教科の目標衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通して，日常生活に必要な基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けるとともに，家庭生活を大切にする心情をはぐくみ，家族の一員として生活をよりよくしようとする実践的な態度を育てる。家庭生活への関心を高める家庭生活を大切にする心情をはぐくみ家庭生活への関心を高め、衣食住を中心とした生活の営みを大切にしようする意欲や態度をはぐくむこと内容の構成➀ 小学校中学校Ａ家庭生活と家族Ａ家族・家庭と子どもの成長Ｂ日常の食事と調理の基礎Ｂ食生活と自立Ｃ快適な衣服と住まいＣ衣生活・住生活と自立Ｄ身近な消費生活と環境Ｄ身近な消費生活と環境内容の構成② 家庭生活と家族Ａ家庭生活と家族衣服への関心生活に役立つものの製作Ｂ日常の食事と調理の基礎食事への関心簡単な調理Ｃ快適な衣服と住まい住まい方への関心物や金銭の使い方と買い物家庭生活の工夫Ｄ身近な消費生活と環境内容の構成③ 現行の学習指導要領と同様、５年：６０時間６年：５５時間題材を構成する家庭生活を総合的にとらえる視点から、家族の生活と関連させながら衣食住などの内容を取り扱う ※ Ａ～Ｄは、指導の順序や４つの内容別に指導をすることを示しているのではない内容を２学年まとめて示している内容➀ ～内容の改善のポイント・内容の示し方の特色～Ａ家庭生活と家族追加項目(1)「自分の成長と家族」ア自分の成長を自覚することを通して、家庭生活と家族の大切さに気づくこと。   ２学年間の学習の見通しをもたせるためのガイダンスとして取り扱い、第５学年の最初に履修させるＡ～Ｄを貫く視点として「自分の成長」を位置づけ、Ａ～Ｄまでの内容と関連付けて題材を組み、適切な時期に指導する内容② ～内容の改善のポイント・内容の示し方の特色～Ｂ日常の食事と調理の基礎食育を推進する視点から、  (1)の食事の役割についての項目を追加  (2)アにおいては、五大栄養素の学習を中学校から移行その基礎的な働きについては小学校で指導内容③ ～内容の改善のポイント・内容の示し方の特色～Ｃ快適な衣服と住まい人間を取り巻く快適な環境を作りだす要素として衣服と住まいをとらえる視点から、これらを関連させて学習 (2) イ「季節の変化に合わせた生活の大切さがわかり、快適な住まい方を工夫できること」課題選択となっていた「暖かさ、風通し、明るさなど」 ⇒「暑さ・寒さ、通風・換気及び採光」と改め、すべての児童に学習させる内容④ ～内容の改善のポイント・内容の示し方の特色～Ｄ身近な消費生活と環境社会において主体的に生きる消費者としての基礎を培う視点から、  物や金銭の使い方と買い物  身近な環境に配慮した生活の工夫についての内容を重視Ａ～Ｃの内容との関連を図り、実践的に学べるよう配慮（２）ア身近な環境とのかかわり、物の使い方の工夫新設指導計画の作成と内容の取扱い２学年にわたって取り扱う項目＊平易なものから段階的に学習   Ｂ日常の食事と調理の基礎 (3) 調理の基礎Ｃ快適な衣服と住まい (3) 生活に役立つ物の製作 ※ 移行措置平成２２年度の第５学年の指導計画については、平成２３年度を見通した計画とすること →第５学年の最初に履修するガイダンス，中学校から移行した学習内容等に特に留意すること