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Q
食後血糖値管理の目標は何か、それをどのように評価すべき
uestion4: か?
エビデンス
 正常耐糖能者では、食後血糖値が140mg/dLを超えて上昇することはほとんどなく、一般的に
摂食後2~3時間で基礎値に戻る。
 IDFおよびその他の団体は、正常耐糖能を75gのブドウ糖負荷後2時間値140mg/dL未満と定義
している。
 大半の主要糖尿病団体および医師会が発行するガイドラインと同様であるため、血糖測定には
2時間の時間枠が推奨される。
 SMBGは現在のところ血糖値を評価する最善の方法である。
 一般的に、インスリン治療中の患者では少なくとも1日3回SMBGを実施することが推奨される。
インスリン治療を行っていない患者では、SMBGの実施頻度は各患者の治療法および管理の程
度に応じて個別に考慮すべきである。
推
奨
 低血糖とならない限り、食後2時間血糖値は140mg/dLを超えてはならない。
 血糖値測定(SMBG)を考慮すべきである。というのも本法が現時点でもっとも実際的な食後血糖
のモニタリング法だからである。
 目標とする食後血糖値の達成に向けて治療を進めるために、治療効果のモニタリングを必要に
応じた頻度で実施すべきである。
Guideline for Management of Postmeal Glucose. Brussels: International Diabetes Federation, 2007.